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October 10, 2005

哲学する科学者たち

なぜ、昨日あんなことを書いたかというと(『科学研究は何ためか』)、『日経サイエンス』11月号「質量の起源に迫る」に以下のように書かれていたからだ。

ニュートンは『プリンキピア』の中で質量を初めて定義した。以降200年余りの間は、科学者にとっても、このごく基本的な定義で十分だった。科学とはまず、ものの働きを記述することによって進歩すべきもので、なぜそうななのかという理解はその次にくる話だからだ。しかし科学の進展に伴い、近年では質量の「なぜ」が物理学の研究テーマとなってきた。質量の意味と起源が理解すれば、既知の素粒子とその相互作用を記述する素粒子物理学の「標準モデル」を完成し、拡張できるだろう。

科学とはHow or Whatを問うものであって、Whyは問わないものだったのだ。
ホーキングの近著『宇宙のすべてを語る』でも「宇宙がどうしてそうなっているかは科学の問いではありません」と述べている(「神がどうしてそのようにお作りになったのか」という文脈なのだが、Whyの問いと同等であると考えて差し支えないだろう。後日修正予定)。

しかし、研究が宇宙の起源とか、究極の素粒子とかになったら、どうしてそのようになっているかは、次のステップに進むのに必須要件となってしまった。最近の科学書を読んでいるとそのことはなんとなーく、わかっていたが、明言してある記事は初めてみた。

だが、それは近年の物理学の現象なのだろうか。科学者というものは、皆Whyを追求しているのはないだろうか。科学の場合、HowもWhyも研究方法は変わらない。

下記理研のお兄さんは、そういう背景があって、哲学という言葉を持ち出しのではないか。または、研究者はそのようなWhyを持ちづけるべきだという、それこそ哲学をお持ちなのかもしれない。あるいは、困った質問をされたので、苦し紛れかもしれないが。

18世紀は科学者が哲学者から分離したが、21世紀は科学者が哲学者になっていくのかなあと思った次第である。

(ちょっと整合性のない文章になっちまった。まあ、アイデアメモといったところで)

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