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March 26, 2005

科学者の責務

日経新聞の「私の履歴書」を愛読している。
日経は仕事上仕方なくとっているだけで、欠かさず読んでいるのはここだけである。

今は免疫学者の石坂公成氏である。
学者の話なんかおもしろいことはないのだが、石坂さんのお話は毎回楽しみである。主に米国で研究活動をしていたせいであろうか。
昨日は、「科学の将来を守る責務」いう題字が大きく出ていた。
(会社においてきてしまったの以下の引用はあやふや)

石坂さんは米国大学の免疫部門の責任者となる。
そこでの仕事の一つは、政府から受ける研究費の割り振りのための論文の審査である。各領域の一流の研究者が行うものである。
それに、かなりの時間、年に4ヶ月、をとられる。しかもそれで先生方にお金が入ってくるわけではない。しかし、彼らは真剣にその審査を行う。
石坂さんは言う。
「私たちがなぜこの仕事をやっているかといえば、自分たちの力で科学の将来を守ろうとする意図と責任の現れであろう。日本ではこのようなシステムはない。日本の科学者は自分の研究には熱心だが、将来は誰かが決めてくれると思っているようである」

未来を人にゆだねない、それこそ科学者の責務だというのだ。

この連載では、日米の対比が毎回出てくる。
本日の記事も、奥さんの照子さんが米国で教授になるが、日本では京都大学で「医学部では女性の教授の前例はない」と見送られるという例が紹介されている。
日本にしては自由闊達である、と言われている、大学でさえそうなのだ。

日本の科学者たちは、科学とか日本の未来なんか何も考えてないのではないか。

その、最たるものが、
こ く さ い ぶ つ り ね ん だ よ !
日本物理学会、なにか宣伝しなさい。

物理学者だけのたこつぼに安穏としてどうするよ。

アメリカ好きではないだが、石坂さんや中村修二さんの話を聞くと、
やはり日本では基礎科学の発展はいささか厳しい
と思ってしまう。

技術者、科学者の倫理は近頃よく言及されるが、
それ以前に未来への責務があることを自覚してもらいたいものだ。

(日経の引用は後日正しく書き直します)
だいたい、合ってましたが、引用を紙面記載のものにしました。
(2005.3.28)


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