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October 09, 2005

科学研究は何のためか

すごーく前に理化学研究所の一般公開に行ったことがある。
そのころ、お金はなかったが暇はあった。
(今はお金は少しあるが、暇は無くなった)
毎回行きたいと思っていたが、それっきりだ。

多くの研究室がオープンになっていて、若手の研究者の人が丁寧に説明してくれていた。全部は回れないので、興味のある地学系・物理系の研究室を見ていった。

あまり見学者のいないところに入ったら、お兄さんがこれ幸いと一所懸命解説をしてくださった。どうやら、できたての地球の大気分布を研究しておられるようだ。内容はわすれてしまったが、そのその当時、やっと少し大気の様子がわかってきてなんたらという気体が多いということが判明したらしい。これは画期的なことだと強調していた。

私には根本的なことがよくわからなかった。研究の目的がわからなかったのである。

「えーと、それがわかると、なんていうんでしょう、地球の始まりとか、宇宙の始まりとか、生命ができる条件とか、そういうこともわかってくるんでしょうか」

「いや、それは、また別の研究なんですよ。そうではなくてですね、我々が住んでいるこの地球がどのような状態であったか、つまり、この世界がどのようにしてできたか、それは我々の存在意義にもかかってくることなんですよ。つまり、哲学です。そのような哲学的意味を含んだ研究なのです」

「・・・そうですか。ご説明ありがとうございます。」

******

どうもエンジニアリング出身の人間のせいか、
「で、そいつは何の役にたつんですかい?」
と聞きたくなってしまう。

宇宙の起源とか生物の起源なんか人類史上有益な研究のような気がするが、「原始地球上の大気が人間の哲学上大事である」と言われてもピンと来なかった。そんなことに税金使っていいのかよ、みたいな。今ではそういうふうには考えていないが。この昔のアマサイ理論を適用するならば、脳科学は医療のため、何か脳に障害があるのを改善するためだけに存在することになってしまう。誰もそのようには考えていないだろう。うん、アマサイもそうは思わないです、はい。脳を知るということは、人間の存在意義を問うために重要なことなのだ。

******

(昔お兄さんだった)理研のお兄さん、失礼な質問をして申し訳ありませんでした。今は非常に有意義な研究だったと思っております。でも、よかったでしょ、かわいい女の子のお話できて(^^;)。


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【アマサイは勝手に2005年国際物理年に参画しています】
(^_^)リンク集をここ作ってあります。

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