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November 17, 2004

生きてゆくわたし(2/2)

私は特許事務所にいた。特許技術者と呼ばれる職業についた。サイエンスライターのさの字も出てこないのは宗旨変えではなく、私なりのロジックがあるのだが、それは省く。

ちょっと在籍期間が延びてしまった放送大学もようやく卒業でき、正社員となった。細部までは決めていなかったが、何れは理工系の修士を取りたいとは思っていた。

忙しいながらも科学書は何かしら読んでいた。つん読になろうとも。その中ですごい本を見つけた。『アインシュタインとファインマンの理論を学ぶ本』である。何がすごいって帯に大学院レベルの物理を一夜漬け、と書いてあることだ。そんなことってできるの?さすがに1日で読めるわけではないが、それにしたってすごい。著者は竹内薫と書いてある。そういえば、ブルーバックスにもこの人のがあったな。『科学の終焉』の翻訳もやってなかったっけ。

科学書の作者名なんてあまり気にしてない。上級者レベルのものは大学教授が書き、易しいものは、ライターさん(主に科学を専門としているが、何でも書く人)が書くと相場が決まっている。彼らに別に個性は感じない。

そして本書の作者は、外国の大学院を出てサイエンスライター・翻訳家である。肩書きはあってないような人である。そういう人がこんなものを書けるのか(依頼されるのか)。塩野七生の作品を触れたときと同様の疑問だ。ローマ人の歴史なんて、その専門家のえら~い肩書きがある人しか、大出版社から依頼されないのではないか、ということである。

竹内氏はその後連続的に物理啓蒙書を出版する。あこがれのブルーバックスにも。ああ、これだ、これだよ。私は「竹内薫」になりたかったんだ。こうやって科学書・科学で生計を立てていく人になりたかったんだ。先を越された?!

別にもう年だからなれないとは思っていない。そっちにベクトルを合わせさえすれば。今は日々の生活がある。そちらを優先している。でも、いつの日かと思って、朝カル竹内塾に通っているである。まあ、ささやか野望の1つである。

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