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February 28, 2007

沖縄科学技術大学院大学構想

まずはウィキペディアさんの情報を見てましょう。

・2001年6月、科学技術基本法の設立にも関わり科学技術政策担当大臣でもあった尾身幸次沖縄及び北方担当大臣(当時)が「沖縄新大学院大学構想」を発表して、設置の検討が開始された。

・2004年2月、大学院大学学長に米ソーク研究所教授のシドニー・ブレナー(ノーベル生理学・医学賞受賞者)の就任が内定し、2005年9月には、大学院大学の設立準備や先行的研究を行う沖縄科学技術研究基盤整備機構が設立された。

・大学副学長には、伊藤正男(東京大学名誉教授、理化学研究所脳科学研究センター前所長、文化勲章受章者)が内定している。

・教員組織が、50人になり次第、大学院大学設立の申請を行うことを目指している。

・2005年12月20日の閣議では、7年程度以内をめどに大学院大学の実現を図るとの考え方が確認され、開学は2012年頃となるとの方針が内閣府から提示されている。ただし、開学時期をめぐっては、政府内や運営評議会などに2009年程度に早めようとする動きもあり、今後、紆余曲折が予想される。

・開学までは、大学院大学ではなく、独立行政法人である理化学研究所と同じような研究所としての運営になる予定である。

ノーベル賞受賞科学者を多く採用するというのが目玉なようです。はて、しかし、そんな偉い先生がわざわざ日本くんだりまで来てくれるでしょうか。利根川進さんはノーベル賞受賞時には「よい条件で採用してくれるところがあれば、日本であれ、米国であれ、活動の場所は問わない」と言っていました。あのとき利根川研究所を設立していればよかったのに。さらにノーベル賞はかなり高齢で受賞する場合が多いです。その人たちが新しいラボを運営する体力はあるでしょうか。伊藤正男先生開学までにご健在という保証はないですし。

思いつきでこういうことを提案し、通ってしまうということが怖いですね。これでは第3セクターが行うつまんないテーマパークと同じです。

外国人教員を雇うならば、各大学で積極的に採用するようにとお達しすれば済むことです。ナノテクもバイオも日本には研究所はたくさんあるはずです。それぞれを充実させるだけではダメなのですか。

「自然科学系の世界最高の研究・教育水準を有し、国際的で柔軟性を持った大学院大学を設置することで、 」
えーと、つくば学園都市ってそういう目的はなかったのですか。あれは単なるアカデミックのお引っ越しですか?

最近メディアコンテンツ産業が注目されてますが、科学技術って正しくコンテンツ産業なのですが。

もう、税金の無駄遣いは止めてください。


”科学技術立国”では未だにバブルのようです。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 27, 2007

光触媒でトランジスタ

昨日26日の日経新聞によれば東京工業大学が二酸化チタンを使ったトランジスタの試作に成功したそうです。

「実用化できれば、光があたるだけで有害な物質を分解する光触媒反応を電気制御できるようになる。今までは二酸化チタンに半導体特性があることはわかっていたが基板表面を平らにすることが難しかった。フッ酸溶液でわずかに溶解し、その後加熱することで原子レベルで表面を平らした。」

光触媒、産業界全体で注目の技術です。特許セミナーに行くと研究事例として光触媒が取り上げられていることがままあります。

しかし、機能検索をかけてもこの東工大応用セラミック研究所片山研究員の当該研究の記載が全然できてきませんでした(もう記事としてあるかもしれません)。論文、特許で公知となるまでは、公開はできないでしょうが、光触媒研究の代表格ならば、HPの1つもあってもよいと思いますが。まあ、それは別にいいです。

この記事の横っちょに「危ういぞ科学技術立国」というレポートで、独創的研究に予算が届かないとありました。論文の数で左右されることを嘆いています。そこまでは書いていませんが、有名研究室、有名教授に金が集まりすぎると早大のあの教授のようになってしまうということでしょう。

それはそうですが、研究論文も出ていないものに金が出せるでしょうか。金をもらった限りは、成果を出さねばならず、それが10年先では金をくれとはいいにくいでしょう。

安部総理のイノベーション構想はどう考えても短期決算の話であり、先行投資は別の枠を設けねばいけません。それには議員や技術官僚に「メキキスト」になってもらわねばいけません。気の遠くなる話ですね。学者先生もお忙しいでしょうが、そういうシステムの改革をお上に訴えていかないと愚痴っていてばかりでは難しいと思いますよ。

後は沖縄科学技術大学院が気になります人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 26, 2007

TVドラマ『華麗なる一族』

キムタクなんかでいいのかよ、奴を持ち上げすぎじゃないか、と思ったTVドラマ『華麗なる一族』であるが、近頃は毎週楽しみである。

初めから、鉄平に焦点を当てたストーリー構成となっている。原作の鉄平よりも若干若い設定で、青臭く、未熟な、それ故に清廉で情熱的な青年経営者を演じている。いいんでねえの、それで。

若い女優陣もなかなかいいのである。
鉄平の妻・長谷川京子は、まあそのまんまかな、という気はするが、銀平の妻・山田優は物語の全体を引き締めている。良家の女子でありながら、奔放な学生時代を送り、万俵家の闇の部分に矛盾を感じそれを唯一発言していく。演技力があるとは思えないが、ないが故に伸びやかに演じている点に好感が持てる。あのスタイル、あのお顔、特ですなあ。

長女で大蔵省エリート官僚の妻、吹石一恵も重要な役どころである。銀平が結婚し、次女・相武紗季の結婚に話題が移っているため登場箇所が少なくなっているのは残念である。今は相武紗季の「普通の恋愛を望みながら、閨閥結婚の犠牲になる哀しみ」が1つのテーマである。

仲村トオル、エリート官僚はまりすぎ(^^;)。元々あういう人じゃないのかと思わせるのは演技力なのでしょう。

北大路欣也、なんであんな人相になっちゃったんでしょう。

1960年代の日本を表すために上海をロケ地にしたそうですが、うーむ外国にしか見えない。せいぜい占領下の満州と言ったところ

Kareijokan
読むと夢中になるから、と禁じていたが買ってしまいました。この帯が付くのは今だけだし、現在は中巻を読んでます。



<<TBSテレビ版配役>>

万俵 鉄平 (34)  木村 拓哉

高須 相子 (39)  鈴木 京香

万俵 早苗 (30)  長谷川 京子

万俵 銀平 (31)  山本 耕史

安田 万樹子 (24)  山田 優

万俵 二子 (22)  相武 紗季

美馬 中 (44)  仲村 トオル

美馬 一子 (29)  吹石 一恵

鶴田 芙佐子 (32)  稲森 いずみ

鶴田 志乃 (59)  多岐川 裕美

大川 一郎 (60)  西田 敏行

三雲 祥一 (50)  柳葉 敏郎

万俵 寧子 (54)  原田 美枝子

万俵 大介 (60)  北大路 欣也

いつもありがとうございます。今週も宜しく、人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 23, 2007

女性初のチューリング賞受賞者

CNETジャパンニュース
「情報工学や計算機科学分野の権威ある賞「A.M.チューリング賞(A.M. Turing Award)」を女性が初めて受賞する。」
なんだそうです。

「Allen氏は、実行速度と効率性の向上を目指してマルチプロセッサでプログラムを実行することを可能にする「Ptran(Parallel Translation)」を開発したことで知られている。」

「Allen氏は1957年にIBMに入社し、プログラミング言語のFortran(Formula Translation)を学んだ。その後、同氏はプログラム最適化、言語に依存しないオプティマイザやPtranの研究に取り組んだ。同氏の研究は、気象予報やDNA照合、国家安全の分析などで使われている現在の高速計算システムの基礎となった。」

すごい、、、っていうかアマサイの専門外すぎて功績の偉大さがよくわかりません。
(^^;)
「Ptran(Parallel Translation)」がどげなものか教えてくれる日本語webページがございません。
( ̄▽ ̄;)

うん、うん、しかし、女性が著名な賞を取るのは喜ばしい。

それとも、これもニュース性を高めるために、そろそろ女性を、ってことなんですかね。

今日はこげなところで、人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 22, 2007

論題:国連安保理常任理事国

たまにディベートの話でも。
日本ディベート協会(JDA)の07年前期のお題は

「国際連合は国際連合憲章を改正し、日本国、インド、ドイツ連邦共和国、ブラジル連邦共和国のうち一カ国以上を安全保障理事会常任理事国に加えるべきである」
であーる。

JDAさんは、関連団体のために前期と後期に推奨論題というのを作ってくださるのである。関連団体とは主に学生団体(ESSのディベートセクションが大半)であるが、我々社会人団体も例会の中でやってみるのである。同じくJDAさんで年2回開かれる日本ディベート大会の論題でもあるので、その参加者のため、というのもある。

長いことディベート学習をしていると、この論題を作るというのが結構悩みのタネなんである。一応JDAさんで論題の潮流みたいのを作ってくれる助かるわけである。

こないだの土曜17日の日経に元国連事務総長ガリ氏のインタビューが載ってなかなか参考になりそうである。それと同じ面に国連のわかる本として新書4冊が上げられていたので書いておこう。


■『国連とアメリカ』
著者 :最上 敏樹
出版 :岩波新書
価格 : \819 (本体 : \780)
発行 : 2005.3
http://www.bk1.co.jp/product/2537503

■『いま平和とは-人権と人道をめぐる9話-』
著書 :最上 敏樹
価格 : \777 (本体 : \740)
出版 : 岩波新書
発行 : 2006.3
http://www.bk1.co.jp/product/2659175

■『国際連合 -軌跡と展望-』
著者:明石 康
価格 : \735 (本体 : \700)
出版 : 岩波新書
発行年月 : 2006.11
http://www.bk1.co.jp/product/2732750

■『国連改革-「幻想」と「否定論」を超えて-』
著者:吉田 康彦
価格 : \735 (本体 : \700)
出版 : 集英社新書
発行年月 : 2003.12
http://www.bk1.co.jp/product/2392862


すまん、今日のところはここまで。また調べたらアップしておきます。

ディベータもアンチディベート派も人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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携帯プロジェクタモジュール

先週16日は、
「商用の量子コンピュータを開発」,カナダのベンチャー企業が発表
をネタにしようと思ったのですが、
これってほんとに進歩したって証なんかい?と疑っていたので
こげな記事になりました。

WBNでも見たこの技術はなかなか興味深いと思いました。
【CES】米Microvision,MEMSとレーザーを使った超小型プロジェクタの試作機を披露
「米国ベンチャのMicrovision, Inc.は,2軸MEMSスキャナとレーザー光源を使った組み込み型の超小型プロジェクタの試作機を開発,「2007 International CES」会場近くの米国ラスベガスのホテルでデモを実施した。携帯電話機やPDA,デジタル・カメラなどのモバイル機器に組み込むことを狙う。カメラが携帯電話機に付いているのと同じように,プロジェクタを携帯電話機に付けていくのが,同社の目指すところである。」

携帯電話の多機能化によりパソコンを持ち歩く以上の意味を持つようになりました。中にはそんなもの携帯についてどうすんね、という機能もありますが、これはいいんじゃないかな。音楽プレーヤー化したホビー仕様携帯、こげな機能を持つビジネス仕様携帯ってのはありでしょう。携帯なんかメールと電話で十分と言うアマサイでさえもこれはほしいと思うのですから、需要大でしょう。

昨日の記事では、RFタグいくらでも小さくできまっせ、というのがありましたが、う~ん、RFタグの集積化は今の技術的課題を解決するものではないのだが。とよほどコメントしてあげようかと思いましたが大きなお世話なので止めました。

昔、手のひらに載るTV装置を開発したら、社長に「そんなの誰が買うねん」とつっこまれたとか。革新的技術が必ずしも製品になるわけではないという小咄です。

でも、今超小型テレビは役に立ってますよね(^^;)。
技術とマーケットの一致はなかなか難しいということですな。

そこのお兄さん、お姉さん、折角来たんだから、人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 21, 2007

コンピュータ産業の父:和田弘

この方も存じ上げなかったのですが、日本のコンピュータ産業の父と言われる和田弘さんが2月8日に亡くなったそうです。

『コンピュータが計算機と呼ばれた時代』(C&C振興財団編、アスキー刊)の抜粋
Ascii
「米国から帰った和田は、1954年、なかば強引に電気試験所内に電子部を作ってしまう。そして、1956年、ETL Mark IIIというトランジスタ式コンピュータの開発に成功する。その後、ETL Mark IVが、国産のトランジスタ式コンピュータのベースとなっていく。しかし、コンピュータを作るための技術開発が進めば、それだけで産業が成り立つというわけではない。この間に、コンピュータ開発と並行してさまざまな施策が行われたのである

1.電子計算機調査委員会の設立
2.電子工業振興臨時措置法の成立
3.電子工業振興協会の設立
4.IBMとの特許のクロスライセンス契約の成立
5.日本電子計算機株式会社の設立

それは、通産省による“護送船団”ともいうべきもので、日本のコンピュータ産業の確立にあたって、きわめて重要な役割をはたしたとされるものである。これらによって、日本は技術的なだけでなく産業としてコンピュータを作って売れる国になったのは事実だろう。」
(太字下線はアマサイ)

うーむ、業績が多すぎて要約しきれません。リンク先をご覧下さい。

そうですね、産業化への努力がなければ、今みなさんと私の机に最低1台パソコンがあるという状況はないわけです。アメリカなんかは軍事産業、宇宙産業で金と人を大量投入して、あとは、一般産業界に「棚卸し」すれば、いいわけですから簡単です(そうなのか?)。

中でもIBMとのライセンス契約はさぞかしたいへんだったでしょうね。

この当たりはJosephYoikoさんが解説してくれるような気がする。
( ̄▽ ̄;)

ニーズとシーズと言われますが、シーズをニーズに変換するのは、どの産業も簡単ではないのです。

みなさん、ご自分のブログの換算はしてみましたか↓人気blogランキングへ、ぷちっとな。【押す】
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アマサイブログのお値段

海外在住物理学者まーらいおんさんとこから勝手にもってきました。

How much is my blog worth ?

では、やってみましょう。


My blog is worth $13,548.96.
How much is your blog worth?

ふーむ、これは安いのか、なんなのか。

ちなみに

ぶりがにブログ

E水さんは

$0

でした。まじです。

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February 20, 2007

TVリモコンの父・アドラー博士

テレビリモコンの父ロバート・アドラー博士が亡くなったそうです。
「テレビ用のワイヤレスリモコンを発明したロバート・アドラー博士が2月15日、93歳で死去した。アドラー氏は1913年、オーストリア生まれで1941年に米国籍を取得しZenith Electronicsに入社。同氏は180以上の米国特許を取得しているが、その中でも最大の発明は、Zenith在籍中の1956年に、同社製テレビ向けに作られた超音波方式のリモコン。これは同僚のユージン・ポリー氏との共同開発によるものだった。」

米国公報まで辿れば、博士が出された特許が見つかると思いますが。時間があれば調べておきます。では、とりあえず、日本特許庁で調べていましょう。

1. 特開平10-240443 音響的接触検出装置
2. 特表2004-523024 周波数タッチスクリーン適応制御装置
3. 特表2004-512604 積層基板を有する弾性波タッチ・センサー

最近はタッチスクリーンの技術を手がけていたようです。
ふーむ。リキ入れて読まないとちょっと理解できない。センサ技術はなかなか難しいものです。

タッチパネルの原理

1)抵抗膜方式(アナログ抵抗膜方式)
2)静電容量方式
3)超音波表面弾性波方式
4)赤外線遮光方式
5)電磁誘導方式
6)画像認識方式
銀行ATMで使うのは1)でしょうか。博士が開発されたのは、3)です。

「SAW(Surface Acoustic Wave)フィルターなど、近年盛んに使用され始めた表面弾性波を使用した方式です。X軸,Y軸のそれぞれの送信用トランスジューサから振動が発せられると、ガラス表面を表面弾性波が進行します。ガラスはとても硬い物質ですが、1箇所をたたくと水面の波紋のように振動がガラス表面を広がっていきます。波は一定の速度で伝わり、また、壁により反射して向きを変えることができます。超音波表面弾性波方式のタッチパネルでは、トランスデューサでガラスパネルの隅に振動を与えます。パネル側面の軸には、軸に対して45度の角度を持った共振子が並行して配置されており、並行面で共振しながら一定の時間で順次信号が伝わります。共振子は45度なので共振方向と90度の方向にも表面弾性波は伝わります。」

ああ、なんとなくイメージがわいてきました。
Chotach

三菱電機のHP

携帯電話にも使われています。

晩年までクリエータすばらしいですね。きっと、止めどもなくアイデアが沸いてくるのでしょう。ちょっとぐぐっただけですが、人まねはしないぞ、というポリシーがかいま見られます。その心がけが長生きの秘訣なのかしら。

「(リモコンで)カウチポテトが生まれたことについてどう思いますか」とか聞かれたらしいです。向こうもつまらない質問をするレポータがいるものですね。

アマサイも博士の意欲をみならいたいです。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 19, 2007

ハッブル望遠鏡の断熱材

昼間、テレビのチャンネルをあちこち変えてたら、ミニ天文学史みたいのを解説していた。あれ?今の時間『なんでも鑑定団』再放送のはずだが。

古代インドの宇宙論からプトレマイオスを天動説、ガリレオの地動説の話をしていたから、ああ、お宝は古い望遠鏡かなあと思った。

がしかし、解説はハッブル望遠鏡まで進む。

えっ、えっ、お宝はなんなんだぁぁぁ~と気になるではないか。

なんと、ハッブル望遠鏡の断熱材 10cm四方なのであーる。

ウィキペディア(Wikipedia)より
「ハッブル宇宙望遠鏡(-うちゅうぼうえんきょう、Hubble Space Telescope、HST)とは地上約600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡である。長さ13.1メートル、重さ11トンの筒型で、内側に反射望遠鏡を収めている。主鏡の直径2.4メートルのいわば宇宙の天文台である。大気や天候による影響を受けないため、地上からでは困難な高い精度での天体観測が可能。名称は、宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブルに因んで命名された。
2006年10月31日:予定を変更し、5度目のサービスミッションとして2013年まで利用を続けるための修理を行うことがNASAより発表された。」

その修理の際、取り替えた断熱材らしいです。
途中から見たのでよくわかりませんが、お宝を持ってきた人は、NASA関係の科学者の研究室にいたみたいです。通常、実際使用された部材、部品とかは一般流出しないのだそうです。

で、10cmのアルミの切れ端にしかみえないものが、

   2 0 0 万 円 

だそうです。

マニアならほしいんでしょうね。


宇宙望遠鏡にロマンは感じますが、断熱材には別に。。。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 18, 2007

書談:小森健太朗『神の子の密室』

Komoriken■『神の子(イエス・キリスト)の密室』
著者:小森 健太朗
価格 : \620 (本体 : \590)
出版 : 講談社
発行 : 2003.7
bk1


例によって携帯です。パソコンのない週末はそれなりに快適です。メールとブログの一部は携帯から見ています。

とむ影さんが紹介なさっていたので読んでみました。

一言で言うと面白いかったです。

イエスは生きていた、というのは、小説でも歴史書でもよくありますね。その種のものを他に読んだことはないのですが、本書は非常に日本人的だと思いました。商隊付きの通訳のエジプト人がエルサレムに入るというのが、日本人から見たユダヤ人というものとアナロジーになっているのでしょう。

主人公が知的好奇心でイエスに関する調査をするというのはわかるのですが、信仰に傾くまでの描き方は浅い気がしました。エンターテイメントだからそれで良いだろうとも思いますが、ここまで書いたのにもったいないですね。後10頁書き込みだけで違うのに。

まあ、それは作家のポリシーによるものでしょうが。

---------
(追記)
本書は現代の歴史家が1945年に見つかったイエスに関する新文書をもとに小説を書いたという設定である。それはいいと思うのだが、その効用が十分でないと思った。主人公が信仰を求めるという最終部分は、その新文書の一部をそのまま翻訳した、ということなのだが、小説だったら、やはり、それを補足する部分があってもよいと思うのだ。「新文書を検証してみよう」ということであったら、現状のまま、所々にその作者=学者のコメントが入るとしてもおもしろい。

と言っても、小説はすべて作者のものである。読者は解釈するだけであって、こうした方がいいというのはおせっかいであろう。

小森健太朗、機会があったらまた読みたい作家である。


考古学はなかなか興味深い。アマサイの好きな分野です。じゃあ、ブログランキング宜しく。【押す】
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February 16, 2007

技術は累積的に進歩するが。

最新のテクノロジーとして自動認識というのものがある。

1)バーコード/二次元コード
2)RFタグ
3)バイオメトリクス
などのことである。
3)は、指紋や手相、最近は網膜や静脈で個人を認証するものであり、もうセキュリティの重要な一分野となり、敢えて自動認識とは呼ばないような気がする。

自動認識展というこの種の展示会に行くと、2)の実演と製品の展示が7、8割を占める。その実演というがなかなか大がかりなものが多い。倉庫を想定した一角に段ボールを置き、その中にRFタグと呼ばれる金属片つけて製品を詰め込む。デモストレータがどこからともなく現れて、ハンディスキャナを手に、ほーら、どんな場所からでもちゃんと情報を読めるんですよ、とやるわけである。

だが、バー/2次元コードのように頻繁に見かけるだろうか。以前RFタグの問題点は電波の送受信がうまくいかない、ちょっとした障害物があった際にもエラーが起こってしまうことであった。それはだいぶ改善され、ちょっとした倉庫や工場であったなら、問題なく作動する。まあ、今のところそこまでなのである。

日本TI、過酷なプロセス環境のアプリケーション向けに堅牢なカプセル封入タグを発表

ファミリーマートの電子タグ実証実験開始!!

とか言っているけども、現時点での最大の問題は、
・価格と簡便性
なのである。

ICタグリーダーのコストが高い
という記事があるように、

いくら安くなった言っても、RFタグは金属であり、精密部品なのであるから、大量購入したところで単価にも下限がある。

また、商品に取り付けるにはいろいろと工夫がいるだろう。何か保護袋のようなものは必要であるし、縫いつけ、取り付け、の手間は省けない。

そこへ行くと、バー/二次元コードは、基本的に紙であるし、印字すればよいだけである。例え間違っても、はがして張り替えれば済むことである。さらに、新たに機器を導入しなくても、コードリーダは安価でどこの流通機構にも装備できるものである。容易に出荷から店頭販売までのシステムが構築できるわけである。

というわけでRFタグが紙ベースコード記号を凌駕するほどの技術革新は起こっていない。

展示会やネット情報は最新のもであり、それが潮流であることは間違いない。しかし、それと現実とのギャップはなかなか見えないものある。

自分のよく知る技術を鑑みてみると、
量子コンピュータの発展はまだまだなのだなあ、と思ったりもするわけである。

今日のは特にためになったでしょ(^_^;)人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 15, 2007

Rubyを作った人

「Ruby」を作った、まつもとゆきひろ氏登場!
まつもとさんの名前を知らなくてもRubyは知ってる。知っているだけ使えるわけではない。
今日気付いたけど、このTech総研の連載『我ら"クレイジー☆エンジニア"主義!』っていうんだね。今までのを収録した本が出てます。買います。

見てきたものが同じなせいか多分に共感できます。

「コンピュータとの最初の出合いは、小学校6年生のとき。父親が買ってきたポケットコンピュータ「L-Kit16」でした。といっても、コンピュータなんて認識はなくて、ダンプリストを打ち込んで、LEDが光るのを見て喜ぶ程度でしたけど。」

ポケコンは大学入ったときに知りました。もう成熟期で、パソコンが安くなってきてたから、買う人も少なくなってきてました。まだ、工業高校や大学工学部では実習に使っていてようです。機械制御なんかできるので便利だったのかな。

「高校に入ってからは、コンピュータへの関心が高まって、コンピュータ雑誌にのめり込みました。自分が考えたとおりにコンピュータが動くのが面白かったんです。既に、持っていたコンピュータの性能に不満を持っていました。特にプログラミング言語に興味があって。どうも、アセンブラは好きになれないなぁ、とか。BASICでプログラミング言語は作る気になれない、とか(笑)」

この時代は、十代でコンピュータが持てるか否かが一種の分かれ道ですね。私がパソコンを所有できたのは社会人になってからですから。高校生のときだったら、ポケコンでもいいですが、情報処理に進んでいたでしょう。

「当時はまだコンピュータは黎明期。実は父親は、情報系の学校に行くのは反対していました。コンピュータやプログラムは趣味にしとけ、と。メカなどの技術者にしたかったみたいですね。」

ああ、そういう感じはありましたね。情報系やっとけば食べていけるという「高い保証」は90年代になってからでしょう。今はコンピュータに関わる人は理工系って限らないでしょう。まだ、そういう時代ではなかったということです。もっとも、このお父さんは、機械技術者ですから、専攻に関してはこだわりがあるのですね。技術者の世界では、機械系が一番偉い、みたいなのが昔にはあったみたいです。

「僕がこれまで会ってきた成功者たちは、その多くがある種、いびつな人たちだったんです。何か問題があったとき、それを解決する能力というのは、平準化した低い山のような能力ではない。むしろ、あるところは極端に低くても、あるところが突出して高い、いびつな能力を持った人です。」
企業人というのはそうでしょう。役人じゃないんだから。
でも、無駄なとこに突出してて、事務能力が凹んでいる人はダメですね。
「専門能力は高いが、書類・時間管理ができない」というのを、
物事にルーズなのは、技術力が高いからだ、とか馬鹿な勘違いをしてる技術者結構いるんですよ。( ̄▽ ̄;)
お前は何もできないだけのハナシじゃい!

「ここ20年ほど、ITの世界は激変してきたとよく言われます。しかし、一見そう見えても、実はシステムを巡る環境というのは、あまり変わっていないというのが、僕の印象です。たしかに新しい技術は、出てきたり、消えたりしてきました。でも、実は基本は変わっていないんです。(中略)逆にいえば、基礎を押さえ、自分が向かいたい方向さえ、きちんと定まっていれば、どんなトレンドがきても怖くないし、心配する必要はないということ。」
そうですね、これは技術一般に言えることです。基礎技術力がない奴ほどトレンドを語りたがる。よく見る光景です。

世界標準のソフトウエアが日本人の開発というのは、単純にうれしいです。

Ruby1Ruby2

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February 14, 2007

なっとう特許

簡単!特許情報を活用しよう 納豆の技術開発
このシリーズ毎回興味深いのです。

「これらの工程をベースに、納豆の持つ独特の臭い、粘り、味、またさまざまな機能性成分を調整するため、数多くの特許が出願されている。
蒸煮された大豆は大釜で発酵させるわけではなく、小分けされた容器(発泡ポリスチレン等)の中で発酵し、密封され、そのまま店頭へ出ていく。(中略)例えば、通気を調整し乾燥を防ぐために、タカノフーズでは上ぶたが一体で合わせ部分が特殊な形状の容器を考案。ミツカングループ本社では、容器上ぶた(シール)に小穴をあける技術を開発。これら容器はかさ張ることや納豆臭が付いて破棄に不便であるため、タカノフーズでは納豆の発酵が可能でかつ可燃ごみに出せるフィルムも開発している。このフィルムは特殊皮膜層を持っており、各納豆の目途とする保存状態によって変更できる。」
だそうです。

納豆菌から栄養補助製品もできるそうです。
「丸美屋はこの粘質物を多量に生産する納豆菌KA-145株に加え、血栓溶解酵素であるナットウキナーゼを多く生産する納豆菌株種(バチルス・ズブチリスに属する)を開発している。血栓溶解酵素を多く出す納豆菌は他社でもこぞって開発されている。
ファンケルは、血栓の形成予防と溶解促進する血流改善用食品をナットウキナーゼなどの納豆菌培養物と抗酸化剤であるビタミンEを活用して開発している。 」

いつも各社の製品リンク表が示されているのですが、これも眺めているとなかなか面白いです。

当業者であればこれだけでビジネスアイデアが見つかるかもしれません。

しかし、14日ならば、チョコレート産業でもよさそうなものですが。
(^_^;)

データ捏造事件があっても納豆は不滅です。自然科学ランキング、アマサイに1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
≪コメントはここ

February 13, 2007

江崎特許

気になって調べてみました。エザキダイオードの特許

●特公昭35-6326号
名称:半導体電気装置
発明者:江崎玲於奈/黒瀬百合子
出願人:株式会社ソニー

特許庁のデータベースではなくては、ぐぐったら番号が出てきました。
共同発明者として黒瀬百合子さんの名前が出ています。
なぜ黒瀬さんはノーベル賞受賞者ではないのでしょうか。
黒瀬さんは単にデータをとっただけじゃなくて、研究に関することを積極的に発言していたといいます。
「純度を上げるのが難しいならいっそのこと増やしたらどうですか」
と事務の女性(とはアマサイの記憶)が言ったというがそれは黒瀬さんのことだったのか?
(『電子立国日本』かなにかで読んだ)

一説には、論文に黒瀬さんの名前が省略されていたので、ノーベル賞委員会が彼女の名前のとりあげなかったとされています。
別に委員会の方を味方をするわけじゃないですが、そんな間抜けな理由ではないと思います。黒瀬さんが該当しなかったのは、研究歴からではないでしょうか。江崎さんはそれからIBMに転職し、精力的に研究を続けるのに対し、黒瀬さんはそうではなかった(彼女に関する記録があまりにもないのでわかりませんが)。

彼女が控えめな女性だったために受賞を逃したのでしょうか。当時の企業研究現場も女性の仕事を後押しする、積極的に女性を登用するということがなかったのどうしようもないですね。

化学賞でも物理賞でもいいですが、そろそろ日本女性が受賞してくれてもいい時期です。

ところで、本特許の請求の範囲(クレームと呼ばれる特許の一番重要な部分)は以下のようなものです。

「本文に詳記し且図面に示す如く、両側の不純物濃度が夫々2×1018cm-3以上であるp-n接合を形成し空間電荷層を約2×10-6cm以下にしてそのp-n接合の正方向の電流電圧特性に於て電圧制御負特性抵抗を有せしめたことを特徴とする半導体電気装置。」

こんな簡単でよかったんかい?
まあ、物性に関する特許は装置のそれと違ってごちゃごちゃ書いたりしませんが。

でも昔の公報の形式で二段組にして文章がA41枚、図面が3つ。
ソニーと言えどもまだ特許戦略まで考えていなかったのかもしれません。


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February 12, 2007

TVドラマ『李香蘭』

断片的にしか見ませんでしたが、良かったです。

原作は日経の『私の履歴』だからテレビ東京なんですね。あのセットはどうやって作ったのかと思ったら北京郊外に元々あるやつらしいです。京都太秦みたいなもんです。

上戸彩にできるのかよ、と思いましたが、雰囲気が李香蘭の若いころに似ています。まあ、彩ちゃんもがんばっていたんで良いでしょう。本人もプレッシャーだって言ってましたから。その一所懸命さが戦乱の世を生き抜く力に通じています。

しかし、凄い人生ですね。ここまででたったの26ですよ。日本に戻っても波瀾万丈です。今の山口淑子さんもかつてきれいだった女優さんではなく、今を生きる現代女性という感じがします。

これから何十年経っても日本人女性の代表として語られることでしょう。

ロシアの友人の兄が731部隊の犠牲になるというのは衝撃的です。こればかりは「科学は中立であり、使う人間によって善にも悪にもなる」という呑気なことは言えません。ぷちっとな。【押す】
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書談:小池真理子『無伴奏』

025167250000■『無伴奏』
著者:小池 真理子著
価格 : \540 (本体 : \514)
出版 : 新潮社
発行 : 2005.3
※本書は94年に集英社文庫に収録されています。他社の文庫に再録するってどういう契約形態なんでしょうね。

60年代末の仙台。女子校に通う響子は、ジュリーやレイコととも制服廃止運動に携わるが、バリバリの運動家というわけではない。日常をけだるく生きるある意味普通の高校生である。ある日クラシック喫茶「無伴奏」で美青年渉とその友人裕之介、エマと出会う。渉に影があるのは、不遇な生い立ち故だけではなかった。響子はそんな渉に惹かれていき、思わぬ方向に響子は導かれる。

私のブログをいつも読んで下さる人と小池真理子の小説を読む人は見事に交わらないようである。(^^;)

いや、コメントがないとかじゃないくて、アクセス数とか「ぷちっとな」から何となく。東野圭吾や田辺聖子や松本清張の本のことを書いているときは、そんな感じはしないんだが。

まあ、別に世間に何かを問うわけじゃなくて、元々好き勝手なこと書いてるだけだし。

学生運動というと何かドロドロとした時代という感じだが(私にはね)、主人公が女子高校生のせいか、そんな隔世の感はない気がする。何かすぅーと、『無伴奏』の世界に吸い込まれるような気がする。時代も場所も明らかに私の高校時代とは違い、響子とも同じ特性は見いだせないんだけれど、ハイティーンの女の子には、共通の潜在志向(そんな言葉あるのか?)があり、それを感じるわけです。

三田誠広を一時期、結構長い間読んでいたのだれど、『僕って何?』はノンポリ青年の話だったけど、なんか時代がうねっている感じが読みとれました。それは、時代背景じゃなくて作風のせいなのかもしれない。

これもよかったです。深い感動に浸りました。うーむ、もっと若いころは、本を読んで感動すると、1ヶ月くらいはその中いることができたし、友達にもばしばし薦めていたりしたんだけど、最近は保たないなあ、感動が。

渉ってそういう奴なのかなというのは、結末で以前でわかりますが、それは別に感動を損ねない。ネット評で「80年代後半に書かれたにしては、オチが保守的ではないか」というのがあった。いや、別に保守的じゃないでしょう。っていうか、ミステリじゃないんだからオチとか言うの止めなさい。( ̄▽ ̄;)

なんか居るんだよね、ストーリーマンガとか、長めの小説読んで、途中で人間関係的なオチ(誰と誰が実は血縁だったとか、特殊な性癖があるとか)すぐわかってしまい、「あれつんまんない、すぐそれわかったもん」とか言う奴。小説読む権利ないとか思っちゃいます。文学ってそうもんじゃないのに。頭いいんじゃなくて感性が鈍いんだと思う。

それはさておき、これは響子が40歳になるころ、かつて高校時代を過ごした仙台に行って回想するという形態になっています。尋ねるのは、同級生ではなくて、渉の姉勢津子。これも小説の技巧としてうまいです。読者は勢津子がいかなる人物か、彼女をひたすら追います。だから、結末に続く50ページはちょっとある意味、ミステリのどんでん返しです。ミステリ作家が純文学を書くと鬼に金棒ですね。

小池さんはあとがきに書いています。
「本書には大それたテーマはない。時代の総括などということも頭から考えていなかった。私はただひたすらかつての自分を思いだし、かつての自分をモデルとして使いながら、時代をセンチメンタルに料理し、味わってみようと試みた。(中略)本書が少しでも多くの読者に歓迎され、忘れかけたことを思い出す手助けになるよう祈りつつ・・・」

ふむふむ、確かにそういう小説でした。石田衣良氏の解説もよく書けてます。

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February 10, 2007

偽装格差社会

再び日経『ニッポンの教育』です。2月9日

さまよう15歳、成績「中ぐらい層」が崩壊

という表題です。

「成績中ぐらいの生徒が遊びとアルバイトにあけくれる」
と現役高校教師が語ります。
高校全入と言われながら「理由無き」中退も増えているそうです。

高校の中間層、って昔からそうなのですが、今は何が違うのでしょう。
良い大学、大手企業就職神話の崩壊でしょうか。
そのわりに、今から東大に入れる、とか煽っている書物が多いです。

父親の失業で学校を辞める子も多いですね。

何か調査だけを羅列して結論のない記事です。別にそれはかまわないと思うのですが。

格差社会というのはウソです。不況と同じで、格差、格差と言っているとそういう感じがするだけです。格差が今あるなら、昔もあったはずです。現代的現象というならそれを証明してください。

豊かさの蔓延と同時に貧しさも蔓延しているのではないでしょうか。
一家の大黒柱の失業もそうですし、すぐそこに来ている社会保障制度の劣化もそうです。
この記事にあるのは現代的問題ではありません。
1970年くらいからあった心の問題が未だ解決していないだけの話です。

単に不安を煽るだけの記事は止めてほしいと思いますね。

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February 09, 2007

かなりすごい研究者・石井裕

うーむ、昨日の『プロフェッショナル』を見るまで石井さんのことは知らなかった。アマサイセンサが嗅ぎつけないわけがないのであるが。

世界屈指のコンピュータ研究者である。
Tangible(触れる)をキーワードに次々と新しい設計コンセプトを提案しているすごい人である。

電電公社時代、日頃の業務をこなしながら、夜に同僚とコンピュータの研究をし続ける。そして、開発されたのがホワイトボードのデジタル通信化ともいえる「クリアボード」。それがアラン・ケイの目にとまり渡米の道が拓かれる。

39歳のときMITの研究者ポストが与えられる。メディアラボの所長から「今までの業績は忘れて新しいことを始めろ」と忠告される。それから石井さんの苦闘が始まる。

うーん、この所長なんて偉いんでしょう。TV番組の方では「日本人は基礎技術から改良していくのが上手い。しかし、彼にはそうでなくて新しいことに挑戦してほしかった」と元所長は言っています。さすがMITです。

彼は寝る間も惜しんで研究に没頭します。自分を追い込んで追い込んで見つけたのが、Tangibleでした。それは彼が敬愛する宮沢賢治の肉筆原稿が原点です。この感触がなんとか他に人に伝える方法はないだろうかと考えたそうです。
(アマサイは追い込むのも追い込まれるのも嫌いなので、こういう話を聞いただけで苦しくなってきます( ̄▽ ̄;))

今では彼の研究室は、米国内外の企業が多額の研究費をもらい、30倍の倍率で勝ち抜いてきた院生に給料を払うエクセレント集団となっています。

彼は院生に常に問いかけます。
WHY?(なぜ?)と。

どれだけ深く考えているかでその研究の価値が決まるそうです。哲学のない研究はダメだと彼は言います。これも、アラン・ケイやMITメディアラボの所長の出会いが活きているのでしょう。

「石井さんにとってプロフェッショナルとは何ですか」
という質問に対し、

「自分がこの世からいなくなったあと、その未来の世界にどういうよい影響を与えられるか、インパクトを残せるか。そこまで真剣に考えられる人だと思います。」

だそうです。
科学者だけでなく、全ての職業人にお手本となる方です。

たくさんのwebで石井さんの業績や考えを知ることができます。
MITの石井ラボ

http://www.cadcenter.co.jp/events/interview/index.php
http://www.nakahara-lab.net/doctoressay14.html
http://www.ritsumei.ac.jp/~hideytam/maindoc/ishii.html
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000789


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違反コピーはいかんぞい

ゴルバチョフ氏、ゲイツ氏に「ソフト違法コピーに情けを」

「ロイター通信によると、ウラル山脈地方の小さな村の学校で、違法コピーのソフトを使用していたことが判明。マイクロソフトが苦情を申し立て、地元の検察が著作権侵害の疑いなどで、校長を告訴していた。

ゴルバチョフ氏は、自身が創設した慈善団体のウェブサイトに、声明を投稿。教師が、コピーしたソフトウエアの使用が犯罪だとは知らなかったとした上で、「この教師は自分の人生を教育と子どもたちに捧げており、受け取っている給与も高くなく、マイクロソフトのような企業の社員と比べられるものではない。この教師は今、シベリアにある刑務所に入れられてしまうのではないかと恐れている」と述べている。 」

ちげぇーよ、ゴルビー、ゲイツ君に
「100セットくらいMS製品のライセンスを寄付してもられんだろうか」
って連絡しろよ。

たぶん500セットくらい送ってくれるよ。

一国の首長だったんだから、ちまちましてないでそれくらいやってやれよ。

ってか、そういうアドバイスしてくれる人おらんのか。愛するライサちゃんは天国だもんね。

んじゃあ。ぷちっとな。【押す】

February 08, 2007

青い鳥

日経の一面、また教育に関するコラムを始めた。
医科大学専門予備校で面接対策のために志望理由を書かせたところ、
「何で医師になりたいのかわからない」
「ある程度稼げれば医者以外でもいいと思う」
などと書かれているそうだ。

ちょっと正直すぎ(^^;)
20年前も40年前もたぶん、受験生の実体てそうだと思うけど、カモフラージュする想像力がないのかしら。

受験期に、小論文対策の本を読んでいたら、
「医学部に志望者の小論文をみていると、"幼い頃、難病を持っていった弟が医師によって救われた。そのころから医学部を"というパターンをよく見かける。うそではないだろうが、もう少し工夫が必要である」
みたいなことが講師コメントであった。

まあ、それはステレオタイプは好まれないというアドバイスであろうが。

小論文とか面接って学力以外の人間性を問うはずなんだけど、すぐ対策講座ができて、そこで練習すれば、人間性も何もあったもんじゃないんだよね。志なんて計測できないでしょう。

最近は大学受験でも論理的思考を問う小論文もあるらしいので、それはそれで演習をこなして合格しちゃえばいいんだと思う。

そして、日経の記事には、今の若者はあまりに志がないと嘆いているわけだ。年輩の人がそれを言うのはおかしいね。だって、動機付けより、成果(お金)で示せってしてきたのはどこのだれよ。今の10代はどこか日本以外の国から流れてきたわけじゃない。あなたたちと同じ空気を吸い、あなたたちと大して変わらない親に育てられてきたのだよ。それを非難するというのは天に唾することだよなあ。

いや、アマサイも中年に差しかかってきて、
「おんどりゃ~、どこでどうやって育ってきたらそんな口がたたけるんじゃい。親の顔がみたいわい!」
といいたくなることはあるけれど。

学びの本質なんて大学にも社会にもない、自分の心に中にしかないのさ。
(-.-)y-゜゜゜

※これ、タイトル「青雲の志」にしようと思ったんだけど、それって功名心のことなんだね。なんか、若者の清い気持ちの意味かと思っていたのに。

アマサイは医薬系志望じゃありませんでしたよ。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 07, 2007

書談:福江純『シネマ天文楽入門 』

C8778■『シネマ天文楽入門 』-宇宙SF映画を愉しむ-
著者 : 福江純
価格 : \1,785 (本体 : \1,700)
出版 : 裳華房
発行 : 2006.11
裳華房HP内本書紹介ページ



半分か2/3にくらい読んで放置してあります。
つまんないわけではないんだよね、かといっておもしろいわけでは、いや、おもしろいのである。

なんて言うかな、紹介されている映画と天文学的解説に乖離があるっていうかな。映画解説は映画解説、科学的な話はそれとして読んだ方がいいって感じがした。天文教育普及研究会の会誌『天文教育』に連載されているせいだと思うけど。そんなにおちゃらけて書けないってことかなあ。

(15年前に出た同著者『SFアニメを天文する』日本評論社はぶっちゃけ感があって、作品と天文の乖離がありませんでした)

『スターウォーズ』見に行って、彼氏が「実際今論じられているタイムワープというのはだね、、、」とか話し出されたらいやだよね、女子のみなさん。
いや、アマサイは一般相対論の話はもちろんOKだよ、でもさ、デートのとき、そんな話はすんなよ。夜の話は昼するな!ってとこかな。

だから、本書はシネマガイドを読んだら、気の向いたとき重力レンズとか地球外生命なんかの項を読めば良いと思う

福江先生もかのように言われています。インタビューより

「ああ、そこらへんは、ほとんどもうこじつけですね(^^;。
だから、〈スター・ウォーズ〉では、あまりハード面の突っ込みは入れませんでした。映画は、アニメやマンガもそうですが、基本はエンターテイメントだと思うから、科学的に正しいかどうかは二の次ですし。むしろ、変な部分があれば、それはそれで、ネタになります。」
だそです。

まあ、アマサイは、天文学派じゃなくて、宇宙物理派なのかなと思う。

目次
第1章 シネマ天文楽への誘い ─〈スター・ウォーズ〉─

第2章 宇宙開発前史 ─『ライトスタッフ』─

第3章 赤い惑星へようこそ ─『ミッション・トゥ・マーズ』『レッド プラネット』─

第4章 空が落ちる日 ─『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』─

第5章 ピンポイントクラッシュ ─『地球最後の日』『さよならジュピター』─

第6章 未来のロケット ─『2001年宇宙の旅』─

第7章 侵略者たち ─『宇宙戦争』『物体X』─

第8章 小さな訪問者 ─『アンドロメダ...』『復活の日』─

第9章 水の惑星 ─『惑星ソラリス』『ソラリス』─

第10章 異形の惑星 ─『砂の惑星』─

第11章 時間旅行 ─『タイムマシン』─

第12章 銀河文明への道 ─〈スター・トレック〉─

一番サイエンスしているブログだと思うけどなあ。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 06, 2007

メイクアップシミュレーション

今朝テレビで
「パソコン上で実際に口紅を塗った状態がわかる」
なる機械を説明していた。
どこのだろう、と検索したが、どれかわからなかった。
つーか、メイクアップシミュレーションって以前からありましたね。

DNP

NTT Com、コーセー

もしかすると、これらが一般店頭で利用できるようになったという報道かもしれません。
肌に色もそうだけど、唇の色を画面上に再現して、このリップを塗ったときの色合い、ってかなり難しい画像処理だと思うが。

●リップメイク
「リップメークのためのリップ認識では,まず両目の位置から口の存在する領域を限定して R/G 成分と G 成分に分離する.下唇の認識には赤色成分に対応する R/G画像を用い,上唇の認識には G 画像を用いる.このように上下の唇を分けて処理するのは,上唇領域の特に口角付近と唇下端は陰になりやすく色情報で識別するのが困難なためである.下唇領域については口領域の R/G 画像を 2 値化して重心を求め,重心位置を基準に唇下端の輪郭画素を探し出す.それから,赤い下唇領域と肌領域の境界画素を見つけてリップ下端を二次曲線で近似する.」
魔法の化粧鏡―実時間顔画像認識に基づくメークアップシミュレーション,
古川貴雄・塚田章/画像ラボ,Vol. 13, No. 10, 34-38, 2002

色彩工学的には何ら問題ないみたいですね。それよりも顔画像認識技術ということですね。まあ認識が精確じゃないとその上に色加工できんわな。

●仮想化粧装置とその方法 特開2004-94917(東芝)
「口紅領域は口端位置、あるいはそれに加えて鼻孔や瞳位置等の情報を元に、唇の輪郭を抽出し、その輪郭の内部を基本的には塗布する。但し、その領域内には口を開いた場合には歯や歯茎等が含まれてしまう可能性があるため、内側の輪郭についても抽出するか、もしくは他の輝度や色情報を用いてそれらの領域を無視する必要がある。唇の輪郭を抽出するには例えば口端の2 点を元に、予め取得した一般的な唇輪郭の多数のデータを主成分分析して得られた主成分輪郭を元に初期値を生成し、生成された初期値から輪郭を抽出する。」

顔画像解析ソフトはパッケージであるのでしょうね。その精度を上げるだけの話なのかな。

いや、口紅一本買うくらいで、自分の顔がディスプレイに大写しされるより、今まで通り、手の甲でこそこそっと見本を塗って、こんなもんかなって選ぶ方がいいです。
(^^;)

まあ、メイクアップ一式買わせるための装置なんでしょが、


アマサイだって化粧くらいする。たまにな。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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February 05, 2007

キヤノン職務発明東京地裁判決

キヤノンに3300万円支払い命令=元社員発明対価で-プリンター開発・東京地裁1月30日10時30分配信 時事通信

まだ、あったんだな、職務発明裁判。
自分の知らない技術を勉強するのは楽しいが、こげなニュースはあまり取り上げたくない。この発明者ちょっと浅はかかな~と思う。

これのことかいなというは見つけたけれど、確信がないので表記しません。判決速報はでないのだろうか。

「同プリンターは従来、「静止ゴースト像」と呼ばれるレーザービームの反射で画像に線が出る欠陥があったが、箕浦さんはビームの角度をコントロールし、これを防ぐ技術を発明。キヤノンは1981年に特許出願した。

設楽裁判長は「発明はゴースト像の発生を防止する確実な手段を提供し、有用性は依然として認められる」と認定。一方で、ゴースト像の発生を防止する代替技術も導入されているとし、「発明はゴースト像の発生防止に不可欠な基本特許とまではいえない」との判断を示した。
キヤノンは発明の前から、ゴースト像の発生原理を解明しており、「同社の技術文書では解決方法も既に示唆され、そこからこの発明に至るのは困難ではない」とした。」

各社表記の仕方が異なる。これはYahooニュース時事通信だが、判決理由が明快でたいへんよろしい。
代替技術が導入されている時点でダメである。 しかし、なぜ3300万を認めてしまったか。キヤノンは控訴するそうである。そりゃ、そうである。これに3000万を認めたのなら、同じように、請求される可能性が大である。裁判官も優柔不断だよね。白黒つけるために裁判起こしてんのにさ。また、和解に持ち込ませるのか?

原告にとっては千万代では、「報われた」感はないようである。
箕浦さんもがっかりしたとか言うなよ(^^;)。
やるべきことはやったんだからいいんじゃないの。

こういう裁判が陸続すれば、企業全体が技術者を大事にする、賃金が上がると考えている人もいるらしい。自分が血を流さないで利益を得ようなんてとんでもない話である。そんなことばかり考えているから「理系人間」はダメなんだ。経営や法律を学んで賢くならないとね。
>特定の人に問いかけてますから、みなさんは気にしないように。

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February 04, 2007

玲於奈チルドレン

日経の江崎玲於奈さんの回が終わった。

最後の方には、筑波大学の学長をやられたいきさつが書かれていた。今は芝浦工大の学長である。今現在の江崎さんは、教育者としての提言が多く見られる。

そういえば、その前は長く読売新聞の特別論説委員の肩書きを持たれていた。「ニューヨークから」というタイトルのコラムは長く連載されていたし、単行本にもなった。アマサイは文庫本になったそれを、ノーベル物理学賞受賞者の文化人の言として、ありがたみを持って読んでいた。それを通して、国際的をキーワードとした、21世紀にあるべき科学技術を思索していたような気がする。ちょっと、オーバーかな。ああ、やっぱり江崎さんはアマサイの人生にも少なからぬ影響を与えている。

はて、江崎さんの受賞は、それに先立つ、湯川・朝永両博士の意味合いと異なるものではないだろうか。江崎さんは長くアメリカで研究したこともあるが、半導体という産業に直結する成果であったせいだろう。

素粒子物理学も物性物理も自然の探求には違いない。江崎さんも技術というより科学のつもりで研究してこられたようだ。しかし、素人であろうと、物理をかじったものであろうと、この両者を一直線上におくのは違和感を感じることであろう。

江崎さんの流れをくんだ研究者はたくさんいるはずなのに、それが1つの流派?みたいになっていないのは残念である。いや、それはアマサイの偏見かもしれないけれど。

玲於奈チルドレン、と言われる者がいるとすれば、今の現役研究者・技術者の全てがそうなのかもしれない。

アマサイは玲於奈チルドレンです。


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February 03, 2007

橋元時間論本の私的付録

◆余談コメンツ◆


◆橋元さんはだいぶ以前に『シュレディンガーの猫は元気か』というエッセイ集をだしている。これは確か、ScineceやNatureの記事を抜粋して解説したものだ。その傾向からして竹内薫さんの志向が似ていてサイエンスライターとして活躍されるのかなと思ったけれど、予備校の物理講師を経て大学教授になった。SF作家でもある。受験物理の本もたくさん出している。
まあ、今の日本でサイエンスライターして生きていくってほとんど奇跡だろうな。


◆マクタガードの時間論は本書の参考文献一覧にも書いてあるように、入不二基義『時間は実在するか』(講談社現代新書)に詳しい。ってか、他に多分日本語文献ないと思う。入不二さんも昔予備校の英語講師をされていた。うん、アマサイ、受験生じゃなかったけれど、入不二さんの本は持っていた。ここにある『<思考する>英文解釈』。大学受験英語は昔から論評みたい長文読解で出題されるから、哲学専攻の人が先生になる場合が多いんだね。ってか、哲学博士もっていても就職はなかなかできんからねえ。そんなの理系のポスドクの比じゃないよ。
私が現役の時、文系の子はラッセル対訳本とか読んでましたな。


◆『カオスから見た時間の矢』(ブルーバックス)は複雑系の試験関連で読んでいた。統計力学は、時空論で重要なんだ、ってことがわかりかけてきた。熱力学が好きじゃなかったせいもあるけど、エントロピーの話ってなんだか、なんだか、なあ(←いつもこれで済ますアマサイ)と思っていた。杉本先生の『いまさらエントロピー?』は非常に役に立ちました。熱力学が好きになりました。


◆記事にしてなかったけど竹内薫『図解入門よくわかる最新時間論の基本と仕組み』は歴史、哲学、生理学、物理の横断的時間論になっています。


検索してたらこんなとこが見つかりました。

時間学研究所@山口大学

いや、初めて知った。これすごいと思うけど、宣伝不足じゃないの。
どの本にも「日本では時間論をやっている研究者は少なく」って書いてあった。
少ないかもしれないけど、こういう組織があるって画期的だと思うが。

ああ、こうとこの論文もすぐ読めるってインターネットって便利だよね。

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February 02, 2007

書談:橋元『時間はどこで生まれるのか』

027395820000■『時間はどこで生まれるのか』
著者 :橋元 淳一郎
価格 : \693 (本体 : \660)
出版 : 集英社新書
発行 : 2006.12


橋元さんは本書はアマチュアからの(哲学者への)ラブレターと称し、
「ぼくが渇望していることは、こうした現代物理学を踏まえた上での斬新な哲学的時間論の登場である。本書は、そのような著作が現れてくれることを期待し、そのささやかな呼び水にでもなればと意図したものである。」
と書いている。

まあ、それなら許せるかな、という気がする。(文系の)新書ということで厚さも記載の仕方も限定されてるので仕方ないとは思うが、物理的時間論のほんの間口だからである。

「ああ、時空論だとそういうこと書いてあるよね、量子論、相対論、統計力学。おっと、そこんとこよく知りたいんだが、ここで終わりかい!」ってな感じなのだ。

この倍の量使って、完全なる橋元時間論/時空論を書いてほしいと思う。でも、橋元さんも時間論が専門ということではないので、物理屋として知りうる時空論になったのは仕方がないだろう。

(内井さんも言っていたが、時間は単体で論じられるものではなく、空間と時間がセットになっており、時空論として語られるべきものなのだ。)

また、橋元さんは哲学者マクタガードの説を基本にしながら時間論を展開する。
 A系列:主観的時間(人間が感じる時間)
 B系列:客観的時間 (歴史年表のような時間)
 C系列:単なる数値配列

Aは現在依存する時間。人間は常に今現在を生きていると感じている。そういう主観的なものを指す。
Bは年表で人類の誕生、古代、中世、近世、2つの世界大戦を経た現代、と記されるような時間である。Aに対して客観的な時間といえるだろう。
Cはカレンダーのような1月1日、2日、3日、というような時系列ではなく、単なる、1,2,3,、、、が続くものである。

マクタガードは「A系列、B系列の時間は存在しない、C系列は実在する可能性がある、しかし、C系列は「時間」とは言えないから、時間は存在しないと結論づけている。

橋元さんはマクタガードが「見切りをつけた」C系列に時空論を見いだそうとしている。
アマサイが理解したところによると、C系列即ち数列上に分子のようなものをおいておき、その中で自在に動くものがあったのなら、それは細胞、生物である。生物だとしたら意思を持つ、その意思こそが時間なのである、ということである。
うーむ、著しく言葉を省いたな>自分
これは真に受けないでください。興味のある人は本書を買うか、「第6章主観的時間の創造」をちょっくら立ち読みしてみてください。

なんか最終章、「第7章 時間の創造は宇宙の創造である」は騙されて気がする(^^;)
ほんとにそうかなあ???ぐらいである。

ずぅーと悪口を言っているようだが、そんなつもりは別になくて、物理の知らない人は、その知見を高めるし、時間論に興味のなかった理系の人は今持っている知識を深めると思う。そして、アマサイは自分なりの時間論を思索するツール集を手に入れたと思っている。統計力学の大切さを知ったのはごく最近のアマサイである。

橋元さんは新たな哲学的時間論を、と言っているけれども、それは物理的な時間論がいいというわけではなくて、哲学的思考を合わせてこそ、新時間論が構築できるのではないかと思う。

※長くなるので、本記事の付録は明日の日付でアップします。

結構いけてるブログじゃろ(^^;)自分で言うな。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっと、ぷちっとしてくんな。【押す】
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February 01, 2007

携帯の買い換え

携帯の買い換え
すぬー「アマサイちゃんが僕に服を作ってくれました」

忙しく更新の儘ならないアマサイである。

ぺん太先生のご教示により携帯の機種変更をした。ソニーエリクソンのをもっていると今なら大幅割引で買えるのである。私の愛機も長年労働でバッテリーが疲弊してきておる。

携帯は動けばいいと思っているアマサイであるがこの度新たな養子を迎えることになったのである。

指定機種から最新でありテレビが見られると言うことから

SANYOのW43SAにした。
(ところでこれはどうやったら空白文字が入るのであるか!)

まあ、このように快適に使っているわけである。

ちなみにその割引とポイントで本体を300円くらいで購入したのであった。
( ̄▽ ̄)v


すぬー「アマサイちゃん、服はうれしいけど、いつボタンをつけてくれるのですか。おなかがすーすーして寒いです。」

なんか最近ランキングの成績が思わしくない。ぷちっとな、をたのんだぞよ。【押す】

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