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November 18, 2004

書談:『「クビ!」論。』

■梅森 浩一著『「クビ!」論。』朝日文庫
税込価格: \525 (本体: \500)
発行年月:2004.10
bk1
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単行本のときに立ち読みしたときも、いい本だと思ったが、文庫本でちゃんと買って読んだら尚よろしい。
全日本国民が読むべきです。特に企業経営者殿。

如何に著者が効率的にクビ切りを行ったかという本ではない。
日本人が生きる指針となることを示している。
日本企業がリストラと称して人員整理をしているのは、誰しも納得がいかないであろう。
大不況だから、会社が存続するために、というが、
リストラのあとに約束したかのように、潰れる。
残った社員にはさらに圧迫がかかる。
どこかおかしい、リストラってre-strcuture、再構築だろ。
著者はそのことを主張している。

終身雇用、年功序列を約束して新卒を毎年入れていたはずだ。
明らかに契約違反に相当する。
外資系企業のクビ切りは違う。
・社員は全員専門家、企業側はプロとして仕事を要求している。それが満たせない場合ははずれてもらうことを雇用関係双方が理解している。
・といっても、その企業の条件が満たないだけで、全人格を否定しているわけではない。転職が普通の世界なので、捨てる神あれば拾う神あり。退職が汚点とならない。
・退職金等、有形無形のそれなりの手厚い保護がある。
・クビ切りによって会社の安定を図っているので、残っている社員に不利益はあまり生じない。
著者は、終身雇用の昔に戻すか(それが不可能であることは著者も知っている)、外資系のやり方を徹底的にまねするかを説いている。

また、日本の家庭観にも疑問を呈している。夫か父親が失業したらまずすることは出費を減らし、家を手放し、妻はパートに出ればよい。なぜお父さんだけががんばらねばならないのか、困ったとき助け合うのが家族ではないのか、と。

団塊の世代の批判もまた痛烈だ。
戦後世代の利益であぐらをかき、無責任な上に無節操、後輩世代を育てない。
著者は私よりも年長だ。だから「彼ら」をよりよく知っているのだろう。
なんか合ってると思うから何も言えない
(うむ、私らはあの連中を養って行かなくてはいかんのだ)。

数あるビジネス書の中でピカイチである。

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自分は何千万も稼いでおきながら、年収300万円で暮らす法なんて本を書く奴なんか信用できるか?そんなやつの本読みたいか?
人の弱みにつけ込んでいる。
それに300万なんて低収入じゃないじゃん。そんな知恵を授けてもらわなくたって、暮らしていけるよ、っていうか暮らしていかなくちゃいけないんだ。
エコノミストってそんなやつばっか。
そんなやつの本は立ち読みでたくさんだ。図書館に入れてみんなで回し読みすればいい。
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