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January 05, 2007

書談:『宇宙のランドスケープ』

■『宇宙のランドスケープ』
-宇宙の謎にひも理論が答えを出す-
著者:レオナルド・サスキンド
訳者:林田 陽子
価格: \2,310 (本体 : \2,200)
出版: 日経BP社
発行: 2006.12

http://www.bk1.co.jp/product/2742116

うーむ、買っても読みきらんと思ったが、かなり魅力的な内容なので気づいたらレジに並んでいた。
著者のレオナルド・サスキンドはひも理論の先駆者であり、あの南部陽一郎博士と共同研究をしている。うーむ、これは読まねばいかんだろう。おまけに他の欧米科学者は、名前知らないんじゃないかと思う、長岡半太郎先生の記載があるではないか。うーむ、これは読まねばいかんだろう。

表題はひも理論とインフレーション理論が結びつき、無数の種類の宇宙が無限回出現するということを示している。物理法則の可能性全体の空間を「風景」に見立て、その「風景」の中で、宇宙はボール玉のように転がってゆく。この状態はマルチバースという言葉で宇宙論では示されているが、スキランド教授はその用語が気に入らないのだそうだ。物理学でそのネーミングが非常に重要である。インパクトのある名前であると、業界のみならず、一般の人にもよく広まる。ビッグバンしかり、ブラックホールしかり、クォークしかりである。誤解され、間違って広まるというリスクもあるが。

ページはあるが、物理啓蒙書を何冊か読んでいる人なら、さほど苦労なく読めると思う。1章がちょい長めなので、達成感を得るために後から読んでいる私であるが。第12章のブラックボール戦争は、あの有名なホーキングVSソーンである。さらに理解が深まる。

序章で全体のバッグランドを説明しているのはよいことである。数式は出てこない。が、しかし、そろそろ、数式は少しあるが、易しい物理書というのは作れないのだろうか。言語で説明するとややこしくなるということもあると思うのだが。うーむ、が、しかし、宇宙論で使う数学というと高校数学では収まらないことは必須だから無理なのかな。最近、数式が無い=易しいとは思えなくなってきた物理オタクのアマサイである。

コメントはしていませんが、みなさんのブログは読んでますよ。じゃ、自然科学ランキングにぷちっとな。【押す】
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