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June 30, 2005

『二十歳のころ』より

こんなこと言うと失礼のような気がするが、「同志」を発見してしまった。
「二十歳のころ 吉川弘之にきく」

理Ⅰに入ってみると、圧倒的な時間が理科系の勉強に費やされることになったんです。それで、「こりゃ、かなわん」と思いました。それまで、ずうっと理科系に行こうと思っていたんです。それはそうだったんですけれど、「でも、これにはかなわない」と思ったんです。

そうなんだわ。私も毎日物理や数学に追い回される日常が辛かった。自分で志望したにも関わらず。そりゃ、まだ1,2年のうちは文系のものもあるにはあるが、全体としては微々たるもんである。
で、この後が凡才・アマサイと秀才・吉川先生との違うとこだが、

それで、理科系のことばかりを勉強するのは厭だと思ったので、「夏休みは文科系になろう」と決めたんですね。教養学部生の間だけだったけれど、夏休みになると、理科系の本とかは一切置いておいて、小説とか哲学とか、やたらにそんなものばかり読んでいたんです。それでなんとか文理の帳尻を合わせようと思ったわけです。

私はこんな高尚な考えはなくて、小説や新書本に逃避していただけなのであるが。

結構、いろんな人特に研究者のエッセイ、インタビューの類はよく読んでいるが、

いま教養学部にいる人には、人間として強くなって欲しいです。専門というのは、必ず人間を駄目にします。いや、そう言い切ってはいけないですね(笑)。けれど、専門というものは、人間をある意味で一つの歯車にしてしまうわけでしょう。そうなった時には、勿論歯車としての役割を果たさなければ、世の中に貢献出来ないんですね。でも、同時にそうであることを自分できちんと認識するだけの人間性を、持っておかねばならないし、持てるようであって欲しいです

ここまで言い切る人は初めてだ。

また「技術」に対する考えも同意できるものである。

それで、本郷に行ったら、また新しいショックを受けました。「工学というものは、なんてつまらないものなのか」っていうショックを(笑)。工学は、人間の精神と深い関係があるものなんです。恐らくどこの分野でもそうだと思いますが、漠然と大きな分野で見ると、何でも、「知る喜び」とか「発見の喜び」とかいうものに結びついているけれども、専門の細かいところ、深いところに行けば行くほど、そういうものから程遠くなっていくんです。

技術・工学というのは小手先のテクニックのお話じゃなくて、人間性に結びついていると思うんだよね。技術が分かれば、人間が分かるみたいな。それを自分なりに探求したいと思っている。
自分の考えは、間違ってないんだ、と確信できてとてもうれしかった。


これに関連するんだけど、藤原正彦氏のエッセイ『数学者の言葉では』
http://www.bk1.co.jp/product/304145
の中で米国での教え子ハナが、大学院に進学して「数学職業人」としての訓練に思い悩む話があるが、読んだ当時ハナと私の境遇が似ているような気がした(私は学部レベルだけどね)。


吉川弘之氏のインタビューが読めるページ
http://www.southwave.co.jp/swave/6_env/yoshikawa/yoshi01.htm
http://www.shakai-gijutsu.com/ronbun/interview.pdf

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June 29, 2005

学ぶことは生きること

いつも勉強していて偉いね、なんて言われる私である。ちっとも偉かないんである。本当に偉い人は学生時代ばっちり勉強して、それを活かす方向で生きているのである。学生時代ちゃんと勉強しなかったんでずるずる資格試験受けたり、放送大学なんか受講したり、朝カル行ったりしているわけなんである。

でも、まあ、勉強は好きやね。自分が着実に向上している感じがする。加齢してくると、図太くなって、試験に合格しなくてもそんなに落ち込んだりしない。そりゃ、受かった方がいいに決まってるけど、勉強した分はちゃんと自分に身についてるはずだから。大学入試や社内の昇進に関わる試験とは違うんである。TOIECの点数を届出たり、社内試験があるようなところだったら、止めていると思う。学ぶ自由を制限しないで、と思う。

話変わって、
最近物理学科に行っても相対性理論を選択しない学生さんが多いそうである。
[いろもの]前野先生の日記
(ここでみたのだが、検索かけたけど日付までわからんかった)

現役の学生さんもそのように言っているので、全般的傾向なんだろうな。
物理学科の現実

いろもの先生も、自分なんかは相対論とか量子論を勉強したくて大学行ったけど、(現状がこうなのは)しょうがいな、と発言しておられた。

ふーむ。しょうがないのだ。その人たちもアインシュタインの思想を勉強したかったに違いないが、実際に単位取れないで、卒業に響いたら何にもならないと考えているのだ。

私もそうなのである。あれほど憧れた電子工学だが、実際に入ってみると1教科「可」を取るだけでもえらい騒ぎだった。ああ、辛かったね、あのころは。私はどっか脳が壊れているんじゃないかと思ったのさ。クラスメイトと明らかに理解度に差があるんだもんな。

でも、今はその道で飯食っているわけである。それなりに勉強もしているし。同窓生でも専門の道に行った人はそうそういない。その点は私結構偉い(^^;)。こういうのが生涯学習というんじゃないかな。物理学科の学生さんたちもいつかは相対性理論を学習する日がくると思う。そういう意味からいうと、ガッコで習った専門は関係ないとも言えるし、あるとも言える。少なくともガッコ時代の成績なんかでその後の人生が決定しようもない。

古いOSに頼らず、自分というシステムをいつも最善にしておくために、日々更新する作業が勉強であったり、読書であったり、いろんな人と交流を持つことなんだと思う。

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June 28, 2005

『プロジェクトX』考

なんか『プロジェクトX』必要以上に非難されてる気がする。今までもクレームはあったけれど、そんなに酷い編集の仕方だったんだろうか。
<プロジェクトX>行き過ぎ?「美談」演出
NHKの不祥事に重ね合わされているような気がするな。それはそれ。これはこれでしょう。

まあ、舞台は学校なんで、特に事実関係は気をつけなくはいけないね。また、事実であったとしても表現を控える必要もあるだろう。

でも、
「海老沢勝二前会長の肝いりで継続していたという経緯があるため、NHKの全理事が入れ替わった今は議論がしやすくなった背景も手伝い、」
ということはいい方向に影響しているのかもしれない。

NHKのドル箱と同時に、もはやNHKの存在価値がかかっている番組でもあるようだ。

「妥協策として浮上してきているのが、早ければ10月に番組改編を行い、放送回数を減らす案だ。」
うーむ。このシリーズはこんなトラブルよりも、日本国民を励ました、という輝かしい歴史の方が長いのだから、きれいな形で終焉、あるいは別の番組への移行を果たしていただきたいものである。

ところで、前回のIH調理器見逃したんですけど、再放送はいつでしょうか。いつもの深夜枠ではテニストーナメントやってたんですけど。

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June 27, 2005

引越し

引越しで忙しいわけである。住居が、荷物が、二カ所に分散していたので1カ所にまとめるという作業なんでちょいとたいへんなんである。
無駄な本が大量にあることが判明した。
ほんとは段ボール1箱でも減らせばと思ったが桁が違っていた。
約4年間開けない箱がいくつもあるのだからそのまま捨ててもいいだけど。
しかし、モノを捨てるのも金がかかる。

物理は再勉強しているので昔使った(or買っただけ)書籍は必要である。
哲学、科学哲学の本は読んでいる間がないが、私の原点だし、品切れ絶版になったものもあるのでこれらはほぼ保存。

で、捨てるのは
①パソコン関係の本⇒なんでDOSとかWin3.1の関連本をまだとって置くわけ?
②電子回路・通信系⇒あれば便利なのだが、同種のものがいくつかあるので、この際全部リストラ。必要があればまた最新版を買えばいい。
③ディベートの参考資料⇒コンビニ袋がいくつかあって、なんじゃこりゃ、と思ったら、論題ごとに使った本だった(だいたい新書だけど)。すぐには捨てられない(そのあとすぐ同じ論題だったらと思うと)。1年たったら処分しようとしたのにそのまま放置されていたみたい。これも全部リストラ
④小説、新書版、趣味の本いろいろ。

で、「本を買うなら○ックオフ」と宣伝してるとこに来るように頼んだ。
以前、駅前店に本を売り行ったが極めて感じ悪いので、ちょっと離れた北店を呼んだ。
やっぱり極めて感じが悪かった。
お客様を不愉快にさせる社風であることがよくわかった。
古書の値段なんかたかが知れているので、こっちはそんなに金額を要求する気はない。邪魔だから処分したいだけなのだ。その点、しっかり足下を見られている。
本を売りに来る人がいなければ商売成り立たないんだろが。
だったらもっとせめて腰を低くしろ。
必要な本だけ抜いていくのは結構だが、ちゃんとあとの本を戻しておけ。

高校生のとき、リックに受験参考書とか文庫本を詰めて神田に売りに行った。
500円だったかな。交通費とハンバーガーとジュース買ったら、とんとんか足が出るくらいだった。まあ、それは本好きのだれもが通る道。


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June 26, 2005

小売店浪漫

12ch『ガイヤの夜明け』ひさしぶりに見ました。
良い内容です。小売店の再生です。

1つは、小売店とインターネット(楽天)とが協力して、
バーチャル商店街をつくるというもの。
老舗のところてん屋さんとベーグル専門店が取り上げられていました。
売り上げが落ち、次に代に引き継げない、
ビジネス街に店舗を出したが家賃を払うのがたいへんで廃業、
の二店でしたが「楽天市場」で復活したのです。
楽天側の手厚いフォローが成功の秘訣らしいです。

見ていると私もなんか商売しようかなと思ってしまいます(^^)
でも何を売るよ>自分

当然成功例ですから、苦難の道があったでしょう。
評価されるべき人たちが評価される、
単純にインターネットはすばらしいと思ってしまった。

もう一つは街の電気屋さん。
大型店に食われて、商店街で電気製品を買うことがなくなってきましたが、この店は、顧客へのアフターケアを充実、特に年輩者の家庭に焦点をあてビジネスを展開しています。しかし、家族の他に従業員5人とすごいですね。若手も育てています。

我が家では昔から街の電気屋は贔屓しています。デジタル家電がビジネス拡大のチャンスです。そうなんだよ、電気製品はアフターケアが大事でしょう。

電気屋さんは子供頃、今でも(?!)あこがれの職業なんで、繁盛しているとうれしいですね。街のエンジニアってことだもんね。

私、ある程度修理なんかもできるんで、電気店の女将(?!)にいかがでしょうか?受け入れ先募集しています(^^;)あっ、冗談です。

これらとは別に廃業寸前の店主の証言も紹介されたいました。
「息子は継がない。継がせてもやっていける保証はしてやれない」
というのがメジャーな意見です。
小売店は立派な独立ビジネスなんで、なんとか生きる道を創って商店街を活性化していただきたいものです。


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June 24, 2005

書談:『新しい物性物理』

●『新しい物性物理
-物質の起源からナノ・極限物性まで-』
著者: 伊達宗行
発行:2005/06/20
出版:講談社ブルーバック
定価:1,092円

読み始めたばかりだけど、結構いい感じの本なんでご紹介します。

物性というと範囲が広く、どんな材料が出ているかなかなか網羅できない。これ一冊読んでいれば、エレクトロニクス技術者としてはまあ、安心できる。

宣伝文句には、
物性物理学が教えてくれるこんなこと、あんなこと
光る原子/トンネル効果/半導体レーザー/金はなぜ黄金色か/半導体メモリー/超伝導電磁石/バイオ素子/青色発光ダイオード/人工原子/量子通信

と書いてあるが、これだとちょっと誤解を受ける。いや、これらのことはコンテンツとして含まれているだけど、そういうトピックス解説よりも教科書に近い感じ

第1章 物性物理学の誕生
第2章 物質の起源
第3章 物性の出発点
第4章 物質の構造
第5章 電気伝導の世界
第6章 磁気の世界
第7章 物性の新局面
第8章 極限科学

1~4章は、物性物理を理解するための序章。後半は現実の材料について理論的な説明がなされている。別に物理の知識はいらないんだけど、しろうとが読むにはちとつらい。その前にしろうと(物理知識の少ない人)が物性に興味をもつだろうか?という疑問があるが。科学ファン、技術者は読んでおくとよい。7章、8章から始めてもいいだろう。

進路として半導体物理の研究分野がいいかなと思った時期もあったが、ならなくてよかった。なんかたいへんそうなんだもん(あっ!でも半導体分野の知財業務はできますから。○ECさん、○芝さん、宜しく?!)。本書を読んで再確認した。中村修二氏の仕事がまさに物性の仕事で、まず第1に肉体的にタフなことが要求される。

あと文系とか理系でもバイオの人なんか知らないみたいだけど、物性は物理であるけれども、化学でもある。どちらかというと化学の割合が多い。実際にそうかどうかは知らないけれど、感覚的に研究に物理・化学二倍の重圧(?!)がかかるって感じ。

新しい物質を作り出すというのは科学者、技術者としてロマンがあるが、それだけに難事業なのだよねん。

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June 23, 2005

書談:『アバウトアインシュタイン』

●『アバウトアインシュタイン
-アインシュタインをめぐる70のミステリー-』

著者:竹内薫
定価: 1,470円 (本体 1,400円)
発売: 2005/05/27
出版:秀和システム
出版社の解説

竹内薫師匠の本であるというひいき目を割り引いてもいい本だと思うのでご紹介します。

相対性理論入門に良い本はないか、
難しいことはいいから、アインシュタインってどんな人なの、
どちらの要求も満たす著書です。

相対論の初心者向けというと図解がまず書いてあります。でも、なんかはしょっているんですよね。わかる気になるだけで次の理解に繋がらない。師匠の記載はイラストぽくても(イラストはイラストレータが描くんだけどさ)そのへんは緻密に通常専門書とかなり近い説明をしています。売り場にある他の入門書と比べてみてください。しろうとでもよくわかると思います。

また、時空図がないとまず相対論は理解できません(*)。数式を放っておいても、時空図は描かないといけません。本著は入門書にしては異例(?)時空図の解説に多くのページを割いています。これだけでもお得な本です。
先生が講師の朝カルを受講したからそう思うわけだけど、これは本当の話。時空図を描かないと大学教授でも計算を間違えるそうです

アインシュタインの人となりは、物理説明と同様見開き、コラム形式で書いてあります。アインシュタインの人生、思想が全て網羅されていると言っても過言ではありません。もちろん、分量からして、ポイントではありますが。

この手の本は、物理理論、伝記的要素、どちらかに偏ってしまうものですが、本書どちらの側面もうまく抽出しています。竹内薫は要約能力(*)にたいへん優れた作家といえましょう。
なんか社説を○字で要約せよ、みたいなノウハウを連想するけど、換言すれば、本質を掴み且つそれを第三者に説明できる力といいましょうか。サマライズアビリティとかカタカナにするとちょっとは高級そうかな(笑)。例えば電磁気学を半日で講義しろ、と言われてできるのは竹内先生とあと数名くらいしか日本にはいないんじゃないでしょうか。

ってな具合に一家一冊、読まなくても飾っておいてもイケテル科学書です(でも買ったら読んでね(^^;)。

こういう入門書は仮にも科学ファン、物理ファンは「いまさら読めるか」と思っちゃうんだけど(別に相対論が完璧にわかってわけじゃないのに)、これはそんなことないんだよね。他の図解シリーズだとか、よくわかるシリーズと違って、竹内科学書は一枚上手っていうか全体としてプラスαが必ずあるから、安心して購入できる。
ってのは明らかに弟子のひいき目ですが。。。

次は、本格的な相対論理論書を読むも良し、伝記を読むも良し、
↓これなんかもいいよ
図解入門 よくわかる最新宇宙論の基本と仕組み

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ココログへの愚痴

昨日21日はココログさんの調整日だった。15時半に終わる予定が終わらなかったらしい。夕方に管理者モードにアクセスしても開かなかった。家に帰って21時半頃にアクセスしてもだめだった。「お知らせ」にも特にエラー報告は出いなかった。ココフラッシュを見ると16時以降皆さん順調に最新記事をアップされているようである。

なんでやねん。

ココログでエラーが発生しやすい状態が続いております
ということだろうが、「アクセスエラーです。管理画面にもう一度戻ってください」とか表示されるのはやめんか。こちらが何か間違った操作をしたみたいぢぁないか。

「調整中です。誠に恐れ入りますが、お時間をおいてアクセスしてください」
ぐらいだったら、こちらもいらつかないで済む。システムが不安定ってことはそれもできないっちゅうことでしょうが。

>・13:30-14:00の約30分間:
>管理画面(記事作成など)の操作、トラックバック、コメントの
>書き込みがご利用いただけなくなります。
じゃくなくて10時間くらいどーんとメインテナンス時間をとってゆっくり確実に調整したらいかがなのものか。

と言っていたら
>2005.06.23
>2005年6月22日(水)のメンテナンス以降、ココログの管理画面に
>アクセス出来ない状態が発生しています
という「お知らせ」が出ていた。
ふっー、やっぱ私だけじゃなかったのね。


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June 21, 2005

レジ袋税雑感

緑が丘で久しぶりに試合をしたのでメモとして書きます。
論題は「日本はレジ袋税を導入すべきである」です。
知っている人は知っている今年度のディベート甲子園中学の部の論題。

私はFさん、Sくんと共に否定側。ディベータに復活したいなあと思っていたところ空きがあったのでほぼ飛び入り状態。
肯定側は、プランに"生分解しないレジ袋1枚当たり5円を製造者または輸入者に課税する"というプランクを入れてきました。網羅する範囲を狭め、使い方によっては肯定側に有利に働きます。しかし、試合後、顧問から「税を税たる認識をするのは消費者であるべきだ。製造者にかけてもあまり効果が見込めないのではないか」という指摘がありました。これは私もぼんやりそういうことは考えていました。生分解プラスチックを何らかの形で広める、ということはいいアイデアであると思います。

否定側はFさんの提案により、「全てのプラスチックレジ袋を廃止する」というカウンタープラン(CP)を持ってきました。うーん、残念、CPは甲子園は禁止されているので、同じ手は使えません。参考に聞いておいてください。

私、これすごい良いCPだと思いましたね。全廃CPは、○○を廃止すべし、王道CPで真っ当な試合が展開されます。CPはハンドリングが難しく、必ずしも否定側に有利とは限らない。3人でやるときは、3人ともCPの理解がしっかりしていないと墓穴を掘ることにもなりかねません。

さらにこのCP真っ当であるとともに、本論題の教育テーマである環境問題を考える、という意図にしっかりと合致している。私たちは社会人なんで中学生の教育的見地は考慮する必要もないのですが、大事な観点でしょう。実際、試合でもあんまり抵抗無く受け入れられました。緑が丘では、まだまだCP⇒ずるっこしいというイメージがあるので(^^;)、CPが理解されるということは重要です。K代表は「なんだかねえ」としぶしぶ否定側に投票されましたが(まだハンドリングできないのに、CP使いたがる人がいるということなのだが)。

プランに戻って、生分解、つまりバイオマスプラスチック(BBP)のことですが、使い方によってはよい議論ができると思います。ざっと、検索してもいいことしか載っていない。しかし、私はそんなはずないだろうと、ジュンク堂に行ったらありましたね。そのままの書名『バイオマス』京都繊維大学名誉教授・奧彬(あきら)著。
・BBPは、土に入れて消えてなくなるわけではない。
・BBPは、回収再生過程を経てこそ、意味がある。そのまま焼却するなら石油系と同じことだ。
・原料の植物はまだ限定されている。
肯定側に立てたば、これらをクリアしておけばいいわけです。
まあ、現時点ではBBPはレジ袋には向かない、とも奥先生は明言しているのですが。

この論題の眼目は、税をどのようにとらえるかは重要でしょう。環境を意識させるインセンティブとなるか、取れるところから取るという悪法なのか。そういえば、高校も炭素税という税問題でしたね。このTV番組で橋元弁護士が唯一有効なコメントが税とはなにか、というものでした。

レジ袋有料化が検討されているのはむしろ、本論題の理解を深めるのに有益と考えるべきでしょう。教室ディベート連盟では二杉先生がきちんとその点を解説されています。
中学生の部に参加される皆様へ

またスーパー、小売店側は元々レジ袋で儲ける必要はなく、有料で販売しなくていけないとなったら、定価1円でもいいわけです。サービス品ですからね。小売り価格をプランで固定するのは難しいでしょう。レジ袋の価格を上がるとバック持参が増える、というのは、小売店側にとってはメリットには成り得ないのではないでしょうか。

今回のためにゴミ問題の資料も読みたかったのですが、時間がなく、なにせ4日前に希望を出したわけで、手を付けられませんでした。先の奧先生の本と同シリーズである高月紘(ひろし)著『ごみ問題とライフスタイル』は良書だと思います。

簡単に書けるのはこんなところです。

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June 20, 2005

作家が作家であるために

最近、小説(文学)に力が無くなった。以前はあったのか?うーむ、私はあったんではないかと思うんだが。ベストセラーと呼ばれるものは、多くの人の生き方を変える力があったんではないか。社会にインパクトを与えることができたんではないか。最近上位に上がるモノってハウツウばっかじゃないの。あと電車男とハリーポッターかい?まあ、元々私、ベストセラーになる小説読みませんが。

でもね、小説家ってのは、力があるんじゃないかと思っている。前段と矛盾しますが。職業としての小説家ってことです。最近(って言っても4年前か)直木賞を取ったこの人
山本一力
確か、借金返すため、生活ために小説書きだしたって言っていたよね。いや、そういう動機で小説書いて成功するなんて何人もないとは思うけど。私の好きな東野圭吾あにぃも乱歩賞を取ったとき、給料が安いから小説書こうと思ったって明言してますわな。

つまり、ある程度年齢のいった人間(若くてもいいんだけどさ)にとって小説家は「身を立て、名を上げる」ための最後の砦、永遠のロマンなんではないかね。

で、またもや松本清張である。『半生の記』の後半に
内職もないときの日曜日は、どこに行くあてもなかった。家に居てもいらいらし、外に出ても空虚さは満たされなかった。人の集まる街なかを歩いても、わけもなく腹立つだけだった。将棋や麻雀をしても、仕事をしていても、私の額からは冷たい汗が流れ、絶えずタオルが必要で、仲間に笑われた。神経衰弱になっていたのかもしれない。夜もあまり睡れなかった。(中略)その浜辺に腰を下ろして沖を眺めたり、松林の間を歩き回ったりした。もし、私にもっと直接的な動機があったら、あるいは自殺を企てたかもしれない。だが、そういう強いきっかさえ身辺にはなく、ただ苛立たしい怠惰の中に身をひたしていた。心はとげとげしいのに、身体はけだるく、脳髄はだらけていた。
とある。個人の感じる閉塞感、そしてそこからの突破、そういう心理が、清張文学を作ったらしい。

金のためと言っても、単に金儲けではなく(それだけだったらもっと効率のいい商売がありそうだ)こういうせっぱ詰まった脅迫観念みたいのが付随した時、人は作家になりたいと思うのかなあ。

なんか作家論を語ろうと思ったが中途半端になってしまった。すまん。

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June 19, 2005

アクセス1万突破

1millonHIT


わたくしのブログも1万アクセス突破いたしました。ぱちぱちぱち。
また、ジャスト1万を見逃してしまいました。。。6月20日午後だったらしい。
どこにカウンタが、と聞かれたことがあるのですが、使用者モードでしか見えないんであります。表に出す方法あるのかな。あっても表示させませんので(^^;)。なんか恥ずかしいから。
約3ヶ月で1万です。まあ、設置当初はアクセスが少なかったので、最初の5千は2ヶ月、あとの5千は1ヶ月で達成したようです。

これだけ見ていただけてることがわかれば、もう少し良質な記事にしようと思います、が、急に人間変えられないので、このままだと思います(^^)。

今後ともアマサイサイトを宜しくお願いいたします。
記事ごとのコメントは相変わらず不可にしています。掲示板である応接室を利用ください。

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June 18, 2005

尾張名古屋は城で保つ。

先日の『プロジェクトX』名古屋城の再建でした。
これくらいなら十分かんどーできるんではないですか。
そうそう、水戸黄門や朝ドラのようにご当地の独自のエピソードを取り上げればまだまだいけるでしょう。

タワー物は、3つ網羅しましたしね。東京タワー、通天閣、名古屋タワー(?)

それに、「VHS対ベータ」や「トランジスタラジオ誕生」ほどインパクトはないけれど、エンジニアリング物ならネタに困らないでしょう。
次回のIH調理器具誕生秘話も結構期待しています。

しかし、疑問です。
空襲で城自体は粉々、石垣の石もダメならば、一から立て直せばいいと思うが。石垣を修復する意味はあるんだろうか。それに建築法によってそのまま木造の復元じゃなくて、コンクリートなら価値も半減すると思うんですけど。まあ、45分じゃ、その意義を伝えたくても伝えられないでしょうが。

そして、最後の少女の言葉が番組の半分を作ってしまった。

石垣の修復にあたった佐藤昭さん。娘の知子さん。
知子さんは小学生のとき社会科見学で名古屋城に行った。
教師は言った。
「この石垣は加藤清正が作ったんだ」
知子さんはすかざす言った。
「違います。石垣を作ったのはうちお父さんです。加藤とかいう人じゃありません」

うん、すごい、親父も偉いが娘も偉い!
そうだろう。橋やビルを造った人はいるが城を造った人は滅多にいない。
いい話じゃないかぁ~。

また、ここでも、日本の彫金、金属加工技術はすごいなーと実感させられる。もともと技術立国なんだなあ、日本国は。ITも中国やインドに負けちゃいかんね。


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June 16, 2005

そんなに認められたいか?

ポスドクに関連して。
みんなそんなに報われたいのかなあ。
ここでは主にお金のことですが。

知財関連の勉強会に参加していて(今はほとんど行っていない)違和感を持ったのは「企業内知財担当者から高給取りを」みたいなことを叫んでいる人が多いということです(表現はいろいろ違うけど金をもっとよこせ、ということ)。
いや、お金はほしいですよ、私だって。でも、高給取りになりたかったら、企業にいちゃいけません。ベンチャーでも自分で起こしましょう。知財で食べていきたいなら、資格を取って事務所を開きましょう。これでおしまいです。一点目はこのことです。

○評価されたいなら、報われたいなら、そういう場に行け、そういう場を作れ。

先の勉強会では出世すること、取締役になること、を報われると言っている人もおりました。うーん、なればぁ、と思います。なっている人いるし。

で、どうポスドクの話に繋がるかというと、
日本にいても職がない、っていうなら、海外に行けばいいんじゃないかな。日本の博士号ってそれだけの価値があるんでしょ。皮肉でも何でもなくて、(特に科学)研究したいんなら欧米を視野に入れるのは当然のことです。

日本で職を用意しろと言っているらの行動原理がわからん。

二点目についてはつらつら書いたんだけど、ちょっと内輪の話なんで問題ありそうなので止めました。要は成果主義のことです。
成果主義とか導入されているけど、どれほどその評価方法の精度が高いわけ?たぶんどこでもそれが問題になっているんじゃないかな。ああ、これでクレームが書けるか。

○どういう評価をされれば報われると実感できるのか、考えろ。

営業利益みたいにいくら売った、っていう数値が出ない部門は評価難しいですよ。これは誰でもわかると思う。会社の仕事って成果主義がとりずらいのがほとんどと思う。今は学校の先生まで成果を示せ、と言われているらしい。上長に「成果ってなんですか。それが生徒のためになるんですか」と言ってやれ。いや、私は言えないですが。

『理系白書』の話に戻ってしまうが、「社会的に認められる」とか変な言葉に惑わされないよう。社会とか世間って何さ。自分が直接対話できる人間たちの集団が大事なんと違うの。世間では、なんていうようになったらおしまいだよ。

結論:認められること、報われることがどういうことが定義付けをしよう。たぶん、今の組織では不満が募るばかり。自分が評価される場所を探すのが回答である。

大企業・公的組織にいる人って結局あまちゃんなんだよね。

と書いていたら、掲示板にKimballさんがいいサイトを見つけてくれた。
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol1No4/TJB200212KS.html
良い仕事じゃん、研究者/ポスドクって。実力次第ってことだよね。
包丁一本さらし巻かなくても、身一つでどこでも行ける。
定職がない、悲しい、とか言っているのって日本人くらいじゃないの。
がんばってくださいよ。次世代科学革命のために。

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June 15, 2005

書談:松本清張『山峡の章』

アマサイ、松本清張しか読んでいないのか。
そんなこともないけど、当たらずとも遠からじ。

これは清張作品の中でもちょいと異色なので書いておこうかなと。
女性誌に連載されたものなのだ。
1/3ぐらいに渡って
・新婚の女性が「結婚生活ってこんなはずではないのに」という心理描写と、
・実家にいる妹の素行の心配と、
が描かれている。
ミステリなので、当然この2つの事象は関係があるのだけれど。

導入からして、清張さんってこんな女心も描けるんですかい、
と少々驚いた。
彼の作品には悪女と呼ばれるような女性がよく出てくるが、この主人公は、ごくごく普通の(当時の)20代である。『ゼロの焦点』の主人公に近い。

その夫と妹が不倫心中のような死に方をする。
そんなはずはない。あの二人にそんなつながりはないはずだ。自ら究明に乗り出すのである。
他の作品だと、この事件が結構前の方に出てきて、全般を推理紀行にあたるのだがそうはなっていない。解決編は役人の悲哀とちょいと国際問題も出てくる。

やはり、読者の奥様層に受け入られるよう工夫されている。
その、新婚家庭の愚痴みたいのも退屈しない。読んでいて、いつ殺人事件が起こるのかしら、とはあまり思わないと思う。普通の大衆文学のように楽しんで読める。

そして大事なポイント、結果的に主人公も、夫も、実妹も不倫行為はしていないということ。まあ、小説ながら、そういうのはいや~な感じがするものではないか。今は違うけれど、女性誌に連載されているものにそういうものは求めていないんではないか。いや、反対にその手の物語はうんざりするほどあるので、清張さんはわざと避けたのかもしれない。もっと言うと、こういう女性誌を読むご婦人方はあまりにどろどろしているのは好まないという清張の女性像があったのかもしれない。

あと、夫ではなく、実の妹のために事件解明した、ってのもこの小説の特徴。
もう結婚直後から夫に嫌悪感を持つという設定なのだ。
それも結構現実味があったりするのかしら。

清張ファンも読んだことない人でも、本書はちょっと読み得かもしれない。

※これを書いたとき、本が手元に見あたらなかった。掲載した女性誌とは『主婦の友』、掲載機関1960.6~61.12でした。40年前の女性誌の潮流はわからないけど、やはり、不倫どろどろモノは載せなかったんでしょうね。

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June 13, 2005

続・博士のたくさんいる村から

このブログ5/13「博士のたくさんいる村から」とか、掲示板で博士号、及びその取得者のことを批判したみたいな私である。
(批判じゃなくて、それは「博士村」の考えであって、それ以外の人はこう考えているんじゃないかな、私はこう考えると記したわけだが)
ポスドクの将来、ということなら、この方のブログをお読みになるとよい。
柳田充弘の休憩時間
この件に問題意識のある方は当然、毎日チェックしていると思うが。
柳田先生のお考えには賛同するし、私の発言と何ら矛盾するものではありません。
(問題にしている領域が違うから)

理系(研究)でもいろいろある、という言い方を私はしてきたが、先生の6月9日に記されている、

日本として、どの程度の数の国もしくは地方での税金でまかなう研究者が適切かは、当然そのリターンである経済的文化的工業的価値とかかわります。消防署員や警察署員や学校の先生がどれくらいの数必要か、そういう問題とはちょっと違います。」
は当然大きなポイントであろう。

・どこそこのメダカの種類・増減の研究、というものがあるとしたら、単純に見れば、生物学という学問の継承的意義、という感じがするが、それによって、地球環境のダイナミズムが理解されるならば、経済的工業的価値のリターンがある研究といえる。

・遺伝子の研究と言っても、それこそ「儲からない」研究室もあるが、基礎研究も含めて価値を計測できる。

・日本語研究、日本文学研究はある程度の規模を持ち、それが世界一でないとまずいでしょう。

・外国語研究者にこれだけ予算を割いているのに、日本人はちっとも英語が上達しない、という議論があったとしたら、それは間違い。数値計測できることだけが価値ではない。

柳田先生の言からいろいろ拡張してみた。

ところで、文系もポスドクってあるんですか。あるんでしょうね。
あんまり聞いたことないけど。

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June 12, 2005

科学コミュニケーションとディベート

科学技術コミュニケーター(参考:北海道大学養成講座
のニュースを見たとき、なんだかなあ、と思った。
悪いことではないけれど、文科省さんはなんかこれを切り札と思っているのではないか、だとしたら、違うような気がする。何が違うのかそのときはわからなかったけど。

『遺伝』という専門雑誌が科学コミニケーションについて特集したらしい。
2005年1月号
「市民が反対する原因は、遺伝子組換え技術をはじめとする生物学の知識の”欠如”にあるので、遺伝子組換え作物は安全であることがわかる”正しい知識”によってその”欠如”を埋めることで批判は弱まり、導入がスムーズに進むことになるのだと、ところが実際は必ずしもそうではない」(同誌32ページ)

ここで、科学知識が
研究機関→報道機関→市民
の構造で固定してあるかのようである(同誌には理想モデルとして四面体モデルなるものが掲載されているが、これもありえないだろう。矢印が双方向になっているなんてそんなうまい話はあるものか)。
他の知識、政治や経済の知識を得る場合はこのようなことはない。
TVや新聞、雑誌、書籍など市民の側がフレキシブルにアクセスして知識を得るはずである。敢えてなんたらコミュニケーターの必要性はないはずである。
科学技術コミュニケーター、別に居てもいいが、もっと別のことも考えるべきではないか。

で、気づいたのはディベート思考の必要性である。
ディベート論題で遺伝子組換え技術は、定番なので、上記の例はそのまま適用できる。
世の中には推進派もいれば、危険視して否定的な意見を公表する団体もいる。
(先の記事は、何を媒介したものを「正しい知識」と言っているのか?)
遺伝子組換え技術の是非を知りたければ、その両者の情報を集める。できるだけ多く、と言いたいが試合をするわけではないので、「多く」より仲間と吟味する方が大切であろう。その際にディベート思考、クリティカルシンキングというものが役に立つ。
その検討した結果を市民が適宜に吸収していけばいいのである。

もちろん、ディベートというものを学ばないといけないわけだが。
これからは、市民NPOのツールとしてディベートを考えてみてはどうか。

ところで、
齋藤孝さんがディベートを誤解しているとのことらしいが、

・西田直樹氏のブログ

齋藤さんにはまず、ディベートはわからないだろう。彼は、伝統的な国語学習法を強化、発展させようと思っているらしいから、ディベート・議論術とは全く交錯しない。しかし、ディベートを批判するならば、正しく認識してからするべきである。上記のブログから判断すると、まともな情報収集はしていないだろう。学者としては問題アリだな。

ディベートが万能だとは思わないけれど、ディベート技術を身につけると、是非を的確に判断できる賢い人間になることは確かである。

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June 09, 2005

若手企業家たち

クローズアップ現代 HP
「孫・堀江を超えろ~台頭する20代経営者~」
の録画をやっと見終わる。
株式会社ヤッパ社長・伊藤正裕氏
HP(ヤッパってやっぱ、やっぱってことですか)
なんかすごすぎない?17歳で起業って。
いや、そういう天才がまれにいるのはわかりますが、やっぱすごいっすよ。
しかし、親御さんはよく許してくれたものだ。
自分の息子が学校止めて会社作るっていったら泣くけどね、わたしだったら(もはや、高校生だと親の年齢に間違いなく近い。ちょっと悲しい)。
インタビュー記事(㈱ユニシスの広報ページらしい)
「最初の資金は「もし失敗して人様に迷惑をかけてはいけない」と父が出してくれました。」
もう、親自体がこういうことに理解ある人たちが出てきたってことのね。

それにさあ、現21歳の伊藤社長はさあ、
「堅実にやりたい。入社してくる社員が自分の子供を入れたいという会社にしていきたい」とおっしゃるのさ。まあ、特別な人だな、彼は。
ご自分では、
「もともとの私は、優れた経営センスを持っていたわけでも、旺盛な起業意欲を持っていたわけでもありませんが、ビジネスの現場での経験を通して、少しは強くなってきたかな、と思います。苦しいことも勉強だと思って、前向きに頑張っています。」
とおっしゃっている。
彼にとっては起業が勉強で、会社が学校なのだろうか。
そういうふうに考えないと私には理解できない。

それに比べてもう一つの事例として紹介されていた内藤勇紀氏はふつーの学生企業家?!みたいに思うのです。
大学生がブログサービスを提供する会社をしているというものです。

コメンターの慶応大学教授は
「日本は元々ベンチャー精神あふれる国なのだ。それが近年の法整備によってやっと促進されるようになった。これからです」
と語っていた。

また、よく言われることだが、インターネット高速通信、低額化、携帯電話の普及、でビジネスのハードウエアは整ってきていて、あとは、ソフトを考えればいい、アイデアで実現することが容易になったことは基盤としてあるだろう。

これは、よっしゃ、会社作って成功したるでぇ、とまで考えなくても、やってみようかな、で起業できることを示している。もちろん、実際の成功例はごく少数で、今の成功者も10年後残っているという保証はないもない。ビジネス手法は違っても、成功への精神論は同じだと思う。

現代豊かで満たされた時代で志が立てにくいと言われている。だが、むしろ、仮想的な未踏の地はたくさんあり、冒険心さえあれば、誰でも挑める。志さえあれば、生きていけるすばらしい時代になった。そんな勇気を持てる番組であった。


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June 08, 2005

出会い(サイトぢゃないよ)

今期、日経の『私の履歴書』は野村克也監督である。
以前も書いたように、私は野球のみならず、スポーツ全般にさして興味がない。
が、有名人は別である。野村監督は私とって「(スポーツ)タレント」であるので。

特に野球名門というわけでない普通の高校に入る。顧問の先生も野球を知らない方である。しらないが故に、野村を野球の天才と思いこむ。
「野村君はプロ野球チームには入れんのか」
「無理やと思います。スカウトがないですから」
「他に方法はないのんか」
「テスト入団というのがありますが、受けさせてくれるかどうか」
「そうか、どの球団がええんや?」
(以前から自分の得意とする捕手が不足している球団を調べてあった)
「南海がええと思います」
「南海やな、よっしゃ」
と先生は、巻物に筆で「うちの野村という学生を入団させてください」と手紙を書くのであった。

私も年を重ね、感情機能がゆるくなったのか、この話、かなり感動してしまった(涙腺は大丈夫である)。野村の一所懸命な姿がこの先生を突き動かしたのである。

野村自身も書いているように人との出会いは重要だ。いくら才能があっても、巡り会うべき人に会わなければ、開花すべきものもしない。また、さほど自身に力がなくても、出会う人によってその力は何倍にもなる。さらには、自身に人を引き寄せる魅力、福運がなくては、ただ人の間を通過していくだけであろう。

私自身も数々の出会いがあり今日があるわけである。
なーんちゃって、ちょっとかっこつけてみました。

* * * * * * *

どのTV番組も同じビデオを流していた。
はあ、日本のサッカーチームが北朝鮮に勝ったんですか。
ワールドカップに行けると。
なるほど、それはよかった。

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June 07, 2005

『環境マネジメント』

今期はこいつを取りました。
さっき郵便局に行って、通信レポート速達にして送ってきたところです。
こないだの日曜日に初めてテキストに風を通した。。。
著者は岡敏弘、山口光恒、両先生

環境経済学+環境政策論みたいな科目です。そのまま環境マネジメントって呼ばれていますが。
レポートはLCA(ライフサイクルアセスメント)の投問に答えることと、ボモール=オーツ税の計算問題。これでいいんだろうかと疑いながら回答しました。
環境影響評価については、知財取引講習で特許評価というのを習ったので、その意味合いが理解できます。数値処理しているようですが、処理者の主観的価値観が入るので、そのまま信用はできないのです。

経済学を誤解している人が世の中には多いみたい。
経済予測、なんてのは経済占いと換言してもそう変わらない。
当たった、外れた、って普通に使うよね。
統計学とか難しそうな数学を使うから、その通りになるはずだと思っているらしい。そもそも、その数学をどのように適用するかは、その人の主観によるのだから。
当の数理経済学者は当然わかってやっていると思うが。
テキストでも「LCAの限界」って章があるくらいで。


なんでも、環境なんたら学ってつけるのは流行かい?!
と思っていたけれど、そうではなくて、それだけ、いろんな分野を総動員しなくては、環境というものはとらえられないのである。
自然科学がいくら定性・定量にすぐれていると言ったって、それだけではわからない。人間が生きている以上、経済も政治も関わってくる。もっと大枠な、哲学とか思想も環境を考える上では必要だ。
それだけいろんなエキスパートがいても
巨象を目をつむって数人で撫でているようなものであり、
(そういうことわざあったよね)
各々が違う感想を述べて全体像がわからないのである。
いやさすがに環境学は学際を越えて統合性を持とうとしているから、象の形くらいはなんとなくわかっているのだ。

そんなに楽しい科目じゃないけど、一社会人として、エンジニアリングの現場に勤めるものとして、有益な勉強だ。

前から読みたかった古林 英一著『環境経済論』も読むことにする。
bk1

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June 06, 2005

書談:松本清張『ゼロの焦点』

『点と線』『砂の器』と並ぶ清張の代表作。
もう読んでたかなと思ったら、読んでいなかった。
『点と線』はたぶんトリックの巧妙さが受けたのだろう。
(鉄道トリックの初期のムーブメントと聞いたような気がしたが)
それに対し『砂の器』と『ゼロの焦点』は本格社会派、人間ドラマが主題と思う。
インパクトとダイナミズムからいうと『砂の器』の方が上かな。

ここでも戦争とその後の生活がキーとなっている。
連載が昭和33~35年で小説の舞台もそのころらしい。
問題となるのは、昭和24,25年の婦女子の生活である。
つまり、戦後4,5年までと戦後13年を経た世相の違いから物語りが生まれた。
今の感覚からいうと、そんな10年未満の違いなどわからない。戦後の混乱期だから1年1年が大きい。
犯人とその動機が明かされてもちょっとぴんとこなかった。
ふーん、そういう時代だったのかあという感じである。
実際現代でも同じ動機で殺人が起きてもおかしくないが、その当時の深刻性はイマイチ理解できなかった。いや、さすがに想像はできますが。

これを世相ではなく、実際の人に置き換えてみると理解の助けになるかな。
「20代のころはバカやってたけど、私も30過ぎたんだから落ち着かないとね」
みたいな感じ。

うーむ、ネタばれしないように感想を書くのはちょっとたいへん。
文庫の裏表紙のあらすじの欄以上のことを書くと、核心に触れてしまうので。新妻が失踪した夫を捜す話なんだが、犯人自体は物語の前半に登場する。
まあ、有名な作品だし、昔映画化されたから、知っている人も多いと思うけど。
それに清張作品はプロセスが大事で、犯人探しじゃないからね。

映画化作品の検索していたら、
有馬稲子が主役に抜擢されたにもかかわらず、キーパーソンの室井社長夫人をやりたいとごり押ししたなんて話が出てきた(主役の新妻は久我美子)。
そうだろうな、室井夫人の方が高度な演技を要求されるし、有馬稲子のイメージにぴったりだもん。

次は『霧の旗』でも読むかな。

今は短編集『水の肌』が通勤のお供。

ところで、清張作品はいつも題名がイカシテるが、これはどういう意味だろう。ゼロとは合焦点がないということか。それとも散乱していた複線が一点に集まるということなのか。

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June 04, 2005

たんなるつぶやき(昭和歌謡編)

なんかいつも怒っている人と思われてもいやなので、軽めの話題。
(いや~、ブログで発散しているから日常の私は穏和そのものですよ。元々おとなしい人間なのでね)

・水前寺清子のあの歌を『一本どっこ』というシンプルかつ意味不明なタイトルであることは最近知った。
「ぼろは着てても心は錦」ってのがタイトルと思っていた。

・チーターと石坂浩二はほんとに結婚すればいいと思っていた。@TVドラマ『ありがとう』

・「絹の靴下は私をだめにする」って絹の靴下ってそんな恐ろしいものなのか。大人になるとどんな世界が待っているのか、と子供ころ考えていた。

・ナツメロって夏のメロディーのことかとと思っていた。そういうジャンルがあると思っていた。。だって昔は8月になると必ず、12chでやっているんだもん。雪国の歌もあるのに変だなあと思ったけれど「懐かしのメロディー」とは子供には思いもよらぬことです。

・美空ひばりさんの歌『柔』
「お国生きてる、柔の道を」と覚えていて、右翼賛歌と思っていた。
奧に生きてる、だよね。これは私の読解力の問題でした。

・当然、私の母はひばり世代で、特集TV番組があると必ず見ている。私も横で見てるとなしに見ていた。腹這いになって新聞を読んでいたら、すごーくうまいスタンダードジャズの歌が聞こえてきた。えっ、と思わず画面を見たら美空ひばりさんだった。聞き入ってかつ見とれてしまった。あれでジャズメドレーのアルバムを1枚でも出していたら、世界のひばりになっていただろう。おしいような気がする。でも、彼女の幸せとそのこととは関係ないけどね。

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June 03, 2005

続・反「理系白書」

もう、ひとしきり怒ってしまったので、気が済んだし、私が意見をいってどうこうということでもないのだけれど、掲示板の方に「続」を書くと言った手前、書くことにする。

「理系白書」とはうまいタイトルを考えたものだ。
確かにそそられ?ますな。
普通に研究室訪問をしているのに、
普通に学校教育の取材をしているのに、
「理系白書」の取材班です、という何か新しいことをやっているように錯覚してしまう。まあ、手法としては悪くない。

毎日新聞さんだからあり得たのでしょう。
朝○とか○経とかに「理系白書」、それはへんだろう。

単行本の『理系白書』はそれなりにまとまっていて良書であるとは思う(私は買わないけどね)。
でも、本としては初めてではなくて、宝島の別冊かなにか先例はあったと思う。新聞紙上では初めてでしょう。こんなにたらたら連載するのもね。

もうこのへんで切り上げて別のコンセプトを始めたらどうか。
評判のいいコーナーらしいから止められないと思うが。

******

「理系白書」の記事はともかく、「理系白書ブログ」はひどいものだ。
(昨日のは名前を連呼して挑発的だったので、そういうことは避けることにする)

同じ引用であるが、
>・一方で、そういう人のがんばっている様子や生き方が、
>世間に出にくいために、世間では「理系は暗い」「理系は
>変人」「理系は社会性がない」「専門馬鹿」という先入観
>で語られがちで、これはいかにももったいない話である。
>(ここから理系白書が生まれました)
これは記者としてまずいだろう。

○今の仕事に取り組んでいるのは世論がそうだったからです、そうであってもいうべきではない。まるでその責任が自分であるのではなく、わけの分からない第三者にあるようではないか。

○これも繰り返しになるが、暗い、変人、社会性がない、どっからくるのか。

○そもそも括りが大きすぎる、いったい日本の人口の何割が理系のか。3割くらいとしよう、それらの人々(私もそうだけど)が、このような指摘を受けているのだろうか。世論という言葉でごまかさず根拠を示していただきたい。

○彼女の記載の一番の欠点は「理系」という定義を、ちょくちょく変えて、それを断りもなく、話をしていることである。あるときは研究者であり、あるときは学部生であり、あるときは企業人であり、またあるときは理系受験用の選択科目を選んだ全ての人だったりする。さらに驚くべきことは、理学部のみを語っていることもあり、理学部+工学部のときもあるのだ。これでは議論ができない。おそらく、なにか反論されたときの逃げ道を、意識/無意識で作っているのだと思われる。

○個人で作っているブログだから、そんな堅く考えなくてもいいではないか、という意見もあろう。だが、そんなわけはない。彼女は所属・実名を明らかにして、自分の所属するその会社の有名なプロジェクトに関するブログです、と明言しているのだから。

○別の箇所では社会リテラシーという言葉を使っているが、彼女はこの意味を知らないのではないか。どうやら、新聞記者というのは言葉を根拠もなくフィーリングで使用するらしい。

○社会人に面と向かって「貴方は社会性がない」などと言ってごらんなさい。ほとんど人権問題だと私は思うよ。不当に人を貶める言葉を平気で使っている。「社会性がない」というのはそういう言葉です。

○私は日常の業務から、うちの会社の開発部員はコミュニケーション能力が欠けている人が多いと思っている。これは単なる人間関係ではなく、自分の研究や自分の能力を話し言葉あるいは書き言葉でアピールするのが下手だということである。既婚者も多いし、友人だって普通にいるだろうし、全般的な対人間のコミュニケーションは問題ないであろう。おっと、彼らの多くは技術力はある、ということを言っておかなければ。私としては表現能力を少し磨くだけで、彼らの価値は上がるし、当社の開発能力も向上すると言いたいのである。ああ、表現能力だけ、ある、つまりはったり野郎は問題外の外である。

こういう限定的な文章であれば問題ない、

・うちの会社の
・私が接する開発技術者は、
・仕事上コミュニケーション能力が欠けている人
・が多い。
ということである。

これを
「理系はコミュニケーション能力が低い」
と言ったらどうなるか。
彼女はそのように言っているのである。

○「理系白書ブログ」に賛同する「理系」の人たちは、ブログでの問題提起と自分の環境の問題点を重ね合わせているだけだと私は思っている。よく見れば全然一致していないのに、
理系ってたいへんですよね、みたいな言葉に
そうなんですよ、学費だってばかにならないし、就職は不透明だし、彼女はできないし(?)みたいに勝手に反応しているのである。

○専門馬鹿に関しては、「専門馬鹿のどこか悪いのか。ただの馬鹿と違って価値がある。世の中に五万といいるただの馬鹿の方が問題であろう」ということだけ取り敢えず言っておこう。

○まあ、これらのことが些細なことだ、アマサイ固有の考えだと思うならそれでもいいと思います。理系白書と理系白書ブログを楽しめばいいんじゃないですか。理系白書もブログもあってもなくてもどちらでもいいものだから。

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June 02, 2005

反「理系白書」

理系白書、もう止めてもいいんじゃないか。
それぞれの記事はそれなりに(webでしか読んでいない)おもしろいが、「理系白書」とう括りが気に入らない。
案の定、元村氏のブログ(6月1日)
http://spaces.msn.com/members/rikei/
>世間では「理系は暗い」「理系は変人」「理系は社会性がない」
>「専門馬鹿」という先入観で語られがちで、これはいかにももっ
>たいない話である。。(ここから理系白書が生まれました)
あのう、どちらのお国にお住まいで?
世間?上記のようなことは私は聞いたことがない。
仕事では、毎日理系に会っている。
私生活全般、友人関係では、理系は2、3割か。
こう書くと私自身が理系人間が居るって認めてるみたいで腹が立つ。
暗い、変人、社会性がない、
それは全部あなたの偏見でしょう。
あなたの偏見を払拭するために、自分の職業を利用したわけでしょ。
一体、理系・文系の定義って何?
それを明らかにしてから取材をするべきですよね。
それも含めて記事を書いているんですか?だとしたらその探求心は全然記事に現れていない。

最近記事のタイトルは
「文理分け教育を問う」
だけど、教育問題をやっているだけだよね。理系白書たる意味はないよね。私は初めから「理系白書」だと思っていないけど。
壊そう、文理の壁 、
いや、この一連の記事自体が分離の壁を作ってるよ。

これだけ時間をかけて取材していれば、考え方も変わってくると思うけど、むしろ「理系は暗い、変人、社会性がない」っていう偏見を強めているんじゃないですか、元村さん。

>・研究には、周りが見えなくなるくらい没頭する集中力や粘り
>強さが必要で、いい研究者にはその集中力を兼ね備えた人が多い。
>・私はそういう特質、個性をすごいと思い、尊敬し、応援している。
>・一方で、そういう人のがんばっている様子や生き方が、
いや、理系だって、文系だって、それらに区分けされない人たちだって、研究者じゃなくたって、みんながんばっているんだよ。

それでも、認められたり、認められなかったり、誉められたり、バカにされたりするんですよ。いろいろなんですよ。
地に足をつけない新聞記者のようなエリートさんにはわかりようもないですな。

普通の科学記者に戻られたらいかかがですか。

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June 01, 2005

たんなるつぶやき(TV番組)

『義経』の配役、どれも気に入っている。回を重ねる事に益々よろしい。
平幹二郎の後白河なんてこんなだったんだろうな、って思う。
昨日巴御前に文句を言ったが、武将の妻(内縁・愛人関係含む)たくさん出てくるので、「色分け」しないといけないから、ああなったんだろうな。
にしても、暑苦しいが。

北条時政の後妻・牧の方の田中美奈子、たいへんよろしい。
なんか出なくなっちゃったけど、また登場シーンあるよね。

* * * * *

阿部ちゃん主演のTV『空中ブランコ』、あんまり期待しなかったが、おもしろかった。『TRICK』以来、イカレタドクターがしっかり板についた。今回はドクターはドクターでも精神科のお医者さん。
イカレタ診察だけど、ちゃんとした臨床科学に基づいている(らしい)。

人間みんな病んでいる、ってことを言いたかったらしいが、別に何も考えず楽しむのがよかろう。
「誰でも自分の世界があってさ、それを否定されるのはつらいことじゃない。僕がそれを言ったってしかたがない。自分で気づくのが一番いいんだよ」というセリフはよかったです。

テレビみちゃったら今更、原作を読む気はしない。

* * * * *

『プロジェクトX』マンネリだとか。もうだいぶ前からマンネリだと思っています。
【インフォシークニュース2005年5月24日掲載記事】
NHK関係者も言う。「プロジェクトXは2年前に終了するはずでしたが、上層部の『続けろ』の一言で継続が決まった。

そうだろうな。それが制作者の正常な判断であろう。
上層部、自分の若いころ、高度成長期の思い出に浸りたいわけだ。

今回のやらせ事件でそういう話が浮上したわけだが、ノンフィクションにはやらせはつきものである。そこのせめぎ合いでドキュメンタリーは生まれるわけだから。私はこの件で止める必要はないと思っている。

また、始めた当初は日本メーカー万歳!あのころをもう一度みたいなノリだったわけだから、それの批判もあると思う(「実際はそんなきれい事じゃない」そりゃそうだろう)。

技術史・技術論が研究分野でもある私にとってはもっと過去のプロジェクトから教えてほしいと思っている。それこそとことんネタ切れになるまで。

引き時を見失ってしまったプロジェクトチームにちょっと同情気味である。

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