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November 13, 2006

書談:異端者が書いた異端の本(^^;)

Itannono■異端の脳がホンモノ! (だいわ文庫)
著者:竹内 薫 茂木 健一郎共著
価格 : \780 (本体 : \743)
出版 : 大和書房
発行 : 2006.11
bk1


あやしいおぢさんが二人写った帯も載せたかったので、表紙を写メールしました。10年前の単行本『トンデモ科学の世界』を編集して文庫化したもの。
現在は、お二人とも有能な科学ライターであるが、この一書によって波瀾万丈の幕開けとなるのである。特に組織的後ろ盾の無いタケウッチーは。それは本書の前書きを読んで下さい。

竹内薫執筆部分を読みましたので、感想みたいなものを。モギケーンのとこは後で読んであげます。

「科学業界」から異端と指さされた「偉人」たちの紹介。異端と言っても、ちゃんとした実績を他に上げていたり、後年正当性を証明さたりと、実はちゃんとした科学者だったりする人たちである。UFO好きのコンノさん部門の話は出てきません。念為。

例示されているのは。、ウェゲナー、ヴェリコフスキー、シッチン、ジョセフソンなどである。

ヴェリコフスキーの理論はカール・セーガンが自著(確か邦訳『サイエンス・アドベンチャー』)で徹底的に論破していたので、近寄ってはいけないニセ科学と思っていた。しかし、実際は理論が他の科学者によって検証されたわけではなく、その著書『衝突する宇宙』を読まずしてバッシングされたというのは驚きである(セーガンはちゃんと読んだと思う)。

彼の理論はB.C.15~8世紀の間に地球に大型天変地異が起こり、その原因は、太陽系で起こった惑星同士の衝突というもの。その根拠が、各地の古代文明がこの点に関しては同様の記述をしているからという主張である。あれ?以外に普通ですね。

で、科学者(天文学者)は一体何が気にいらないのであろうか。古書によって、その時代の気象を調べるのは長きに渡って行われていたことである。まあ、だから、困るのかな。反証材料がないから。違うけど、説明できない。だから拒絶。これは現代科学というか知識人にも見られること。違うから違うんだぁ~、とか、全然関係のない部分を理論武装するとか。

カール・セーガンの反論は忘れてしまいましたが、「古代の文献は多義的解釈で記述され、そのような天変地異があった、と言えばそのように読めてしまう」だったような気がします。

本書は旧題から勘違いしている人も多いが(実は私もそうでした)、立派な科学系啓蒙書なのである。通常の科学史なんかから完全に抜け落ちている部分、人を網羅している。
ウェゲナーは違うだろ、という声が聞こえてきそうだが、そういう人はちゃんと本書を読んでください。70年前の時間軸だとウェゲナーは間違いなく、ヴェリコフスキーであったし、ジョセフソンの心霊現象の研究が70年後大陸移動説にならないとも限らないではないか。

ということを教えてくれる本です。


つまり科学はアナーキーなんです。今日もランキングぷちっとな、お願いします。【押す】
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