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March 25, 2007

書談:カモカのおっちゃんよ、永遠に!

Kamokaochan
『ああカモカのおっちゃん』
著者:田辺聖子
出版:文春文庫
発行:1981.10.25
価格:476円+税

やっと、カモカシリーズが再発行した。おそいちゅうねん。

おお、アマサイがこれを読んだのはまだ学生のころ。
おせいさんとカモカのおっちゃんに男性論、女性論、恋愛・結婚観などを学んだ日々でしたぁ~(とおい目)。

●おっちゃんの古代文明論(要約)

おせいさん「インカの1500年前、石で切ってあるのがどこまでも直線とありますよ。幅20センチ、深さ2メートルの溝を岩盤に沿って掘ってる。これが人間にできますか。山中20キロの直線水路なんて」

おっちゃん「やってやれないことおまへんやろ。ひまあるねんから。なぜ、直線か。それは太古支配者は女だったからです」

おせいさん「へー、女は直線でいきますか」

おっちゃん「男は野や山や谷の地形に沿い無理なくウネウネと蛇行するでしょうな。考え方が柔軟やから、しかし女はいかにせん、考えがせまく、頑固狭量、ここへ水を通すとなると一直線を引き、さぁこの通りにやれということになる、その通りにせな、首が飛ぶ」

おせいさん「うーむ」

おっちゃん「これは、僕のかねてからの仮説ですが。遠い古代、太古に人類の支配者はすべて女だったのです。女に支配され、虐待され、迫害されていた。その記憶の名残が今も男にあるのです」

おせいさん「そうかなあ!」

おっちゃん「そうでなかったなら、男は何も悪いことをしていないのになぜ女房(よめはん)がこわく、心やましいのですか。太古の女はよっぽどおそろしい存在やったのや」

うーむ、フェニミズムおばちゃんが目を剥きそうでありますが。
よめはんは恐い、という結論は、柔らかな女性差別として(蔑視ではない)ほほえましいではないですか。

何事も極論はよくないです。なあなあ、ぼちぼち感覚が大事でんなあ。

これはこれでなかなかの時事放談であります。現代でも通用するもの多々あり。

諸兄諸姉の皆さん、ぎすぎすとした21世紀をソフトに生きる知恵を本書で身につけるべし!

ああ、テレビのカモカのおっちゃんももうすぐ死んでしまうねんなあ。寂しいなあ。もう来月になると、昼にNHK入れてもカモカのおっちゃんに会われへんなあ。それはそれとして、アマサイに1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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