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January 03, 2006

書談:『あした天気にしておくれ』

AshitaTenki
■あした天気にしておくれ
著者:岡嶋二人
出版:講談社文庫
発行:1986年

あらすじ
名馬セシアが事故により骨折する。関係者はそれを隠蔽するため、誘拐事件に仕立て上げる。「犯人」は身代金を手に入れられないためにセシアを殺害する、という筋立てで万事うまくいくはずであった。しかし、関係者以外から「脅迫状」が舞い込むことにより急展開する。

岡嶋の処女作を読めて幸せである。デビュー作は乱歩賞を取った『焦茶色のパステル』でこれは、その前の年の候補作なのだそうだ。

秀作と誉れ高い本作品、同じトリックの前例があるという理由で受賞し損なったそうな。トリックには先使用権も著作権もないだから、別にいいと思うが。

あらゆるところに複線あり、という感じで楽しめる一品。

でも、競馬とか馬とかに興味がない私にはわくわくどきどきではなかったなあ(私がミステリーに慣れてきたせいか)。映像化するとまた違うのかもしれない。予期せぬ脅迫状のとこなんかスリリングである。ああ、もう馬券の販売方法が違うんで、映像化はできないか。そんなことよりJRではなく国鉄、国鉄と連呼していることが昭和だなあと思った。

それだけが違うだけで、『コンピュータの熱い罠』でも書いたが、全然時代性を感じないとこ岡嶋作品のすばらしいところである。著者自身が書いているように、二度読んでも楽しめる。

トリックはミステリの素材であって、本質ではない。ストーリー展開、人物描写こそ、ミステリがエンターテイメントである所以である。

最後の二重、三重のどんでん返しはまさに人間模様である。

* * * * 

「わ れ こ そ は た ま ず さ が お ん りょ ー」
が何かやっと分かりました。

八犬伝は昔辻村ジュサブローの人形劇だったのですねえ(年齢限定話題)。
最初から見ていたわけではないので、背景設定がわからなかったのです。

♪いざとなったら玉をだせ、力があふれる不思議な玉を。
と坂本九が歌っていました。

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