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April 16, 2007

書談:『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』

Shigerudebepre■『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法』
著者:松本 茂/河野 哲也著
価格 : \1,470 (本体 : \1,400)
出版 : 玉川大学出版部
発行 : 2007.3
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ちょっと違和感のあるタイトルである。
「読む・書く・プレゼン・ディベート」が一行に並ぶことはないからだ。
章立ては
第1章 テキストの読解と要約の方法
第2章 レポート・論文を書く方法
第3章 プレゼンテーションの方法
第4章 ディベートの方法
となっている。

学部で学ぶ程度の勉強ならば、今の時代独学で十分修得できる。放送大学は無料で授業を流しているし、対応する教科書も販売している。インターネットで検索すれば、大学の履修要項を見つけることができるし、それに対応する教材のみならず、授業そのものを動画でアップしているところさえある。公式の学位にこだわらないなら、本代だけで学べると言っても過言ではない。

しかし、論文・レポートの書き方は習って実際に書いてみないと修得できるものではない。当然、学卒程度であれば、レポートの類は書けるものと思う。が、しかし、実際は書けないのである。私の扱うのは発明提案書と呼ばれるものであるが、「おめぇは卒業研究して論文とか書かなかったのかよぉ~」と言いたくなるようなものが、大量に手元に来るのである。特許/発明ってなんだかわからない、という未熟な点を差し引いてもひどいのである。

発明の記載の仕方というのは、

・現状 ⇒ ・現状の問題点 ⇒ ・解決する手段 ⇒ ・実際にその手段を適用した事例
を書きさえすればいいのである。文学・哲学研究とかはわかんないが、理系及び社会学系の学問もこういう感じで論文とかできているんではないんだろうか。

おお、そして、あ~ら、不思議。ディベートで最初に行うスピーチ、立論もこのようになっているわけです。

事例:.原発全廃

○現状に問題があります。(内因性)
 原子力発電所で事故が起きています。
     ↓
○それは重要な問題です(重要性)
 作業員が死亡したり、周辺の環境を汚染します。
     ↓
○プラン(論題を肯定)を導入します。
     ↓
○前記問題が解消します(解決性)
 事故の根元となる発電所がなくなるわけですから、事故はおこりません。

つまり、ディベートの立論が作成できれば、レポートが書け、
きちんとした論理が展開できれば、レポート・論文は怖くない、というわけである。
プレゼンなんかはちゃんと筋が通っていれば、度胸とパワポの操作ということになる。
(^^;)
ということが書いてある本なのである。

大学生のための、と表題にあるが、社会人でも十分使える。
そして、ディベートを学ぶとビジネスに役に立つんじゃないかと思われている人を一読しておくといいかもしんない。


しげる先生、いつも著書を贈呈していただいてありがとざんす。じゃあ、今日も、人気blogランキングぷちっとな。【押す】
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