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December 20, 2006

書談:根本香絵他『ようこそ量子』

Ryousinemoto■『ようこそ量子-量子コンピュータはなぜ注目されているのか-』
著者:根本 香絵/池谷 瑠絵著
価格: \798 (本体 : \760)
出版: 丸善(新書・丸善ライブラリー)
発行: 2006.12



Kimball兄ぃが紹介なさっていて、早速買って読みました。
根本さんはここで紹介した若手物理学者、池谷さんは文系のライターさんです。

まず、
字が大きい( ̄▽ ̄;)こんなに大きくていいのか。
最近の新書の流行?通常のが10.5ポイントだとすると12.5ぐらいのイメージがあります。中年以降の年代を狙ったのか。

量子ビットの説明に
あまい←→からい、こい←→うすい
という味覚を導入したのは初めて見た気がする。
量子山手線というのもおもしろかったです。
味覚と同じで新宿←→東京、と品川←→日暮里の軸を使って、恋人が行きたい場所と量子力学における測定を論じているのもよかった。

Spin
よくあるこげな図のこと。別冊・数理科学『量子情報科学とその展開』今井浩執筆ページより。



この調子で量子暗号・量子コンピュータまで説明しているのは画期的である。

科学啓蒙書としてナツメ社の図解雑学シリーズなんかがある。しかし、あれさえも、量子力学がなんたるかがなんとなくわかっている人が買うんではないか、量子力学がぼんやりとわからないとこれらの本にたどり着かない(浜崎あゆみを何者か知らないおじさんがCD屋に行って彼女のCDを買うなんて考えられんじゃろ)。

量子力学は相対性理論に比べ知名度が低いからである。

そこへ行くと通常の新書に量子力学を放り込むこと自体なかなかすごい。なになに、量子コンピュータって最近聞くけどなんだろう、と偶発的に手に取る人を相当量見込める(帯のおねいさんの顔写真で買う人もいるであろう)。
( ̄▽ ̄;)

それには、ここまで内容を砕く必要があろうというものである。

でも、これで量子暗号がわかったという人が増えるのはなんだか、なんだかだなあ、と思わないわけでもないが。
( ̄▽ ̄;)


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