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November 28, 2006

カモカおっちゃん

20代のころ、田辺聖子さんのエッセイを愛読していた。小説もいいが田辺さんのカモカシリーズはダントツにおもしろい(因みに林真理子はエッセイよりも小説だと思う)。

作中のおせいさんとカモカおっちゃんとやりとりが絶妙。漫才というより二人芝居を見ているかのようだ。

が、しかし、カモカおっちゃんは20代の乙女にはおもしろいおっちゃん以上のものではない。なんで田辺さんはこんなおっちゃんと結婚したんだろうと乙女アマサイは不思議でならなかった(作中のおっちゃんとリアルカモカは少し違うけれど)。乙女はおっちゃんを好きなったりしないのである。

乙女もおばさんになるとこういうおっちゃんみたい人が素敵になるのだろうか。

ところがそれから幾年月、朝ドラの影響もあって、田辺さんのエッセイを読み返してみると、

カモカおっちゃん!素敵!

に乙女アマサイは大変身してしまったのである。結婚するにはこんな人がぴったりではないか。おっちゃん臭さは男臭さでもある。ごつごつした風体は生き抜くたくましさである。医者という倒産する可能性の低い独立独歩の自営業であるのもよい。きれいごと言って世の中渡っていけないよ。生活という現実問題をクリアしないと人は人生を楽しめない。
ですから、カモカ風の独身男性がいたらアマサイに紹介してください。

これは乙女がおばさんになったのではありません。人を見る目が養われていったのです。
* * * 
だが、しかし、流し目で有名な俳優兼歌手に、見目麗しい30代の演歌歌手が、一回り以上の年の差を越えて嫁いだのには納得がゆかない。二枚目と言っても、家に帰れば、もうすぐ老年のおじさんではないか。どこがよかったのか。

アマサイまだまだ人生修行中であります。


Rakutengirl
『楽天少女通ります 私の履歴書』
著者:田辺 聖子
価格:\660 (本体 : \629)
出版: ハルキ文庫
発行: 2001.5


↑とても元気の出る本です。表紙の絵もかわいらしいやろ。じゃあ、今日も人気ランキングぷちっとな。【押す】
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