無料ブログはココログ

« 体育会系の心意気 | Main | スパムメール »

March 31, 2005

数学と文学

小川洋子さんの『博士の愛した数式』は今世紀(まだ5年だが)もっとよかった小説である。
bk1
読んだことない作家のもの単行本で読むことはまずないのだが、本書は売り出して間もない頃見つけて「これはおもしろいはずや!」と買って一気に読んでしまった。
あまり好きな言い方じゃないけど、ハートウォーミングなお話。
川上弘美さんの『センセイの鞄』と比較されるけれども、当たらずとも遠からじ。
bk1

記憶を失った数学者とその家にお手伝いとして通う私、そして私の息子の3人の交流。
私は数学者が「私」に「そんな小さい子を家に一人にしておくなんて。明日から一緒来なくてはいけない」と説教をたれるとこと、数学者が息子に"ルート"と名付けるところが好きである。

「ツボ」だよねえ。うまいよねえ。
なんでこんな素敵なお話が書けるのだろう。小説家ってすごいなあ。

と思ったのは私だけではない。
なんと!日本数学会もそう思ったのだ。
・小川洋子さんら9人に「日本数学会出版賞」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050330ic03.htm
・日本数学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj6/index02.html
・日本数学会出版賞について
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj6/sugakutu/902/pubprize.pdf

数学会結構、偉い!
つーか、小川さんの作品でこの賞を思いついたんと違うのかい(^_^;)。

科学と文学はたまに語られることがあるが、
数学と文学の相関関係はついぞ聞かない。私はね。
藤原正彦氏がエッセイの中で書いているくらいじゃないかな。

『博士の愛した数式』で数学のイメージアップしたことは確かだろう。
理科離れをくい止める、にはもっと理数系科目を教える人ががんばらないとね。

小川さんはこの作品で全国書店推薦賞(正式名称は忘れた)も取っている。
なんたら文学賞ももちろん取っている。
『博士』効果は小説の域に止まらない。

とにもかくにも、小川さん、おめでとうございます。

『人気blogランキング』に投票して下さい。よかったら押してください。ぷちっとな。【押す】

« 体育会系の心意気 | Main | スパムメール »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

「自然科学・工学」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61116/3510415

Listed below are links to weblogs that reference 数学と文学:

« 体育会系の心意気 | Main | スパムメール »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

June 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30