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January 31, 2006

書談:『科学史から消された女性たち』

ニューホライズンというと英語の教科書を思い出してしまう昭和某年製造のアマサイです。

マスマテカ嬢のお勧めもあって、これ読んでいます。

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書名:『科学史から消された女性たち』
著者:大江 秀房著
出版:講談社ブルーバックス
発行:2005.12

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アマサイはこの手のもの避けていた節があります。女性科学者の業績だけピックアップしても、科学史の全体像はわかりらないですし(数が少ないので当たり前ですが)、社会学(女性学/ジェンダー論)の人のバイアスがかかっているようで好きになれなかったのです。

それは極端な指向性であり、正眼視にかけるというのはわかってはいたのですが。

まだ、一章しか読んでいませんが、いい感じですね。
大江さんの『早すぎた発見、忘れられし論文』もわかりやすくてよかったです。ブルーバックスのマジョリティな読者を理解している気がする。

一章は、女性科学者と言えば、この人ロザリンド・フランクリン(1920-1958)。

1940年代当時新規技術だったX線回折技術をパリ大学で習得し、その道のエキスパートとなる。ロンドン大学のランドル教授の研究室で特別研究員として招聘される。ここでDNA二重らせんの撮影に成功する。ワトソンとクリックはこの写真を不正な方法で取得し、論文を書いたと言われている。彼女の功績がなければ、彼らは二重らせんの発見者になることもノーベル賞を得ることもなかった。ロザリンドは、その後研究室を移り、37歳で亡くなるまでポリオウイルスの研究に尽くした。ワトソンが自著でロザリンドを貶めるような描き方をしたのは有名な話である。

一言感想。

ワトソン、きっさまぁ~、むちゃくちゃ汚いやんけ!

である。

まあ、なんか元々強欲な感じがするよな。面構えからして(これは単なる偏見だな)。

昔、この話を聞いたとき、ワトソンってやつは名誉欲が異常に強く科学者の典型だなと感じたのを思い出した。ああ、そうだ、この手の話は読んでいて不愉快だったから、遠ざかってしまったのだった。

先日、松本清張氏の「古代史は情報量が少なすぎて、実体がよくわからない。現代史は情報量が多すぎてどれが本当かわからない。わからないという点ではどちらも同じでだからこそ作家の想像力を発揮する余地がある。」の言葉が紹介されていた。

この章を読んで、同じことを思った。個々のことは、私が聞きかじったこととは微妙に違うので、あれ?と思うことが少なからずあった。DNA第3の男、ウィルキンズの立場、言動などはそうである。

まあ、この辺が違ったとしても、

ワトソン、きっさまぁ~、むちゃくちゃ汚いやんけ!

というのは変わらない。

ロザリンドが不幸な女性科学者だと思わない。寿命は天命である。長生きが無条件ですばらしいわけではない。彼女がノーベル賞級の仕事をしたことを認めない者はこんにちではいない(皮肉なことにこれはワトソンが自著で彼女を悪役として登場させたことによって、知名度を高めてしまったのだ)。最後まで研究に情熱を燃やし、充実した人生だったに違いない。

そして、彼女の跡には真理の探究を後継する者が生まれ、このように語られることによって、多くの女性を勇気づけているではないか。それは先駆を拓いた彼女の願いではあったと思う。

ってな具合に、一人づつ感想をアップする、予定ではありませんが、気づくことがあったら二章以降も感想を述べます。

『ジェンダーと科学-プラトン、ベーコンからマクリントックへ -』
これも持っているのですが、ちょこっとしか読んでいなかったな

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January 30, 2006

宣伝:お買い得製品

アマサイの尊敬する漫画家ゑびす屋ぼん子(ん十年後弟子入り予定)先生がe-bookで新刊を出されました。

『TIME SLIP STRAY CATS~椿説『吾輩は猫である』平成見聞録~』


みなさん、是非お買い求めください。

田中型/中村型という安易な比較

Kimball兄貴に教えてもらった記事
「氷壁」から「産学連携」へ

ここでも、田中耕一型と中村修二型という安易な展開がされている。技術者には、あるいは優秀な技術者にはこの2パターンしかないような書き方である。二人とも特別優秀であり、強運に恵まれている、ある意味特殊な人たちである。類型化し、代表格とすることはできない。

さらに気になるのは中村氏のことを名声追求型としていることだ。中村氏が田中氏とは異なった性格であることは誰しも読みとれるが、そのような断言をしていいものであろうか。彼が名声を追求している、とするのは別段かまわないが、それをそういうタイプの代表格とするのに疑問がある。

彼は、中小企業で理解ある経営者の元、独自の研究を完成することができた。それが、トップの代替わりによって冷や飯を食わされ、仕事が一変してしまった。勤め人にはよくある話だが、彼は過剰に不当な扱いを受けてまで、黙っているほどお人好しではなかったのである。私が発明者である、私が全てやった、と殊更強調するのは、そうでもしない限り汚名返上、名誉挽回ができなかったからである。もし仮に中村氏が、島津製作所のような環境にあったなら、そこそこ出世(*)し、業績も正眼視され、裁判を起こすことはなかったではないか(*普通の技術者が昇進試験を受けないとは考えられないし、中村氏であれば、順調にパスしていたであろう。そういうのは名声って言わないだろう)。

この記事の趣旨は、田中耕一さんのような優秀でありながら、謙虚で名声を求めない人を吸い上げ前に出そうということだが、彼は論文も特許(*)も随時出していたら、世界的な賞を得たのではないか。これ以上彼、あるいは彼のようなタイプに何を望んでいるのであろうか。謙虚なのは彼の美徳である。むしろ業績あるなしに関わらず過剰な自己アピールする輩は注意するべきである。

*特許に関しては、なぜ国際出願しなかったのかと言われるが、それは出願人である島津製作所の特許戦略によるのだから仕方のないことである。

また、研究/発明とその技術実用化展開とは別の問題であろう。田中氏は企業研究者として、製品開発途上で大きな科学的研究をなし得た。フラーレンの畠山教授は、大学人として研究をしていた。そして、外部の人間がそれを事業化した。今のように産学連携がおおぴらになっていなかったのだから、順当に成功した例である。この著者は一体何の問題提起をしているのかさっぱりわからない。

ジャーナリストが短絡的に物事を記載するのはよくあることであるが、こんな記事は、研究現場の誤解を助長することはあっても、技術立国日本を推進することはまずありえない。


田中耕一さんの業績がここにまとまっていました。
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/nobel/index.html


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業務連絡

応用数学者のJosephYoikoさんが下記記事のフェルマーの証明について補足してくださいました。ありがとうございます。応接室をご覧ください。後日、本文に反映させます。

January 28, 2006

That's 談(ホリエモンと数学)

昨日は竹内物理塾であった。シュレディンガーの猫がテーマ。重要な講義だったのに途中で「ワープ」してしまった。おしい。

二次講義は新宿西口付近のライオンへ。

やはり、ホリエモンの話となる。吸収合併された会社の役員が、解雇され、それを恨みに思って検察庁に社内不正をちくった、そのデータが複数たまって確証を得られたので逮捕に踏み切ったということ。その役員の一人がDr.Tのお知り合いなので、かなりリアリティのある話である。

そりゃ、そうだろう。M&Aで良い思いをする人間よりそうでない人間の方が圧倒的なのだから。

ホリエモンはそういう人間の存在を認知していなかった。したとしても自分を刺すほどの力ないと思っていたのか。どっちにしろ、人間学に疎い奴である。はったりとはいえ、著書中に「人の心はお金で買える」はまずだろう。まずいって思えよ。受験にしろ、企業しろ、彼はゲームに強かっただけの話だね。セオリーだけ通じないのである。世の中正しければいいってもんじゃないんよん。

しかし、マスコミを含む取り巻き連中の手の翻し方はみ・ご・と・だな。

まあ、彼なら再起できる力はあるし、応援する人もいると思うし。

だから、次からネクタイぐらいしろ。

******

今回は数学ライターの中村亨さんがご一緒であった。来月朝カルで単発の講義を持たれる。

「脳に効く数学(039004)」
2/18 土 10:30~12:00
受講料(税込み): 1回 会員  2,730円 一般  3,250円 

おもしろそうなので、お時間のある方は行ってみてください。

ブルーバックスから著作も出ています。
『数学21世紀の7大難問 -数学の未来をのぞいてみよう-』

ついでなので、前から疑問だったことを聞いてみた。
フェルマーの最終定理を証明することに成功したのはアンドリュー・ワイルズ教授であるが、一旦発表したあと、計算違いがあることがわかり、知人の数学者テーラー教授に補佐を頼んで修正して、完成したとモノの本には書いてある。

その間違いというのは一体どういうことなのか。そういう高度な数学を知らない者にとっては、一部が違ったら、結果が全然違うものではないのか。という疑問である。

中村さんからは
「数学の世界では、あれを間違いとは言わない(間違いという書き方は間違いである)。ギャップ、AからBへ行くのに論理の飛躍がある、うーん、ギャップとしか言いようがない。そのギャップを埋める作業を発表後していた」
という回答をいただいた。

なーるほど、そういわれれば、門外漢でもなんとなくわかる。しかし、計算違いという書き方はちょいとひどいですね。

****

クオリアおやじ、某民放の番組で1回ん十万ももらっているのか。単なるマジカルパワーの間違い探し解説しかしていないのに。

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January 26, 2006

自分例えバトンfrom毒キノコの人

毒キノコ(叔母さん)お姉さん

腹黒いと言われ、

セキララエロオヤジと同じ悪態組とカテゴライズされてしまった、

アマサイです。

バトンです。
もう、めんどくさいのでしたくないのですが、
次回のみーちんぐで食いものに毒でも仕込まれたらたいへんですから、
黙って従うことにします。
(化学屋だからな、トリカブトでも、サリンでも、水素爆弾でも、何でも合成できるはずである)


1.自分を色に例えると?
 ピンク、金のラメ入り
 そういう千代紙あるよね、かわいいよね、即ちわたくしであります。


2.自分を動物に例えると?
 ヤマアラシ
 よくある質問なので、大学生のときからこう答えています。
 見かけはどうあれ、中身はナイーブなんです。

3.自分を好きなキャラに例えると?
 リラッくま
 まあ、流行なんで。
 ほんとは、こいつだと思うんですが、毒キノコの人に何言われるかわからないので。

 すぬーはあこがれですね。


4.自分を食べ物に例えると?
  生メロンジュース
  高級感はあるけど、所詮デパ地下のスタンドに売っているもの。
  身の程ってことで。
  でも、子供のころはおいしかったなあ。


5.次に回す方を色に例えながら。
 nenpiroさん。もう回っているでしょうか。まだだったらもらってやってください。
 色にたとえるなら空色
 ですね。
 絵の具で出す鉱物的な青ではなく、南の島の脳天気なスカイブルーではなく、
 日本の空の青です。

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January 25, 2006

科学者の倫理規範

某MLから回ってきました。

「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」制定のお知らせ
理研リリース

以下抜粋
----------------------------
2.研究不正
 「研究不正」とは、科学研究上の不正行為であり、(中略)
(1) 捏造(fabrication):データや実験結果を作り上げ、それらを記録または報告すること。
(2) 改ざん(falsification):研究試料・機材・過程に小細工を加えたり、データや研究結果を変えたり省略することにより、研究を正しく行わないこと。
(3) 盗用(plagiarism):他人の考え、作業内容、結果や文章を適切な了承なしに流用すること。

4-1 行動規準
 研究業務に従事する者は、研究所職員としての誇りを持ち、かつ、その使命を自覚し、次に掲げる事項をその職務に係る行動規準として活動しなければならない。
(1) 研究不正を行わないこと。
(2) 研究不正に荷担しないこと。
(3) 周りの者に対して研究不正をさせないこと。
---------------------------------
なんか笑ってしまいました。
当たり前じゃん、と思いますが、当たり前を当たり前と明言することが倫理規範ですから。

でも、こうなると、兵器開発に従事することの是非とか、新材料・新物質はどこまで検証(人体・空気・土壌への害)してから流出されるべきかとかはいつ倫理規範として検討されるんでしょうね。

科学者・技術者の倫理ってそういう高次元のことかと、アマサイは思っておりました。ああ、違うんですね、そういうのは倫理っていう問題じゃあないんですね。科学、それ自体はtabula rasa なんですよね。用途によって、善にも悪にもなるんですよね。すいません、下々の者には、博士センセ方の高尚なお考えに追いつきませんで。

まあ、とにかく産学連携のためにも、最低限守秘義務は遵守してください(講義でうちの製品とことべらべらしゃべってんじゃねえぞ、某教授)

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January 24, 2006

お台場にて、特許訴訟デモ

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お台場(ぼけてますが)。



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お台場(景色よかったんですよ)。



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お台場である(日航ホテルです)。


何をしているかというと
国際特許流通セミナーというのにきている。

【午前の部】
特別講演Ⅱ:ピーター・クロツィール(国際ライセンス協会 会長)
特別講演Ⅲ:ボリス・チャバスキー(SHIコンサルティング社 社長)
基調講演 :自動車業界における技術経営と知的財産の役割
  岡本一雄(トヨタ自動車株式会社 代表取締役副社長)
【午後の部】
[Bセクション]侵害事件シミュレーション

まあ、午前のはなんてことなかった。

午後は、その名の通り侵害裁判のシミュレーションです。

・「ヒト疾患に対するモデル動物」に関する特許権を保有する原告モデル・マウス・インク(X)が被告国立大学法人お台場医科大学(Y1)が実験で使用した実験動物マウス(被告マウス)は原告の上記特許発明の技術的範囲に属すると主張する。

・上記実験は、同被告が被告平成製薬(株)(Y2)から委託を受けて実験を行ったもので、被告平成製薬の行為は、被告お台場医科大学の行為と同視でき、被告お台場医科大学と共同不法行為となると主張する。

・原告は、被告お台場医科大学に対して被告マウスの使用の差止め、被告平成製薬に対して被告マウスを使用して行われる実験に対し資料を供給することを差し止めを求めている。
(当日資料より抜粋)

これでX、Y1及びY2の代理人を実際の弁護士さんが演じるのである(打ち合わせの争点場面も含む)。争点は、文言侵害、均等論、Y2の関与としている。終了後、この争点の勝敗をオーディエンスの拍手で、判決するのである。なかなかおもしろかった。特に解説のとき弁護士さんが「いや僕の代理した方が勝つと予想したんですけど」とか言っているのがね(^-^)。

門外漢の電子系のわたくしといたしましては、実験マウスくらい好きに使わせてやれや、と思ってしまうが。

当日のパワポ資料は、後日上記HPにアップされるらしいので、興味のある方はそちらを見てください。

--------------------------(キリトリ)------------------------------
1月24日AM3:20、携帯から送った投稿
(掲示板へのお返事)sachiさん、今の時間一番混んでいるんよ。午前10時までがベスト。16時半になれば少しは空くかも。今特許流通セミナーで侵害訴訟デモを見ています。コーヒーブレイク中。面白いので今日の記事としてアップします。
--------------------------(キリトリ)------------------------------

『人気blogランキング』年齢詐称疑惑工学博士その1(♀)が下からせり上がってきました。年齢詐称疑惑工学博士その2(♂)は、子育て部門に移ったようです。そんな「自然科学」部門でアマサイがんばってます。1日1回、ぷちっとな。宜しくお願いします。【押す】
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January 23, 2006

科学者とノーベル賞の簡単な関係

セキララのおっちゃん、私忙しいねん。
ちょっと相手してあげると、すぐつけあがるからなあ。
(ついにキャバクラのお姉ちゃんにも相手してもらえんようになったか)

なんか、反論してほしいらしいので反論してあげます。


> 博士が大学で研究しているとなると必ず「ノーベル賞を取ります」とか
> 「ノーベル賞取れるのか」という風な話になるのだが、それもおかしな話だと思う。
それはな、
一般民衆は、
科学というと、
ノーベル賞しかしらんねん。
野球選手がみんな優勝狙とると同じで、科学者はみんなノーベル賞のために研究していると思ってるねん。
ただ、それだけのことです。
おしまい。


セキララのおっちゃん、私忙しいねん。


10年前は日本でもそんなことはなかったが、
ほぼ連続して化学賞をとったんで、
ああ、科学屋さんはみんなノーベル賞取りたいねんなあと
思てはるねん(中途半端な関西弁もどきはここいらでやめとこ)。
おまけに、「ノーベル賞に一番近い男」と言われて、何億円という訴訟やって話題になったらなおさらです。

>科学だけが特殊な扱いを受けるが、ほかの職業にパラフレーズすると良く分かるだろう。
いいえ、科学だけが特殊なんです。
王将の料理人と
コート・ドールの料理長と
同じ職業と思っている人はいないと思います。本人たちも思っていないと思う。

F1のドライバーと
タクシーの運ちゃん
同じドライバーやんけ、と思っている人はいないと思います。本人たちも思っていないと思う。

まあ、科学は特殊な職業、我らは選ばれし者とか考えている
マッドサイエンティストがいたら困りますが、


セキララのおっちゃん、私忙しいねん。


それに、

「先生はノーベル賞候補ですか」
なんてリップサービスやぞ。本気にしてたんか。
(クオリアのおっさんは本気にしてるかもしれん)
ほんとにそんなこと思って訊いてる者はおらん。

ノーベル賞目指して研究している者はそんなに多くないと思う。
(選定基準も公開されていないのだから、目指しようがないのと違うでしょうか)

しかし、科学研究スポンサーとして(納税者だからね)
科学者には理想と夢を語っていただきたい。
立身出世のモデルはホリエモンではないはずだ。
前人未踏の発見をするとか、
人類の食料難をなくすとか、
遺伝的病気を軽減しとか、
なにか人類益になることを目指している、と語っていただきたいです。
まあ、それがノーベル賞とりますというとわかりやすいというか、わかりやすすぎますが。

宮仕えの単なる知的労働者ですし~
という言い方はよくないなあと思うわけである。

ところで、
>本来は「スプーン一杯の幸せ」世代のはずである。
なんか私でも使わない、使ったことない。スプーン一杯、って。わざ書いていらっしゃるんでしょうが。
ほんとに1970年生まれかい?!この人と同じで年齢詐称疑惑があるね。

おっちゃんは、
研究室 ⇒ 家庭 ⇒ キャバクラ
の巡回やからな。世界狭いはな。


セキララのおっちゃん、私忙しいねん。

ここまで書くの結構かかったやないか。

私の休み時間返せ!


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余談

snoopybox
7.11でスヌーピーマルチボックスを2つゲットしました。
いやただそれだけです。うれしかったので。



↓正月用すぬー写真です。

NEWYEARSUNU



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January 22, 2006

書談:『人間主義の大世紀を』

■『人間主義の大世紀を-わが人生を飾れ-』
著者:J・K・ガルブレイス/池田大作
出版:潮出版社
発行:2005年9月


ガルブレイスの著書は、書店であまり見かけなくなった。彼は90歳を越えているとはいえ、近年でも旺盛に執筆活動をし、それらは邦訳もされている。しかし、あまりメインな位置に平積みされていない。この度『不確実性の時代』を再読しようと思ったが、講談社文庫では品切れ絶版状態であるようだ。あの名著を増刷しない出版社の気がしれない。

彼の経済思想はもう枯れたものなのであろうか。そんなことはない。むしろ、21世紀こそ彼の至言が必要なのである。本著を読めばそれが理解される。

「国際貿易や経済関係を否定するつもりはありません。しかし、それは文化的関心情報に比べれば、まったく二次的なものだと思うのです」

「文明社会にとって、最も大切なものは何か、それは他の人々、そして人類全体に対して、深い思いやりをもつ人間の存在です」

「多くの人々、とくに青年に忘れてほしくないのは、現代世界の多くの悲劇的"死"は貧しい国々で起こっているという事実です。富める国の青年は、こうした現実への責任を自覚してほしいと思うのです」

この対談を要約するならば、これらの言葉に代表される。対談相手であり、共著者である宗教家の池田氏に合わせて、人道主義を並べているわけではない。著名な経済学者であり、米国の政府のブレーンを歴任したケネス・ガルブレイスと一介の庶民出身の池田大作とは人間主義という点で哲学のすべてが一致しているのである。

ガルブレイス「大衆と特権階級という分断は、現代の政治につきものですが、政治家には、ごく一部の幸福な人々の側ではなく、大多数である大衆の側に立ってほしいと強く願っています」

池田「今の世の中は、多くの場合、反対です。常に大衆と共に-それこそ、すべての政治家が絶対に忘れてはならない原点です。下の立場の人を見下すのではなく、反対に支えていくのが指導者です」

また、ガルブレイスは経済学を経済学としてしかみない同業者に怒りすら感じているようだ。

「経済学が現実離れして見られるのも、多くの経済学者たちが、古い理論にいつまでもしがみつこうしているからではないでしょうか。そのために、"現実世界が融通のきかない経済学理論に合わせられてします"という現象が起こっているのです」

哲学者である池田氏は、その孤独な経済学者の苦悩に万全なる答えを持っている。

「(アルフレッド・マーシャルの言葉「冷静な頭脳と温かい心」)その両者を兼ね備え、社会の苦悩を救っていく人材を育てていくためには、根本に哲学が必要です。さらにまた、「何のための学問か」「英知を磨くのは何のためか」と常に問いかけてゆく、強靱な精神闘争が不可欠だと思います」

そして、この二人の巨人の最も多くを語り、人々に伝えたいのは真実の平和である。アジア諸国及びアメリカの現状を細かく分析し、個々への解決策が語られている。これらがなければ、人間主義は虚妄となってしまうであろう。ここでも、政治外交のエキスパートである経済学者と民間外交に尽力してきた哲学者との言は一致しているのである。

ガルブレイスの著書が書店に並ばないわけ、すこし理解できるような気がする。人々は恐いのではないだろうか。金に踊らされている自分たちを正義の経済学者がしっかりと指摘していることを。真実の経済学は、真実の人間哲学であることを認めるのが。

21世紀になってなおも複雑に交錯した現実社会を私たちは生きねばならない。本著は、その指針となる著書である。私たちは経済に見合った幸福と平和を手に入れ、人類全体で共有しなくてはならない。

安満 彩(科学技術アナリスト)

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January 21, 2006

東野さんの受賞について

また、東野圭吾受賞ネタですが、森山和道さんからご質問があったようなので(別に個人的にご指名されたわけじゃないが、ファンに言っているらしいので)。

「そういやって、今年の直木賞は『容疑者Xの献身』で取ったんだっけ。あれはお仕事で読んだしそれなりに面白かったけど、直木賞のレベルなのかなあ。ファンの人から見ても、あれがベストだとは思えないんじゃないだろうか? 直木賞はほんと、「そろそろこの人にあげたらどう?」で出してるとしか思えない。まあ出版業界からすれば何だって良いんだろうけれども。」

あんまし、文学/文学賞のこと知らなかったんだなあ、森山さんって。

直木賞は作品っていうより、その作家の功績に与えるって言われてるんだよね。まあ、芥川賞もそうだけど、直木賞はよりその色が濃いと言われている。「そろそろこの人」にって言い方はずれてはいないんだけど、ちょっと失礼だよな。そうなるとあげなくちゃいけない作家もっとたくさんいるわけだし。東野さんは下馬評では大穴って言われてて、こんどもダメかと思われていた。やはり、今回取れたのは過去の作品がよかったのに加えて『容疑者Xの献身』が優れた作品であった証拠だと思う。それにさ、直木賞レベルの作品ってどういうことを言っているのかな。音楽賞とかも同じで、ライバル、他の作品もあるわけで候補作の中で一番優れていたってことでしょ(その人にとってベストで、候補中でベストだったら言うことないはな)。じゃあ、今年の候補作が全部、直木賞レベルじゃないってことになるよ。それを言うなら、誰々の方がよかったんじゃないの、と言ってほしかったですよ。

「出版業界からすれば何だって良いんだろうけれども」っていうのは文筆業をしている人の言としてはいかがなのものなのかな。そういう中途半端な言い方はしないでもらいたい。批判するなら批判するでもうちょっと緻密してもらいたい。森山さんの日記は影響力強く、広いと思うので。

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January 20, 2006

物理学徒への質問36/100

物理学徒への100の質問というページがあったので、おもしろそうなのだけ回答してみました。疑似学徒ですが。


015.小さい頃、将来何になろうと思っていましたか?
 MATの隊員(テクニカルスタッフ)イメージバトンにて前出

016.好きな映画は。
 追憶(出演:バーブラ・ストライサンド/ロバート・レッドフォード)
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD5951/
 えっ?なんかまずいっすか?

021.あなたが物理をはじめたきっかけを教えて下さい。
 表向きの理由:最新宇宙論及び最新技術を理解するため、
 裏側の理由:工学部時代の物理教員に復讐するため(劣等生だったので、散々嫌みを言われた)

022.専門分野、もしくは専門分野にしようと思っている分野は何ですか?
 理系がいなければ半導体物理学と答えてみる。
 
026.あなたのバイブルを教えて下さい。
 ファインマン物理学

028.日常生活で物理を感じる瞬間を教えて下さい。
 日々一瞬一瞬感じています。

029.物理をやっていて一番うれしかったことは?
 現役のときに解けなかった電磁気学の問題が解けたとき。

030.では、一番嫌だったことは?
 別にない。

031.物理と酒のどちらを選びますか?
 問いが間違っている。酒は物質であり物理に含まれるものである。

032.異性と物理、どちらを取りますか?
 問いが間違っている。異性は物質であり物理に含まれるものである。

033.物理があれば他に何もいらないと思いますか?
 全てが物理であるので、答えようがない。

034.取りたい賞は何ですか?
 フィールズ賞。
 今世では年齢制限のために無理なので(をい、それが理由かい!)、来世は優秀な数学者に生まれ育つ予定なので、そのとき取ります。

065.尊敬する物理屋は誰ですか?
 ファインマンさん

066.話してみたい過去の物理屋は?
 ガリレオ・ガリレイ(厳密には物理屋じゃないが)
 話してみたいというより、養女にしてもらいたい。そうすると『ガリレオの娘』は私ということになる。

067.ディラックの海で泳げますか?
 おう!泳いでみせるとも!

073.あなたの分野は実学につながりますか?
 残念ながらつながってしまう。

074.物理は本当に役に立つとは思いますか?
 さあ、「本当は」を挿入して考えてみたことはない。

075.物理屋以外に物理を説明するときはどうしますか?
 世の中、そういうふうになっている。

076.定説などない、と思いますか?
 はい、ないと思います。

077.フっと虚しくなることあります?
 いいえ、全てが虚しいので「フっ」とは思いません。

078.世の中すべて波に見えますか?
 いいえ、どちらかという粒に見えます。

079.普段の会話が物理でなければ生きていけませんか?
 質問の意味がようわからんが。会話の中に物理用語入れないと生きていけないということだろうか。この世は物理でできているのだから。でも、別に生きていけないということはない。

080.物理の夢を見ますか? 見るならばどんな夢か教えて下さい。
 見ないです。

081.最近、妄想した事を教えてください。
 世界征服

083.猫は好きですか?
 嫌いじゃありませんが、好きではないです。

084.シュレーディンガー音頭を踊れますか?
 思いだしました。初級編なら踊れます。

085.シュレーディンガー音頭を人前で踊るのに抵抗はありますか? あるならば踊ってから次の質問に進んでください。
 はい、踊りました。

086.科学は、人類を幸福にするでしょうか?
 問いがおかしい。もっと限定してください。

087.世界の終末はどのように訪れると思いますか?
 終末はないと思っています。

088.統一理論は完成すると思いますか?
 いずれするでしょう。

089.新しい粒子を見つけたらなんと名づけますか?
 アマサイ

094.あなたの部屋はエントロピーが増大していますか?
 かなり増大しています。

097.物理はどれくらい好きですか? それを表現してください。
 ブラックホールの毛くらい。

098.自分の子供も物理屋にしたいですか?
 いいえ。(産むとしたら)女の子しか産まない予定なのでタカラジェンヌに育てます。男の子だった仕方ないので数学者にします(最低限、手に職、つぶしがきけば、なんでもいいですが)。

099.指導教官、師匠などに一言。
 竹内薫支障、じゃなくて師匠。これからも宜しくお願いします。

100.人間として大切なものを失っているとは思いませんか?
 そもそも大切なものがなにかわからなくなっています。


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January 18, 2006

TV番『白夜行』1話ネタバレについて

テレビドラマ『白夜行』第1話に関してネット上で気になるコメントがあったので、ちょっと。

桐原の父が何をしたかは小説の最後の方で明らかになる、それが1話にきてしまってはネタバレではないかということである。

確かにネタバレである。しかし、そもそもこの物語の出発は60年代後半か70年代なのだ。バブル経済が終焉する90年代に始まっては、小説の本来盛り込んである複線が全く活きない(読んだ人ならなんのことを言っているかわかりますよね)。それに比べれば、この件は些細なこと、とは言わないが、特に文句をいうべきことではないだろう。

30~40年前はあのような鬼畜的行為が知られていなかった。無かったということはないだろう。一部の人間は見て見ぬふりをしていたのだろう。そして、テレビ版の舞台になっている90年代には残念ながら、というより現代の視聴者は、周辺事情さえわかれば桐原父が何をしでかしたかおのずとわかるである。あの事象を最後まで隠して引っ張るのは多少無理がある。冒頭話にあのようなショッキングシーンを持ってきたのは掴みはOKということになる。

個人的には、子供も見る可能性があるテレビ番組に『白夜行』を組み込むのはいかがであろうかと思っている。折しも宮崎努の死刑判決が報道された。殺人はいうまでもなく、幼児に(桐原父)あのような卑劣な行為する大人は死刑あるいは終身刑にすべきである。

ちなみに、東野圭吾氏は、今のように知られる前から、幼児虐待のテーマを扱っている。常に一歩先ゆく作家さんなのである。

ああ、今でもうれしい、直木賞受賞。

追記:原作と設定が異なるからと言ってテレビ版を否定するものではありません。飽くまで原作ですし、テレビにはテレビの事情、また良さがありますから。原作を忠実に映像化することはむしろ意味がないでしょう。

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January 17, 2006

東野圭吾、直木賞受賞!

やったー!まじうれしいっす!


東野圭吾さんが

直木賞受賞しました。

私が受賞したわけじゃありませんが、感激です。

東野さん、おめでとう!!

10年近くファンでよかった。

絶対いつか取ると思ったが。

今回なんか大穴とか言われて不安だったんだが。

東野さん、本当に本当に

おめでとう!!!


これからもいい作品をどんどんばかすか書いてくれーー!!

・毎日新聞 直木賞 東野圭吾

追記
ただいまみなさんと喜びを分かち合っています。
まいねさま  blog
パンダ大元帥さま blog
さとみさま 「やっぱり物理がすき」
niwaoさま 30 on the spot
ちょろいもさま blog
とむ影さま 海の底の昼下がり

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IBM特許取得13年連続1位

IBMの13年連続1位に思うこと(その1)

鮫島さんの見解、分析には必ずしも納得するものではないが、これはよかったと思う。

つーか、日本IBMにいたんじゃん。いつもより話がこまいと思ったよ。

鮫島さんはIBMの1位はかなり狙ったもので、その理由に以下のことが挙げられると言っている。

「いかなるPR方法よりも雄弁にIBM社の技術力が世界一であることをアピールできるため」

「アジア勢に追い上げられている米国の製造業界にとって,特許ランキング1位という座だけは決して日本企業に明け渡したくない,と考える米国政府がIBMを応援している(文意)」

前者に関してはIBMの名を持ってすれば、たとえ、4位5位であろうとその地位は揺るぎないモノと思う。だから、根本的な原因は後者じゃないかな。

実際ランキング表を見てみるとこれで1位がキヤノンや松下だったら、脳天気な楽観主義の米国人といえどもへこむと思う。

「2005年の米国特許取得企業,首位は13年連続で米IBM」USPTOの速報(ITpro)

常々、特許は量じゃなくて質ですよ、つまんない発明ぽこぽこ出さないでね。と言っている私であるが、当方のような中小企業とIBMとは格が違う。練られた戦略の上の取得した3000件であるから(これ取得数だから、出願数はもっとでしょう)量は質をばんばん産んじゃうのである。しかも2位とは1000件も差がある(やっぱ政府の後押しがあるんでしょう)。

こういう仕事をしているのだから、知財の有効性はよく知っているし、社内で啓蒙活動に努めている私であるが、ときどき考えてしまう。
何かって?!つらつらと書こうと思ったけれど、墓穴を掘るような気がしないでもないので止めておきます。

IBMはすごいなー、IBMとまで行かなくてもHALの特許室にでも就職したいなあってとこでおしまいにします。

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January 16, 2006

量子コンピュータとかいろいろ

エレクトロニクスを学んだ者にとっては(おまけに現代物理愛好家でもある)量子コンピュータはかなり興味深い。

・量子コンピューターにまた一歩、集積容易な「量子チップ」
http://hotwired.goo.ne.jp/news/20060113301.html

・東芝、量子もつれ光子対の発生で量子素子を新たに発表
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20094320,00.htm
(日本の東芝じゃなくて、欧州東芝だそうです)

量子マイクロチップができれば、もうかなりなもんだと思うが、
前者の記事
「いつの日にか、量子チップ内蔵のノートパソコンやデスクトップパソコンが登場してくるのだろうか? 少なくとも近いうちにはなさそうだ。」
なのだと。

科学技術はゆっくり進んでほしいなどと思うことがある。出発から助走、興隆までしっかり見てみたい。あまりに目にも止まらぬ速さだと、理解が追いつかない。

年齢を経てしまったので、パソコンの歴史はかなり実体験として知っている。8ビットの時代に機器を買える環境になかったのは返す返す残念である。

まあ、せいぜい長生きしていろんなものを見ようと思っています。

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本の備忘録、読みたいけど今は読めない本

『科学の未来』(フリーマン・ダイソン/みすず書房)
『宇宙をかき乱すべきか ダイソン自伝』上下(フリーマン・ダイソン/ちくま学芸文庫)

『宇宙を、、、』って自伝だったんだ。知らなかった。

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特許室での独り言、とか言ってこぼれ話を書けばアクセス数もあがるだろうなあ(いや、それ以前にストレス発散になる)、
と思うが、だめ、だめである。絶対できん。話していいことなんか何もない。
やばいことばっかである。話せることは全然おもしくもおかしくもない。書店にある特許解説本を読んだ方がましでである。
今やっている案件なんて、自分たちでとある機関との契約で特許不出願事項をもうけておいて、「いや、そんな堅いこと言わず、出願しといてよ」と言って反故にしようとしているんだからな。信じられんよ、全く。

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January 15, 2006

効率という名の非効率

今朝、テレビで天然芝と人工芝の比較をやっていた。

人工芝は天然芝に比べて野球選手の体に負荷がかかりやすいとのことだ。人工芝は摩擦力が大きいので、かかった力が吸収されずそのまま選手の身体にいってしまう。筑波大学の研究でも、人工芝の方がけがをしやすいという結果が出ている。

松井秀喜選手は、人工芝の危険性を巨人入団のときから訴えていて、東京ドームではでなスライディングをするとけがをする可能性がある、けがをするとチームに迷惑がかかると言っていたそうだ。そのとき、渡辺オーナーは、新素材を使用した人工芝を使えば問題ない。何億かけても新人工芝にすると答えたそうだ。

一方、米国では、自然芝に戻そうとしている球団が多い。

選手がけがをしやすい、あるいはけがを恐れてプレーに歯止めがかかる。誰が損をしているかというと、充実した試合を見られない観客である。実際に米国のとある球団をそれを実感し、観客を呼び戻すために天然芝にしているという。

そして、日本から米国メジャーリーグに移った選手は全て自然芝派なのだそうだ。

ここまでいくと話ができすぎている、と思ってしまうが、素人目に見ても、あのかちかちした人工芝が体によいわけはないだろう。

自球団の選手を人材ではなく、駒としか考えていない渡辺オーナーの言いぐさはいかにもという気がするし。

こういうことは日本のどこにもあるだろう。それは金がかかりすぎると言いながら、実は大きな損失を包含しているということだ。

この例だと人工芝製造会社との取引を切れないのだろう。癒着とまでいかないにしても、球団あるいは球場所有者が製造会社にいろいろ開発注文をしているのかもしれないし。

自然芝復活も、そのままではなく、なんかしらの新規技術が必要だと思う。イノベーションを阻んでいるのは人間の旧バージョンの考え方なのかもしれない。

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January 14, 2006

手に負えないお馬鹿な文系教授

セキララのおっちゃんの実物に会って、30代中盤にして、生え際がアブナイのではないかと心配してあげているアマサイである。

さて、科学技術の振興に対して、絶対こういうこと言う人いるはずだと思っていたが、あまり見かけなかった。私は↓以下の記事が初めてだったので、備忘録としても記載しておく。

・日経新聞1月10日 佐々木毅「経済教室」
日本政府の高等教育に対する投資水準が相変わらずOECD諸国中最低水準であることを考えると科学技術の予算の扱いは際だっている。特に高等教育を受けている若者の中で大多数を占める文科系の学生たちへの配慮との格差は歴然している。実際、政府のイニシアチブによって始められた法科大学院に対する国の支援措置にしても、先の科学技術の予算に比べれば「ささかや」の一言に尽きる」

このあと、経済・産業重視ではならないとか、お上を崇めるパターナリズムであっていけないとか、持論が延々と続き、締めくくりは高等教育の投資水準を先進国並に高めるべき、で終わっている。

ああ、これだから、文系はなぁ困るよな、と文系不要論ブログの人みたいに思ってしまう。

そもそもOECD諸国の水準とは何なのか示されていない。具体的な資金の量なのかGNPに対する比率なのか、後半ぐだらないことをぐだぐだ述べるならば、ここにきちんと資料を提示するべきである。何せこの比率を根拠としているのだから。

それに、理系と同じ金を文系に投じなくてはいけない理由が明らかでない。どう考えてても、器具、装置、材料を使う科学研究の方が法学研究よりも、ゼロが最低でも2つ、3つつくほど金がかかるのではないか。

佐々木先生は、政治学がご専門だそうだが、どこにお金をかければ、研究振興になるんでしょうねえ。

東大総長をやり、私大(学習院)でのうのうと教授職についているならではの戯言ですな。

タイトルが「社会変革の基礎」とか「文科系知識の重要性増す」とか書いてあるんですが、何れも、その内容は書かれていない。

まあ、こんな人に原稿を頼む方も頼む方だが、学歴社会のトップを走ってきてこの程度のことしか書けないとは情けない。

そんなことより、総長を務めた東京大学が世界大学ランキングのずっーーと下の方であることを問題にしてくださいよ。佐々木先生。

なんか書いていてむかついてきた。

---------

この記事先に紹介した坂村さんの記事とともに、ここ一週間日経の同欄で「日本復活の進路」と題して、主に科学・技術・産業をテーマにしているらしい。

ノーベル化学賞受賞者の野依良治氏も6日に書いているのだが、科学技術全般のことをまんべんなくつつがなく書いておられたのであんましおもしろくなかった。ああ、sachiさんとこの理事長さんなんだなあ。そりゃ、立場上全部「可」になること書いておかないとね。それとも、もう名誉職になったから守りに入ったか。

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January 13, 2006

『功名が辻』と『白夜行』

永井杏ちゃん、じょうずだねえ。
武士の娘のたくましさ、けなげさがよく出てたよ。
お母さん役の木村のお姉さんはすぐ死んじゃったね。
あのお姉さんは不幸な役が多いんだよね。
お父さん役はちょっとひどいよね。あれじゃ、杏ちゃんのお爺ちゃんくらいの年だよね。お爺ちゃんっていえば、信長の人年寄りすぎるんだよね。せめて40代の人にやってほしかったな。信長は人生50年って言った人だからさ。おのおじちゃんの年にはもう死んでるんだよね。杏ちゃんには関係ないけどさ。

明日も杏ちゃんが見られてうれしいな。応援しているからね。

---------------
雪穂なんて難しい役は福田さんにしかできなよね。
感心したよ。福田さんも大きくなったら女優さんになるのかな。
綾瀬はるなってどうなのかな。福田さんの方が絶対演技うまいと思うんだよね。福田さんと綾瀬さんは雰囲気は似ているけどね。
どっちかっていうと仲間由紀江ちゃんみたいな女優さんになってほしいな。

か弱そうに見えて心が強いって役柄が福田さんには合っているよね。

1回で出演場面は終わるけど、2時間スペシャルだもんね。福田さんだから出来ることだよ。あの相手の男の子も結構うまかったね。

次回作を楽しみにしています。学校の勉強もがんばってください。

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January 12, 2006

日本の技術経営の行方

米国の科学技術が軍事と連動して発展していたのは、よく知られるところである。
しかし、具体的にどう連動しているのかは知らなかった。

・日経新聞1月9日「経済教室」坂村健
「米国の国家戦略のすごいところは、最初の研究段階の段階を軍関係の予算によって行うことである。予算の規模もさることながらなにより有効なのは軍関係の研究予算は「敵」との競争が前提のため、研究の過程でチャレンジが許される範囲が他の予算よりはるかに大きいという点である」

つまり、企業だと成功の確からしさが重要で、新分野への進出はよほどのことがなければ許されない。しかし、軍事だと、そんなことを行って敵がその技術を使って攻めてきたりしてはたいへんである。失敗にはある程度寛容で、とにかくがんばれ、と予算をくれるわけである。原子爆弾のドイツVSアメリカを考えれば、理解できることである。

しかし、もっとすごいのは、軍事研究者がスピンオフしてベンチャーを興し、適切な時点で技術を商業公開して事業規模を一気に拡大して市場を支配することなのだそうだ。中村修二の米国の研究も実質的に国防総省がスポンサーになっている。LEDが生物テロの携帯探知機に使えそうだからだそうだ。ほんとかなと思うが、要するに見込みのある技術はまずに軍に売り込んで開発してもらう。いい時期になったら民間のおろす。この具体的なシステムまでは本記事では明らかでないが、軍と技術の関係がだいぶわかってきた。

で、坂村さんは日本では技術水準は高いが戦略がないから弱いのだ、という。そこで、技術経営が必要だというのだ。

MOT(Manegement of Technology)は必要だと思うが、米国軍事の例をだされてもねえ。結局日本独自の技術経営を開拓しなくちゃいけないじゃん。坂村さんは本記事後半でいろいろ提案はしているが、米国ほどの決めてはないよね。

でもね、そんなに捨てたもんじゃないと思いますよ、日本のMOT。米国のやり方よりも、日本の風土にあったやり方を模索しているように思います。坂村さんは技術戦略の強化急げと書いているが(編集者が作ったタイトルかもしれませんが)、急いでもできるもんじゃない。いまは誰も共通に使えるMOTのツールあるいは基盤づくりをしているのだと思います。まだ、4,5年はがんばりましょう。坂村さんの言われる理想は以外に近いとこにあるのかもしれません。

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January 10, 2006

■業務連絡:新年会■

■複数ブログ共同新年会■

主催:アマチュアサイエンティスト
後援:セキララウヱブログ、某研究所の科学者さん
日時:12月12日(木)19:30~
場所:お茶の水あたり(現地集合)

皆様のお越しをお待ちしています。

-------------(キリトリ)--------------------

好評のうちに終了いたしました。報告は応接室に掲載してございます。二回目も行いますので、楽しみにお待ちください。

今後とも、アマサイこと、アマチュアサイエンティストブログを宜しくお願いいたします。
m(_ _)m

2006年1月13日記す

January 09, 2006

アインシュタイン訪日展

正式には、『特別展アインシュタイン日本見聞録』である。
einposter


国際フォーラムでやっています。
いや偶然通りかかったのです。
これを見に行った途中で。
↑イマイチっつーか料金高すぎ。
(でも、来ている人みんながすぬーファンなんだなと思うとちょっとうれしい)

狭く展示物はさほどないのですが、各自ヘッドホンラジオを渡され、レポート形式で解説を聞くことができます。

10個のスペースがあり、そこの番号に前記ラジオに合わせると解説が流れます。そこに行かなくても好きな解説を選べばいいので、効率がいいですね。

詳細はここ(理科大が特別協賛になっている)

わざわざ有楽町にいく必要はないような気がしますが、ついであれば、寄る価値はあります。

面白い試みかなと。2月26日までです。

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January 08, 2006

書談:『物質をめぐる冒険』

『物質をめぐる冒険-万有引力からホーキングまで』
竹内薫著 NHKブックス 2005年11月発行

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本書を物理啓蒙書、あるいは科学解説書として読んではならない。読者が物理学史の中で思想を見いだせるように著者が案内をしている。それが本書の正体である。

ニュートンやマクスウェルによって世の中の事象からモノ観が確立される。その後、アインシュタインの重力場理論によって、モノからコトへの大転換が行われる。相対論と量子論が現代の物理観を確立したのは疑いのないところである。そして、近年は、超ひも理論やループ量子重力理論によってモノ観はほとんど消滅し、コトでなくては物理は語れなくなった。また、すでにコトさえも通りすぎて、メタフィクションの世界に突入している。これほどダイナミックに思想が転換した分野が他にあるだろうか。いや、これは、物理学固有の理論を展開しているのではない。私たち自身とこの世界がモノからコトへそしてメタフィクションに変換しているのである。

著者は「はじめに」と「おわりに」に大学時代に出会った友人の死と哲学者大森荘蔵の言葉を綴っている。

「人が死ぬとモノとしての人体はなくなるが、その人が生きていたコト、言いかえると、その人の生き様は残る」と。

人間は400年近くに及んだ科学革命を経てようやく生老病死の実体に近づいているのである。本書は、メタフィクションの時代に人はいかに生きるか、を問いかけでもある。

(553文字)

安満 彩(あま さい・科学技術アナリスト)

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January 07, 2006

理系の教養@岩波『科学』

我が国には、米国人御用達翻訳誌『日経サイエンス』、科学絵本『ニュートン』の他に、岩波の『科学』という正統派ポピュラーサイエンス誌がございます。
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今月の特集なかなかよさそうです。
『理系の説明責任』

科学史家である伊藤憲二さんの記事を興味深く読みました。

『理系的教養とはどうあるべきか』

伊藤さんはハーバード大学で教えた経験を書いておられます。ほとんどが医学者を希望しているクラスで、おざなりの科学史ではなく、科学史家になってもおかしくない程の訓練を施します。ここで鍛えられた学生は、専門バカにはなりえない、研究態度にも柔軟で他に研究対象を容易に変えたり、新しい考え方をすぐ取り入れることができる、と述べておられます。

そういえば、米国の大学院は、自分の専攻以外の専門科目を2つ以上取ることが必須であると読んだことがあります。つまり同じ修士/博士課程の他の科目ということです。留学生も同じです。自分の研究でさえたいへんなので、えらい負荷をかけよるなあ、と同情?した覚えがあります。

日本とは全然違う考え方のように思います。学部の教養課程でさえ無駄、とまで言わないでも、早く専門課程の勉強をした方がいいと言う大学関係者をよく見かけました(学力低下にともない、せめて専門くらいはちゃんとマスターしてほしいという考えかもしれませんが)。

ところで、文系・理系の乖離、ということを話題にするのは、主に理系側に人間であって、あまり文系の人はここに問題意識を持たないみたいですね。共通の問題意識を持つためにも、ハーバード方式は有効に思います。ゆるーい科学教養ではなく、理工学部がやるような古典物理(量子論まではたいへんなので)を学部教養課程で履修させればよいのでは。もちろん、理系にも、同様程度の文系科目を必修とします。

リベラルアーツとしての教養。これは日本のあらゆる問題の答えが潜んでいるのではないでしょうか。

また、伊藤さんは本稿の中でブログの可能性についても書いています。「ブログが科学者や技術者にとって新しい教養を成立させるための基盤になりうるのではないだろうか」と。これはアウトリーチにもつながるのではないでしょうか。>sachiさん賛同者がいらしてよかったですね(^-^)。詳しくは本誌をお読みください。

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January 06, 2006

感銘を受けた科学上の発見

とむ影さんにお渡ししたイメージバトン、先日お答えを頂きました。

本来はバトンは戻らないものだと思いますが、Q2「イメージしたお題」が面白かったので、お答えすることにします。

「感銘を受けた科学上の発見を教えてください」
これは、実質的にもわたくしに宛てられたものではないかと(^^;)

科学といえば、物理、物理と言えばアインシュタイン。故に相対性理論と答えたいとこですが、理解するのが精一杯で感銘とまではいきません。

プレートテクトニクスは、じみぃ~と思っていた地球科学にわたくしを振り向かせた偉大なる理論。感銘を受けたことには間違いありません。

ワトソン、クリックが発見した二重らせん。すばらしい業績です。いや、それよりもメンデルの遺伝の法則の方が画期的でないの。

しかし、感銘というならば、ガリレオ・ガリレイがピサの斜塔で行った自由落下の実験即ち、
「物体の自由落下の速度は物体の質量に依存しない」
が一番かな。

すごいです。重い物が早く落ちるという常識に挑戦。正しく科学ではないですか。

小学校のとき読んだ子供向け伝記『ガリレオ』がわたくしの人生を方向付けたと言っても過言ではありません。野尻抱影先生が書かれていたので、子供だましの本ではないと信じています。科学と西洋史に興味を持ったのはこれが始まりです。今もその興味が尽きないのは、原点がしっかりしていたからかなと思います。

ニュートンでもファインマンでもなく、わたくしの中のNo.1スーパースターはガリレオです。

もう入手できませんが、これです。いや、改訂する前のバージョンだったか。

しかしながら、この実験、実際には行われておらず、弟子の創作であることが確定しているようです。確かにあの程度の高さで落下時間を正確に計れるかは疑問です。でも、似たような実験をしたらしいとは言われています。このピサの斜塔実験がなくとも思考実験に止まらず実証を重んじた彼から近代科学の父という称号を外すことはできず、偉大なる科学者(その当時は哲学者ですが)には変わりありません。

でも、アリストテレスは長い間悪者であると誤解していました(^^;)。

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January 05, 2006

アキバ今昔

昨晩、アキバの風景みたいな番組をやっていた。
『にっぽんの現場-秋葉原 年の瀬の物語-』

私にとって秋葉原は、電子部品の専門店があり、家電の安く、電気屋さんばっかあるところである。70年代から80年代前半のイメージが固定したままである。もちろん、それ以降も秋葉原に行くことはあったが常にそのイメージ通りに街を歩くので他の事象は見ていても見えない。

この番組は、秋葉原の多様な面を描いていた。近年話題になっているのはメイド喫茶であろう。そこに勤める女性をクローズアップしていた。法学部の学生で勉強は勉強として真面目にやり、学校に行く以外の時間ここで働いているらしい。弁護士を目指しているが、就職しても、ここで働きたいと考えている(ぼーっと見てたんで他の子の話とごっちゃかも)。また、オタクと言われる少女は、ゲームやアニメを語ることで外部とのインターフェースができたらしい(ぼーっと見てたんで他の子の話とごっちゃかも)。

この街に活気があり、いろんな人を惹きつけるのは、高校生くらいのときから分かっていた。ここでエレクトロニクス関係の会社が集まってシリコンバレーみたいにしたら効率がいいのにとも思っていた。まあ、誰でも考えることですな。もうそのころには計画されてたみたいだし。

番組の中では、部品屋の常連客の少年を写していた。「彼は何のために部品を買い集めたのだろう」とナレーションしていた。LED買ってたからネオンサインみたいのを作るに決まってんじゃんと思った(やはりそうであった)。このナレーションの意味はわかっている。かつては、ハムや電子工作する人たちが秋葉原のメジャーな客層であったが、今はマイナーとまではいかないが、かなり少数派になってしまったということだ。

私の頭の中では秋葉原といえば、部品屋、ラジオ会館であり、LEDを買っている少年たちがうごめいている街なのである。

以前から当地をアキバと略するのは知っていたが、池袋を「ブクロ」と呼ぶのは、石田依良の小説からと思っていた。80年代にはすでに言われていたらしい。そう言えば、新宿は「ジュク」とも呼ばれていた。元々短いんだから略する必要ないと思う。

・秋葉原HP

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January 04, 2006

脳チップ@日経サイエンス

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12月発売の日経サイエンス2月号、私好みの記事が多い。


今日、読んだのは、これ
『脳にチップを初めて埋めた男』

ホセ・デルガードという人物、脳に電極チップを埋め込んで電気信号によって制御するということを60年代にやっていたというのだ。ちょっとびっくりではないかい。チップで人間を制御するというのはSFの世界ではあるが、実現味を帯びてきたのは最近だから(コントロールどころか、体内に端末チップを埋め込んでユビキタス社会を実現しようという考えもあるのだ)。でも、その前、1930年代に前頭葉を切断して精神病患者の治療を行っていた。この事実は重要である。デルガード博士は、脳を破壊するよりも、電極の方が安全だと考えたからだ。ロボトミーを避ける、ためである。

しかし、この行為はロボトミーと同列にされ、非人権的行為として批判される。博士は、500本以上の論文を書きながら、1974年以降は忘れ去られてしまう。研究の場を米国からスペインに移したのである。

そればかりか、あまりも音信不通なために死んだものとされていたのである。博士は研究こそしていないものの、カルフォルニア州で健在だそうだ。

脳刺激研究が花盛りの今、博士は返ってクールである。
「多くの人が恐れるほど、あるいは期待するほど、神経制御技術が進歩することはないだろう」

うーむ、素人科学者アマサイもそんな気がする。電子チップは、いくら集積化してといっても、生身の細胞にはまだまだ大きすぎるからだ、という理由である。

科学者はできるだけ長生きするべきであろう。自分の研究の末路を少しでもかいま見るために。

ちなみにこの記事の執筆は『科学の終焉』で有名なジョン・ホーガンである。

原典:The Forgotton Era of Brain Chips /Scintific American Oct. 2005

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January 03, 2006

書談:『あした天気にしておくれ』

AshitaTenki
■あした天気にしておくれ
著者:岡嶋二人
出版:講談社文庫
発行:1986年

あらすじ
名馬セシアが事故により骨折する。関係者はそれを隠蔽するため、誘拐事件に仕立て上げる。「犯人」は身代金を手に入れられないためにセシアを殺害する、という筋立てで万事うまくいくはずであった。しかし、関係者以外から「脅迫状」が舞い込むことにより急展開する。

岡嶋の処女作を読めて幸せである。デビュー作は乱歩賞を取った『焦茶色のパステル』でこれは、その前の年の候補作なのだそうだ。

秀作と誉れ高い本作品、同じトリックの前例があるという理由で受賞し損なったそうな。トリックには先使用権も著作権もないだから、別にいいと思うが。

あらゆるところに複線あり、という感じで楽しめる一品。

でも、競馬とか馬とかに興味がない私にはわくわくどきどきではなかったなあ(私がミステリーに慣れてきたせいか)。映像化するとまた違うのかもしれない。予期せぬ脅迫状のとこなんかスリリングである。ああ、もう馬券の販売方法が違うんで、映像化はできないか。そんなことよりJRではなく国鉄、国鉄と連呼していることが昭和だなあと思った。

それだけが違うだけで、『コンピュータの熱い罠』でも書いたが、全然時代性を感じないとこ岡嶋作品のすばらしいところである。著者自身が書いているように、二度読んでも楽しめる。

トリックはミステリの素材であって、本質ではない。ストーリー展開、人物描写こそ、ミステリがエンターテイメントである所以である。

最後の二重、三重のどんでん返しはまさに人間模様である。

* * * * 

「わ れ こ そ は た ま ず さ が お ん りょ ー」
が何かやっと分かりました。

八犬伝は昔辻村ジュサブローの人形劇だったのですねえ(年齢限定話題)。
最初から見ていたわけではないので、背景設定がわからなかったのです。

♪いざとなったら玉をだせ、力があふれる不思議な玉を。
と坂本九が歌っていました。

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January 01, 2006

謹賀新年2006

検索で当ブログを見つけてくださった方、

他のブログのリンクからお出でになった方、

リアルアマサイの友人、知人の皆さん、

ディベート関係者の皆さん、

今年も、素人科学者の精神で意見を述べてまいります。拙いブログですが今後ともご贔屓の程宜しくお願いいたします。共々にブログ文化を盛り上げていきましょう。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2006年 元旦

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