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April 29, 2007

書談:折原一著『螺旋館の奇想』

Rasenkan
■『螺旋館の奇想』 (文春文庫)
著者:折原 一
価格 : \540 (本体 : \514)
出版 : 文芸春秋(文春文庫)
発行 : 2005.6
bk1

小池さんの短編集、アマサイ未読、が文庫出ていたので読んでいた。今までと同様、小池ワールドは満足できるものだった。

だがしかし、多くのラブストーリーにはオチがない、この作品集もそうである、当たり前のだが。
(小池作品にはミステリ仕立のも多いのだが、これはそうではなかった)
ちょっと今は刺激がほしいなあ、と手に取ったのは本書。

折原作品は T_NAKAさんが紹介していらしたので、気まぐれに買ってみたら非常におもしろかった。以来、そこそこ読んでいる作家である。

叙述ミステリとか呼ばれるもので、そんなのミステリじゃねえ!と嫌う人もあるらしいが、アマサイとは相性がいいみたいだ。

アマサイもすれてきているので、そうか!そうだったのか!とは思わないが、どっぷり折原ワールドに浸れるので、気分転換とストレス発散になる。ミステリが好まれるのはその点にあると思う。

老作家が、山奥の山荘に篭り、10年ぶりに長編ミステリの作成にかかる。担当編集者が1ヶ月1度程度ご機嫌伺いに行く程度で外界との接触は極端にさけている。講師をしていた小説講座の受講生の女性がやってくるあたりから、なにかが起こりそうな気配がする。作品は無事できた、らしいが、思わぬ事件に見舞われる。

全体としては三重くらいの入れ子構造になっている。最後に2,3回のどんでん返しが味わえる(←カウントに仕方は個々違うと思うので)

二晩か休日1日で読めるから、結構愉快な余暇になるのではないかと思う。「初心者向き」ではないというネット書評家もいるが、折原作品にはビギナーもなにもないと思う。たぶん、全作品、はずれはない。

綾辻の館シリーズにかけているとか、実在の作家を皮肉っているとか、レギュラー配役がいるとか、そういうことにはこだわらず楽しく読めばいいだけの話である。

好みの作家を発掘するとうれしいですね。ああ、また楽しみが増えると思えるから。人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
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April 27, 2007

てれび、テレビ、TV

新しい携帯にEZテレビがついていてご機嫌なアマサイである。おかげで朝ドラの『芋たこなんきん』を最終回まで会社の昼休みに見ることができた。まあ、それくらいである。EZテレビが便利なのは。設置場所によってかなり受信状態は違うので、机の上において『笑っていいとも』のテレフォンショッキングを見ながら、お弁当を食べるという芸当は難しい。
電車移動中に見るというのも数々の困難がある。

まあ、いい。別にそこまでテレビっ子ではないので。このレポートはおもしろかった。

「i-bean」で“どこでもテレビ”してみた「一部で話題を呼んだ単眼式の超小型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Tele-glass」がパワーアップ、「i-bean」になって帰ってきた。レンズを改良することでより至近距離で大画面が楽しめるように改良されたほか、アナログテレビチューナーを内蔵し、どこでもテレビが楽しめるようになった。」

だそうである。メガネに装着しているので、ちょっと視線をずらすと画面が見えるのである。

「LCDはデジカメのファインダーに利用されるものをベースにしているが、全体的に画面が暗く、表示色数が少ないのか色彩も平坦。一昔前のポータブル液晶テレビを連想させる映像だ。ただ、本製品は「映像情報を携帯する」「外出時に映像情報を得る」ためのデバイスとしてデザインされているため、昨今の液晶テレビを基準にした画質を求めるのはナンセンスなのかもしれない。」

まあ、こうの程度のデバイスで解像度を求められてものう。

「ながら見デバイスとしてはかなりユニークかつ実用性もある本製品だが、やはりテレビがアナログだけというのはどうにもさみしい。コストの問題からワンセグチューナーの搭載は見送られたということだが、これだけトンガった製品ならば購入者層も限られているはずで、個人的な感想だが、売価の5000円アップ程度で済むとするならば、ワンセグチューナーを搭載していた方がより製品の魅力をアピールできたと思う。」

「屋外なら結構アナログでも受信できる。遠目にはちょっとヘンなメガネをしている人にしか見えない(と思う)」

今どき、この程度のものなら変な人には見られないでしょう。

たぶん、SFでは「既知の技術」だと思うが、

通常は景色が見渡せ、太陽の加減によって偏光し、
赤外線カメラ、テレビ、パソコンディスプレイに
切り替え可能な
サングラス
が汎用され、安くなったらアマサイも買いたいと思います。
( ̄▽ ̄)v

SF小説に出てくる機材を特許出願しとくと、しばらくして、どっかのメーカーが作ってくれて、特許使用料が徴収できるかも、しれない。いやそんなことはトロール屋さんがとっくにやってるか。我々は地道に生きましょう。人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
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April 26, 2007

自発的対称性の破れと物質の重さ

KEK(高エネルギー加速器研究機構)の発表と朝日新聞の記事とが同じ事象を説明しているとは一瞬わからなかった。

●量子色力学における自発的対称性の破れを厳密に実証@KEK

「大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)、国立大学法人京都大学などからなる研究チーム(研究責任者 橋本省二(高エネルギー加速器研究機構・准教授))は、物質の質量の起源となる量子色力学における自発的対称性の破れの現象を厳密な計算機シミュレーションにより世界で初めて実証しました。本研究チームは、格子QCDと呼ばれる計算機シミュレーションによって、自発的カイラル対称性の破れの現象を世界で初めて厳密に実証しました。この研究では、1998年にノイバーガーによって提案されたオーバーラップ・フェルミオンと呼ばれる格子理論を用いて、厳密なカイラル対称性を格子上に実現しました。オーバーラップ・フェルミオンは、格子QCDにおいてカイラル対称性を厳密に保つ理想的な格子理論ですが、計算量が従来の手法の100倍以上もかかるため、これまで大規模シミュレーションでは使われていませんでした。今回のシミュレーションは、最新のスーパーコンピュータと計算アルゴリズムの改善によって初めて可能になったものです。」

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●「物質になぜ重さある?」 高エネ研などが仕組み検証@朝日新聞

 物質を構成する素粒子であるクォークは、現在は質量を持っているが、宇宙が誕生した137億年前のビッグバン直後は質量を持たず、光の速度で自由に飛び回っていたとされている。 ところが、その動きにブレーキをかける水あめのような仕組みがあって動きが鈍り、クォークは質量を「獲得」したと考えられている。 水あめのような仕組みとして、南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授が61年、「カイラル対称性の自発的破れ」と呼ばれる理論を提案したが、膨大な計算が必要で検証は手つかずだった。高エネ研の橋本省二・准教授らは、スーパーコンピューターで約半年間かけ、クォークの振る舞いを計算。その結果、南部氏提案の水あめのような仕組みの存在を示し、質量の獲得を裏付けた。

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朝日はうまく説明したと言っていいのだろう。
物理学研究の意義を市民に知らしめることの難しさを感じる。

こんなものに何億もかけるなら、遺伝病の解明にもっと予算を費やした方がいいんじゃないかと発言する人がいれば最もだと思う。

科学の意義を唱えることじゃなくて、科学好きの子供を増やすことが、技術立国の遠くて一番の早道だと思う。人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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April 25, 2007

単なるつぶやき

さっきNHKを見てて気付いた。

くらもちふさこの漫画に出てくる「姫野くん」てチューリップの姫野達也さんだったのね(そういえば達也って名前も良く出てくるな)。くらもちさん、歌もよく作品に登場させてたから。

絵もそのままそっくしだ。

いや、チューリップの歌は好きだけど財津さんしか知らなかったからさ。あそこメンバーもしょっちゅう変わるからさ。

今の彼に昔の面影はない。。。

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その前の週は竹内まりやでした。ふーむ、あの人年とりませんね。
人生の扉ってあういう歌詞だったのねん。


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April 24, 2007

07春のドラマ

春の連ドラ出そろいましたな。

『セクシーボイスアンドロボ』
なかなか面白かったです。題名はどうなんだろう。中身はオタクの青年と中学生の女の子が謎の怪事件を解決するというもの。その事件もなんだか不思議な感じ。どうやら、事件を通して女の子の方が成長していくらしい。9時くらいにして、現役中学生も見られるにしてもいいと思うが。松山ケンイチはネット友達兼リアル竹内薫FCの仲間のこの人に似ている。

『花嫁のパパ』
時任三郎、うざい。
まあ、題名どおり、見たどおり。

『バンビーノ』
ああ、松潤のドラマだぁと思ってなにげに画面をみていたら、ぐいぐい引き込まれた。映像演出のことはよくわからないのだが、調理場の緊迫した雰囲気がよく伝わってきた。松潤が新米料理人ってできすぎてないか?とちょっと引いてみていたのだが、そんなことはなく楽しめた。がんばれ!バンビーノと応援したくなります。佐藤隆太は、ああいう役、厨房の先輩、をやらせるとうまいですね。

『冗談じゃない!』
これも期待してなかった。でも、家に居るなら見てもいいかな、と思った。大竹しのぶでも織田裕二でもなく、もちろん草刈正雄でもなく、この番組を支えているのは上野樹里です。大竹しのぶの役回りはうらやましっす(若いときは年下とつき合い、ある程度の年齢になったら頼りがいのあるナイスガイが現れるという。。。)。

他のも『鬼嫁』とか『プロポーズ大作戦』とかありますが、全般的小粒です。毎週見たいのは松潤だけ。次期、夏に大型ドラマを期待します。

堅い話題が続いたのでやわいのもね。今日も押してくれた?1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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April 23, 2007

粘菌コンピュータ

日経の日曜版。今回のサイエンスは生物コンピュータのことかぁ、と思ったら、粘菌コンピュータと呼ばれるものであった。生物には違いないが。

「光を浴びた小さな金属円盤の内側でヌルヌルした粘菌が少しずつ伸びていくーー。理化学研究所の原正彦・局所時空間機能研究チームリーダーが開発した風変わりなコンピューターだ。直径1.5センチの円盤に中心から八つの方向に切れ目が入っている。最初、粘菌は中心におり、切れ目の先端にあるエサに向かって伸びようとする。ただ、光を嫌う。そこで「粘菌が伸びてきた切れ目の両隣の切れ目に光を当てる」など特定のルール養めて操作していくと、最終的に粘菌の形状ほあるパターンに落ち着く。」
「ところが粘菌コンピューターはそうならない。入力が同じでも、その都度、粘菌の伸び方などによって結果が撃つことがある。入力に対して同じ結果が出なければ正確な計算ができないと感じるが、その代わり「柔軟な発想が生み出せる」と原リーダーは説明する。」

それは柔軟な発想なのでしょうか(^_^;)。アマサイにはよくわかりません。

おう、特許も出てます。
■特開2006-338515

【背景技術】
「「柔らかな情報処理」という表現は、未だ漠然とした標語の域を越えておらず、素子として利用可能な生物由来の素材に関して基礎的な研究がなされる段階に留まっている。具体的に研究されている代表的な素材としては、タンパク質や微小繊維等の微視的レベルの素材が挙げられるが、生物が実現する「柔らかさ」にアプローチするためには、そうした微視的な素材がそれらを統合する上位レベルの生体システム環境内に置かれた状態で発揮する機能性を、生体システム全体としての統合性が顕在化してくる細胞レベル等の巨視的スケールの視点から観察することも重要である。この種の研究として代表的なものには、単細胞アメーバ生物である真性粘菌(Physarum Polycephalum)の変形体(以下単に「真性粘菌」ともいう)に関する研究がある。真性粘菌は、高度に統合された情報処理を細胞(個体)レベルで実現できるにもかかわらず、極めて単純な構造をしており、その管理や実験操作等が比較的容易であることから、活発に研究が進められる対象の一つとなっている。」特許文書はほぼフリーで入手できて、こういうことが書いてあるから、未知の技術を知るにはいいのよねん。

因みに要約として以下のように書かれております。
「協同現象を示す細胞である真性粘菌15を素子として用い、障壁部12内に収容された真性粘菌15の変形状態をビデオカメラによりリアルタイムで監視する。そして、その真性粘菌15の変形状態に応じて、プロジェクタにより、真性粘菌15の変形状態を統御する光を所定の照射パターンで照射する。これにより、真性粘菌15の変形状態に応じて光の照射パターンが変わり、その光の照射パターンによってさらに真性粘菌15が変形する、というフィードバックループの過程で、真性粘菌15を変形させることができる。そして、真性粘菌15の自発的なゆらぎを伴う活動により、システムが複数の定常状態のうちの特定の定常状態の間で連鎖的な遷移を繰り返す。」Com


技術としてなかなかおもしろそうです。

お時間がある方は当該公開公報を読んでみられるとよいでしょう。

日経日曜版なかなかいい感じです。今日はここまで。じゃあ、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 22, 2007

特許でも日本はロボット大国

ロボット特許:日本企業の出願数、米・欧企業を圧倒

「調査によると、99年から05年までの日本の特許庁に対するロボット関連の出願計1万3276件のうち、日本企業が89%と突出した。米国と欧州の特許庁でも、出願の2割強は日本企業だった。日本企業は世界で毎年2000件前後を出願し、それぞれ500件程度にとどまっている米国、欧州企業を圧倒している。企業別でみると、日本、米国での出願は、いずれもソニーがトップ。欧州でのトップはファナックだった。」
特許は数で決まるわけではない、と言われていますが、これだけあれば、日本のロボット工学は世界一、と自慢してもいいのではないでしょうか。

「特に、各国の工場などで約80万台が稼働している産業用ロボットについては、出願(99~04年)の57%は日本企業。逆に宇宙、軍事、災害対応など特殊環境用では、米国企業による出願が多い。」
これは、他国が、遠隔でロボットを操作し、人間の行けない危険地域で作業するロボットを開発したのに対し、日本はかなり昔から自立型ロボットにこだわってきたという結果だと思います。

つまり、明確な技術思想があり、初めから技術のゴールが決まっていて、それに向かって関連分野の科学者・技術者が研究してきたということです。

後追いではなくて、明確な技術思想、哲学があれば、日本人はかなり科学技術を発展さえることができるということです。

他の分野もこの成功事例を見習って、科学技術立国日本を世界にしめしてほしいものです。

今現役の多くのロボット工学者は、『鉄腕アトム』を目指しているといいます。手塚治虫という偉大な漫画家が21世紀の科学像を創造したといえましょう。手塚漫画も好きなアマサイにblogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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April 19, 2007

ブンヤはやっぱり使えない。

知財関係者でちょとい話題なっているお馬鹿なお話。

●4月10日付・編集手帳 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「120年余りがたった今では、特許の出願件数は年間40万件に達する。出願しても実際に審査を請求できるまで3年待たされる。7年かかった数年前より短縮されたとはいえ、特許取得の道は遠い」
と書いてあったそうだ。

もうリンクは消えている。恥ずかしくて消したならまだいいが、単に過去一週間までのしか残していないだけの話である。
(Googleのキャッシュからは全文読めます)

新聞社だよ、それも(今はどうか知らない)日本で一番売れるという一般紙であるよ。こんなことありなんか?
特許は出願したら、それと同時かその後に審査請求(特許になるかどうか審査してくださいね)しないと審査してくれない、即ち特許にならないということなのだ。そして、その猶予期間が7年から3年に縮まったんである。
これは、特許、知的財産を学ぶときに一等最初に出てくることなのだ。
小耳に挟んだことをそのまま記事にすんなよ!それも「編集手帳」っていったら、朝日の「天声人語」と同じで新聞の顔でしょう。まったく、報道とか言論に携わる人間のやることととは思われない。チェック機能ないのか?

こういうこと書くと生やさしい人たちは、別に特許の専門家じゃないんだから、それくらいの間違いは仕方ないんじゃないか、という。結構多いんだよね。そういう人。
新聞記者が○○の専門家である必要はない。彼らは調べるのが仕事だから、調べればいいのだよ。調べて、新聞屋としての中立の意見を書くのが仕事でしょう。ぐぐればわかることだろう。というか、裏付けを取るってことしないのか?しないんだよなあ。

学生で新聞社希望っていうのが今でも多いが止めときなさい。現行の新聞社に真のジャーナリストはほとんどいない。まあ、若い力でそれを変えようというなら、それはそれでよかろう。
がんばってください。( ̄▽ ̄)v

因みに、なぜ上述のような方式がとられているかというと、出願の中には「取り敢えず出しとくか」というものが非常に多い。それを初めから審査してもらっては、審査官が無駄骨をおることになる。だから、何年前か忘れたけど、出願と審査は別個の手続きで、それぞれ別手数料を徴収するようにしたのだ。その期限が以前は出願から7年間だったけど、3年間に短縮された。その期間中はいつでも審査請求できるようになっているのである。


審査請求についてはまだ説明し足りないんだけど、今日はここまで。じゃあ、今日も、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 18, 2007

書談:『女流作家-私の履歴書-』

Joryurirekisho
■『女流作家-私の履歴書-』
円地 文子/瀬戸内 寂聴/佐藤 愛子/田辺 聖子著
価格 : \1,365 (本体 : \1,300)
出版 : 日本経済新聞出版社
発行年月 : 2007.4
bk1

私の履歴書が文庫になっていたとはのう。
女流作家特集ということで早速買った。それぞれ単行本になっていると思う。
お聖さんのは『楽天少女通ります』には「私の履歴書」を加筆したと書いてあるし、瀬戸内さんは、私小説をいくつか書いているから、ほぼ同じ(ご本人は飽くまで小説だから、全て本当ではないと記載しているが)。円地文子さんは名前だけで作品を読んだことはない。昔友達が読んだというので、どんなこと書いてあんの?と聞いたら「女の情念、どろどろしたやつ」と言っていた。若いころは、どろどろねちゃねちゃ?はいやだったが、今は読んでもいいいかなと思っている。この「履歴書」からさらに興味を持った。

この中では佐藤愛子さんがマイヒーローである(女性形はヒロインだが、ここではヒーローでなくてはならん)。田辺聖子さんとともにアマサイが20代のころに親しんだ作家なのである。「娘と私シリーズ」は長いことan-anに連載されていた。さすがにリアルタイムではなく、文庫になってから接したのだが。

多くの女流作家のように佐藤さんも波瀾万丈だ。

流行作家・佐藤紅緑と女優だった母との間に生まれ、何不自由なく育つ。父や異母兄弟・サトウハチローの所行を交えた自伝的小説は有名で、複数回テレビドラマ化もされたはずだ。父が亡くなり、最初の結婚が終焉し、母との二人暮らしになると、自立すべく作家を志す。そこで遠藤周作、川上宗薫、北杜夫らと交流する。のちに文芸仲間Tと再婚する。おぼっちゃま育ちのTは会社を起こすが、利益らしい利益も得ずに会社を倒産させてしまう。このころの佐藤さん心情を表す文章がアマサイはとっても好きだ。

 夫は朝早く家を出ていったきり、帰りは深夜か、あるいはどこにいるのか外泊したまま連絡もなかった。債権者が尋ねて来て彼はどこにいるかと詰め寄ってもわからないものはわからないというしかない。
 私は吉田一穂先生を訪ねた。貧乏を誇っている先生に窮状を訴えたところで何の足しにもならないことはわかっていたが。
「先生、夫の会社がつぶれました」
 いきなり私は言った。一瞬先生はポカーンとした顔になり、それからみるみる真っ赤になって怒鳴った。
「Tの馬鹿野郎が!馬鹿野郎!馬鹿野郎!」
 破れ鐘のような怒号をきくと涙がどっと溢れ、私はワンワン声を上げて泣いた。
 私が泣くと先生の馬鹿野郎の声はますます大きくなり、恰も「馬鹿野郎」と鳴き声との競演といった様相を呈したのである。
 吉田先生は詩人であったから「馬鹿野郎」という以外はなんのアドバイスもできなかったのだ。だが、その先生の怒号はどんなアドバイスよりも同情よりも私の孤独に染み入って、私を泣かせ、私を慰めたのである。

これを初めて読んだころ、結婚とか家族を持つということになんのリアリティもないアマサイだった。今もそうか?誰もが二度結婚して、その二度目の夫の借金を背負うとは思われないが。、女性には多かれ少なかれ、佐藤さんのような困難は降ってくるような気がした。そのときは心して立ち向かわないければならない。そんな憂鬱と勇気が佐藤さんの文章から感じとった。今でも多くの女性を勇気づけるのではないだろうか。

※朝ドラ『芋たこなんきん』で佐藤さんとおぼしき役を岡田茉莉子がやってました。役名、加藤舞子。
(^^;)

最近『我が老後』なんかをまた読み始めました。じゃあ、今日も、人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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April 17, 2007

アマサイ高校?

森山さんとこでおもしろいwebを紹介してました。


■ア マ サ イ 高 校■
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【校訓】 闘魂・万力・小吉

【生徒数】 男子275名 女子7名 計282名

【データ】 偏差値47
<出身者職業ベスト3> 外交官・振付師・雀士
<主な留学先> ドイツ・セントルシア・イラン

【進路】 <昨年度>
大学進学率18.4% 就職率51.1%
大学52名(四年制7名 短期45名)
専修・各種学校60名
民間就職38名 公務員106名 家事・その他26名

【校歌】
4階建て緑の校舎 セクハラすれすれ覆面教室 
友達いっぱい先輩いっぱい 堂々と「肉」が好きだと声高に 
二重に変わる春休み 計算するなら金をくれ 
嗚呼 美女揃い アマサイ高校 
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アマサイの本名××××を入れてみると。

■× × × × 高 校■

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【校訓】校訓 来年・鬼畜・芝居

【生徒数】生徒数 男子227名 女子62名 計289名

【データ】データ 偏差値76
<出身者職業ベスト3> 漫画原作家・タクシーの運転手・モデル
<主な留学先> ギニア・パナマ・コンゴ

【進路】進路 <昨年度>
大学進学率4.8% 就職率65.1%
大学14名(四年制11名 短期3名)
専修・各種学校0名
民間就職8名 公務員180名 家事・その他87名

【校歌】財力自慢の創設者 スカイブルーのセーラー服 
堂々と「尻」が好きだと空を見る 大学目指す龍が如く 
首筋の違和感三年間 見学するなら金をくれ 
リップ or エンジェル 目を覚ませ
リップ or エンジェル ××××高校 
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去年あたりに流行った、解析ソフトの別バージョンですね。
特に感想はありません( ̄▽ ̄;)。まあ、こうゆうことを考えること、発想がおもしろいですね。

Tシャツメーカーの方がお遊びとしてはいけてます。

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April 16, 2007

書談:『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』

Shigerudebepre■『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』
著者:松本 茂/河野 哲也著
価格 : \1,470 (本体 : \1,400)
出版 : 玉川大学出版部
発行 : 2007.3
bk1

ちょっと違和感のあるタイトルである。
「読む・書く・プレゼン・ディベート」が一行に並ぶことはないからだ。
章立ては
第1章 テキストの読解と要約の方法
第2章 レポート・論文を書く方法
第3章 プレゼンテーションの方法
第4章 ディベートの方法
となっている。

学部で学ぶ程度の勉強ならば、今の時代独学で十分修得できる。放送大学は無料で授業を流しているし、対応する教科書も販売している。インターネットで検索すれば、大学の履修要項を見つけることができるし、それに対応する教材のみならず、授業そのものを動画でアップしているところさえある。公式の学位にこだわらないなら、本代だけで学べると言っても過言ではない。

しかし、論文・レポートの書き方は習って実際に書いてみないと修得できるものではない。当然、学卒程度であれば、レポートの類は書けるものと思う。が、しかし、実際は書けないのである。私の扱うのは発明提案書と呼ばれるものであるが、「おめぇは卒業研究して論文とか書かなかったのかよぉ~」と言いたくなるようなものが、大量に手元に来るのである。特許/発明ってなんだかわからない、という未熟な点を差し引いてもひどいのである。

発明の記載の仕方というのは、

・現状 ⇒ ・現状の問題点 ⇒ ・解決する手段 ⇒ ・実際にその手段を適用した事例
を書きさえすればいいのである。文学・哲学研究とかはわかんないが、理系及び社会学系の学問もこういう感じで論文とかできているんではないんだろうか。

おお、そして、あ~ら、不思議。ディベートで最初に行うスピーチ、立論もこのようになっているわけです。

事例:.原発全廃

○現状に問題があります。(内因性)
 原子力発電所で事故が起きています。
     ↓
○それは重要な問題です(重要性)
 作業員が死亡したり、周辺の環境を汚染します。
     ↓
○プラン(論題を肯定)を導入します。
     ↓
○前記問題が解消します(解決性)
 事故の根元となる発電所がなくなるわけですから、事故はおこりません。

つまり、ディベートの立論が作成できれば、レポートが書け、
きちんとした論理が展開できれば、レポート・論文は怖くない、というわけである。
プレゼンなんかはちゃんと筋が通っていれば、度胸とパワポの操作ということになる。
(^^;)
ということが書いてある本なのである。

大学生のための、と表題にあるが、社会人でも十分使える。
そして、ディベートを学ぶとビジネスに役に立つんじゃないかと思われている人を一読しておくといいかもしんない。


しげる先生、いつも著書を贈呈していただいてありがとざんす。じゃあ、今日も、人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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April 15, 2007

「しんかい6500」と安めぐみ

昨日のサイエンスZEROは日本の潜水調査船「しんかい6500」のことをやっていた。地質系の調査は、宇宙科学よりもおもしろい。体験できる可能性がぐっと高くなるから(潜水船に実際に乗る機会はないだろうが)、身近に感じるのだ。

さらに今回は、
「海底地質の調査では、三陸沖の水深6000メートルで「プチスポット」と呼ばれる特殊な海底火山を発見。この火山を作り出した海底の亀裂は、海洋プレートの下部まで達していると考えられることから、大地震の原因になる可能性があることが明らかになってきた。」
地震大国ニッポンにとっては極めて重要な調査です。
がむばってください。

ところで、キャスターが眞鍋かをりから安めぐみに変わっていた。
眞鍋くんは長くやっていたからなあ。国営放送としては、既得権?めいてよくないんだろうなあ、そういうことは。

アマサイだけではなく、多くの科学ファンは、ZEROにおける眞鍋くんの振る舞いを好ましく思っていただろう。知的で何かに媚びるとこがなくサバサバしていて、同性にも好かれていることだろう。NHKはそれを見込んで採用したとは思われないが。まだ新人の部類で、出演料も安かったんだろうね。
(ああ、NHKは大河ドラマや朝ドラでさえ、出演料は安いのねん。)

そういう眞鍋の後がまというのは、選択が難しかったことでしょう。眞鍋に萌えていたお兄さま方には気の毒ですが、バラエティ番組の方で補ってください。

安さんもしっかり勉強して、この番組を通してタレントとして新たな魅力を磨いてください。

サイエンスZEROいい番組なんで同じコンセプトを保って長く続けてほしいと思っている。それはそれとして、アマサイに1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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April 13, 2007

書談:土屋×森『人間は考えるFになる』

Fninaruobituki■『人間は考えるFになる』
著者 :土屋 賢二×森 博嗣
価格 : \520 (本体 : \495)
出版 : 講談社 文庫
発行 : 2007.3
bk1

暇つぶし、ほとんど期待しないで読んだのだが思いの外面白かった。土屋さんのことはまったく知らなかったのだけれど、森さんは、『臨機応答・変問自在』を読んでいたので、それに+αのノリかなと思っていたが。

こうゆう対談本は以前はよくあったものだ。文系有名人×理系有名人みたいなの。
昔でいうと
竹内均×梅原猛
である。ああ、これ高校生のとき担任の教師に借りたんだな。あれから、ん年経っているが返していないような気がする。○○はあげるけど、これは読んだら戻してね、って言われたような気がする。ごめんよ、K先生。

で、本書であるが、
森さんは小説書きをビジネスと考えている。デビュー前の一作目は楽しんで書いていたような気がするが、それ以降は仕事として割り切っているそうだ。
土屋さんが、どうすれば売れる本が書けるのか、という問いに、
文章がうまかったら売れるでしょうね、
というあっさりとした答え。

森「よく女性の気持ちがわかりますね、とか言われますが、わかりません(笑)。でも、外国人や犬の気持ちよりは、日本女性の気持ちは想像できます。」
土屋「僕は犬の気持ちの方がわかる(笑)」
ミステリなんて誰でも書けるとも言っている。
そんなもんなのか?
作成の秘訣なんか言語化できたら、作家はみんな売れっ子になってしまうだろう。

友達は必要か、の章は結構ワカモノに勇気を与えると思う。
友達なんかいなくていいんじゃないですか、たくさんいたらつきあうのたいへんだし、
何年かにいっぺんやってきて、じっくり話して帰っていく
というのが両先生理想らしい。

それには同意するが、十代のころって、友達がいない、とか少ないとかで悩むんだよね。
真の友情とは何か、とか平気で語っちゃうし。

大人になると、仕事とか家庭とかあって、敢えて友達がどうのこうの、とか思わなくなるね。それだからこそ、たまに会う学生時代のクラスメイトと話すと安堵するというか。
ああ、やっぱり友達は大事です。(^^;)

また、ここでは、女性って男性と違って友情より恋愛を取りますよね、友達の恋人を取るっていうのは男には考えられない、ってな話が出てきます。

それって一般的なことなのかなぁ。略奪愛はまれにあるから取り上げられるんではないか。男は友達の女を奪うことはない、
いや、それもどうなんでしょうね。
アマサイにはよくわかりません。

まあ、とにかく、軽い割に示唆に富むエッセイでした。よろしかったらご賞味ください。

ツチヤ教授にも興味を持ちました。彼の単著書も読んでみたいと思います。
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April 12, 2007

量子テレポーテーションな人

クレージーエンジニア:東京大学助教授 古澤明氏 @Tech総研

すげぇ~すごいなあ。量子テレポーテーションに成功した人だぁ。

「1998年、世界初の実験の成功はアメリカの科学誌『サイエンス』のその年の10大ニュースに選ばれた。また、論文は「ジュラシックパーク」で知られる作家、マイケル・クライトンの目に留まり、タイムトラベルを題材にした歴史冒険小説『タイムライン』で、参考文献として彼の名前とともに紹介されている。」
「2004年には、二者間だけでなく、三者間の量子テレポーテーション実験にも成功、量子情報ネットワークへの手がかりをつかんだ彼は、また世界の度肝を抜いた。最初から科学者の道を目指していたわけではない。大学院を経てニコンへ。そしてアメリカ留学が転機をもたらす。」
企業研究社だったんだ。意外だなあ。
石井裕さんも企業にいたが、彼はコンピュータ科学であるからな、NTT出身であるのは、不思議ではない。

「ただ、あまのじゃくではありました。みんなが行くところは、行きたくない。例えば物理を学びたいと思ったとき、物理の本流は、東大なら理学部物理学科なんですよ。でも、あえて僕は工学部物理工学科に行きました。大学の専攻も、超電導や半導体ではなく、地味な分野だった光物性を選んだ。就職のときも、同じ学科の卒業生の多くが大手電機メーカーやコンピュータメーカーに行ったけど、僕は行かなかった。平均値的な人間というのは、平均値的なところに行くのが向いている、と思ったからです。」

東大物理は、日本の頂点であるからにして、そういうするのが普通でしょうね。でも、彼の入学時はエンジニアリングが今よりも遙かに輝いていたから、工学部にいくのも納得がいくのですが。あまのじゃくとおっしゃるとけど光物性を選ぶあたり、先見の明があったのではないでしょうか。

まあ、優秀な人って嫌みがないですよね。

「将来について何か考えていた、とかないんですよ。子供のころに描いた夢も特になかったし、職業観もなかった。実際には今もないんですけどね(笑)。(中略)すべてが普通です。でも、子供もだんだん個性をもち始めますから、すべてにおいて真ん中にあるのも個性になるんですね。可もなく不可もなく。よく言えば、オールラウンダー。これといって取りえもない。東大に入るくらいの学力があったというくらいで。」

東大に入るくらい。。。むちゃくちゃ嫌みなやっちゃぁぁ~( ̄▽ ̄;)
東大どころか中堅の工科大学入るのに、苦労している、していた若人がどのくらいいると思ってんねん、、、ってそのone of them がアマサイである。

ああ、でもね言わんとしていることはわかります。
学校の勉強なんて普通に時間かければできるでしょ(それも違うと思うのだが)、一を聞いて十を知るみたいな天才では自分はありませんよ、という意味なんだろうな。
うらやましい。。。

「世界中から優秀な研究者が来ているといっても、僕は負けるとは思っていませんでした。学生時代、優秀な人間にはたくさん会っていましたから。日本の優秀な学生というのは、世界でも優秀なんです。普通にしていれば負けるわけない、と。実際そうだった。僕は最後にはモンスターだと言われました。どうしてそんなことまでわかるのか、と。でも、日本人は優秀なんですよ。」

元気になる言葉だなあ。アマサイは優秀には入らないけれど、日本人は優秀、ってこと自体否定する人多いじゃない。日本でどんなにがんばっても世界レベルにはなれない。そんなことはないわけである。

「僕が留学している間は、日本が金融危機に襲われていたころ。日本経済はおかしくなり、企業は組織の見直しを進めることになりました。そしてニコンでも、僕の帰るはずだった基礎研究所は組織変更でなくなってしまった。」

「そんなとき、偶然にも東大工学部の教員募集があった。僕は東大を公募で受けたんです。そして運よくこの仕事に就くことができた。卒業して20年以上たっていましたが、久しぶりの大学は驚きでした。かつての大学とは、まったく別のものになっていたからです。それこそ企業よりも、大学のほうが研究予算をもつ時代になっていた。」

意志あるところに道あり、って思うね。強い意志の継続は環境さえも変えさせると。日本の科学技術、のみならず、日本のあらゆることを悪く言う年寄りどもがいるけれど、彼らは怠け者なんだと思う。自分ができないことにいつも言い訳をしている。それを環境のせいにしている。日本の欠点があるとしたら、そういう老害です。前進の足を引っ張るのは、未練たらたらの保守ジジイどもです。まあ、そういう連中は早く死に絶えてもらいましょう。「古い世代が居なくなることで革命は起こる」のだから。

古澤さんはアマサイより年長だが、まあ、同世代と言って良いだろう。藤原正彦の『若き数学者のアメリカ』を読んで感動して留学を志すあたり、「同種族」の匂いがする。

海外で一発当てる派ではなく、国内で従順に任務を遂行する働き蜂派でもない、
しなやかな思考の技術者、科学者が生まれているような気がする。

日本の未来結構明るい。

危ない科学技術立国、ってガセでしょう。じゃ、人気blogランキング、ぷちっとな。【押す】
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April 11, 2007

書談:"Critical Thinking: An Introduction"

Crithinintoroorigin
■Alec Fisher"Critical Thinking: An Introduction"
amazon.co.jp 

アマゾン内のリンクを辿っていったらみつけた。ペーパバックである。ということはポピュラーでノンネイティブでも読みやすい可能性が高いことを示している。
ぐふふふ。。。良い本を見つけたわい。と喜ぶアマサイ。
本文だけだったら200ページもない。11章、2ヶ月もあれば十分読めてしまうな。
購入してからだいぶ経っているはずなのに、まだ3章目である。
不思議である。まあ、いいや。

そして先日、また、ネット書店をあさっていると、

うん?

アレク・フィッシャー、

クリティカル、、、入門!?

翻訳されているではないか。。。

別に驚くことはない。著名なテキストであれば、日本語版ができてもおかしくはない。
しかし、である。原書はソフトカバー、訳本はハードカバー、よくあるパターンではある。しかし、クリシンを世に広めたいなら、こりはまじゅいでしょう。おまけに高いのだから目も当てられない。

あと、クリシンの本にありがちなのだが、大抵の場合、ビジネス書・思考法のとこにあるのだが、一部心理学の書棚にある。本書もそうである。クリシンが心理学に分類される根拠、がアマサイはよくわからないのだが(どっちかっていうと哲学?)、販売戦略としてはどうなんだろうと思う。

それで、内容はだな、目次を一部コピペしとくので、ご自分でご判断ください。
アマサイは、それほど英語が達者なわけではないが、原著で十分のように思う。
日本語にするとどうも小難しくなってしまうである。

Crithiintro■『クリティカル・シンキング入門』
著者:アレク・フィッシャー
訳者:岩崎豪人他
出版:ナカニシヤ出版
発行:2005.12
価格:\3,570 (本体:3,400)
ナカニシヤ出版のHP

目次

第1章 クリティカル・シンキングとは何か、どうしたら上達できるか
 1.1 クリティカルシンキングの伝統から、いくつかの古典的な定義
  1.1.1 ジョン・デューイと「反省的思考」
  1.1.2 エドワード・グレーザー――デューイの考えに基づいて――
  1.1.3 ロバート・エニス――広く使われている定義――
  1.1.4 リチャード・ポールと「思考についての思考」
 1.2 クリティカル・シンキングの基礎となる技術――幾つかの基本的能力――
 1.3 役に立ついくつかの例
 1.4 クリティカル・シンキングの最後の定義
 1.5 クリティカル・シンカーの態度と価値
 1.6 「批判的‐創造的な思考」
 1.7 この序論についてのまとめ

第2章 理由と結論を見分ける――推論に用いる言葉――
 2.1 推論の有無を決める
 2.2 推論の単純な例
 2.3 「推論に用いる言葉」①
 2.4 「したがって」テスト
 2.5 「推論に用いる言葉」②
 2.6 どうすれば自分の議論を明確に表現できるか
 2.7 書き手の言おうとしていることの見分け方――推論の構造――
 2.8 まとめ

第3章 推論を理解する――さまざまな推論のパターン――
 3.1 最も単純な場合
 3.2 並立的に理由を示す
 3.3 推論の「連鎖」
 3.4 結びあわせられなければならない理由――「結合的な理由」――
 3.5 もっと複雑なパターンの推論
 3.6 少し脇道にそれて――仮言文とその他の複雑な文――
 3.7 議論と説明の違い
 3.8 2つ以上の結論を引き出す
 3.9 まとめ

第4章 推論を理解すること――前提、文脈、シンキング・マップ――

第5章 表現と考えを明確にし、解釈する

第6章 理由の受け入れ可能性――およびその信頼性――

第7章 情報源の信頼性を判断する技術

第8章 推論を評価する――前提及び関連する他の議論――

第9章 推論を評価する――前提及び関連する他の議論――

第10章 因果的説明についての推論

第11章 意思決定――オプション、結果。価値とリスク――

かぜは回復の兆し。人気blogランキングぷちっとな。してくれれば益々元気になります。【押す】
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April 10, 2007

勝手に宣伝@アマサイブログ

NHK教育テレビ『今日から英会話』
水曜日 夜 11:10-11:30
講師はアマサイがお世話になっている松本茂先生です。

前回の講座はパックンの出世作となりました。
今回もガイジンお笑いタレントが出ています。
先生の趣味なんでしょうね。( ̄▽ ̄;)


●J-WAVE 81.3MHzFM 『JAM THE WORLD』20:00-21:55
金曜日は竹内薫さんが担当です。サイエンス、テクノロジーの話も満載です。猫好き作家としての一面も。
薫さんはテレビよりもラジオ向き。
(^_^;)

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April 09, 2007

ノキアVSクアルコム

ノキア、クアルコムに特許使用料2000万ドルを支払い

「主要特許の使用料をめぐる契約更改交渉が暗礁に乗り上げたことで、両社は訴訟合戦にもつれ込んでいる。両社は世界のさまざまな国でお互いを訴え合っているが、これまでのところ特許に関する争いの解決策を見出すには至っていない。両社の現在の契約は、米国時間4月9日にその期限が切れる。」
ここも長いこともめてますな。
こないだ、訴訟一時中止と出ていたはずですが。
もう、両社でもぐら叩きのようなことやってます。

「Nokiaは5日、第3世代(3G)移動体通信方式の1つであるUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)に関する特許について、2007年第2四半期分の使用料として2000万ドルをQUALCOMMに支払ったことを明らかにした。同社はさらに、追加支払いの用意があり、必要に応じてその内容を公開するとも述べている。」
調べてないので断言はできないのですが、
ノキア側の特許戦略がまずかったのではないでしょうか。
っていうかクアルコムが上手だったのか。
Q社は特許訴訟で儲けている気がしないでもない。

「Nokiaによると、5日の支払いはQUALCOMMがヨーロッパ電気通信標準化協会(ETSI)を通じて供与しているライセンスに関するものだという。この件に関し、QUALCOMMにコメントを求めたが回答はなかった。」
ふーむ、この標準化協会お墨付きのものと、侵害関係になる技術、関係があるのでしょうか。ちょっと個人が業務の合間に調べられることと違いますな。
しばらく、ニュース速報で状況を見守りましょう。

いつもありがとうございます。今週も宜しく、人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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April 08, 2007

朝日カルチャーセンター

竹内薫さんが今期で朝カルから撤退されるようですな。

日記よれば、また喧嘩しちゃったみたいだが(^_^;)。
いや竹内先生の義あってのことだと思うよ。

アマサイは当初物理講座であった竹内塾に月二回、三年間通ったことになる(アマサイが通う以前に2,3年やってらした。何年かは「ミステリを書く」講座と並行)。
アマサイにとって知識を整理し、蓄積するまれにみる貴重な体験であった。

カルチャーセンターに本格的な物理講座がこんなに長く継続されたことはかつてなかったし、これからもないと思う。

昨年度は「算数と物理」、「ファインマン重力理論講義」「ファイヤアーベント」「科学インタプリタ」と必ずしも物理だけではなく、雑多な連続講座であったが、それは竹内薫的科学大系を披露することであり、その要望は朝カルサイドにもあると思っていた(どうやら違うらしい)。朝カルはそれを中断させてしまった。今ノリノリの竹内薫を切るなんて何を考えているのだろう。

アホウである。

まあ、色んな意味で潮時なのかもしんないな。アマサイもいつまでも竹内講座に甘えていてはいかん。自学自習をベースにしなくては。

アマサイは幾つかの哲学の講座を取りたいので朝カルは継続します。

朝日新聞というバックと、新宿という土地柄、がそして竹内薫という優れた科学インタプリタを抜擢したという点で朝カルは良い媒体であったかもしれない。

いずれにしろ、竹内先生長いことご苦労様でした。

そして、ありがとうございました。
m(_ _)m

こりからもぉ、(朝カル以外では)お世話になりまスのでよろぴくね( ̄▽ ̄)v

知識だけでなく、人脈が広がったのが大きな財産でした。この年になると新しい友達ってなかなかできないよね。じゃあ、今日も、人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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ココログ携帯機能増強

メンテが終わって管理画面を開いたら、二次元コードが出現。

携帯でも管理画面を操作できるそうです。さっき見てみましたが、携帯機自体に編集字数が決まっているので使い勝手はパソコンと同じとはいかないでしょう。

それより携帯画面でも、閲覧、コメントできるようにしないと。
※見ずらいけど、表示は出来るようです。

というわけでいつものようにモバ投稿です。

April 06, 2007

黒いボディのにくい奴

ThinkPadは“黒いBento Box”である
アマサイの自宅ではThinkPadである。それ以前はDainaBook派である。

ThinPadに乗り換えたのは、安いこととIBMブランドを信用したため。
って、もうIBMじゃないけど。

「ThinkPadを持っているとユーザーがうれしくなる、ThinkPadを欲しいと思うようなという意味合いも含めて上質な商品にしたいという考えです。“黒はビジネス”という見方がかなり強いのですが、特に最近ではThinkPadのターゲットがビジネスに特化していますから、そういう意味ではビジネスにおいてエレガントな商品にしたいという思いがありますね。」
ほほぉ~、黒にそげなこだわりがあるとはの。
消費者が好ましいと思う品には、必ず工業デザイナーのこだわりがあるのですな。

「IBMのころには色数は少ないのですが基本カラーパレットがあって6段階くらいのグレースケール色がありました。このうち“IBMの黒”は「レーベンブラック」という色でした。これは本当に真っ黒だったんです。しかしこのカラーチップだけほかの色のものと材料が違うんですよ。なんでこれだけ違うのかというと、その素材でないと出ない黒だったんですね。でも、この材料をいつも製品に使えるわけではなく、強度や成型性などの制約から実際に使える材料を使うと真っ黒にならないんですね。そのため、とにかく黒さを表現するのにとても苦労しましたね。」

アマサイには、中学のとき、高校進学時から美術科を選んだ友達がおりましてな、美大か美高か忘れましたが、典型的入試問題に「白い壁、白い床、白いカーテン、白いテーブルに白い花瓶がおいてある室内をスケッチする」というのがあるそうです。だから「単色の物を見てもいろんな色に見えるように訓練する」と彼女は言っていました。

アマサイはそのとき、デニム生地のペンシルケースを持っていたので
「んじゃ、これは何色見えるの?」と尋ねました。

彼女は
「ここは光が当たっているから白っぽい、ここは赤味がかっているかな、ここは青というより水色だね」
みたいに答えました。

ふーむ、藍色にしか見えん。ほつれているとこはさすがにしろっぽいが。布だからなあ、光反射もあんましないし。。。愛用のペンケースをじっと見つめるアマサイでした。

「私の場合、10数年以上もThinkPadに関わってきているので、仕事のうえではあまりにも一体感があるといいますか、空気のような存在になっていますね。でもやっぱり新機種が出たら、「あぁ、新製品だな」って思ってほしいとは当然思っていますよ。「いつもと同じじゃないか」って言われたくはないですから。ThinkPadシリーズの場合、赤かったものが青くなるみたいな大きな変化はないかもしれませんが、やはり常に新鮮なものは出していきたいと思っています。」

こだわりデザイナーはきっと中学生のときから普通の子とは違っていたのでしょうね。

人もパソコンも要は見た目ですよね(^^;)人気blogランキング自然科学へ、ぷちっとな。【押す】
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April 05, 2007

春、靖国神社

春、靖国神社
春、靖国神社
休日出勤の振替で今日はお休み。体も労ってあげないといけないので、午前中はのんびり、午後は靖国神社までお散歩に行ききました。

平日なので混んではおらず、マッタリと過ごしました。

ふーむ色んなものがありますな。パール博士の碑とか、ポツネンとビルマ戦線の品とか。

日本庭園近くにある植樹は、ほとんど全てに「○○連隊一同 代表者××」と札がかけてあるのが印象的だった。

ゼロ戦とかあるなんとか館は有料なので入りませんでした。大人800円は少し高いだろう。いつでも行けるからそのうち入るだろうけど。

ここを日本の首相が参拝するのは反対です。ましてや天ちゃんなど。。。
(実際に行ってみて、こういうとこなら首相参拝いいんじゃない?と思う人もいるであろう)

ほんとに兵隊さんを悔やむなら、自分の信仰で朝晩供養すれば良いと思う。年一回じゃ、単なるパフォーマンスです。

(追記)
当たり前だが、公式HPがある。
かなりサイバー攻撃にあっているようだ。そりゃ、そうだろうな。
日本軍の被害にあったアジアの国々には、不愉快なページである。もちろん、サイバーテロはいけないに決まっている。
日本人として神道は知っておかなくちゃいけないとは思うが、理解不能なシステムである。。。
それより中に売店があるのだが、
「必勝」「闘魂」とかいうTシャツが売っている。。。。
アマサイもテロに遭いたくないんでそれ以上は言わない。。。。

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April 04, 2007

ワカモノたち

昨日の
『ガイヤの夜明け』『プロフェッショナル』
はなかなか興味深いものだった。
リモコンをパチパチやりながら半々で見ていた。

前者は定職につけない若者を追跡していた。
5,6年前、就職氷河期と言われたころ(ここ10年ずっとそうであるような気がするが)に大卒で就職に失敗した人たちがそのまま、日雇いや派遣社員をやりながら生活している。中に家賃を払えず、ネットカフェに寝泊まりしているらしい。
もちろん、望んでそういう生活をしているのではなく、そうせざる終えなかったのである。たった1回の失敗で、労働市場の端に追いやられてしまった人たちである。

「なんで、俺がこんな目に遇うんだ。なんで仕事がないんだ、なんでメシが食えないんだ、毎日やりきれない思いです」と吐露する青年。胸が痛くなった。

政治家、経営者は彼らの声を受け止めて対処すべきである。

ワーキングプア、特に20代、30代は、深刻である。これからスキルを身につけ、中堅労働層になっていく人たちに冷や飯を食わせてはならない。

アマサイも転職に失敗していたなら、ネットカフェ定住者になっていたかと思うと薄ら寒かった。


後者は、いじめをなくす教育を行っている中学校教師鹿嶋真弓さんの話。
エンカウンター(構成的グループエンカウンター)という教師から生徒ではなくて、生徒同士のコミュニケーションによって、クラスづくりをしていく。

鹿嶋さんも学級崩壊したクラスの担任だったことがある。その辛く苦しい体験があって、今がある。
私が見たときは、受け持ちのクラスの3学期の日常を映していた。受験を目の前にして、生徒たちの気持ちは不安定だ。鹿嶋さんはその一人一人に目を向け、話をする。その中でも一番の心の支えは、同級生の言葉である。クラスで対立する男子生徒と女子生徒。二人とも、クラスのためを思って発言し、行動するので責める点はない。
受験も過渡期になったとき、鹿嶋さんは同級生同士「受験を乗り切ろう」と握手をすることを勧める。初めは実行しなかった生徒たちも徐々に仲間の手を握り合う。先の男子生徒は自ら進んで、彼女を激励する。女子生徒は、感激のあまりに涙をこぼす。

ああ、青春だなあ。

アマサイのクラスはこんなに美しくはなく、担任もサラリーマン教師のような人だったが、十代の誰もが所有する尊いものを見せられたような気がした。

鹿嶋さんの「なんで○○のような良い子を(学校は)落とすかなぁ!」の言葉は受験生を持つ教師の清い心の現れである。

悪戦苦闘の末、鹿嶋さんのクラスは全員進路が決まる。

『(プロフェッショナルとは)情熱がまず第一条件。情熱だけでは駄目だなっていうことを体験したので、そこに技がなくちゃいけない。で、立ち止まることなく、いつもいつも研究をしつづけながらの現在進行形の人です。』
という鹿嶋さんの言葉はアマサイも心に刻みたい。

エンカウンターについてはここ


がんばっている教職員の人たちの方がそうでない人たちよりも断然多いんだから、みんな応援してあげなくちゃいけないな。今日も、人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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April 03, 2007

今どきの科学技術政策

日経でやってる『危ういぞ科学技術立国』という連載の最終回。
アマサイはこういうネガティブ志向のタイトルは非常に気にくわない。日本の技術はだめだめだよねん、という結論ありきである。よくない。某毎日新聞社のノー天気な科学特集も困ったものであるが。

最終回は官・民のお二人にインタビュー

○科学技術対策・イノベーション担当相 高市早苗

そもそも、こんなおっきいおねえさんを担当相にすえるあたり、安部内閣が科学技術を真剣に考えていない証拠である。ぷんぷん。

「限られた予算の重点投資が大切だ。(生命科学や環境を重視する)方向性は間違っていない。総合科学技術会議による政策の優先順位付けで、総花的な予算配分は転換ただ順位付けの理由の説明が不十分。改善していく。国も企業と同じ。〝経営が必要。各機関が同じ方向を向き、力を合わせれぼ科学技術推進の大きな原動
力が生まれるはずだ」
まあ、当たり前だわな。何かの教本の抜粋読んでいる気がするが。安部総理はITとか言っていったが、それはどうなった?まあ、そんないろいろやれるほど予算はないだろうから、その点は担当相に同情する。確かに方向性は間違っていないと思う。

「国の科学技術研究を支えてきたのは納税者だが、発展に貢献しているという実感が乏しい。納税暑が成果や研究費の配分を理解しやすくする政策左打ち出す必要がある。(透明性を高めるた也)開発中の研究費配分のデータベースを公開ることも検討する。」「遺伝子組み換え技術は国民の選解を深めないと普及は難しい」
高市さんがこの担当相で実力を発揮できるとしたら、情報公開的側面ですからがんばってください。関係省庁も国民にわかりやすく伝えるということを学んでください。


○日本経済研究センター特 別 顧 問 竹中 平蔵

「政府の報告書でこれほど中身がないものは初めてだろう。イノベーションが重要というだけで具体性がない。」
そうなんだよね、それが一番の問題です。まあ、竹中さんも閣僚じゃなくなったから好きなこと言うてます。

「国立大学はできるところから民営化すればよい。それぐらいのこと言わないと『改革なくして抵抗なし』に終わる。最終報告に期待したい」
「米シリコンバレーの教訓も学ぶべきだ。政府が関与しなかったからハイテク企業は生まれた。
検索エンジンのグーグルも関与がなかったから成功したといわれる。政府が支援して日本版グルができると官僚が思うならば、自ら独立して挑戦すればいい」
産業に政府が口出すとろくなことがない、とは昔から言われています。だからと言って何もしないわけにはいかんのでね。日本製検索エンジンは産学連携でやるんだよね。それはそれでいいんじゃないかな。

このインタビューでは別に「あぶないぞ」という気はいたしませんがな。最後だから前向きにまとめたと言ったところでしょうか。

記者が以下のようにまとめています。そのとおりと思います。
「高市科技担当相と竹中氏は、規制緩和や民間の投資促進策などが重要という視点で一致する。イノベーションを成長の柱に据えるという安倍政権の方針を、各省の予算獲得合戦に終わらせない強い指導力が高市担当相に求められている。」

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April 02, 2007

著作権保護期間の決着?

某ななえくんのブログを見て、

ああ、今日はエイプリルフールという日か、思い出した。

4月1日といえば、パテントサロンの新着ニュースである。

http://www.patentsalon.com/news/2007/0401/index.html

-----------------------------
著作権保護期間問題がついに決着
保護期間は 30年+10年×(子供の数)+5年×(孫の数) に

文化庁の諮問機関である「著作権保護期間問題に決着をつけるための小委員会」は1日,保護期間は著作者の子孫の数に応じて定めるべきとの報告書を発表した。

報告書は,著作者の死後50年と定められている現在の保護期間を,著作者の死後30年+10年×(子供の数)+5年×(孫の数)とするべきであるとしている(子供の数および孫の数は著作者死亡時のもの)。

例えば,著作者死亡時に子供が4人いた場合,保護期間は著作者の死後70年(30+10×4)となる。子供が1人の場合は40年(30+10),2人の子供と2人の孫がいた場合は60年(30+10×2+5×2)となる。

著作権の保護期間については,現行の50年を70年に延長するべきであるか否かについて,賛成派と反対派の間で意見が対立している。今回の報告書は,子孫の生活保障などの理由で保護期間の延長を望む延長賛成派と,保護期間の延長は著作物の流通を害する可能性があると指摘する延長反対派の双方の意見を考慮したもの。

さらにこの報告書では,子孫の数が多いほど保護期間が長くなるため,少子化対策につながるメリットもあるとしている。また,優れた著作物(ここでは収益性の高い著作物)を創り出した著作者ほど保護期間を延ばそうとすることが予測されるため,著作者として優れたDNAを持つ子供が増える可能性もあると述べられている。

一方で,この報告書の内容を懸念する意見も出ている。延長賛成派は,「医学の発達により今後さらに寿命が延びることを考慮すると,この報告書の保護期間では十分ではない。将来,機械の体をただで手に入れられるようになった場合のことを考えると,全く短すぎる」と主張している。

これ対し延長反対派からは,「賛成派の主張はおかしい。保護期間は著作者の死亡時を起点としているため,寿命が延びると保護期間は延びることになる。さらに,機械の体をただで手に入れた場合,保護期間が無期限になってしまう可能性さえある」との意見が出ている。

これらの意見に関して,ある自民党議員は,「人間に対して「機械」という言葉を使うのは問題をさらに複雑にする可能性があるのでやめてほしい」とコメントしている。
--------------------------

ふーむ、今年のもよくできているなあ。

アマサイはユーモアセンスもなく、ウィットにも富んでいないため、こういうのを書ける能力にあこがれちゃうなぁ。

「結婚報告」なんてあまりにベタなんで絶対しないけどな。

人のネタをコピーしただけの記事ですまんな。人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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April 01, 2007

書談:田辺聖子『残花亭日暦』

Zankatei
■『残花亭日暦』
著者 :田辺 聖子
価格 : \500 (本体 : \476)
出版 : 角川書店(文庫)
発行 : 2006.7
bk1

とむ影さんが紹介していらしたのアマサイも読んでいましたが、途中で辛くなって、読むのを止めてしまった。

NHKの『芋たこなんきん』もカモカのおっちゃんが亡くなって終わったし、また本書をひもといた。

どこまで読んだかなと思ったら、こういう箇所だった。

「夜おそく、誰もいないリビングで、私はスヌーにいってみる。スヌー、もうあーたんは死にたいよ。スヌーは垂れ目をきっとみひらき、<あーたん、そんなこと、おっしゃらないでくださいまし、あーたんになにかあったら、ぼくたち、どうなるのでせう。無責任なご発言と思ひますう・・・・>私はふき出したが、いっしょに涙もこぼれた。私にとっていつも、(実は)非現実的なこの子たちが、一ばんの現実」

o(;△;)o ぉぃぉぃぉぃ。。。。。。

これが泣かずにいられよか。涙で潤んで読めんがな。

がんばって、ページをめくったら、

「<かわいそに。 わしは あんたの。 味方やで>
--ここでわっと泣ければよかったのだが私は涙が引っこんで、思わず笑ってしまい
<なにも五七五でいわなくてもいいやないの、パパ!・・・それ、川柳のつもり?!>
うるわしい夫婦愛の愁嘆場がお笑いになって、彼もにやりとした。そして再びいう。
<アンタかわいそうや、いうとんねん>
<?>
<味方って?>
彼は疲れたように目を瞑り、口もとざす。静かだ。窓の外の夕焼けは蒼褪めて、トリたちが街の低い屋根の上を、声もなく渡っていく。」

うぅぅ。。。( p_q) 

これは、夜一人では読めん。

とやっと、今日、喫茶店で読み終わりました。

『芋たこ』でカモカのおっちゃんが死ぬとこは、本書にのっとっています。実際は半年ほど入院生活を送っています。それ以前に医者を引退していますから、テレビでは、闘病生活のあとしばらく二人で悠々自適の生活を送り、臨終を迎えるとなっています。タイムスパンは短いですが、これも現実のおっちゃんとおせいさんを踏襲しています。

現実のおせいさんは高齢の上仕事を抱えて、おっちゃんの病室にほぼ毎日通います。おせいさんもおっちゃんも戦っていたのです。でも、仕事があったから、看護もできたのかしら。ふーむ。半年、1年未満、という短期決戦?だからできたのでしょうか。どこの夫婦も多くは晩年にこういう戦いをするわけですね。苦楽共に合わせて、でございますねえ。

日記の名をかりたフィクションとしていますが、大半は事実でしょう。スヌーに愚痴をこぼしたのを含めて。

なんだかしんみりしつつも元気の出るエッセイでした。

文庫本を介しておっちゃんと同時代に生きていたことを誇りに思います。

田辺さんにはこれから1日でも長生きして、作品を残していただきたいと思います。

『芋たこ』で板尾なんたらやっていた町子の作家仲間って藤本義一だったんですね。それはそれとして、アマサイに1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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