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April 18, 2006

物理帝国主義

をぐぐってみた。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/butsuri/50th/noframe/50(4)/50th-p265.html
細矢治夫〈お茶の水女子大学理学部情報科学科)
「「物理帝国主義」という言葉はどんな辞書にも載っていないし,きちんと定義している文献も存在しないであろう.にもかかわらず,この会誌(※日本物理学会誌)の読者諸氏のほとんどは,ほぼ同じような意味に解釈されていると思う.ところが一歩物理の外に出ると,自然科学に範囲を限っても,そんな言葉を聞いたことがないという人が結構多いのではないかと思う.つまりこの言葉は,物理学者或いは物理屋さん自身がつくりあげ,身内の間で,或いは専門の近い人の間でjargonのように使われている言葉であると,化学畑の私は認識している.(中略)追記:最近伏見康治先生から,「物理帝国主義」という言葉は,桑原武夫が初めて使った,とお聞きした.」

私はいつ物理帝国主義という言葉を覚えてのだろう。たぶん「通学制」大学を出て放送大学に入ってからだろう、とは予想がつくのだが、詳細には手繰れない。

「通学制」大学は電子工学科であった。もう、入学した時点で技術系会社員になるべく訓練されるかのようで非常に窮屈だった。当たり前といえば、当たり前であり、私もそれを望んでいたのだが、結局大学受験が終わったら、就職試験に向かって突進していくわけか、と考えるとあまり明るい気分になれなかった。そう考えていたのは私くらいで、他の同期の連中は学生生活を楽しんでいたのだろう。同期で物理志望で進路指導に電子科でも同じ勉強ができるぞ、と勧められたと言っていたのがいたが、それはちょっと間違っているんじゃないかと思う。

「ああ、物理科の方がよかったかな」と少々横切った。
物理学科は今も昔もそう数がないのだから、工学部で応用物理や物理工学をやればいいじゃないと進路指導されるのがオチであろう(その後やろうと思ったのが物性あるいは半導体物理なんだから、同じことだーつのwww)。

物理学は工学と違って「思想」や「哲学」があるような気がしたのだ。
放送大学に入ったのも物理を学べるからである(科学史とか科学哲学を知ってしまったので、こっちの比重の方が多くなってしまった)。思想があるような、気がしたのは間違いではなかった。量子論などは特に物理学者の思想が反映しているように思う。

しかし、そこに内在する、熱力学とか量子力学とかを修得するのは、工学のそれらを修得するのとまったく大差なかった。これまた当たり前だが、理系の科目なのでそこにしかれているロジックは同じなのである。また、物理ほど難しい学問もないように思う。

たぶん、そういうこともあって、世の中を支配しているのは化学でも生物でも、また哲学や社会学でもなく、物理学だと思うようになった。そのとき、物理帝国主義という言葉を知って我が意を得たに違いない。

で、先の細谷先生の話に戻ると、物理帝国主義という言葉を使っているのは、当の物理関係者だけのようである。物理学が衰退、ホーガンによれば、諸々の科学が終焉したそうだらか、それは、物理中心、科学中心と考えていた学者あるいはその学徒の狭い考えがそれらを終焉させたに他ならない。

最近アマサイ暗いでしょうか。元々暗い人間なんで、灯りを点してくだされ。1日1回、ぷちっとな。宜しくお願いします。うーんと、もうちょっとランクが上がるといいな。【押す】
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