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February 15, 2006

書談:さいとうたかを『太平記』

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■『太平記』上・中・下
 マンガ日本の古典 18,19,20(中公文庫)
著者:さいとうたかを
税込価格 : \620
発行年月 : 2000.11

同シリーズの『平家物語』、『吾妻鏡』ときて、『太平記』まで読んだ。
何れ、吉川英治の『私本太平記』を読むつもりである。
『新・平家物語』もな(と以前のエントリに書きました)。

登場人物が多く複雑な物語である、というのは噂通りであった。劇画なので、それでも間引いてあると思うのだが。

足利尊氏はしょうがないと思うのだが、後醍醐天皇までやけに毒々しい。まあね、在世中には立川流っていう怪しげな信仰をしてて、死後は怨霊になって後世まで化けてでるんだから、この形相が正しいような。

実は尊氏ももうちょっとさっぱりした印象があるのだが。当然、大河ドラマの真田広之の影響である(好感度の高い彼が悪漢ぽいサムライを演ることで話題になった)。そういえば、天皇も片岡孝夫だったね。うーむ、15年前かぁ。

すげぇーよ、こんなの作る人いるんだね。
太平記大全

合戦モノなので、いくさシーンが多い。当たり前である。さいとうたかをは、あとがきに合戦モノこそ、劇画にふさわしいの自賛していらっしゃる(映画化したらそりゃ、いくらあっても足りないであろう)。確かに戦場ごとにアングルや人物を細かに書き分けている。さいとうプロダクションの威力を見たり。

まあ、多くの女性読者には、そんなのどうだっていいんですが(そもそも婦女子は太平記好きじゃないと思うんですが)。
側室の阿野廉子(後村上・恒良・成良らの母)がやけに政に口を出すなって気はしました。皇子はたくさんいるんだから自分の子供を天皇にするのは命がけですな。

対立に次ぐ、対立、平穏な時など丸でない。それは義詮が二代将軍になってからも終わることはない。乱世突入の中、鎮霊、平和を願って「太平記」と名付けられたのがよくわかる。

こっちも並列で読んでいる。
『マンガ日本の歴史 19 南北朝動乱のなかの京と田舎』
石ノ森 章太郎著/出版:中央公論社/発行年月:1991.5/

『ドラゴン桜』で「古典はまずマンガで読め」という指針があるらしい。マンガはおもしろいから読むのである。それでいいじゃないか。

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