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April 29, 2007

書談:折原一著『螺旋館の奇想』

Rasenkan
■『螺旋館の奇想』 (文春文庫)
著者:折原 一
価格 : \540 (本体 : \514)
出版 : 文芸春秋(文春文庫)
発行 : 2005.6
bk1

小池さんの短編集、アマサイ未読、が文庫出ていたので読んでいた。今までと同様、小池ワールドは満足できるものだった。

だがしかし、多くのラブストーリーにはオチがない、この作品集もそうである、当たり前のだが。
(小池作品にはミステリ仕立のも多いのだが、これはそうではなかった)
ちょっと今は刺激がほしいなあ、と手に取ったのは本書。

折原作品は T_NAKAさんが紹介していらしたので、気まぐれに買ってみたら非常におもしろかった。以来、そこそこ読んでいる作家である。

叙述ミステリとか呼ばれるもので、そんなのミステリじゃねえ!と嫌う人もあるらしいが、アマサイとは相性がいいみたいだ。

アマサイもすれてきているので、そうか!そうだったのか!とは思わないが、どっぷり折原ワールドに浸れるので、気分転換とストレス発散になる。ミステリが好まれるのはその点にあると思う。

老作家が、山奥の山荘に篭り、10年ぶりに長編ミステリの作成にかかる。担当編集者が1ヶ月1度程度ご機嫌伺いに行く程度で外界との接触は極端にさけている。講師をしていた小説講座の受講生の女性がやってくるあたりから、なにかが起こりそうな気配がする。作品は無事できた、らしいが、思わぬ事件に見舞われる。

全体としては三重くらいの入れ子構造になっている。最後に2,3回のどんでん返しが味わえる(←カウントに仕方は個々違うと思うので)

二晩か休日1日で読めるから、結構愉快な余暇になるのではないかと思う。「初心者向き」ではないというネット書評家もいるが、折原作品にはビギナーもなにもないと思う。たぶん、全作品、はずれはない。

綾辻の館シリーズにかけているとか、実在の作家を皮肉っているとか、レギュラー配役がいるとか、そういうことにはこだわらず楽しく読めばいいだけの話である。

好みの作家を発掘するとうれしいですね。ああ、また楽しみが増えると思えるから。人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
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