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February 12, 2005

科学史について思うこと

≪科学言説研究プロジェクト第1回公開研究会≫
  日本科学史学会生物学史分科会2月例会

日時:2005年2月11日(金曜・祝日) 午後3時~6時30分
場所:工学院大学 新宿校舎27階2710共同セミナー室

■感染文学論-科学は文学の糧たり得るか
 奈良崎英穂(プール学院大学非常勤講師)日本近代文学

■進化論の成立と日本における受容
 松永俊男(桃山学院大学教授)生物学史・進化論史

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にいってきた。

前者は、ハンセン氏病が明治から昭和まで文学の世界でいかに語られてきたか、と現代におけるウイルス菌と小説との関わり、について発表されていた。ハンセン氏病はそれ自体正確な理論の普及の遅れ、また遺伝という語の解釈の違いを中心に語れていた。

翻訳語である遺伝と日本明治以前からある「血筋」の解釈と違いが述べれていて非常に興味深いものであった。
現代ウイルスに関しては、まだ研究の途中という気がした(資料のまとまり方からして、ご本人もそう思われているだろう)。ちょっと結論が半端で短絡的である。

後者は、私でも知っているような進化論受容の歴史である。が、ところどころ知らないこともあり、ためになった。

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終了後、ちょっとした質問をしたのだが。"なんでそのような質問をされるのかわからない"という反応をされて(なんか私はお叱りを受けたかのようである)、こちらがびっくりしてしまった。フロアからその筋の専門家の方から一部回答をもらえてよかったけれど。

このことだけで判断するのは、それこそ自分でも短絡的だと思うけれど、科学史家って視野狭いなあ、日本の科学史学会ってこの程度なのかと思った。

科学史って、もっとメタ科学的なスタンスでなければいけないんじゃないかな。一般市民と科学とのインターフェースとかって期待されていると思うんですけど。生物学者がそのまま生物史家になったんじゃそれは望めないんですかね。

だって、その科学史の著作を記した人が、生物学の実績があるか否かがすごーく重要なように語られているんだよ。なんかなんかだと思わない?

もちろん、科学史をやるには、特定の科学分野の専門家であることは必要であろう(あった方がいいと思うだけで必須とは私は思っていない)。でも、物理学史、化学史、地学史とか細分化してどうするんだろう(この程度は細分化といわないかもしれない、量子理学史とか、哺乳動物研究史とかまでわかれているレベルまでいかないと)。

その、一科学分野の歴史を通し、人間を、社会を知ることが科学史の使命ではなかろうか。

などとアマチュアサイエンティストは思うわけである。


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