小田実ばっかり居ても困るだろう

海外旅行へ行く人、特に若い層、が減ったというニュースを最近見かけたけれど。

『「海外」は面白くないか』Tech On! 藤堂安人

「パラダイス鎖国」という造語がある。住み心地のよい「パラダイス」のような日本に閉じこもって「鎖国」のような状態になることを指している。特に若い方々が海外への興味を失って,海外旅行に行かなくなったり,海外勤務を避ける傾向にあるという。さらには,同じような傾向が日本の製造業にも蔓延していて,そこそこ大きな規模の日本市場に閉じこもって国際市場での競争力を下げていることにつながっているとする。

名付け親は,日本の自動車メーカーに勤務後,米国に留学して今はシリコンバレーに住んでいる海部美知氏で,『パラダイス鎖国~忘れられた大国・日本』(アスキー新書)という本を出されている。海部氏は2005年に日本に一時帰国した際に,「日本は,誰も強制していないけれど,住み心地のいい自国に自発的に閉じこもる『パラダイス鎖国』になってしまったのではないか」(本書p.003~004)と感じたという。これを同氏のブログに書いたところ反響があったために,一冊の本にまとめたそうである。

えーと、何か問題あんの?と思うアマサイはアマノジャッキーでしょうか。

おじさん族(この書の著者はおっきいお姉さんですが)はどうして、ワカモノたちの傾向に一々いちゃもんをつけたがるのかなあ。

(20年前のワカモノが今のおじさんたちだったりするのだが)

海外旅行ばっかり行っていないで、日本のよさを見つけろとか、
パック旅行ではなく、自らその国の人々とふれあえとか、
ちょっと前までそう言ってませんでしたっけ?

大きなお世話ですよ。
海外旅行熱が冷めて、何か悪いんですかね。

Web2.0で緩やかな開国ですと?

そうなっているじゃないですか。
実際にその国に行くよりも、ネット検索の方が汎用的で正確な情報を見つけられたり、英語で書き込むコミュニティでなら直接的な交流もできますしね。それに現在はYouTubeのように無料映像サイトなんかもあります。

もちろん、現地に行かないと得られないものもたくさんありますよ。

結構、その辺は最適化されてるんじゃないでしょうか。
ネットで得られることは、そこで探し、海外旅行、海外留学ではそうでないものを求めるって、状況になっているでしょう?違う?

このエッセイの最後には貧困への感受性、とか言ってます。
それは日本にいた方がわかるんじゃないですか。
難民、不法滞在、祖国に居られなくなった人が日本に来てるじゃないですか。
もし、地球市民として、現代の問題の解消に一役買おうというのなら、日本在住日本人として立ち向かえるはずです。

それに、そんな貧困層が大きいところ、内紛で傷ついている人たちがいるとこに、旅行とかビジネスに行かないでしょう。

シリコンバレーで裕福な生活してたり、暇をもてあまして一人旅してたオジサマたちにとやかく言われたくないですな。

てか、地球は小さくなったんだから、東京に居ようとブエノスアイレスに居ようと直面することは変わらないんではないですか。

アマサイはパスポートなんか作ったことないぞ。文句あっか?人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ディベート論題:司法取引

久しぶりにディベートの試合をしました。

論題は、
「日本は刑事裁判に司法取引制度を導入すべきである。是か非か」
です。

JDA論題委員会でも検討されているようですが、日本ではあまりやられてたことのない論題です。まあ、英語のパーラメンタリの論題にはありそうです。

裁判制度で有名どころと言えば、
「日本は陪審員制度を導入すべし」
で、よくディベート甲子園の高校生論題に上ります。
裁判員制度の導入が決まっているので、これはやれなくなりました。
今度は、廃止すべし、という文言でできないこともありませんが、実施されて数年経ってみないとメリット、デメリットが立てられないでしょう。

また、過去にJDA大会で
「日本政府は、刑事裁判において証拠として認められる範囲を拡大すべきである」
というのがありましたが、私は試合したことありませんで、議論が難しすぎ、以下省略。

で、司法取引ですが、聞いたことはある、という方も多いでしょう。

米国でplea_bargainingといいます。
「軽い求刑など検察側による譲歩と引き換えに被告側が有罪を認めたり、他者に対する証言をしたりする取引」です(リーダーズ英和辞典より)。

まあ、容疑者が自白した場合ですね。よしよし、じゃあ、懲役10年のとこを7年に割り引いてやろう、というかどうかはわかりませんが。

米国では組織犯罪が横行しているので、小物を捕まえて、情報提供を得て大物を囲い込むというのが主な目的です、という話らしい。

で、取引が無事終了すると、被告の量刑を決めるための有罪答弁というのが行われます。有罪・無罪の裁判をしなくていい、というのが、メリットと言えばメリット。

そんなことして、「ええ、私は悪くありません。全部M本C津夫がやりました」なんてことになったらどうすんだい!てのが否定側、アマサイの立場です。

○山下幸夫(やました・ゆきお)弁護士 自身のブログ2004年10月8日
「これは、特に、犯罪的な組織を壊滅させることを企図して、組織の脱落者に刑事免責を与えて、証言させて、それ以外の組織の人間を全て有罪にするという形で使われることが予想される。ただ、これが捜査機関に悪用され、組織の脱落者に「虚偽」の証言をさせることも考えられ、冤罪を作ることになるおそれもあるので、注意が必要である。」

確かにそうだが、運用方法ってのがあるんじゃないの。互いに誓約書を書かせるとかなんとか。でないと、アメリカは冤罪だらけでやんしょ。

てことを肯定側につついてほしかったのだが、そこまでいかなかったので、次回の試合に期待しましょう。

では、次回のT能さん、T久さん、T田さん、S木さん、U田さん、
がんばってください。この記事の続編が書けるか否かは諸君の議論にかかっている。

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近接場光が拓く未来

先週の『サイエンス・ゼロ』、近接場光がテーマでしたね。

おお、アマサイの科学心にヒットしそうじゃ、と時間ちょい前からテレビ画面に鎮座しておりました。

ふむふむ、なかなかすごいものだわい。

ん?大容量光ディスク?これはなんだか知っている。

と思ったら自分で取り上げた記事じゃん。
スーパーレンズ光ディスク
いやはや、灯台もと暗し、とはこのことですな。

近接場光のしくみは、キヤノンさんのHPに詳しかったです。

・直径が波長以下になると光はストップする。

人間も、手足を動かすことができないような狭いところに入りこむと「身動きがとれない」状態になります。人間の手足の動きを“波長”に置きかえてみると、波(光の場合は「光波」)も同じように身動きがとれない状態になるのです。これが「近接場光」といわれる光の姿を理解するための入り口になります。

では、光ファイバー内を伝わる光を考えてみましょう。光の波は、髪の毛よりも細い光ファイバーでも、その中を自由に伝わっていくことができます。それは光ファイバーの直径が光の波長よりも大きいからです。では、光ファイバーの直径が波長より小さくなるとどうなるのでしょうか。もはや波長ぶんの長さを確保することができませんから、波のかたちをとることができなくなります。

つまり、身動きができなくなって進むことができなくなるのです。 実際に、太い光ファイバーを次第に細くしていき、光の波長以下まで細くすると、光はその先に透過できません

・光の”しずく”ができる理由

しかし、光ファイバーの先端からは、光がしずくのようになって少しはみ出します。これが近接場光です。

この現象は、光が完全に反射、つまり「全反射」する場合でも、入射点と反射点が完全に一致していないことから発生します。実は、この不一致は中学理科のレベルでは「同じ」とされています。それで一般には何ら問題はないのですが、本当は、入射点と反射点は光の波長ほどずれているのです。

全反射のとき、入射した光は、下図のように少しだけ外にはみ出し、外側を波長の長さほど回り道してから反射点に達します。そして、あたかも1点で反射しているかのように反射光が出てきます。この外にはみ出した光が「近接場光」です。光は、このようにはみ出す性質をもっているのです。光ファイバーの先端の“光のしずく”は、この近接場光そのものだったわけです。

特許庁のデータベースでも近接場光と入れるだけで1000件以上がヒットします。

オプトエレクトロニクスの最先端がこげないところにあったとは。

いやはや日々勉強ですな。

実はアクセス解析で「スーパーレンズ光ディスク」の検索ヒットが伸びているので気付いた次第です。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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湯川秀樹、小柴昌俊、戸塚洋二

Kimball兄貴やKaraokeguruiさんのとこでご紹介の「戸塚洋二の科学入門」というサイトを読んでいる。戸塚さんの後継育成にかける意気込みが伺える。

そこに、「二十歳のころ」というページがある。
これは立花隆が東大で講師をしていたころ、学生と東大OB/OGにしたインタビューをまとめたものである。そのインタビューされる側に戸塚さんもいたということである。

学生運動が盛んなころに物理学者志望学生として過ごした戸塚さんの青春期である。

大学に入学したのは、1960年、安保の年。同級生には山本義隆君とか、大変な人物もいたんだけど、僕は典型的なノンポリだった。

それでも、デモには2、3回行ったよ。国会突入のときのデモにも行った。だけど、これはとても学生の手に負えるものじゃないという感じがした。

ノンポリのほとんどの人がそう思ったんじゃないかなあ。人生を賭けるようなものだとも思えなかったな。

驚いたよ。だって、大学に入ったら、いきなりストライキでしょ。授業のストライキって何だ、って思った。今の若いみなさんは、どう思いますかね。

青春ってのは、僕にとっては大学に入った60年から72年、大学院を卒業した年までかな。

僕には、いいかげんなところがあってね。富士高(静岡県立富士高等学校)の生徒だったとき、この成績じゃ理1(東大理科1類)に入れないと思ったんだ。でも、とにかく東大に入るために、思いきって理2に入ろうと。進振(進学振り分け)で物理学科に入ればいいと考えたわけ。

そして理2に入った。

物理学を志した理由も時代を反映している。

勉強していないのに、どうして大学院に入れたか? それがね、入れるんだな(笑)。当時は、面接をごまかせたんだ[「ちっともいい話がない」と奥様]。

ひどいもんだよ。全然、筆記試験はできなかった。

空手は大学院の初めの2年間は、審判員として後輩の面倒を見ていた。でも、大学院に入ると研究と両立できないから、そこで空手はやめて、人生を開拓する方に切り替えたわけ。

やっぱり研究には、朝から晩まで時間をとられるんで、両立は無理だね。特に能力のない者はね、時間で稼ぐしかないんで。


  ――これまで、第一線で活躍されるいろんな研究者の方にお話を聞いてきましたが、けっこう「自分は時間で勝負する」と言う方が多くいらっしゃいました。

ガリガリやってね、僕もそういう研究生活を送ってきましたよ。

実は、こういう雑誌が出てきたんですよ。

1969年の「LIFE」。これまで何回も引っ越ししているんだけど、この雑誌だけ残ってたんだよ。

今考えると、我々の世代にとって、ケネディの与えたインパクトは非常に大きかった。アポロ計画っていうのは、探検なんだけれども、すごいと思ったねえ。アメリカのアレを見て、もっと研究したくなった。

  ――そもそも、物理学者になりたいと思ったのはどうしてですか?

なんでだろうねえ。高校のときに、アインシュタイン、インフェルトの『物理学はいかに創られたか』(岩波新書)という本を、図書館で手にしたんだ。面白い本だなあと思ってね。それがきっかけかな。

アインシュタインとアポロ計画ははずせないようだ。
アインシュタインは理論、アポロは実験の究極というような気がする。
別に相対性理論を確かめるためにロケットをとばしたわけではない。しかし、それぞれ、物理学の側面を象徴してはいないだろうか。

湯川秀樹のノーベル賞は、1949年。7歳の時だった。

やっぱり、興奮しましたよ。日本に素晴らしい学者がいるんだって。この頃から既に、理科少年だったかもしれない。

だけど、この頃から理論が日本に定着したんだよな。理論の方が実験よりも偉いんだ、という考え方が。僕はそれはちょっと好きじゃないんだけど。

理論も人間の頭脳が考えることとして非常に重要なんだけども、僕はやはり、理論を採用するかどうかを決めるのは自然であって、だからやはり自然から情報を得るというのが一番重要なことなんだ、と思ってる。その辺両立していけばよかったなぁ、と思う。まあ、これから両立させなきゃいけないんだけど。

そして、湯川である。湯川秀樹がいなかったら日本はどうなっていただろうか。すくなくも科学技術立国と呼ばれるには、20年くらいの遅れがあったのではないかと思う。朝永振一郎、江崎玲於奈がその後、ノーベル賞を受賞していたとしても、だ。

この年代の人たち(あのノーベル賞受賞時に物心ついていた世代)が湯川を語るとき、何か特別な崇高なものを語るのと同じではないかと思う。それだけ、日本人にとっては、インパクトがあったのだ。

今、今後、21世紀に湯川秀樹のような人物は現れるだろうか。物理学者である必要はない。生物学者でも、化学者でも、思想家、政治家、小説家でもかまわない。そのような偉大な理論を提示できる人がいるだろうか。

科学や思想になんとなく感じる喪失感は、もうそのような偉大な人に出会えない、という予感なのではないかと思う。

小柴先生と戸塚さん。2人合わせると、湯川秀樹くらいの影響があったかも。やっぱり、早く逝きすぎました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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書談:『バフェット&ゲイツ後輩と語る』

仕事で英語を使っているが、実力の程は中の上ぐらいのアマサイである。もっとうまくなりたいと精進を、、、まあまあしている。ビジネスパースンとしては、英語学習のための英語ではなく、副産物も、即ち、学習課程でなんらかの知識を得られるような勉強をしなくてはならん。

よく、洋画で勉強、というキットもあるけれども、映画は映画で楽しみたい。聞き取れない、と何度もリピートボタンを押すお勉強はいやである。現在、講読しているDVD『刑事コロンボ』も小池朝雄さんの吹き替えで見ている。罪悪感からか?字幕は英語にしているけれども。

Bafetgateで、表記のは最近でた
『バフェット&ゲイツ後輩と語る-学生からの21の質問-』
を買ってみた。その名の通りお二人が大学で学生からの質問に答える、という催しを再現した本+DVDである。
いや、びっくりした。DVDがこれほど英語学習を楽しくさせるとは。本の方は和訳が載っているので、ざっと読んでからDVDを見る。なんと言ったかわからないとこは、DVDの英語字幕に切り替える(これは日本語字幕はない)。ほうほうわかった、わかった。もう一度聞いてみよう。これは、実際の対話なので、リピートをしても不快ではない。何しろ、話者同士の表情が見て取れてなかなか楽しい。

そもそも、DVDってそういうもんだろう。今更何言っているんだ?と思われるかもしれない。しかし、こういう教材はなかった。CD(音声)付きはあっても、DVDが付いていることは少ない。http://ee.asahipress.com/index.html
CNN English Expressに毎月DVDが付いていたら値が張ってしまうだろう。耳から聞けばいいのだからCDで何ら問題ないだが、インタビュー教材は、動画がついていてもいいと思った。

本書は学生との対話なので、実際に即使える英語表現もある。

お値段もほどほどなのでおためしあれ。


恥ずかしながらバフェットさん、何者か本書で初めて知りました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。
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戸塚さんが亡くなった。

ニュートリノ研究の戸塚洋二さん死去 ノーベル賞候補

地球をもすり抜けてしまうナゾの素粒子ニュートリノに質量があることを示した東京大特別栄誉教授で、元高エネルギー加速器研究機構長の戸塚洋二(とつか・ようじ)さんが10日午前2時50分、直腸がんで死去した。66歳だった。葬儀は12日午後0時30分から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻裕子(ひろこ)さん。

静岡県富士市生まれ。東大卒。ニュートリノ天文学の創始者である小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(02年にノーベル物理学賞受賞)に師事してあとを継ぎ、96年から岐阜県の地底に設けた東京大宇宙線研究所の巨大観測装置「スーパーカミオカンデ」を用いた観測を開始。宇宙線が地球の大気とぶつかってできるニュートリノを観測し、物理学の標準理論では質量がないとされてきたこの粒子に質量があることを示して、それまでの常識を覆した。この業績からノーベル物理学賞の有力候補とされていた。

小柴先生もお辛いだろうが、アマサイたち、物理帝國主義者もとても悲しい。
ベンジャミン・フランクリン・ メダルを受賞されているので、ノーベル賞の可能性も大だったのに。今の時代70前に亡くなるは早すぎます。

あの世で、湯川先生や朝永先生とお会いになって、21世紀の物理学の話でもしてらっしゃるでしょうか。

闘病生活だったそうですが、何でそれを立花隆が書くかねえ。彼は科学啓蒙のベクトルとは反対方向にいる人間ではないか。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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いまこそ、凡才の時代

日経のコラムってまったく、と書いたがさらに、まともなライターがいた。

「優秀な学生ばかりは要らないんだよ」---理系離れに思うこと

「理系離れ」が言われて久しい。実は,医学部や薬学部などは根強い人気があるため,本当は「理工離れ」という表現の方が核心を突いているのではないかとも思うのだが,一般には理系離れという文言として広まっている

ポスドクの問題も十把一からげ。一番つぶしがきかないのは医者でもない薬剤師でもないバイオ系の博士なんだよねん。理工系・電気/電子については何度か書いているが、この分野に興味のある若者がそんなにいるはずなんだよねん。今の志望者数は妥当だと思いますね。


分かりやすく表現すると,「今や東京大学では成績トップ層の学生が外資系の金融業界ばかりを希望し,メーカーには見向きもしない」といった論調だ。こういった論調がまた,実に読者の耳目を引くのだ。

この時もそうだった。A社長に「御社は人気企業で新卒採用に困らないのでしょうね」と声を掛けたところ,次のような言葉が返ってきた。

「いやいや,実はいわゆる一流大学の学生ばかりが来て,困っているんだ。本当はね,そんなに優秀な人ばっかりは要らないんだよ」

 なんと贅沢な悩みに聞こえるし,場合によっては嫌みに映るかもしれない。採用に関して反発の声も上がるかもしれない。

 だが,そういった声をひとまず置いてA社長の発言の真意を説明すると,「一流大学卒の人ばかりでは,当社の競争力が保てない」ということだ。この会社は開発型のメーカーであり,他社にないユニークな視点を持った製品もたくさん手掛けている。もちろん,こういった製品はチームワークで造り上げていく。ところが,このチームワークは同質な人間ばかりではうまく機能しないようだ(注:4番バッタークラスばかりを集めた某球団の弱さにも通じるのでは?)。

これを読んで遙か昔の記憶が読みがえってきた。

大学のときとある教授がいったものだ。
「うちの卒業生でも、中堅の開発企業に入って製品つくりをしている。君たちも知っている○○は、君たちの先輩が中心となっているプロジェクトチームが作ったんだ。うちの研究室も最近は××とか△△とかに紹介されて学会で注目されている」

教授は、学生を励ましているつもりなのだろうが、うち【程度】の学生でも、まともに働いている、と言われているようで若き日のアマサイは非常に不愉快だった。自分とこの学生貶めてどうする。どいつも、同じような口調ものだから、教授の中で尊敬できる人は誰1人としていなかった。

しかし、今考えてみると、その教授は的確に現状を語っていたのかなと思った。開発・モノづくり現場では、T大の秀才よりも、うちくらいの大学の凡才の方が力を発揮するのかなあ、と思う。A社長の弁だと、優秀な人ばかりでもだめだし、凡人ばかりでもだめなのだろうが。

考えてみれば、技術史に名を残すのは、学校秀才でない人の方が多い。秀才であっても、出世コースから脱落するとか、自ら離脱するとかの人のような気がする。

頭のいい奴は「これ、ああして、こうすれば、できるだろ、何いつまでも時間かけてんだ。」とすぐ結果を出す、というか、出せるものしかしない。そうでない者は、時間がかかるのが、自分にとってデフォルトだから、やるしかない。人並みにやるには、少々遅れるのも仕方がないとがんばる。その工程で価値あるものを見つけることができる。

ああ、アマサイの人生のようではないか。

うん、だからさ、イノベーションが起こるのは、理工系離れと言われ、優秀な人が一カ所にあつまりにくい今かもしんないね。

中小企業には益々チャンスがあるわけだ。

工学部の先生ってメーカー経験者が多いから言っていることはあながち間違えではない。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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人間関係もRT分散処理してみたら、

日経オンラインのコラム、ろくなのがない。素人を自認する技術誌ライターとか、取り敢えず、自分をコンサルしろよ、と言いたくなる理学博士号持ちの自称技術経営戦略家とか、な。

こいつら、馬鹿じゃねーの、と自分を棚に上げてブログで取り上げているへたれブロガーは誰だぁ~ぃ~。
>アマサイだよ。
せめて修士くらい取ってから文句をいいな、このブタ野郎。

それはさておき、
しかし、この新誠一じいやは、なかなかよろしい。
引いて駄目なら押してみろ

私の専門の一つは自律分散システム論である。ここでは,数がものを言う。大量生産のように多ければ善という単純なものではなく,数に応じて性質がどのように変わるかを研究している。難しく言えば,定量的な分析と定性的な分析の融合である。

じいやは電通大の教授で自動制御が専門だそうだ。


しかし,偶然が重なって,または魔が差して,または意図的に,別な女性が読者諸氏の人生に入ってくることがある。「2」の世界である。多くの方が,日をずらしたり,時間を変えたりして,二人とお付き合いすることになる。リアルタイム分散処理である。これが難しい。一人を満足させるだけでも難しい。それが二人である。後処理や前処理の不手際,それよりも見過ごされたメモリーリーク。多くは破綻する。特に初心者は常に破綻を経験する。

ところが,男性の中には別な選択をする方もいらっしゃる。減らさず,増やす。それが「3」である。具体的には,もう一人とお付き合いすることである。この「2」から「3」に変わることで,大きく問題の質が変わるのだ。女性2に対し,貴方一人。女性3に対し,貴方一人。実は,三人のほうが貴方には楽なのである。なぜなら,女性にとってみると,敵が一人なら貴方の選択に任せる。ところが,敵が二人になってくると,女性自らが動かなければならなくなる。三人の関心は貴方よりも,ほかの女性に集中していくのだ。例えば,誰と組んで誰を追い落とすか,あるいは一網打尽にするにはどうしたらよいか。三人の女性の争い。貴方は無風となる。おめでとうございます。

そして三人が二人になったらどうするか? 簡単です。また新たな人を連れてくればOKです。通常「3」以上は同じ。同時に4人も5人も付き合っていれば,「こんな男に惚れたお前らが悪い」と居直れます。

じいやはふざけているようにも見える、しかし、なかなかテクノロジーを語っているではないか。分散処理は確かにそういうものかもしれない。大したものじゃ。

じいやは、実生活でマネしないようにと結んでいるが、ひょっとして2つのリアルタイム分散処理くらいは経験あるのではないか。

エレクトロニクス技術者は結構文章がうまいのかもしれない。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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国会図書館

国会図書館
国会図書館
野暮用で国会図書館に行ってまいりました。有栖川の都立中央図書館が長期休業でしたので。

暫く行かないうちに随分と電子されとりました。資料の検索はもちろん、そのまま閲覧請求もできます。が、しかし、三冊づつしか借りられないです。これは退化では、と思ったら、オンライン印刷というのができるとですよ。

これは便利なのですが、やはり三件まで。これは項目が三件なので、雑誌の合本でいくつもコピーする場合は閲覧申請した方がいいです。出来上がりに一時間かかるので。

こないだ来たのは今世紀に入ってからのはずですがいつの間にこのようになったのでしょうか(^.^)。

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今度は光マップだそうです

もう、シリーズ化されているようです。
科学技術広報財団

・元素周期表
・ヒトゲノムマップ)
・宇宙図

で、第4弾が
・光マップです。

光の周波数ごと30km~1pm にどのような用途であるかを記載しています。
赤外線と言っても
遠赤外線、中赤外線、近赤外線と幅広いんだなあとか、
X線の先はγ線っちゅーのがあるんかい、とか
いろいろわかります。

しかしながら、これは知識がないと活用できないよね(^^;)。
百科事典にも言えることですが、ある程度知ってないとどこの項目を引いたら、自分の所望の答えが出てくるのかわからんね。

元素周期表で機嫌を良くしたのはいいですが。

まあ、アイデアは買いましょう。

一家に一枚ってのが、なんか良いですね。1人一枚でもいいような気がするが。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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スーパーレンズ光ディスク

今月の産総研広報誌の特集『光情報技術』ですね。
2008 07 July Vol.8 No.07

じっくり読みたいものばかりです。

これらの構造をもつ光ディスクにレーザー光を入射させ、非線形現象によって生じた光の集光スポットの局所変化と通常は読めないサイズの微小な記録ピットの相互作用(近接場効果)を反射光強度の変化として読み出すものです。この近接場光とは、通常の光が自由空間を伝播するのに対し、伝播しない光で、波長の1/10程度の近接領域でのみ存在する場です。この近接場光は、回折限界の制限を受けないで、微小領域の変化を取り出すことができます。

スーパーレンズ光ディスクの開発は、非線形薄膜にSbを利用した第1世代から始まり、AgOxを用いた第2世代、そして、現在の相変化薄膜を非線形層に用いた第3世代[3]と進んでいます。これらの材料の非線形反応は、レーザー光強度に対する高い閾(いき)性を示し、レーザーの集光スポット内の中心部だけで反応します。また、サンドイッチ構造を用いることでこの反応が可逆性を示します。追記型の光ディスクを実現するためには、微小なピットを形成することが必要ですが、PtOxなどの材料を用いてこれを実現しています。

図2に50 nmのピットをもつROMディスクを読み出した結果を示します。この読み出しでは、波長405 nm、NA 0.65の光学系をもつディスク評価機で読み出しているため、解像限界の1/4を読み出し、波形を直接観察することに成功していることを示しています。また、Blu-rayディスクの光学系を用いた追記型のディスクの評価では、37.5 nmのマークの記録、読み出しが可能となっています。

ディスク自体を高密度するのが重要なのかと思ったら、それを読み取るピックアップデバイスも重要なんですね。いくら情報をたくさん送ることができても、それを受信できる機能がなくては伝送システムができないのと同じですね。

特集は以下のようなラインナップになっています。

光情報技術-急成長する情報化社会を支える光技術
・総論-科学技術、情報、光・・・・光技術研究部門
・光パス・ネットワーク構想・・・・超高速光信号処理デバイス研究ラボ
・超高速光半導体スイッチ・・・・・超高速光信号処理デバイス研究ラボ
・光信号処理技術・・・・・・・・・光技術研究部門
・スーパーレンズ光ディスク・・・・近接場光応用工学研究センター
・フレキシブルデバイス・・・・・・光技術研究部門

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光ピックアップと言えば、オリンパスの職務発明裁判を思い出す。彼も会社への不満を裁判でぶつけたわけだが、記事を見てみると「冷遇」とは言えないのではないか。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/246/246061.html
一時期は企画部門にいたようだが、あとは各種開発部に回されている。光ピックアップの業績があったからではないか。多くの職務発明裁判の原告よりは恵まれていると思う。研究への意欲は本人の問題だ。やりたいことが他にあるなら転職という手もあったはず。結局オリンパスという看板にしがみついていたいだけではなかったのか?
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電気自動車実現か?

電気自動車なんて、ちゃっちゃっと出来ないんですかね。それだけガソリンエンジンが偉大だってことなんでしょうが。
ATAスペシャルインタビュー 東京大学生産技術研究所教授・堀洋一

最も大きな変化はカー・エレクトロニクスというものを超えて,自動車自体が電気駆動になっていくということです。電気やソフトウエアが自動車を変えていくというよりも,いわば自動車そのものが電気になる。言い換えれば,将来の自動車は電力系統につながるということです。従来のガソリン・エンジン車がハイブリッド車やプラグイン・ハイブリッド車に変わり,そしてピュアな電気自動車になるというシナリオが現実性を帯びてきました

アマサイは、自動車関係の特許出願も手がけていたんで、知らない分野じゃないんですけどね。鉄のかたまりに人を2,3人載せて走るって、すげぇーパワーがいるんですな。電気自動車特許も各社出していましたが、実用化というより、製品化のための足がかり程度の技術だったみたいです。

自動車が電力系統につながることで,自動車の性格も変わってきます。「ちょこちょこ充電しながら走る,電車のようなクルマ」になるということです。鉄道と自動車の違いは何か。鉄道は外からエネルギーをもらいながら走る乗り物であり,自動車は大部分のエネルギーを持って走る乗り物です。

自動車が電力系統につながり,「ちょこちょこ充電しながら走る」ようになると,キャパシタの出番になると思います。自動車を電気駆動する場合,鉄道のように軌道に沿った架線から常時給電するわけにはいきません。ガソリン・エンジン車のように,400k~500kmも走れるほどのエネルギーをすべて積載しながら走るというわけにもいきません。そこで,小まめなエネルギー供給をつなげていけるような給電インフラを,併せて整備していく必要があります。自動車側は急速充電と急速放電が可能なものを,少しだけ持てば済みます。

 では,自動車に載せるエネルギー源は2次電池がいいのか,キャパシタがいいのか。私は,キャパシタがいいと思っています。大電流で急速充電できる点は魅力的です。2次電池は,放電は結構速くできるのですが,充電は時間がかかります。

結局、ここ20年、決め手になるようなイノベーションは起こっていないのでしょうかねえ。10年前に聞いた話とあまり変わっていない。
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カメラメーカーと自動車メーカーには共通項があります。その社の製品、カメラなり、自動車なりが好きで、それらを作れること、売れることに喜びを感じる人が集まり易いということです。日本が誇るオタク文化のかなりコアな人たちがそれぞれに集まってくるのですから、いいものができないはずはない。欠点といえば、趣味と実益が混在して近視眼的な見方になってしまうということですかね。両業種の衰退していった部分には、そういう側面があるのではないでしょうか。

先にやっていたNHKドラマ『トップセールス』は自動車業界のそんな部分を描いていました。おもしろいドラマだった。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ビル・ゲイツの功績

ほとんど1人でデファクトスタンダードを作ったことでしょうね。

それは、技術やビジネスはもちろんですが、「夢の実現、成功モデル」であったことは見逃せません。無名の若者が、自身の才覚でここまでの成功を収めた、その生き方には、誰もが学ぶべき点があるでしょう。アコギなことをやってきてたでしょうが、それも含めてよい教材です。コンピュータ及びそのソフトウエア史上には、多くの成功者がいますが、ゲイツ氏の業績に比べれば小さい蔵を建てた程度です。

物理学者のファインマンさんは、よく千年、万年のスパンで歴史に残る科学業績は何か、ということを語ります(確か電磁場の発見をその1つに上げていました)。その言でいけば、ゲイツ氏の業績は後世まで残りますが、あとは落ち穂拾い的お仕事、という評価になるんじゃないでしょうか。

そして、ゲイツ氏はまた新たなライフモデルを作ろうとしています。高齢化時代、本業をリタイアした後、多くの人が第二の人生の目標が分からずにいます。後半生、元気なうちから福祉事業を行う、というのは、一つのモデルプランとなるでしょう。別に、大金を注がなくても、自身のできる範囲でよいのだと思います。

ゲイツ氏なきあとの情報産業の行く末、それは、彼の後輩達が担えばいいことです。憂慮している人がいるとすれば、彼から何も学んでいないだけでしょう。

ひとまずは、ゲイツさん、長い間ご苦労様でした、と申し上げたいです。

B・ゲイツ氏、MS常任会長退任インタビュー--創業期から今後まで(前編)

B・ゲイツ氏、MS常任会長退任インタビュー--創業期から今後まで(後編)

・アマサイが気に入ったとこ

--あなたの次の役割で個人的に重要になるテクノロジについて考えはありますか。

 そうですね、ワクチンの作り方を教えてくれる科学であることから、免疫学はとても重要だと思います。ワクチンによって免疫システムは病気を防ぐことができるようになります。財団最大のプログラムである世界全体の健康において、私たちが期待している大きな奇跡が、マラリアワクチン、結核ワクチン、AIDSワクチン、肺炎ワクチン、さまざまな下痢のワクチンといったワクチンです。

 教育について言えば、教師が自身を向上し、互いに学び合う方法、力のある教師とはどんな教師か、教師に成功事例を受け入れさせるにはどうすればいいか、非常に複雑な領域ですが、たくさんのことを学びたいと思っています。特に、大学や、コミュニティカレッジまでであれば、オンラインビデオはある程度、教育の分野で役割を果たすことができるでしょう。


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社会のための科学・技術

「日立評論」フロントラインVol.24(2008年6月号) 今, 求められる「社会のための科学・技術」という自覚
科学・技術のあり方を問い直す(PDF: 161kbyte)
村上陽一郎(東京大学名誉教授)竹内薫(科学ジャーナリスト)

日立製作所の広報誌、毎回竹内薫さんが、科学/技術に関わり合いのある人にインタビューする記事。

アマサイは、放送大学時代、村上陽一郎先生の科学史(*)を受講していたので竹内さん同様歴とした村上門下生なのである。90年代までに発刊された先生の本はほとんど読んでいるし、外部講演会なども行ったことがある。

(*)ぐぐってみたら『物理科学史』と『宇宙像の変遷』であった。漫然と歴史を語るのではなく、村上先生の歴史観-聖俗革命-にも触れられ、重厚な内容である。授業は放送、ビデオなので、実際面識があるわけではないが、そんな関係ねぇ、なのである。

で、本特集の内容は、まあ、科学論の基礎と現代的位置、といったところです。普通っちゃ、普通のことがかいてあります。

元来,科学というのはクライアントが外部にいない自己完結した世界で,科学者は現実世界と直接関係を持たずにいられた存在でした。ですから,かつては一般人の科学知識も必要なかったのでしょう。ところが,20世紀半ばごろから,原子核研究に代表されるように,科学分野の新たな発見は軍事や政治などの分野にも広く利用されるようになり,科学と社会は無関係ではなくなりました。1999年にハンガリーのブダペストで開かれた「世界科学会議」では,科学のあり方の一つとして「Science for Society(社会のための科学)」があると,科学者自身も認めるに至っています。

ちょいとした驚きです。99年になってわざわざそげなことを宣言するとは、それまではどうだったんでしょう。たぶん、再確認した、という意味だと思うのですが、市民、物理帝國臣民としては「Science for Society」がデフォルトであっていただきたいと切に願っております。

そして,もう一つ原因として考えられるのは,「科学技術」という言葉遣いからもわかるように,日本では「科学」と「技術」の区別が曖昧であるということです。西欧において「科学」という概念が誕生したのは19世紀の半ば,それはキリスト教的な自然理解の枠組みを脱した知的活動の形態であり,純粋な学問でした。対して「技術」は,社会活動と深いつながりを持った「職能」であり,もともと学問とは考えられていませんでした。日本では,19世紀半ばから欧米に学ぶ形で近代化が急速に推進されてきたわけですが,工業技術の研究を「工学」という学問分野と位置づけ,1886(明治19)年という早い段階から大学の学部として設置したことは,西欧諸国との大きな違いです。この「工学部」という存在のおかげで,日本では学士号を持ったエンジニアが世の中に数多く輩出され,近代化の原動力となりました。反面,技術と科学の線引きが明確ではなくなり,純粋科学研究に対する理解が薄まってしまったとも考えられるんです。

科学史家は必ず言うんですよね、科学と技術の峻別の話。アマサイは線引きがなくなったことが純粋科学の理解が薄まったとは思わないです。日本では職工がある程度認知されていたから「科学技術」の理解は深まったと思っています。19世紀終盤から20世紀にかけては科学と技術を分ける意味が無くなったのだと、アマサイは考えています。「技術者」というのがそれなりに認識されていた。しかし、鎖国していて閉塞的な社会であった。
そこに近代科学と技術が入ってきた。大学設立に関わった人は、みんな同じふうに思ったんじゃないでしょうか。これこれ、こうすれば、技術を社会に役立てることができるじゃん、理学部、はいいよ、工学部でいきましょう、と。
(ちょっと説明がうまくないですね)

明治時代に大学制度を作った人は、すげー頭いい人たちですね。

例えば,北海道では,官民が一緒に議論しながらGMO(遺伝子組み換え作物)の栽培を規制する独自の条例を制定しました。このような市民参加型のテクノロジーアセスメントをPTA(Participatory Technology Assessment)と言いますが,実際,議論に参加するようになると,やみくもに不安視して反対を訴えるだけでなく,一定以上の知識を踏まえて的確に判断することが求められます。北海道でも,そのために専門家を招いて自主的な勉強会を開くなどの活動を行っているそうです。

ただ,それだけでも十分とは言えない。生活者が科学・技術リテラシーを身に付けると同時に,科学者・研究者,企業や行政の専門家も社会リテラシーを学ぶべきでしょう。生活者の不安や反対意見を,専門的な知識を欠いた感情論として切り捨てるようでは歩み寄りの余地はありません。その相互理解を進めるためにも,科学インタープリターと呼ばれる人々は,科学・技術の知識を広く一般に解説するだけでなく,生活者が何に疑問を抱き,何に不安を感じているのかを,しっかりと専門家に伝える,橋渡しの役割も担わなければいけない。

今欠けているのは「場」です。専門家と市民はお互いに意見交換をする場です。たぶん、あったとしても、長続きしないのでしょう。市民は「科学研究者の利益ばかり語っている」と言い、専門家「もう少し勉強してきてほしい。教えるにも高校理科もわからないんじゃ話にならない」と愚痴をいう羽目になるのではないでしょうか。ここに必要なのが、通訳、科学インタプリタです。

専業の科学インタプリタを増やすのは難しいかもしれません。しかし、学校の先生とか企業エンジニアとか、修練をつめば、「仲人」になりうるでしょう。外国人の交流も、いちいちお金を払って通訳を雇っていたらたいへんです。そういう場合は地元で二カ国語を話せる人に頼むのでしょう。そもそも、科学とは、見知らぬ国の言葉よりもずっと身近なはずです。文理の壁なんてかなり低いものです。近場の変革から相互理解ってのが、始まるのだと思います。

村上先生、教員時代は駒場のジュリーと呼ばれたとか。アマサイには理解不能です。。。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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升永弁護士

青色LED訴訟の升永弁護士、事務所解散 大手に移籍

青色発光ダイオード(LED)訴訟などの巨額裁判を担当したことで知られる升永英俊弁護士(65)が今月末に事務所を解散し、7月1日付で所属弁護士らと大手のTMI総合法律事務所(東京・港)に移籍する。企業法務分野の中小事務所の苦境を象徴する事例といえそうだ。

升永弁護士が率いる東京永和法律事務所(東京・港)は1991年設立。特許や税務の訴訟を得意としている。最近、後継者難に直面し、TMI総合に合流を打診していた。弁護士5人、弁理士4人、スタッフ4人のほぼ全員が移籍する。(07:00)

ちょいとびっくりしたね、こいつは。後継者問題か。子供がいるのか、その子に継がせたいのか。Masunaga-Wayを貫いてきた割にはなんだか無様だ。大手に吸収されたら、そこのやり方に従うしかない。

で、HP更新より報道が先ってどういうこと?

中村裁判が結局仇になったんじゃないか。

代理人(弁護士)は依頼人の利益にために力を注ぐべきた。彼のやったことは依頼人の利益を考えてのことなのか。自説を社会に認めされるために裁判があるんじゃない。そこをこのおっさんは勘違いしている。中村修二氏は、裁判で失うものはなにもなかっただろう。むしろ、企業研究者の生き様を示すができた。代理人と依頼人は一蓮托生であるが、立場は違うのだ。当たり前の話である。こういうおっさんは、元々、弁護士事務所の代表でいるべきではないだろう。

悪徳、ではないけれど、人徳はあまりなかったようだ。司法試験の成績を自慢しているが、単にペーパー試験秀才だということを証明してしまった。

アマサイは別に追われる者に鞭打っているのではなくて、前からこのおっさんの言っていることはおかしいと言うておるのじゃ。

・法律家に特許はわからない

・『発明対価 年収の数倍程度』

・書談:荒井裕樹『プロの論理力!』

補足:法律事務所も小さいとこは経営淘汰されてしまうんですね、と書いていらっしゃる方がいる。永和事務所は、法律業界で十分にやっていける規模であると思う。考えられるのは、報道にあったように後継者問題以外にないと思う。升永さんは、所長は誰かに引き継いでもらい、自分は顧問的な立場で、ここぞ、という案件のみ行いという意向があったに違いない。もう一歩憶測すると、完全実力主義で経営してきたために、古参の弁護士はいなくなってしまったのではないか。所内に彼のお眼鏡にかなう後継者は居なくなってしまった。ならいっそのこと永和事務所の名を消してしまいたいと、大手に吸収される未知を選んだのだと思う。

このおっさんが職務発明を語るなんてちゃんちゃらおかしい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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金属ナノレンズ

ナノ分解能イメージングを実現する金属ナノレンズを世界で初めて提案

独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人大阪大学(鷲田清一総長)は、数ナノメートル(10億分の1メートル)サイズの分解能を持つ金属のレンズを改良し、観察画像の拡大とカラー化を世界で初めて提案しました。

今回の成果の鍵は,金属表面に発生する表面プラズモンと光を細い針であるナノサイズの金属円柱によって相互作用させたことです。表面プラズモンは、金属の中にある自由電子の振動ですが、金属に光を照射してこの振動を作り出したり、逆に表面プラズモンを光に変換することもできます。また、表面プラズモンには金属がいくら細くても金属表面を伝わってゆくことができるという特徴があります。

本研究では、このワイヤを改良することで、観察像を肉眼で見ることができる大きさまで拡大し、さらにその像をカラー化できることを理論計算とともに計算機シミュレーションで実証しました。具体的には、素材が銀でできたワイヤーを模擬し、そのワイヤー1本1本にナノサイズの間隙(カット)を設け、それらを扇状に束ねました。

※1 表面プラズモン
金属表面の自由電子が電磁波と相互作用を起こす現象をいう。光の振動数領域では、金や銀などの貴金属が対象となる。自由電子の振動は縦波である一方、電磁波は横波であるため、通常は相互作用しない。金属がナノサイズの微粒子、薄膜、ワイヤや針などの極微な構造になると、表面近傍において自由電子と電磁波が共鳴し、強い電場が局在する。


Kinzokunanolens


これは、アマサイの会社にも関係ありそうです。実用化大量生産してくれないと採用できませんが。

ナノテク材料は、量子力学も関わってきてワクワクドキドキしますです(って不整脈なのか>アマサイ)。

ところで、阪大の学長って哲学者の鷲田清一さんだったのか。昔、何冊か鷲田さんの本は読んだぞ。

医学、理工系出身者ばかりだった大阪大学の学長に、哲学者の鷲田清一さんが就任した。秋には大阪外国語大学と統合し、学部学生数では最大の国立大学となる(2007.08.30読売新聞)。
そういえば、アマサイ的にも阪大は理系のガッコという印象があるな。学長の手腕だけで大学改革は難しいががむばってください。

追記:Nenpiro先輩も同じ記事について言及されていました。

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ブラックホールはこわくない

人工ブラックホール、地球は無事か 学者「心配ご無用」

陽子の超高速衝突実験で、小さなブラックホールができてしまうかも知れないけれど、地球がのみ込まれる危険は絶対にありません――。スイス・フランスの国境沿いで今秋にも運転が始まる大型円形加速器「LHC」について、ノーベル賞学者らの委員会がこんな「安全宣言」を出した。

 ブラックホールは重力が強すぎて光すら抜け出せない領域。重い星が燃えつきて縮んだときなどに、できることが知られている。地下トンネルにある1周27キロのLHCで、かつてない高エネルギーで陽子同士を正面衝突させると、極微の人工ブラックホールができる可能性が、理論計算から指摘されている。

 しかし、「ブラックホールができると、地球や私たちの宇宙まで吸い込まれてしまうのではないか」と心配する声もあった。このため、LHCを開発・運用する欧州合同原子核研究機関(CERN)が、ノーベル物理学賞受賞者らでつくる委員会に「安全審査」を依頼していた。


これは一般市民の無知、と認識してはならないでしょう。ブラックホールという専門用語がよく知られているということです。科学的理解ではなく、SFからの知識でしょうが。でも、原子力爆弾とか核融合とかと類似のものと思われているようです。

国の研究機関をチェックするということは、よいことです。科学者はほうっておくと好き勝手なことをして、地球を破壊するような弊害をもたらす、この認識はあながち間違っているとは思えませんなあ。科学者だけの意志ではけしてないですけれども。
志村さんの本は、こういう前提で書かれたのでしょうか。

『こわくない物理学-物質・宇宙・生命-』新潮文庫
物理学はこわい、と思っている市民は大勢いるんでしょうかねえ。タイトルを考えた編集者の偏見だと思うのですが。この本を見たとき違和感がありました。そもそも物理学は楽しいものであって、こわくはないだろうと。

どっちかっていうと、新しい物質生成に価値を見いだす化学者の方がこわいと思うんですが、、、ってのはアマサイの偏見です、はいはい。

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書談:『情報法入門 -デジタル・ネットワークの法律-』

『法システムⅢ-情報法-』の教材があまりにもつまらないので、新たに参考資料を買いました。
Johoho
■『情報法入門 -デジタル・ネットワークの法律-』
著者:小向 太郎
価格 : ¥2,730 (本体 : ¥2,600)
出版 : NTT出版
発行 : 2008.3
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コンピュータやインターネットの劇的な普及のなか、情報技術を利用した便利なサービスが次々と開発される一方で、電子メールやWWWなどを悪用した詐欺、電子掲示板上での誹謗中傷、個人情報の流出など、これまでになかったような深刻な問題が急増している。これまでは、情報発信が可能な者は大きな影響力をもつマスコミなどに限られていたが、デジタル・ネットワークの普及によって、理論的には誰でも世界中に情報発信ができるようになった。情報というとらえどころのないものに対して、社会的なルールを定めるのは非常に難しい問題である。本書では、これらの社会の情報化によって生じるこれらの法的問題全般について、問題が生じる背景、現在の法的位置づけ、問題を解決する取組みについて、基礎的な内容から最新のトピックまでを分かりやすく解説する。
第1章:デジタル情報と法律
第2章:情報化関連政策
第3章:通信と放送
第4章:情報に起因する法的責任
第5章:ネットワークにおける媒介者責任
第6章:個人情報保護
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なかなか読みがいがあります。新しいですしね。情報法という体系が定まっているわけではなく、定本の作成は困難でしょう。5年前発行だと買おうかどうしようか迷いますね。7年前のだったら止めとこうと思います。

個人情報保護法、セキュリティに伴う行政法、電子マネーの商取引に関する法、これだけ並べても、各々別の専門家がいるだろう、ってな感じですね。

放送大学院のテキストには、知財法についても章を設けているので、アマサイ的には好感?が持てます。

まだまだ未開の分野ですからやりがいはありますね。

放送大学院のお勉強はアマサイの心の支え。。。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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あの事件で思うこと

あの問題の青年は、「現実でも、インターネットでも孤独だった」と言ったそうだ。実社会でコミュニケーションを取れなかったのだから、ネットでもそうだったのだろう。ブログとか掲示板でみんな何をやっているかというと、現実社会のことを、遠くの人と、または会うことのできない人と話しているのだ。それは、「会社でこんなことあってさー」とか「うちの旦那、もう信じられないくらい○○なんですよ~」から、国会で討議されていること、教育・社会問題までに及ぶ。「現実生活」がなければ、ネットでまともなことなど話せないだろう。

よく、社会学の教授がコメントを求められて「仮想現実を実際のリアルな世界と混同し」と言っているが、ネットはネット社会というリアルワールドである。家庭も学校も会社も全てリアルな世界だ。パソコンに向かってチャットをしている人が、これらの社会を混同するというのはまずあり得ない。そもそも「仮想現実」という言葉の使い方がおかしい。ここで(このような事件で)語られているのは、パソコンや携帯電話でアクセスできる掲示板のことである。ならば、そう書くべきだ。SF小説に見られるように、ある部屋に入ったら、見たこともない、想像だにしなかった空間が広がっている、というのは仮想現実であろう(ネット掲示板も仮想現実と呼べるが、加藤なにがしの行動を語るのにその言葉を使うのは、問題のすり替えなのである)。

ちょっとそれたけれども、彼が孤独なのは当然だ。大人になれば、こちらから話しかけなければ、対話してくれる人などいない。話すと言っても自分の自慢話や、「独創的な」自作学説なんかを蕩々と述べても人は聞くまい(ネットではこのような自分勝手な発言は「荒らし」と呼ばれる)。自分のことを話すと同時に、君は最近どう?と問いかけなければ対話にならない。首相のあの発言はまずいと思うんだよね、など、誰も知っているニューステーマを語れば、いや、そんなことないんじゃないかな、など、意見を述べてくれるだろう。

雑談と言っても、コミュニケーションというのは、結構難しいものだ。こんなこと言って笑われないかな、無視されたりしないかな、あんまり話かけられるの好きじゃない人かもしれない、などといろいろ考えてしまう。この障壁を小中学生のときの乗り越えられる人もいるし、社会人になってようやく乗り越える人もいる。また、子供時代、学生時代は、なんでもなかったけれど、会社員のつきあいはまた違うなあ、うまくいかないなあ、と考える人もいるだろう。いちいち口に出して言わないけれど、コミュニケーションに悩みのない人などいないだろう。自分はどこ行っても孤独だ、と思いながら、生きている人も少なくないと思う。

マスコミはどうしても、ネット-仮想現実と犯罪の関わり合いを見いだしたいようだ。いくら探しても彼自身が言うように、彼が孤独だったということしかわからないだろう。

実質的に引き籠もっていた彼が起こした行動が無差別殺人とは、なんともやりきれない。


今日のはエッセイというより散文なんでそこんとこよろしく。ぷちっとな。【押す】
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なんてったってウルトラマン

ウルトラマン:68歳ハヤタ隊員、変身見納め? 映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」会見

初代ウルトラマンに変身するハヤタ隊員を演じた黒部さんは「来年、古希(70歳)を迎えるけれど、42年前の仕事が延々と続いていることに感謝している。子供たちやお父さんなど何世代にもわたってヒーローとして夢を与える作品に出られて幸せ」と話したうえで「この先、(ハヤタとして)出るチャンスはないと思っている。ウルトラマンとしてはこの作品で終わりかなという気持ち」と寄る年波には勝てない様子だった。横で聞いていた森次さんは「僕も65歳になりましたが、80歳、90歳になるまでモロボシ・ダンを引きずっていきたい」と話し、「ジュワッ!」と威勢良く変身の雄叫びを上げていた。

アマサイ的に帰マン=帰ってきたウルトラマンである。最近は「ジャック」と正規表記されとるのう。Aの高峰圭二氏は現役のころ、かっこよかったのに。タロウの姿が見えないが。

しかし、しかし、それにしても、最近とみに思うのだが、

なぜ、つるの剛士がウルトラマンなのだ~

黒部・初代マンにも「つるの君はなんでここにいるの?」と言われたそうだ。「つるの君の台本はひらがなばかりらしい」とも。

しゅーちしぃーん、とか踊っていないで、ウルトラ俳優らしく更正してくれ。

新曲だしたらしいね。

MXテレビの『ミラーマン』見逃してしまってあまり鏡光太郎に会えない。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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«心はいつもエンジニア