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March 31, 2005

数学と文学

小川洋子さんの『博士の愛した数式』は今世紀(まだ5年だが)もっとよかった小説である。
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読んだことない作家のもの単行本で読むことはまずないのだが、本書は売り出して間もない頃見つけて「これはおもしろいはずや!」と買って一気に読んでしまった。
あまり好きな言い方じゃないけど、ハートウォーミングなお話。
川上弘美さんの『センセイの鞄』と比較されるけれども、当たらずとも遠からじ。
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記憶を失った数学者とその家にお手伝いとして通う私、そして私の息子の3人の交流。
私は数学者が「私」に「そんな小さい子を家に一人にしておくなんて。明日から一緒来なくてはいけない」と説教をたれるとこと、数学者が息子に"ルート"と名付けるところが好きである。

「ツボ」だよねえ。うまいよねえ。
なんでこんな素敵なお話が書けるのだろう。小説家ってすごいなあ。

と思ったのは私だけではない。
なんと!日本数学会もそう思ったのだ。
・小川洋子さんら9人に「日本数学会出版賞」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050330ic03.htm
・日本数学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj6/index02.html
・日本数学会出版賞について
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj6/sugakutu/902/pubprize.pdf

数学会結構、偉い!
つーか、小川さんの作品でこの賞を思いついたんと違うのかい(^_^;)。

科学と文学はたまに語られることがあるが、
数学と文学の相関関係はついぞ聞かない。私はね。
藤原正彦氏がエッセイの中で書いているくらいじゃないかな。

『博士の愛した数式』で数学のイメージアップしたことは確かだろう。
理科離れをくい止める、にはもっと理数系科目を教える人ががんばらないとね。

小川さんはこの作品で全国書店推薦賞(正式名称は忘れた)も取っている。
なんたら文学賞ももちろん取っている。
『博士』効果は小説の域に止まらない。

とにもかくにも、小川さん、おめでとうございます。

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March 30, 2005

体育会系の心意気

今日経の夕刊で連載しているのは、エルピーダメモリのCEO坂本幸雄氏。
(名前だけで検索したらいろんな人がでてきちゃいました)

何億だかの赤字を一転して、黒字にして東証一部上場まで果たしたすごいお方。
Mr.Toughnessといった感じ。
私はたぶん『ガイヤの夜明け』を見て知ったのだと思う。
(「プロジェクトX」と並んでビジネスパースン御用達TV番組)
「ビジネスの世界なんてスポーツに比べればあまちゃんですよ。プロスポーツの世界は負ければ解雇ですから」
とおっしゃっていたのが印象的であった。
確かテキサス・インスツルメンツで在庫管理をやっていたのではないかな。
その話はたぶん、今日の夕刊に出ると思うが。

彼の話から体育会系の心意気みたいのを感じた。
よくドラマやマンガでは、
プロ選手だった人がけがかなんかで引退して、
会社社会に適用できず、
人生に挫折していく、
なーんて、エピソードが出てきたりする。
そういうのもなきにしもあらずであるが、
スポーツに徹した人は精神も鍛えられるのではないか。
スポーツばかは元々単なるばかだったのかもしれない。

コント赤信号が、←おお、すげー昔の話だ。
体育教師を小ばかにしたネタをやっていたが、
実際の体育の先生は、校長や教頭になる率が高く、優秀な教師が多いと聞いたことがある。
(だって、管理教育って体育会系そのものじゃないっすか)

アスリート(そうそう、今はこういうスマートな言い方があった)
は実際の競技以外でも潜在能力が高いということか。

坂本CEOの活躍が今後も楽しみである。

ところで、私はよく体育会系出身と間違われる。
登山は少しやっていたが、スポーツとは全く無縁、生来の運動おんちなのである。
だが、このばやい、
「アマサイって体育会系のノリだよね」
って意味なのかな。
うーむ、それは否定しようにも仕切れない。

--------
○参考:坂本幸雄氏のインタビューなどのリンク
http://www.pressnet.co.jp/2004_06/0605_26.htm
http://be.asahi.com/20030906/W11/0020.html
http://homepage3.nifty.com/sasakitoshinao/economist_sakamoto.html

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March 29, 2005

愛知万博によせて

愛知万博は行ってみたい。
子供のころ大阪万博に行けなかったので。
大阪万博の映像ってたまにテレビで放映したりする。
30年前ってこんなもんか、とか思ったりしない。
色あせないのよね。未来はこうなっていく、という夢と希望がある。
突き抜ける青空のごとく、地球は、人類は、進歩していくって感じがする。
(それが例え幻想であっても)
愛知博はそこまではいかないけど、21世紀を迎えてしまった現代において新しい未来を提示するって気がするな。
コンセプトをちゃんと踏まえて実行しているからだ。

で、大阪-愛知間にあった博覧会といえば、
・沖縄海洋博
 なにあれ、
 戦後処理も済んでなかったのに、沖縄はいいな、日本の心だ、世界をつなぐ海洋思想みたいな、政治戦略丸出し。
 海洋資源保護って、万博やったら保護できないじゃん、自然破壊だろうが。
 住んでる人のこと考えろよ。

で、
・筑波万博
 なにあれ、
 コンセプトがない。場所は選べ!
 ちょっと前まで、沼だか、畑だかわかんないとこに「都市」とか作ってどうするよ。
 大学はいいよ、作っても。
 でも、万博はやるな。他に見るとこないでしょ。海外からも来てたんじゃないの。
 日本アピールできないよ。
 全く興味なかったよ。

で、待ちかねたよ、愛知万博
私が行くまで待ってておくれ。

でも、私嫌いなんだよね、人混み。あんまり混まないでほしい。

------
○参考文献
『万博幻想 戦後政治の呪縛』(ちくま新書 526)
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March 28, 2005

人気blogランキング設定変更

人気blogランキングの順位がびよ~んと上がってると思います。
投票が増えたんじゃなくて、「ウエイト」を「読書」と「自然科学」から「自然科学」に統一したからです。
http://blog.with2.net/rank1910-0.html
↑これは投票じゃなくて一覧に飛ぶだけです。

今後ともアマサイこと、
アマチュアサイエンティストサイト
を宜しくお願いいたします。m(_ _)m

********

ははは。。。
今のところ最高順位10位。
なんかうれしいですな。
ベスト10は強豪ぞろいだからこれ以上はいかないと思うけど。

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March 27, 2005

宇宙はどうして生まれたか

今日はとある秘密結社に参加。
秘密結社なので、どこの何とは言えない。

正規のミーティング終了後、場所を移して第2部を開催。
世間では飲み会という。

その中で、宇宙はいつ始まったか、という話で盛り上がる。
「宇宙は子供の夏休みの宿題である」説が注目を浴びる。
学○の工作シリーズのようなもので、子供がそれを組み立てたものの一つが私たちの住んでいる宇宙である」というものである。

では、その学○の工作部材はどこから入手できるのか。
その子供は神に置き換えられるのか。
宿題を出した先生は、その宇宙を統括するなにかなのか。
という疑問が噴出する。

物理系の人あり、数学系の人あり、生理学系の人あり、非理系の人あり、
皆がいろんな意見を言っていておもしろかった。

私はほぼ聞き手側であり、ときどき聞きかじった宇宙論をぽつぽつ言うだけである。
理系と言っても私のようにエンジニアリング畑の人はそんな感じじゃないかな。
宇宙がどうあろうとあんまし関係ない。
偏屈な言い方をすれば、自分で設計した回路やシステムが一番身近な宇宙であって、そこにおいては神様、みたいな感じ?!
これがまた、思い通りにいかない神様であって、
こう動くつもりがどうもうまくいかない、試行錯誤の連続。
まあ、ほんとの神様がいれば、こんなふうに悪戦苦闘してるんじゃないかな、と思っている。

グローバリズムなんて単なるバグか、ウイルスの一種でしょう。

神様が、意図的に
ある構成要素が他の構成要素を破壊するプログラムなんてつくるわけないから。

ちなみに私は仏法者であるので、宇宙は無始無終、生命は輪廻、生死を繰り返しているという論を採用しています。

尚、上記の話はその筋の専門家が中心となって話していたので、単なる与太話とはちゃいます。専門的な与太話か?

-----
○参考文献
 竹内薫著
『よくわかる最新宇宙論の基本と仕組み』
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March 26, 2005

科学者の責務

日経新聞の「私の履歴書」を愛読している。
日経は仕事上仕方なくとっているだけで、欠かさず読んでいるのはここだけである。

今は免疫学者の石坂公成氏である。
学者の話なんかおもしろいことはないのだが、石坂さんのお話は毎回楽しみである。主に米国で研究活動をしていたせいであろうか。
昨日は、「科学の将来を守る責務」いう題字が大きく出ていた。
(会社においてきてしまったの以下の引用はあやふや)

石坂さんは米国大学の免疫部門の責任者となる。
そこでの仕事の一つは、政府から受ける研究費の割り振りのための論文の審査である。各領域の一流の研究者が行うものである。
それに、かなりの時間、年に4ヶ月、をとられる。しかもそれで先生方にお金が入ってくるわけではない。しかし、彼らは真剣にその審査を行う。
石坂さんは言う。
「私たちがなぜこの仕事をやっているかといえば、自分たちの力で科学の将来を守ろうとする意図と責任の現れであろう。日本ではこのようなシステムはない。日本の科学者は自分の研究には熱心だが、将来は誰かが決めてくれると思っているようである」

未来を人にゆだねない、それこそ科学者の責務だというのだ。

この連載では、日米の対比が毎回出てくる。
本日の記事も、奥さんの照子さんが米国で教授になるが、日本では京都大学で「医学部では女性の教授の前例はない」と見送られるという例が紹介されている。
日本にしては自由闊達である、と言われている、大学でさえそうなのだ。

日本の科学者たちは、科学とか日本の未来なんか何も考えてないのではないか。

その、最たるものが、
こ く さ い ぶ つ り ね ん だ よ !
日本物理学会、なにか宣伝しなさい。

物理学者だけのたこつぼに安穏としてどうするよ。

アメリカ好きではないだが、石坂さんや中村修二さんの話を聞くと、
やはり日本では基礎科学の発展はいささか厳しい
と思ってしまう。

技術者、科学者の倫理は近頃よく言及されるが、
それ以前に未来への責務があることを自覚してもらいたいものだ。

(日経の引用は後日正しく書き直します)
だいたい、合ってましたが、引用を紙面記載のものにしました。
(2005.3.28)


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March 24, 2005

物理と化学

ところで、
眞鍋くんが科学番組のMCをしていることに関連して、

再び国際物理年について、

これが国際化学年だったら盛り上がり全然違うと思うんだよね。
化学系の人の方が啓蒙に熱心だから、明らかに。
今時、難しいことが美徳だと思っているのは、理論物理学と一部の数学の人たちだけなんとちがうかな。まあ、ガクモンの中でも極めて難解なコンテンツを扱っていると思いますけれど。

例えばさ、『月刊化学』なんか見てみぃ、化学に関係ない人でも読んでもらおうという意思が見えるよね。
どれ、とは言わないけど、物理雑誌、ってそんなこと全く考えてない、ないと思うよ。

そんなフレンドリー化学界だが、
『日本はなぜノーベル化学賞につよいのか!?』(著:吉田 八束、編集:レディバード編集部)
は言い過ぎだろう(^_^;)
近年、3つ取ったくらいで。まあ、編集者がつけた題名だと思うが。

-田中耕一さんに学ぶ勉強法・思考法、日本の化学・科学の過去未来-
って田中さんの伝記を書きたかっただけでしょう。
AmazonJP
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また、こんなのをつくっちゃうのも化学系のおもろいところ。
元素占い

私は
【ロジウム Rhodium】
だそうだ。
知らないっちゅーの。そんな元素!!

【あなたと相性のいい異性は [元素記号 ( 元素名, 原子番号 )]】
・Fm ( フェルミウム, 100 )
・Hs ( ハッシウム, 108 )
・O ( 酸素, 8 )
・Sn ( スズ, 50 )
・Cu ( 銅, 29 )
ますますわからん。(-_-;)

対抗して素粒子占いとか作ってみたら?>物理屋さん

(2005.3.25追加情報)
掲示板でKimballさんから情報提供いただきました。
あるそうです。
素粒子占い
http://home.interlink.or.jp/~tsark/sci/elepar.htm

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March 23, 2005

眞鍋かをりがいる限り2

アマサイは眞鍋かをりくんのことは高く評価していると、ここでも書いた。
彼女のブログもおもしろい。
願わくば、毎日更新していただきたい。

そして、更に新たなる事実が、
いや、前から知っていたんだがね、再認識してしまったので。
彼女も、また、わたくしと同じ長女である!ということを。
この話
そうそう、下に生まれた者ほど要領がいいのだよ。
(うちは、私、妹、弟の順なのだが)
そうそう、何かと言えば、「お姉ちゃんなんだから」と責任転嫁までさせられてしまうのだ。
おまけに近年は長子であるメリットは全くない。
(うちには財産はないので、もともと何も利益を得られないのだが)

我が家の場合は、お互いに性格を知っているので、同居する事態にはならなかった。
(毎日たいへんなことになるであろう)

眞鍋姉妹の新生活に幸あれ、

全国の長女・長男よ、がんばろう。

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March 22, 2005

たんなるつぶやき20040322

『めぞん一刻』5号は無事JR駅構内売店にて入手。

ココログを無料モードから有料モードに変更した。
でもこの程度のサービスで税込み473円って高いすぎない?
せいぜい315円だね、税込み。
細い、私。


『ごくせん』が終わってしまった。
これから何を支えに生きていったらよいのか。

最終回のヤンクミのスピーチにうるうるしてしまいました。
(単なる花粉症か?)


地表面のことは現代科学で少しはわかってきたけど、
地下のことは人間は何もしらないんだね。
100年くらい経ってもそんなに変わらないんじゃないかと思う。
福岡県西方沖地震報道をみて思う。


最近の宇宙探査で宇宙の年齢137億年±2億年とわかったらしい。
でもプラマイがアバウトすぎないっすか。
それ以前は90~200億だったそうですが。


まあ、科学進歩したって言ったってそんなもんすよ。


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◆つぶやきの補足◆
↓3月21日のマクロVSミクロ(経済)の話ですが。
伊藤元重さんの本を読むと取り敢えず分かるような気がします。
■はじめての経済学 上(日経文庫 1014)
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上巻を買ったら下巻もほしいのが人情(?)ですが、単独でも用が足りますな。
アマサイも経済学を勉強せねば。
(2005.3.23)

March 21, 2005

海外労働者入管法論題やってみました。

久しぶりにJBDFで試合をしたので、そのことなど。

論題は今ホットな、大手団体JDA推奨論題なのだ、
「日本政府は出入国管理関係法令を改正し、原則すべての職種で海外からの移住労働者の雇用を認めるべきである。」
である。

個人的にシーズンオフなはずなので、出場できないのだが、先日のJDA日本語ディベート大会の決勝戦を見に行ってしまったのでやりたくなってしまった。
(同じいいわけをしながら、昨年の「アジア共通通貨」論題の試合をしてしまっている。なんのための自己シーズンオフなのか)

先の大会で準決勝までいったKM女史から資料全面提供。優勝した当連盟代表SN氏にも原稿をいただいた。

IH氏と試合約10日前にチームを組んで肯定側、相手は知る人ぞ知る、知らない人は誰も知らない(当たり前か)強力タグ・即席とんこつチーム。そのうちの一人SN氏は当連盟顧問と組んで優勝したわけだが、肯定側にJDA大会参加者がいないため、塩(肯定側原稿)を送ってくださったのである。

さて、いただいた資料とKIDL(http://homepage2.nifty.com/soar-sky/kidl/framepage5.htm)のモデルを読み込んで第1立論を作る。メリットは経済効果と多文化共生社会にした。多文化(*)はKM女史の力作、経済はより集めればなんとかなる、おいしいとこどりである。

*タイトルだけではまねっこできないと思います。ノウハウは保持されております>KM様

デメリットへの反論は、IH氏におまかせで関与していない。まあ、犯罪は言ってくるだろうなと思う。

リサーチの手間は省けたとは言え、準備期間は少ないので心配がつのる。

で、試合。
とんこつチームは不調なようであった。やはり犯罪増加とコスト増大デメリットだったのだが、隙だらけだ。IH氏がうまくそれを突いてくれた。前日に「労働ビザ取得の詳細について調べてきます」と言っておられたが、その結果は功を奏した。
全職種に開放してもそう簡単には日本で働けんのよ。

で、結果は5対5の引き分け。
えっ、うちが勝っただろうが、不満に思ってしまった。とんこつたちの口車に乗せられてしまったか。

と思ったのだが、私たちはデメリット攻撃はうまくいった(と思った)が、自分たちの議論の保持、再構築が不十分であった。

特に多文化共生は問題解決性がわからないというコメントがあった。そうか、そうか私が第1反駁でしっかりと解決性カードを伸ばさなくてはいけなかったのだな。経済の話はイーブンだと考えていたが、(私たちの主張)のマクロ経済に対して(否定側の)ミクロ経済で解決するとの考え方もある。そーいう問題ではないと思うだが、ここも私の反駁が足りなかった。それにしてもミクロ対マクロという経済の議論はどう判断すればよいのでしょう。誰か教えてください。自分でも調べてみますが。

ふーむ。即ち今回の試合は、肯定側第1反駁(1AR)である私の力不足に他ならない。もっと修行必要である。1ARの女王と呼ばれる日まで。

この論題にかかわるみなさんはすでにリサーチ進んでいらっしゃると思いますが、

・井口泰『外国人労働者新時代』(ちくま新書 288)
・労働省及びその付属研究所の報告書等
は必読でございます。

がむばってください。


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March 20, 2005

書談:竹内薫著『夜の物理学』

(文庫の解説風に書いて見ました。)

『夜の物理学』解説
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科学はナイトでないと。


著者によれば、ナイト(夜の)サイエンスとは、
「論理的な思考なんかじゃなくて、直感(思いつき?)や霊感めいたものに閃きを得て、そこから出発していくようなこと、」
だそうである。
どのようなものが、ナイトなのか。ぱらぱらと本書から拾ってみると。
「宇宙動物園説」
「多世界と赤ちゃん宇宙」
「無からの宇宙創成」
「ホイルの定常宇宙説」
などなどである。

F・ホイル卿の学説までナイトなのかと、古くからの宇宙論ファンは、いぶかしげにおもってしまうが。

それはさておき。なるほど。私たちが知っているサイエンスとはすべて昼間の、ということなのか。
しかし、ここで、はて、と思ってしまう。
著者の竹内薫氏の著書リストを見てみると、

『アインシュタインとファインマンの理論を学ぶ本』
『ペンローズのねじれた四次元 -時空をつくるツイスターの不思議』
『熱とはなんだろう』
『ゼロから学ぶ相対性理論』
『「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対性理論を中心として』
などなど。

ほんの一部だが、どれも昼間の物理学本。やさしくは書いてあるが、大学の専門課程の副読本にしてもいいくらいの正統中の正統である。特にファインマン物理学の解説書は続刊が待ち望まれるものである(2005年3月現在)。
その竹内氏がなぜナイト、なのか。
彼は宗旨変えをしてしまったのか。
それも本書で明かされる。

彼は実はナイトサイエンティストなのである。
彼がカナダのマギール大学で博士号を得たという超ひも宇宙論というのが、実はナイトな科学。本書では「準定説」という分類が成されているが、実験物理学者(彼らは昼間も昼間真っ昼間の科学者たちである)から「理屈はいいから証拠をみせろ」と言われるびみょ~な学説なのである。

しかし、再び考えてみよう。初めから昼間を主張できる科学などあるだろうか。古くはガリレオから20世紀のアインシュタインに至るまで始まりはみんなびみょ~、もしくは怪しいものなのである。そして、それらの中から昼間に昇格する学説が生まれるのである

だから、ナイトはナイトで終わらない。科学そのものと言えよう。

また、本書では、異端説、準定説、定説という分類が成されている。定説もきちんと紹介されているのが特徴である。そこがまた、夜も昼間も知っている竹内氏が著書である所以であろう。

さらに第Ⅲ章では「科学者だって人間だもの」と題して彼らの人間的側面が記されている(Ⅰ及びⅡ章でも竹内氏と直接交流があった著名学者の逸話が込められている)。人生の軌跡だけを記す伝記本でもなく、科学的観点を事細かに書き込まれた科学史本とも違う、それこそ、生身の科学者を知ることができる。アインシュタインやファインマンの「愛情物語」は有名であるが、何度読んでも心をうつものである。

文系にも理系にも好まれる物理学書である。

タケウチカオル、タケウチカオルと唱えるとみんな物理が好きになる。

アマサイ(科学技術戦略評論家)

補足:竹内氏の初期作品は茂木健一郎氏と共著の科学本。題名は『トンデモ科学の世界』。竹内氏はもともとナイト出身であることが明かされている。『よるぶつ』は宗旨替えではなく、回帰現象なのかも。
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March 19, 2005

テレビドラマ:『破獄』

NHKアーカイブスで『破獄』を見た。
ずっーと前に再放送で見た覚えがある。
だから、ちょっとだけ見て消そうと思ったけれど、最後まで見てしまった。

緒形拳の演技が圧巻。
今はちょっと頑固な普通の年寄りの役しかしてないけど、あのころは犯罪者ばかり(の役ね)やっていたんではないかな。
もう、引き込まれる、引き込まれる、今度はどうするだろう、はらはらどきどき。
ドキュメンタリーっぽいものも二回ぐらい見たから、どうするかは知っていたのだけれど、それでも、こうなのだ。

みそ汁を毎日鉄格子に吹きかけて錆びさせる。
筒型になった独房をスパイダーマンのごとく上っていく。
そのために毎日トレーニング。
いやはや、すごいよ、あんた。

偉人、ではないけれど、後世まで伝えたい生き方だ。
まあ、あのエネルギーを他に使えば、大革命を起こす本当の大人物になれた、思うが。

ディベート仲間のねこさん(と言ってもネット上で私が一方的に知っているだけで面識はないのだが)がブログに書いていたので、私も書いた。(ここ

しかしね、
感動はしたんだけど、
すぐに書く気にはなれなかった。

それはね、

だって、脱獄用具をおしりの○に隠すんだよ。
それを示唆する場面が何度も出てくる。
ひゃ~、なんだか見てるだけで、おしりがむずむずしてくる。
脳裏にこびりついちゃうよ。

女の人はやっぱり、女性特有の箇所に隠すらしい。
これは、泉ピン子主演の『女子刑務所』でやっていた。

まっ、それはそれとして。
原作読んでみようかなと思いました。

津川雅彦さんも若くてかっこよかったです。

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March 17, 2005

書談:英会話の本

■『英会話 本当にほしかった表現1000』
著者:松本 茂(監修・執筆)
   綾部 功(執筆)
   ロバート・ゲイナー(執筆)
価格: \1,995 (本体: \1,900)
出版:講談社インターナショナル
発行年月:2005.3
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松本先生からいただいたので、誉めます(^_^;)。
(共著の方とも面識があります)

英会話の決まり文句集、よくある本です。
しかし、しかし、本書は日常会話からビジネスプレゼンテーション、議論までできるような表現を網羅しています。社会人は両方必要ですものね。
また、このような本は、一文対訳羅列型と、会話説明詳細型との2つに別れますが、本書はその中間をとっており、お手頃です。
電車の中でぱらぱら読むもよし、全文暗記するもよし、音読教書として役立つと思います。
さらに、本書はCD付きです。折角、内容が優れていてもCDがないと購入意欲が失せてしまいます。そういう意味からも読者本意の表現集と言えるでしょう。
書店でとにかく手に取ってみてください。
他書の違いがわかるはずです。

ネット書店では、素のままのイメージ画像になっていると思うので、写真撮りました。帯付きです。

050317

綾部さんとゲイナー先生の名前が隠れてしまうのだが。


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March 16, 2005

国際物理年、なんだってばぁ!

今年、2005年は国際物理年です。
2002年国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)総会で、2005年を世界物理年と設定することが決まりました。また、2004年6月の国際連合(国連)の会議において、2005年を世界物理年と定めました。
アインシュタインが現代物理学の基礎となる3つの論文を発表して(1905年)から100年、彼の没後50年という節目の年です。
その心は、物理学の正しい理解と、その果たす役割について広く大衆の理解を図ることにあり、様々な活動・催しが世界各国で企画されています。
「Dr. K's Home Page: 国際物理年記念特別頁」

HPはたくさんあります。

http://www.wyp2005.org/
世界物理年公式ホームページ

http://www.kek.jp/WYP/
KEK・世界物理年2005

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/topics/wyp/wyp.html
日本物理学科・2005年世界物理年委員会

http://www.unic.or.jp/new/physics_2005.htm
世界物理年2005・国連 on line

http://www.einstein1905.info/einstein/2005.html
2005年は世界物理年 World Year of Physics

http://www.jsap.or.jp/WYP2005/jsap/
世界物理年・応用物理学会の取り組み

だからね、もっと宣伝しなさい!>関係者

愛知万博に負けとるがな。

これは、本屋においてあったシュプリンガー出版社のしおり
http://www.springer-tokyo.co.jp/default.shtml

BUTURI-NEN-SIORI


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March 15, 2005

特許明細書について

(以下の文章は、業界の典型的な話ではなく、あくまで個人的に思うところである)

知らない人はほとんどのなんのことだからわからないであろう。特許庁に提出する特許明細書(私はこういう発明について独占権を得たいのです、と書く技術文書)というのは、特殊な書き方をされている。もうこの業界に何年かいると別に特殊だと思わないのだが。

とあるMLで学生さんが「実務をやられている方は、お手本とする明細書を持っていますか」と質問をした。(私だけかもしれないが)そんなものあるわけないじゃん、あってどうするよ、というのが私の感想である。他の人がなんだかお返事していたから、私は別に投稿しなかったけれど。個々の発明よって記載の仕方が違うし、スタイルというべきものは確立していくが、お手本なんかあっても役に立たない、立つことはないと私は思う。どうやら、その学生さんの大学には特許明細書作成講座、みたいな授業があるそうである。(どんな教授が教えているのか知らないが)そうだったら、そういうお手本みたいものがないと、教えることはできないだろうな、と思った。大学に講座があってもあんまり意味のない典型的事例である。教えること自体、悪いことではないが。

基本的な書き方みたいのは、事務所とか会社の研修とかで教わる。でも、たいていそこからは、自分で習得していくものである。テクニカルライティングの一種だが、マニュアルとか論文とかとも違う。もっと、物体や事象を精緻に記載していく作業である。その発明をした人(技術者)と同じレベルの知識がないと書けないと言われている。言われているというのは、こう書くと一緒に開発でもしないと同レベルにならないではないかと思われるからである。そんなことはなくて、本人に聞いたり、自分で文献を調べることによってそういうレベル達することができる。それに私たちは、学術論文を書こうってんではなくて、その発明のどこを説明すれば、所望の権利になるかを書く申請書を書くのである(技術文書であると同時に申請書)。そのテクニックにおいて技術者より遙かに優位であることは明らかであろう。

どう、結構たいへんな仕事でしょ。が、しかし、あんまり評価されない仕事でもある。特許されるかされないかだけが問題であり「おお、この明細書はすばらしい。」なんて誉められることはまずないからだ(私のように、読むこと自体が仕事であり、この書き方はGoodまねっこしようとか思う人はいるけれど)。

さっき明細書作成講座があっても、って書いたけど、文章作成、作文の授業は必要だと思う。中学以降、作文の授業がないっていうのも変な話。入試、入社のための小論文対策とか付け焼き刃で教えるんなら授業に組み込めつーの。いきなり大学で特許明細書を書き方教えても唐突だと思うわけさ。

特許明細書と学校教育、つながってるな。OUTPUTとその表現方法を学んでいかないと。

なんかとりとめがないですな。


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March 12, 2005

書談:エレクトロニクスを学ぶために(1)

一応、科学系(or読書系)ブログのつもりなので、これ。
たまにはまじめな話題でも。

エレクトロニクスとい言っても広いわけで。
ここではアナログ回路、光学、画像処理を取り上げます。
つまり自分が関わっている分野です。この三分野は関連性があるので、勉強してるとおもしろいですね。
急な部署替え、これらの分野の人と共同研究、そして私のような特許関係者に役立つと思います。


■『アナログ電子回路設計入門』
著者: 岡山 努著
価格: ¥2,730(本体:¥2,600)
出版:コロナ社
発行:1994.12
bk1
薄い専門書というのは、わかりやすそうでいて使えない、というのが定石。でも、これは違うんだよね。設計っていうくらいだから、それ相応のことは書いてある、けど、入門、っていうのがすごいところ。今でも参照しています。


■『図解 わかる電子回路 -基礎からDOS/V活用まで-』
著者:加藤 肇〔ほか〕
価格:¥1,260 (本体:¥1,200)
出版:講談社ブルーバックス
発行:1995.9
bk1
ブルーバックスなんです。びっくりでしょ。ブルーには工学系のもの少ない、だけどどれも役に立つのです。みかけによらずかなり詳しく出ているいます。懇切丁寧です。それに一部コンピュータプログラミングも掲載しています。電気系の弁理士さんも参照しているくらいです。


■『パルス回路の基礎演習』(絵とき電子回路演習シリーズ 4)
著者:菅谷 光雄、中村 征寿
価格:¥2,345 (本体:¥2,233)
出版:オーム社
発行:1991.2
bk1
演習書なんだけれども、まとめの部分が便利。この対応の教科書もいいのだれど、これで十分なような気がします。


■『はじめての画像処理技術』(ビギナーズブックス 15)
著者: 岡崎 彰夫著
価格: ¥2,100 (本体:¥2,000)
出版:工業調査会
発行年月:2000.10

正しくはじめて買った画像処理。CMOS/CCD固体撮像素子の説明も簡単にだけれども書いてあったから。撮像素子の説明は特許文献を検索するとわかりやすいものが出てきます。はじめてシリーズ、いいですね。


■『ディジタル画像処理入門』
著者: 酒井 幸市著
税込価格: ¥2,310 (本体:¥2,200)
出版:コロナ社
発行年月:1997.12

『はじめて』と同じレベル。こちらの方が数学的説明が多い。酒井先生の本は間違いない!


■『図解レンズがわかる本』(Visual engineering)
著者: 永田 信一著
価格: ¥1,680 (本体:¥1,600)
出版:日本実業出版社
発行:2002.11

レンズ光学はこれ1冊でOK!っていうか、他に実用的な本がにゃーい。大学の幾何光学の教科書を買ってしまった私の立場は。。。プリンタとか液晶プロジェクタとかの光学も簡単に説明しています。


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March 11, 2005

『よるぶつ』専用カバー

朝カル竹内塾に行ったら
「ほんとに作ったんですか(そんなもの)」
と言われてしました。

だから写真撮りました。
・使用前
 わかりにくいので帯をずらしました。
 040311B






・使用後
040311A
どうでい!まるっきし同じだろうが。
カラーコピーだし。それが狙いだし。





読み終わったら、他の本につけて持ち歩こう。

あほらしいとお思いでしょうが、よかったら押してください。ぷちっとな。【押す】

最近読んだマンガなど

最近『めぞん一刻』に夢中である。
Big Comic Comapct というやつで隔週で発刊している。
コンビニや駅の売店のみで売ってるやつである。
小学館のHPに行ったが紹介されてはいないようである。
なんかいいよ、めぞん一刻、いいよ。
昭和末期の東京ってあんな感じだよ。
経済やファッションの中心とは別の居住空間って感じ。
読んでいるとほっこりしてしまうなあ。
あのころはよかった、とかじゃなくて、ああいう空間を経て今を生きているって感じかな。別世界じゃないんだよね。同空間の時系列ってことかな。

高橋留美子、うまいよね、ストーリーも、人物描写も、絵も。
(一時期より減ったけど、絵が下手な漫画家が多いのはびっくりしてしまう)

今週の4号は入手したんだけど、先々週3号買い忘れてしまったのだ。がっくりしてたけど(ほんとそんな感じ)、昨日コンビニで見つけて、小さな幸せを感じております。

尚、小学館に問い合わせれば、バックナンバー郵送してくれます。

* * * * * *

"X-File" 好きなんである。
♪であごすてぃーに♪でDVD売り出しましたな。
http://www.de-club.net/xfd/index.php
創刊号除くと1790円。安いとは思うけれど、全シリーズ集めるといくらになるのか。

HPによると9シリーズ201話、49号まで発刊するそうな。
締めて8万6千710円。

* * * * * *

『おそ松くん』を買う。
bk1
『もーれつア太郎』が一番好きなんだけどね。
子供のころ、アニメやってたから。
たぶん、一番好きなアニメ。
ギャグマンガって世相を反映するっていうか、結構ブラック。
ア太郎を見て大人の世界を学んでいたよ。私は。

ところで、この『おそ松』に収録されている「チビ太の金庫破り」、
明らかにチビ太には非がないと思うが。

さらに、六つ子のお母さんがかっこい男性として、
「中井貴一みたいな人」を上げている。
再収録するのに名前を編集したらしいが、そんなの意味あるのか。


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竹内薫非公式FCより

こういうのは、ダブルポストとか言われて、嫌われるのだが。
向こうは掲示板で、こっちはブログだから別にいいでしょう。
宣伝になりますし。

■『夜の物理学』
著者:竹内薫
価格:\1,575 (本体: \1,500)
出版:インデックス・コミュニケーションズ
発行年月:2005.3
bk1

* * * * * * * * * *

『よるぶつ』こと『夜の物理学』をお買いあげありがとうございます。
まだ、未入手の方、慌てることはありません。まだ出荷したばかりですので、売り切れになることはありません。

『よるぶつ』発売記念としてみなさまに特別付録をご提供いたします。
全員にお渡しすることはできないので、ノウハウを開示することにします。

『よるぶつ』専用ブックカバーです。

(1)『よるぶつ』のカバーのみ取り外します。帯も一緒につけてください。

(2)カラーコピー機のあるコンビニ、あるいは職場のフロアにいきましょう。

(3)コピー機の「フルカラー」と「A3用紙」を選択してください。選択の仕方は各社コピー機マニュアルを参照してください。

(4)カバーをコピー台に設置しましょう。カバーの幅がほぼA3の長手方向長さになります。折り返し部分が少しはみ出ますので、カバーの背をA3の中心に合わせます。A4の印がついているコピー機であれば、その線に合わせるとよろしいでしょう。物理学はすべて近似値です。あまり細かいことは気にしないように。

(5)余った白い部分をハサミで切り取りましょう。

はーい、あっという間に『よるぶつ』専用カバーの出来上がり。

これをして電車の中で読めば、『よるぶつ』の宣伝になります。かつ、本のカバーは汚れません。わたくしのように、リックに網のポッケがついているならば、そこに常時入れておけば、歩く宣伝カーです。

蛍光塗料や銀粉状のつぶつぶ材料がある方はそれを塗布するのもおしゃれですね。
今はいろんな材料に印刷できる機械もあるので、プラスチック・ビニル形の用紙にコピーすると防水機能もあり、見た目にもきれいです。

みなさまもオリジナルの『よるぶつ』カバーを作ってくださいね。

* * * * * *

余談ですが。
ちょっと、書店で本書を開いてみて、それが、26ページや93ページだったりして「なんだよ、難しそうなことが書いてあるじゃないか」と思ってしまった貴方、そこの貴方。読み始める場所が違っています。中表紙の次にあるショート・ショート、第★章を読んでから第Ⅲ章を読むのが王道です。Ⅰ章、Ⅱ章は気ままに読みましょう。湯川ファン、竹内物理初心者、ヘビー竹内ファン、みんな、みんな「科学者だって人間だもの」を読むべし!


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K-K F.C.(Kaoru Kotoist Fan Club) i.e. 竹内/湯川薫非公式ファンクラブ事務局

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March 10, 2005

不正競争について?!

何年か前のことになってしまうが、有名な事件なので多くの人が知っているだろう。
ソーテックがアップルのまねっこしてPCを販売製造した件である。
この件、私も松本直樹先生と同じ意見であった。
「e-oneをiMacと混同する人が居るか?」HP
ということである。判決文が同じwebに掲載されているHP

しかし、熊谷健一先生は、「裁判官の判決は納得できるものだ。商品知識は顧客のレベルのよって異なる。初めてパソコンを買う人は間違えて買ってしまっても不思議ではない。事実アップルはその損害を立証している」とおっしゃっていた。そういわれてみればそうだなあ、と簡単に考えを変えてしまった。(ここでの話である)
つーか、似ていることは確かだし、どれくらいの人が、という近似値を出すのは難しいけれど、間違える人いるよなあ、って感じ。

しかし、しかし、本日それを強力に裏付けるデータを見つけてしまった。

”川中美幸に間違えられた中島みゆき”というものである。(ここ

間違えるかよ、そんなの。『わかれうた』をラジオから聞いていた私には考えられないことである。

ん?はたと。
それはソーテックのe-Oneと同じこと?!歌手に精通しているレベルが違うということではないか。
わからん人は間違えるのである。
川中美幸が♪かぜのなかの~♪と歌っていると。

また、別例として、
「この子、悪いことしたのに、何でテレビに出てんの~!」と

藤木直人くんを柏原崇くんと間違える年輩の人もいるはずである。(この話
最近ちょくちょくドラマに出る格好いい人という同じくくりであるから。

商品の類似性は奥が深いですな。

芸能ネタにまで、こういう反応する私って、根っからの知財人?!

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March 09, 2005

トップランナー

ここでも言及したが、私はNHKのトップランナーという番組が大好きである。
http://www.nhk.or.jp/tr/
なんと言っても他のトーク番組と違ってクリエターが多く登場するからだ。
物事の発想法が学べる。

先日は「呪怨」の監督さんがゲストだった。
最近、日本映画のハリウッドバージョンを作るのが流行である。
でも、なんでホラーなんだ。それに、日本で作ったやつに吹き替えして配給すればいいだけと思うが。
番組では、
・日本ホラーのようなじめじめとした恐怖感は米国にはないこと、
・やはり、米国人に馴染むような演出が必要であること、
が語られていた。
プロジューサは案の定演出に口を出してくる。そこで監督は
「貴方が言っているの"驚かす"ことだ、僕がやりたいのは"恐れ"だ。びっくりするようなこともするけれども、ここには必要ない。それがだめなら、他の監督を雇えばいい。(そういう日本的なものを求めていたから僕を雇ったのではないのか)」
と返すのである。おお、かっこいいではないか。

また、それ以前のホラーとの違いについて
「隠れた怖さ、見えそうで見えない怖さはもう『リング』なんかでやり尽くされている。だから思い切って、その姿を見せることにした。役者さんをまっちろけに塗ってもらった。これはちょっと際どい。外してしまうとホラーではなくお笑いになってしまう」
と語っている。
こういうのがおもしろと思うんだよね。逆転の発想みたいな。別にホラー映画監督になるつもりはないのだけれど、一種の創造哲学みたいのが伺える。

さらに、俳優さんやシンガーの人がこの番組に出ると、クリエター的側面の話をしてくれちゃうのだ。これはMCの力が大きい。台本があるにせよ、インタビューがうまい人じゃないとつとまらない。武田真治、本上まなみ、結構偉大である。


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March 08, 2005

娘たちよ、永遠に!

かしまし娘は子供のころ大好きだった。ついでいうと藤山寛美も好きだった。関東圏でも寛美劇場は放映してたのです。かしましさんの方は日曜12時に東京テレビでやってたやつ。私のお笑いブームは小学生のころで終わってまいました。

そして、また、その東京テレビで昨日、かしまし娘の復活劇を放映してました。かしましはんにどきゅめんたりーちゅうのはあわへんやろ。そうおもわへんか。(←インチキ関西弁)

中止じゃなくて解散だったですね。かしまし娘。
お笑いブームが加速して、演目を2分とか3分でやれ、と言われていたそうだ。そりゃ、無理やわ。わてでもそう思うがな。(←インチキ関西弁)
それはとくにオープニングのテーマソングを聞いてなおのことわかった。
♪コントに、お芝居、ミュージック♪
そうそう、それよ。かしましさんの演目は全部入ってるから、子供でも楽しめたのだね。一大エンターテイメントであ~る。
それを、カップラーメンができる間にやれとは言語道断ではないか。

再結成のきっかけは、老人ホームの慰問の後にもらったお手紙。
かしまし娘の漫才がまた見たい!
それで、三人の娘たちは奮起するのである。まったりと。

私もかしまし娘が見たかとです。

ところで、改めて知ったのだが、かしましさんたちは、私の親の世代。仮にお母ちゃんがテレビで漫才してたかと思うと、びみょ~~でんな。

因みに私は歌江さん派です。同じ長女として歌江姉ちゃんの苦労がわかるんですわ。


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March 05, 2005

書談:『義経の登場 王権論の視座から』

■『義経の登場 王権論の視座から』
著者:保立道久
出版:NHKブックス
価格:1200円(税別)


義経ミニ知識本、研究本がたくさん発売されている。
本書は、義経だけでなく、その人間関係、父・義朝、母・常磐のことが多く書かれている。
知らないことがいろいろわかった。
知らなかったのは私だけでない。義経研究自体が遅れており、日本中世史研究の障壁となっているそうだ。

常磐は、公家の従女であり、当時としてはそこそこの身分であったこと、常磐親子が生き延びたのもそのコネクションが平清盛に利いたこと、などは私にとって有益な発見であった。

頼朝の助命も、池禅尼が死んだ息子に似ていて不憫に思った、とは少し違うようだ。池禅尼の親戚筋と頼朝とにつながりがある。それ以前に平治の乱が源氏と平家を二分するものではなく、両家がもっと複雑に絡んでいたことである。清盛も「義朝は我が敵にあらず」と述べているらしい。清盛は戦後処理を委託されたわけである。いろいろ諸先輩方の意見を聞かないと源氏の遺族の処遇は独断できなかった。清盛の判断をうんぬんされるのは、その後の平家の興隆から対源氏のような構図が生まれたためであろう。

特筆すべきは、当時の女性は夫や父に依存する弱い存在ではなく、政治力を持っているということが伺える点である。

と半分弱読んだだけでもいろいろ得るところの大きい本である。
頼朝、義経以前の歴史が知りたくて同じNHKブックス元木泰雄著『保元・平治の乱を読みなおす』を読んでいたのだが、知らない人ばっか出てきてなかなか進まなかった(藤原忠通とかそういう人)。これで少し筋道がわかるので、再読できる。保立氏も元木氏の説を参考にしている。

日本人って自分の国結構好きなのかなって思う。歴史啓蒙書(新書版とかのことね)は毎年たくさん出版されている。大河ドラマもなんだかんだ言って視聴率を稼いでいる。意識下で自分のオリジンを確認したいではないかな。
日本史にふれる度に日本人の精神性の深さを感じるアマサイでした。

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March 04, 2005

今日は大雪、東京なのに、3月なのに

自宅から駅までの間に坂道があるのだが、そこですべって転んでしまった。
そのまま後方向にバッタっとである。
いつも背負っているリックサックがクッションとなって頭を打ったずにすんだ。「大丈夫ですか」と通りすがりの人に声をかけられるのが恥ずかしかった。何事もなかったようにすくっと立ち上がってすたすた歩いた。
お尻がべっちょと濡れてしまった。
外側は間もなく乾いたが、下着はまだ生乾きで気持ちが悪い。
腕は打ったらしく、右肘が痛い。

「何を入れて持って歩いているのか」と友人知人に不審がられる本格アウトドア用のリックだが、「こういうときのためだよ」と胸を張って言える。
いや、胸を張るのはよそう。

* * * * * *

松本茂先生はテレビにまたでるようである。
東海大学教育研究所
-------------
また新しく大人向けとして「シニアのためのものしり
英語塾」という番組も始まり、その中で文法コーナー
は松本茂先生が担当されるようです。
-------------
JBDFのI氏の情報。

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March 03, 2005

特許侵害訴訟「一太郎」

職務発明に言及しようと思ったが、それより重要な判決が出ているのでそれについて。
「一太郎」くんのことである。
松下電器VSジャストシステムである。

私の感想は、松下ずるっこしいな、である。

今野浩氏は、これをソフトウエア特許を認めたことが因であると述べている(日経新聞2005年3月2日)。
今野氏はずっと以前からソフトは数式に結びつき、それを認めることは特許法の定義でもある「自然法則」を応用したものという根底が崩れてしまうと主張してきた。
しかし、それは極端というものである。ソフトウエアが科学技術である以上、特許法の下に保護されるのは、当然のことである。

それ以前に、みんな「特許」というものを過信している。特許庁という国の機関が認めたと思っている、法律上そうであるけれども。実際には一審査官、一人間が認めたにすぎない。この事実を軽くみてはいまいか。今野氏の記事には「裁判官は特許庁が特許を与えている以上十分に特許に値するものであるはずだと判断した」とある。裁判官は「特許庁の審査官」がと考えるべきなのだ。このように裁判所にまで上ってきた特許は是非を再び問われるべきであると考える。

また、誰もこんなことは言いはしないが、特許法は紳士的行為を前提に成り立っている。松下のようなことは誰でもしようと思えばできる。松下特許のようなことを特許明細書をつぶさに見ていけば絶対みつかるのである。しかし、それは面倒であるし、そんなことをするより製品開発をし、新特許出願を考えて方が効率がいい。第一、かなりネガティブな行為ではないか。松下は別のようだ。時間も金も余っているから、人を追い落とすことで金儲けをしようとしている。使わなくなった特許を盾に損害賠償を請求しているのだから。ここに注意してほしい。松下はジャストの製品によって不利益はないのだ。こんなこと特許法に照らし合わせなくても明らかではないか。法律に準拠しようとしまいと汚いことは汚いのある。

それを特許法(ソフトウエア特許の適用)の不備であるとか、裁判官の無知であるとか、いうのはずれている。

松下は汚ねえなっていう話である。
汚ねえ奴を基準に法律を改定していては切りがないではないか。

[ちょっと、今日はドラフト的に書いてみました。後々補正するかもしれません。2005.3.3]

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March 01, 2005

テレビの裏側

電気屋さんに行くと店のわきに、壊れたテレビや扇風機がおいてある。その壊れたテレビの裏側、正確にはカバーを外した中身、を見るのが好きな子供だった。たくさんのトランジスタが半田付けされた基板をじっーと見ていた。次の日もわざわざそれを見に電気屋さんに行った。またその次の日も行ったが、もう片づけられてしまっていた。修理センターに行ったか、電気屋のおじさんが分解しているのだろう。

タレントが「子供のころ、テレビを見ながら、この中に入って演じる人になりたかったんですぅ~」とか言っているのをたまにみかけるが、

私は、さしずめ
「テレビの中身を作る人になりたかったんですぅ~」(この"すぅ~"は適宜若手女性タレントの言い方を想像してください)
ということである。

母はそんな私の気持ちを知ってか知らずか、小学生の頃、いつも乗る山手線の窓から見える○○○テレビ電子専門学校(もうないんだってね)を指して「お姉ちゃん、あそこに入って勉強するといいよ」と言っていた。母は娘に手に職をつけさせ、自立することを望んでいたのである。何をせぇ、とは言われなかったが、資格とかとっておくといいと言われて育った。(自分のように)夫とか結婚に縛られず、生きて欲しかったんでしょう。○○○には入学しなかったが、そっちの系統の学部に行った。

おかげさまで!

一応、技術職だし!

弊害になるような♂も身近におりませんし!
ありがとう、おかあさん。。。でも孫の顔を見せられなくてごめんね。

って話じゃなくて、どうしてこういう冒頭になったかというと
MAD研究所さんのHPがひっかかって、
コンテンツに
「電卓技術教科書」ってのがあって、このタイトルもすごいんだけど文章に、
>むかし(30年ぐらい前)は、テレビの修理とか、
>アンプの作り方とか、トランジスタラジオの入門とか、
>テレビの回路設計(エーッ!)なんていう本まであったようだ。
とあるのだ。
「エーッ!」って驚くようなことなのか。
そうか、そうだよね。

昔テレビ買うとその配線回路図が標準装備だったんだよ。知らない?私はこれもじぃーと見ていたのだ。もちろん、どういう機能かはわからない。トランジスタとかコンデンサとかの記号が認識できるくらい。でも、私にはわくわくするしろものだったのだ。今にこれがわかるようになるんだ、と思うとそれだけでうれしかった。
(昔の子供って幸せだよね。テレビゲームがなくても遊ぶ術を知っていった)

NHKのテレビ番組でも「テレビ修理講座」ってのがあったそうだ。それはずっーと昔のことで、私は「FMステレオ技術講座」というのは覚えている。音響工学のご講義に受けられるのだ。テキストは買ったが、小中学生には難しすぎた。ビデオもなかったから、毎回視聴するのは容易ではない。(うーむ。また年齢が示唆される発言だ。。。)

中学生になってアマチュア無線クラブに入った(エレクトロニクス少女であったのだから当然でしょう)。もう一人いた同級の女の子に「ハム(*)の2級とったら、テレビ通信もできるんだよ、すごいよね」と感激して話したのだが、相手「ふーん」とあまり興味が無さげだった。その後、養成講習会に通って電話級(今は4級という)は取った。3級以上はモールス通信があるので、未だに敬遠している。

*ハム、ソーセージ類と間違える人は居まい。。。

現在、テレビの中身は作っていないが、仕組みはかなり!わかる。これはガッコじゃなくて独学ですが。回路図もある程度はわかる。これは現職で身につけた。アナログ回路は設計者に聞かないとわからないことが多いので、正確には回路設計技術者の話がわかるということなんだけど。

本日は、私とテレビの裏側との濃密な関係についてのお話しでした。おしまい。

(ところで、母は最近「あんた、小さいころは、"私が大きくなったら大きいおうちを建ててあげるね"って言っていたのに!」と暗に自分も住める家を持つことを私に要求している。おかあさん、そんな4歳児が言ったことを言質にするんですか、あなたは!)


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