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April 02, 2006

論理的でない語法

ディベートに限らないけれども、日常生活で論理的だ、理詰めだと言っても全然そうでない表現がある。かつての私も含め、ディベート初心者がよく使う間違った言い回しを列挙してみた。


●自明である。

 いや、自明だったらディベートする必要ないんで。世の中に自明と言えることはほとんどないと考えるべきでしょう。日常生活でも知識の乏しい人の言を指摘するのに「君、それは自明だよ」なんてこと言う。そういう場合でも、君、それはこれこれこういうわけだよ、と説明するべきことであって、自明という言葉で誤魔化さないようにしましょう。

●以上でもなく、以下でもない。

 ちょっと、いい例が見つからないが、日常でも使いません?私試合の質疑なんかでよく使っていました。言わなくていいことです。全然何の意味もないよね。

「つまり死刑判決であっても誤審があるということですか」
「そうです、誤審ですね。それ以上でもなく、以下でもないと思います」

うーむ、ほんとにおばかです>かつての私。

※それ以外は解釈できない、そのものだ、って言いたいんだと思いますけど。それにしても、おばかです。


●ステレオタイプであってはならない。

 どうしてですか?何が悪いんですか。有効な枠組みだから、活きているんですよねえ。こういう表題で文章を書いているとしたら、全く中身がないと言っても過言ではないでしょう。
 ステレオタイプと旧体制とか保守的とかが何か説明しないといけません。そして、それがなぜいけないのか証明しないといけません。

よくいますね、ばかな年寄りが、そんなこともわからないのかという奴。説明責任を果たさないおめぇ、が!どあほうなんじゃ。


●専門家の意見だから正しい。

 その専門家がどういう説明してその結果を得ているかがないといけません。つまりコンテンツです。「地方財政の破綻を回避するには道州制しかない」と行政の専門家が言っていたとしても、なぜどうして、どういう論理構造でそういえるのか、が記していないと信用に値しません。よく専門家の言うことを鵜呑みにするな、とか言いますが、誰のいうことであっても鵜呑みにしてはいけないのです。
※事例を書き換えました。

 また、経済学者が全ての経済を知っているわけではないですよね。専門の細分化ということがあります。物理学者でも「相対性理論は間違っている」本書いたりしてるわけで。


●素人の意見は証拠にならない。

 場合によりけりですね。政府がいくら、経済は良くなっていると言い張っても、アンケートなんかで「経済向上は実感できない」68%、なんてのがあったら、それを採用する場合もありますね。まあ、アンケートはどういう母体でとったのかは問題があります。


他にもあると思いますが、今思いつくのはこんなとこ。
「自明」とか「ステレオタイプ」とかビッグワードには気を付けた方がいいということは言えましょう。


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