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June 28, 2007

『バンビ~ノ!』考

ってほど大げさなものではないのだが、
テレビドラマ『バンビ~ノ』が昨日最終回であった。ひさびさに楽しめるものだった。
単なる料理好きの大学生が、気楽な短期アルバイトと思って福岡から東京のイタリア料理店バッカナーレで働く。地元の店で料理をまかされているので、いっぱしの料理人のつもりで振る舞うが、プロの現場を目の当たりにして自分の力不足を痛感する。大学を辞めて本格的な料理修行を始める。といった話である。

近年には珍しく直球中の直球、スポ根にも似たど根性修練ものである。こういうドラマにありがちだが、「お前、まるで昔の人みたいだな、仕事ばっかりでいいのか。今しかできないことってあるんじゃないのか」なんて疑問を提示される。『巨人の星』だとこの解決に2ヶ月くらいかけるわけだが(*)、1シーズン10回ちょっとの平成時代では、20分くらいで、「いいんだ、これは俺の生き方だから!」なんて具合に落ち着く。

*確かライバルのオズマ選手に「お前も俺と同じ野球マシーンじゃないか」と言われて苦悩する星飛雄馬が描かれていたはず。

主人公の伴省吾という男も今どき珍しく、短絡的な情熱家である。挑発にすぐのってしまうかと思えば、先輩に諭されると、そうか、そうなんだ、なんて簡単に反省してしまう。ここまで単細胞はどうなのよ、って気がするが、松ジュンがやっているので全て許しますぞ、お姉さんは。

松本くんを主役に据えた点でこのドラマは成功してます。が、脇役を、これでもか、これでもか、固めるのは見事としか言いようがありません。

伴省吾(21歳) - 松本潤
宍戸鉄幹(55歳) - 市村正親(オーナーシェフ)
宍戸美幸(31歳) - 内田有紀(支配人)
日々野あすか(23歳) - 香里奈(料理人)
香取望(28歳) - 佐藤隆太(料理人)
桑原敦(35歳) - 佐々木蔵之介(副料理長)
織田利夫(34歳) - ほっしゃん。(ドルチェ担当)
妹尾雅司(20歳) - 向井理(厨房の見習い)
与那嶺司(35歳) - 北村一輝(給仕長)

遠藤進(60歳) - 山本圭(博多の料理店、オーナーシェフ)
高橋恵理(21歳) - 吹石一恵(伴の彼女)

内田有紀、蔵之介、北村の店の三人衆がトップ会談?とおぼしきミーティングをやっているのも効果的です。有紀ちゃん、『北の国から』の兄ちゃんと別れてよかったじゃん。

宍戸鉄幹は、ここで市村正親使うこともないのになあ、と思うくらい重量感がありました。

いつも半人前の役が多い隆太くん、ここではかっこいいではないですか。

香里奈さんという人、初めてみました(女優として認識したというべきか)が、いい感じのするお嬢さんですな。

恋人の恵理、けなげです。

Banbieeno

原作の方はまだ完結してないのでしょうか。続編をテレビ化してほしい気もしますが、半年、2クールくらいで、もっと緩やかにやってほしいものです。


で、いきなりイタリアに行くってどうなのよ、松本くん。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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アクセス数20万!

なんだか、先週達成されたみたいです。アクセス20万。
20million


いつもアマサイブログをご贔屓にありがとうございます。
2004年の秋に始めたから、2年半過ぎたわけですね。これも読んで下さるみなさんのおかげです。アクセス数とかぷちっとな、掲示板の書き込みなんかがなれければ、毎日書けませんわな、こんなもの(^^;)
このブログ一番楽しんでいるのはアマサイです。アマサイがおもしろいと思うもの、興味があるもの、に少しでもみなさんに共感していただければうれしいです。今後とも宜しくお願いいたします。

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June 27, 2007

『実験で学ぶBio技術』(4)(5)

ずいぶんと長い一両日中でありましたが、、、

【 遺 伝 子 組 換 え 実 験 】

オワンクラゲという発光性クラゲの遺伝子を大腸菌に組み込み光る大腸菌を作ります。
実験用キットで行うので極めて安全な実験です。


●事前準備(やっていただいております)
1.オワンクラゲから発光タンパク質を作るDNAを制限酵素で切り出す。
2.切り出した発光タンパク質のDNAをプラスミドに組込む(pGLO)。また。同じプラスミドに抗生物質(アンピシリン)に対する耐性の遺伝子もプラスミドに組込んでおく。


●実験

1.チューブに形質転換用緩衝液を分けておく。
[+DNA]と[-DNA]

2.大腸菌コロニーを[+DNA]と[-DNA]のチューブに入れる。

3.[+DNA]チューブにプラスミドDNAを入れる。まぜたらタッピング(*)をする。
*中指でパチンパチンとはじく

4.チューブは氷水で10分以上冷やす。形質転換緩衝液を入れた大腸菌は弱いので。
Bio07061601

チューブというのは、この講座で何度も使っているプラスチック製の小型試験管です。バイオ実験は大体これで行うのだそうです。



5.今度は42度のウォーターバスで50秒暖めた後また冷やす。

6.LB-Broth(培養の栄養;液体のLB地)を250mμl加え、10分間室温に置く
 この間に大腸菌は回復し、遺伝子の組込まれたものはアンピシリン分解酵素を作り出す。混ぜたら再びタッピング。

7.寒天を培養液の入ったプレートに[+DNA]と[-DNA]をそれぞれ入れる。
Bio07061602即ち、左から
1)+ DNA LB/amp amp:アンピシリン(*)
2)+ DNA LB/amp/ara ara:アルビノース(*)
3)- DNA LB/amp
4)- DNA LB
ができる。
アンピシリン:抗生物質の一種でペニシリンの仲間
アルビノース:糖の一種。今回はpGLOのスイッチを入れる役目。

8.大腸菌が均一に広がるようにプラスチックループで広げる。培地にきずを付けないようにやさしく、やさしく。


9.ひっくり返してテープで留める。37度を保った容器に入れる。はい、ではまた明日(24時間後)


●結果
めでたく
2)+ DNA LB/amp/ara 
の大腸菌の方々が光っていました。満足。
Bio07061701

実験待ちをしていたというのは、
1)+ DNA LB/amp
にアルビノースをかけたら光かな、ということで2時間ほど培養してました。それも一応光りました。
------------------
まあ、これだけ書くのにどれくらいかけているんでしょうね。終了後か翌日レポートしていれば、ちゃちゃちゃとアップできたのに。どうやったんだっけ、と考えていたら時間がかかりすぎました。

但し、学生さんのレポートだとしたら、プレート内でどのような化学反応が行われたか記載しないといけません。

おっきいお姉さん、お兄さんはまあ、こういうことで。


ふう、教材プリントを読んでやっと、こんなことやったんや、というのがよみがえってきました。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 26, 2007

特許は「ご褒美」ではない

セキュリティ修正が特許の対象に

 セキュリティぜい弱性を見つけるという行為は,困難な作業であるにもかかわらず,感謝されないことも多い。だがセキュリティ修正の特許権を取得する人々が出てきたことで,こうした状況が変わるかもしれない。

 研究者はぜい弱性を見つけるのに,膨大な時間を費やしている。だがつい最近までは,たまに自社製品のぜい弱性が明らかになったベンダーから公の場で感謝されたり,製品のセキュリティ・ホールを1つふさいだことでその製品の全ユーザーに貢献できたという満足感を得たりすること以外に,ぜい弱性を見つける努力が報われることはなかった。

 その後,米3Comや米iDefenseなど,ぜい弱性情報に代価を払う企業が現れた。ぜい弱性の発見者は,自らの努力の代価として現金を得られるようになったのだ。そして,3ComやiDefenseも,仕入れた情報を自らの顧客ネットワークに売ることによって,利益を得ているのである。

えーと、よくわからないですが、セキュリティの脆弱性というのは、バグとは違うのですか?バグは何かの拍子に誤動作をしてしまう。だから出荷する前にバグを取り除く。「製品のセキュリティ・ホールを1つふさぐ」なんか似てる気がするのですが。

まあね、ご褒美(この場合はライセンス料)がないと開発というのは進みませんわなあ。

公開されているFAQによると,「ベンダーはぜい弱性の真の価値,すなわちぜい弱性が修復されなかった場合にベンダーが被るコスト,に近い金額を支払うことを求められる」そうだ。そのコストがどのように計算されるのか,現時点ではまだ分からない。

顧客は正規のルートからソフトウエアを買った顧客は、それと別途、セキュリティ強化ソフトに金を払わなくてはいけなくなりますが。で、ITproさんのこの記事、タイトルが変ですな。まるで、今まで特許の対象にならなかったものが、拡大して該当するようになったかのようです。一応ソフトウエアは特許発明と認められているので、新規性があり、未公開であれば(日本には進歩性というのも必須要項ですが)特許になります。この分野のソフトはあまり出願されることがなかっただけでの話です。

欧州はまだソフトウエア特許に慎重派です。ソフトは特許にならん!というのはやりすぎですが、新しい分野の技術が特許可能なものとなると次から次ぎ問題が出てきますな。

もっとわからないのはバイオ特許ですが。

ビジネスモデル特許のような混乱が起きなければいいのですが。まあ、取り敢えず、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 25, 2007

『実験で学ぶBio技術』修了証

4回、5回が明らかに抜けてますが、なかなか書くのが面倒で、一両日中にアップする予定です。

以下は最終回に実験の結果待ちにやったものです。

1)バナナ1/2をビニル袋(ジブ○ックとか)に入れてぐにぐにぐにと潰す。

2)水150cc、食塩小さじ3で10%の食塩水を作る。

3)1)に2)を入れて再び袋をよく揉んで、食塩水とバナナをなじませる。

4)ペーパーフィルタで濾す

5)濾した液に食器洗剤1,2滴入れ、数回かき混ぜる。やさしく、やさしく。

6)5)に2~3倍のエタノールをゆっくり入れる。

7)このように白くもやもやしたものが、DNA、だそうです。
Bio070617ex1Bio070617ex2





1回目にやったのと同じですが、バナナだと大量に摘出できます(1回目はタマネギという「文脈」がありましたので)。


じゃーん、でいただいた修了証と先生・受講生との記念写真です。
Biofinish
別に何ら効力はありませんが、こういうのはうれしいです。わざわざ新宿高校の校長先生の名前で発行してくださった。由起夫先生と島藤先生に感謝です。

また、来年もやるらしいので、興味のある人はチェックしておきましょう。
(次回はもっと大々的?に宣伝するそうです)

突如としてバイオに興味を持ちました。これからも勉強したいと思います。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 22, 2007

書談:松本清張著『球形の荒野』

Kyoukeikouya■『球形の荒野』
著者 :松本 清張
価格 : \620 (本体 : \590)
出版 : 文芸春秋(文春文庫)
発行 : 2003.7
bk1

素敵な題名なのでいつか読んでみたいと思っていた。題名と同じくらい素敵なお話だった。

芦村節子は夫・亮一の学会出席に付き添い関西が赴く。その合間に一人奈良の唐招提寺を訪ねたとき、その芳名帳に大戦中の外交官だった亡き叔父・野上顕一郎の独特な筆跡を見た。名前は違っていたが、中国のある流派を組む文字体を書く者が、他にいるのだろうか。叔父は生きて日本に来ているのではないか。節子は、その思いを野上未亡人・孝子とその娘久美子にうち明ける。皆取り合わないが、久美子の恋人である新聞記者・添田彰一は、その出来事に興味を持つ。

清張作品に限らずこの時代の推理小説には、新聞記者が良く出てくるなあ、と思った。今のように芸者や旅館の女将、フライトアテンダントが探偵ができない時代(?)だからではなく、民間で一番情報収集力のあったのが新聞社に勤める者だからである。

今の新聞記者は、ソースのはっきりしない内容の怪しげな伝聞を平気で記事にしたり、素人のブログをそのままぱくったり、事実関係を確かめもせず科学的事実と偽って載せたり、権威ある肩書きの人と酒を飲むとインタビューしてきたと勘違いしたり、折角著名な学者と会ってもコミュニケーション技術がないもんだから、別のテレビ番組出演の所見を恰も自分で言質を取ったように書いたり、する人もいますからな。いえ、誰と言わないが。

結末は結構複雑な国際関係がネタとなっている。平成の今ともなれば、さもありなんという気がするが、発表した当時(1960年)はどのような反響があったのだろうか。清張は社会派作家らしく、戦争がテーマとなる小説を多く書いている。『砂の器』でも、先の大戦は重要なアイテムの1つのなっている。

本書はそんな難しい政治がらみのことよりも、あの時代、大黒柱を失った女所帯がどのように生活していたか、そっと教えてくれる。主が外交官だけあって、貧しくはないようだが、だからといって派手ではなく、慎ましく母娘が暮らしている。ときどき、親戚の節子などが来て、亡き主の思い出をひっそりと語らう。平穏だけれども、大きな欠落感を持って生きている。そんな情景が胸に迫ってくる。

顕一郎はさぞかし、妻に会いたかったであろう。しかし、彼の理性が対面することだけはぎりぎりくい止めた。それは彼女を最も不幸にしてしまうことだからだ。そんな思いを胸に父とは知らずに(でも心の奥底では感じていたに違いない)、娘と一緒に歌う「七つの子」はなんともしれない情緒がある。

メインキャストの添田彰一が野上家に入ったとき、顕一郎の欠損が補修されるのかもしれない。

これは、映像化したらものすごくいいだろうと思ったら、やっぱりなってました。
球形の荒野(1975) - goo 映画

清張ファンにはシャーロキアン、みたいな素敵なネーミングができないか、考え中。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 21, 2007

映画『ハリウッドランド』

Hollywoodland■ハリウッドランド(HOLLYWOODLAND)
製作年/国: 2006年 アメリカ
監督:アレン・コールター
製作:グレン・ウィリアムソン
脚本:ポール・バーンバウム
キャスト:
エイドリアン・ブロディ、ダイアン・レイン、ベン・アフレック、ボブ・ホスキンス
公式サイト:http://www.movies.co.jp/hollywoodland/

50年ほど前にTV「スーパーマン」の主役俳優George Reevesが射殺死体に見つかるという事件があったそうだ。ジョージは、スーパーマンのイメージが強すぎて、それ以降の映画が出演がままならず、それを苦にして自殺したと言われている。出世作がTV番組というのも、映画全盛期では仇になったようだ。また、一方で、彼は自殺などしない、他殺ではないか、とも囁かれてもいる。

本作は、そのジョージ・リーヴス(ベン・アフレック)の死因を追求する私立探偵ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)の目から、事件の前後が映し出される。

Hoolywoodland2ジョージは、『風と共に去りね』で端役をして以来大作に恵まれずにいた。MGAの重役夫人トニー・マニックス(ダイアン・レイン)にパーティで近づいたのもなんとかコネをつけたいということであった。トニーといい仲になったジョージ。テレビでスーパーマンの主役に抜擢される。名声とともトニーのヒモのような生活に嫌気をさしてくる。トニーから与えられた家を出て自活し始め、当然のことながら新しい恋人もできる。ジョージとトニーとトニーの夫、そしてジョージの新しい恋人の四角関係の中に、ジョージの死の原因があるらしいことは、前半で一気に語られる。

事件を追うシモの私生活も訳ありだ。妻と離婚し、息子(5歳くらい)とはたまにしか会えない。その息子が「スーパーマン」の死にショックを受けているようだ。自宅兼事務所に帰れば若い恋人が待っている。しかし、彼女とラブラブ、というわけでもなさそうだ。舞い込むのは金にならない仕事ばかり。目下の案件は神経症(らしい)の男から頼まれた妻の浮気調査である。この調査は、ストーリーの複線となっている。

おもしろいっちゃおもしろかったが、イマイチすっきりしない。謎が暴かれたのではなく、仮説がいくつか提示され、シモは、調査を中断する。シモにもいろいろなことが重なり、探偵生活に疲れ、もうちょっとまともな生活に戻ろうか、と思案するところで終わるのである。

どうせ、フィクションなのだから、スーパーマンを殺したのはこいつだ、暗示してもよかったのではないか(見ようによっては正しい仮説は一義的に断定できるかもしれない)。TVスターの私生活と一介の市民の苦悩を重ね合わせるのはいいと思うが、アマサイは、そこにもなにかしっくりこない感じがした。同じようなシーンが複数回出てくるからだろうか、>ジョージの私生活。サスペンス調に徐々に死因に近づく方がよかったと思う。依頼中の浮気調査の経緯ももう少し使いようがあったのではないか。まあ、これも監督がベタなスキャンダル映画にしたくなかったからかもしれない。

しっかし、エイドリアン・ブロディ、怪しく安っぽいいい加減な探偵役、嵌りすぎ。

実際のジョージ・リーヴスはこんなおっさんです。

さすがにTV版スーパーマンは知りません。クリストファー・リーブのは全シリーズ映画館で見ました。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな、して上げてください。【押す】
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ウィキペディア/Wikipedia

ウィキペディアの信頼度が低いということはわかってはいる。しかし、ブログにちょっと挿入したい用語解説なんかはまとまっているのは、他にない場合が多い。以前は警戒して、ブログの引用には使わないようにしていたが、最近はめんどくさいので、これくらいなら、まっいいかと載っけてしまう。URLを埋め込まないのは、表示が長いので、タグを付けるのも結構たいへんなので、ウィキペディアでーす、と書くだけにしている。そもそも、その用語をぐぐると一発で出てくるものだし。

ディベータの皆さんは、試合では証拠資料として引用しないように。まあ、大抵の大会の引用規定(作者がどのような人かわかっていること、作成された日付が明かなこと)には外れるので、使えないと思うけど。

英語版は日本語よりもましらしい(本家とも言うべきか)。竹内薫さんもそう言っていた。英字でぐぐるとまともな説明に出会える確率が高い。まあね、執筆者の量が日本語とは違うものね。質は量から生まれる。

学習院大の田崎さんが、書いているように、専門以外のネタは、おもしろい。巽くんもなんかおもしろがってなんかかいていたなあ。


「見た目は Wikipedia と似ていて、もちろん、web 上で無料で公開されている。ただし、選ばれた専門家だけが執筆できて、しかも、ちゃんとレフェリーがついている。」という専門家によるフリー百科事典もあるようだ。

使用者としては、違うものを別に作るよりも、現行ある、ウィキペディアをなんとかしてもらった方が便利なのだが。

というと専門家のチェックが必須になり、誰にやってもらうかってなるとフリー百科事典ではなくなってしまうよね。素人科学者アマサイとしては、独学でやっている人が物理の項目なんか書いてもらって田崎さんみたい人がお墨付きしてくれれば、なんかネット社会っていいですよね、ってことになるんだけどね。

でも、サイバーワールドが成熟してくるとそれもあるんじゃないかと思います。だって、インターネットなんてせいぜい10年ちょっとの歴史ですからね。よくぞここまで、進歩したと前向きに考えてもいいんじゃないかと思います、はい。

百花撩乱/百花斉放ってのがインターネットの良いところだとは思いますが。人気blogランキング自然科学部門へ1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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June 19, 2007

書談:熊野純彦著『メルロ=ポンティ』

Merurokumano■『メルロ=ポンティ 哲学者は詩人でありうるか?』(シリーズ・哲学のエッセンス)
著者 :熊野 純彦
価格 : \1,050 (本体 : \1,000)
出版 : 日本放送出版協会
発行 : 2005.9
bk1

先々週くらいに読み終わった。100頁ちょっとのものであるが、内容は濃かった。話が網羅的ではなく、主著『知覚の現象学』に絞ってあったのがよかったのかもしれない。

船木亨さんのは、なかなか本題に入らない感じでちょっといらついた。本書でワンステップついたので、船木ちくま新書⇒現代思想の冒険者たちで読んでいこう。ああ、ちくま学芸文庫のコレクションも忘れずに。

シュナイダーの症例・幻肢からどのような身体論を導き出したかったか、とか、
描写された図面、遠近法や立体図示と実体物の差異、なんかがよく説明されているが、それと彼の哲学の関わり合いが理解できた。
(立方体を図示したとき、我々はなぜ、実物の立方体を想致できるか、なんて何かおもしろいんだろう、と思っていた)

しかし、また、メルロ=ポンティの実際の文章は、他の哲学者たちと同様に、難解である。それに対して本書は非常にわかりやすい。時々、哲学者の説をわかりやすく、「翻訳」してもよいものだろうか、と思う。

難解な絵画とか、音楽とか、この世には多く存在する。しかし、それを解説することで理解できるだろうか。哲学は言語でできている。その解説を言語ですることに意味があるだろうか。ならば、絵画を絵画で、音楽を音楽で解説することは可能であるだろうか。よく語られることであるが、本書が優れていた故に、そのことを強く思った。

・哲学者の業績を記述するのも難しい。取り敢えずウィキペディアにはこうある。

モーリス・メルロー=ポンティ(Maurice Merleau-Ponty, 1908年3月14日 - 1961年5月4日)は、フランスの哲学者。現象学を学び、その発展に尽くした。

彼の哲学は「両義性の哲学」「身体性の哲学」「知覚の優位性の哲学」と呼ばれ、従来対立するものと看做されてきた概念の<自己のの概念>と<対象の概念>を、知覚における認識の生成にまで掘り下げた指摘をしている。 例えば、「枯れ木」があるとします。 子供の頃(最初に見た時)は、「枯れ木」という存在を眼で見て、「枯れ木」は<名前のない現象として>知っていますが、「枯れ木」という言葉(記号)を知って初めて、恒常的に認識出来るのですね。そして、「枯れ木」という現象が「枯れ木」というものの(同一言語下で)共通した認識を得るのですね。

≪それは、「枯れ木」を含む場景を見て知っていたが、「枯れ木」という言葉を知らなかったので、「枯れ木」を知らなかった。≫という言葉に理解を求めたい。

今は本を読む時間がとれるので幸せです。ああ、本の紙魚になって暮らしたい。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 18, 2007

セメントは電気を通しますか?

セメントが超電導に!? ―― 東工大と理化研が発見@日経Tech-On

プレスリリース

石灰(カルシウムと酸素の化合物.化学式CaO)と酸化アルミニウム(アルミニウムと酸素の化合物.Al2O3)は,教科書類にも記載されているように,電気を流さない代表的な絶縁体である.これらの複合酸化物である12CaO・7Al2O3(以下C12A7)も良質な絶縁体であり,また,アルミナセメントの構成成分として広く使用されている.C12A7結晶はナノポーラス構造をとり(図1),直径0.5nmの籠の中に,酸素イオンが包接されている.

研究グループでは,これまでに,籠中の酸素イオンをすべて電子で置き換えることにより,室温・大気中で安定な,C12A7エレクトライド(エレクトライド:電子が負イオンとして振舞うエキゾチックな化合物)を実現し,室温付近では,金属的な電気伝導を示すことを見出してきた.今回,C12A7エレクトライドが,低温(約0.4K)において,電気抵抗がゼロとなる超電導状態に転移することを発見した.

こうなると、教科書の記述って変えないといけないんですかね。こういう例って多いと思うんですけど。※印でもつけて、特殊な操作をした場合は、と書くのでしょうか。

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以前記事にした東大の篠田裕之先生の成果も載ってました。

「無線でも有線でもありません」,NICTと東大が「二次元通信システム」を開発
「電気信号の伝送媒体として専用の平面シートを用いる技術で,通信だけでなく電力の伝送も可能である。無線周波数がひっ迫する中,無線を使わない新しいワイヤレス通信の伝送媒体として利用できるという。」

ナノテクはおもしろいですなあ。昨日の大腸菌のコロニーですが、無事に出来ていました。詳細はもう少しお待ちください。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな、して上げてください。【押す】
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June 17, 2007

新宿三丁目

新宿三丁目に通うのも今日が最後ってある。
って、チョー地元なんでいつでも行けるだろう。
って、行かないんだな。都会育ちのくせに人ごみは嫌いだから。

昨日、帰りに世界堂によってみた。絵を描かなくても画材屋さんは見てて楽しいよね。
で、こんなものを買いました。
Nurie

前からこういうのほしかったのだが、持っててもする時間がなかったので。休み日はこれに時間を費やそう。でもボケ防止みたいに言われてるってどうなの、大人の塗り絵。アマサイは、以前から絵心にない人にも楽しめる美術として愛好していたぞよ。
そのころには、大人用がなかったので、子供用でしたが。

「すぬーとかドラゴンボールのやつだよね、アマサイちゃん」

疲れたからお茶でも、ってベローチェ入ったら、これだよ。
Tennai2

ベローチェで並ぶってありえねーだろ。まあ、すぐ席に案内してもらえたが。おいおい、子供が駆けずり回ったり、赤ん坊が泣いてるよ。しょうがねーか、休日の新宿だから。

おお、鎌倉シャツの支店、ここにあっただすか!

暑いんで、半そでもいるかなと思ったんだが、イマイチですな。時期がちゅうと半端なのかな。うん?いや、今は夏ものだろ、品揃えに納得いかん。アマサイは夏でも大抵長袖です。どこでも冷房効きすぎるくらい効いているから、それがちょうどいい。

夏向きの長袖は、衣替えの前にここの新宿西口店で買いました。

おお、ガッコに行く時間だ。大腸菌は無事に育っているだろうか。
報告は明日以降に。

Bio講座での遺伝子組み換え実験の話です。じゃ、今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 15, 2007

YouTubeってさ、、、

YouTubeって便利ですね。って今更。
はっしー帝國さんのとこで、YouTubeのリンクを辿っているうちに、こりゃ、いろいろ楽しめると思い、ありし日のWham!ジョージ・マイケルくん
(同性愛者と発表してなかった頃、何も男性と正式結婚することはないのに)やカラオケでマスターしようと思っている「I'VE NEVER BEEN TO ME」を歌うシャリーンとかの姿を見てご満悦です。

勢い、パーソナルな懐メロ大会になってしまったのでした。
そこで思い出したのが、ジャニス・イアン。ふる~いテレビドラマですが『岸辺のアルバム』のテーマソングに「Will You Dance ?」が使われ、一定年齢層でジャニスを知らない人でも、あのオープニング画像を見れば思い出すことでしょう。

このドラマ放映時には、さほど話題にならず終了していった。脚本家として山田太一が有名になるにつれて、幻の?名作みたいな扱いになったようだ。アマサイもだいぶ経って平日の再放送になってからみた。

* * * * *
まあ、そういう話はどうでもよくて、著作権侵害のおそれがあるにも関わらずYouTubeがあるのはなぜなんだ。中国の権利意識の低さを笑えないだろう。先進国のみなさん。

ユーチューブ、動画を特定する”指紋”技術のテスト開始へ

ユーチューブは、タイム・ワーナー(NYSE:TWX)やディズニー(NYSE:DIS)などメディア企業とともに、動画投稿サイトのクリップを見分けるための高度な動画特定技術のテストを1カ月以内に開始する。
ユーザーがユーチューブのサイトに動画を転送しようとすると、提携会社がオーディブル・マジックに認証した楽曲の指紋とその音声が一致するか、この指紋技術が点検する。マクシー氏は、指紋が一致した場合、レコード会社は「圧倒的に多くの場合」ユーチューブに楽曲の使用を許可する、とした。この場合、レコード会社はクリップが配信された際に広告を掲載し、著作権保有者と収入を分配できる。
マクシー氏は、提携する著作権保有者が配信を望まない楽曲を含むクリップをユーザーが転送しようとした場合、こうした動画がサイトに二度と現れないように自動的にブロックするために、ユーチューブは音声指紋技術を利用している、と指摘。このブロック行為は「フィルタリング」として知られている。

現時点では、時間の短い動画のみアップでき、著作権者からのクレームついたら削除するというゆる~いルールになっているらしい。この指紋技術もどの程度効果があるんでしょうね。

っていうか、誰しもが、著作権の問題があると認識しながら、利用しているってどうよ。が、しかしね、著作権法を全ての著作物に適用とね、実はすごいことになってしまうんよ。そのアンチテーゼでもあるんかな、YouTube

* * * * *

顧問扇子に「外山×都議選」とかで検索すると面白い画像が見られるよ、と聞いたので帰ったらやってみよう。

著作権法は特許法とは比較にならないほど多くの問題を孕んでおりますな。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 14, 2007

書談:佐倉統著『進化論の挑戦』

Shikaronchousen
■『進化論の挑戦』
著者 :佐倉 統
価格 : \630 (本体 : \600)
出版 : 角川書店(角川ソフィア文庫)
発行年月 : 2003.1
bk1

『総合情報学』の参考文献になっているので読んでみた。佐倉さんの著作や共著はいくらか読んでいた。『現代思想としての環境問題-脳と遺伝子の共生-』(中公新書)なんかはおもしろく読めた。生物学者(*)ってこんなこと考えてんのか、と科学史学徒としてのアマサイに少なからず影響を与えた。ご多分に漏れず、内容はすっからかんに忘れてしまったが。

*心理学専攻でサルの生態を研究していて、その後、三菱化学生命科学研究所のポスドクとなるので、生物学者でいいんだと思う。HPには「専攻は進化生物学だが、最近は科学史から先端科学技術論まで手を広げて、何が専門なんだかよくわからない状態」と書いている。まあ、今は社会学者ってカテゴリにしてもいいと思うが。

で、本書。まだ途中である。後半から読み始めて、最終章→中間章から1章へ向けて遡ってページをめくるという変則的にやってます。基本的におもしろく興味深い。なんだけれども、社会学とか心理学ってどうもなあ、とアマサイは思ってしまう。

例えば、都市部で「人はどれくらい親切か」という調査を行う。通りすがりの人に「駅はどこですか」とか「両替してもらえませんか」とか言うのである。そうすると大抵の人は好意的に答えてくれるというのである。これはなぜだろうかと考える。家庭や学校で「人には親切にしよう」と教育することはあるだろう。しかし、なぜ親切にするように教えなくてはいけないのか。そう考えると、人に親切にするよう元々遺伝的にプログラムされているのではないか、と記載されている。[本書187-188頁]

また、どこの国の人でも自然を愛でる特質がある。これもまた人間には自然を好むことは遺伝的に決まっているのではないか、と主張されている。[本書221-223頁]

ふーむ、他の論理で説明できないと、遺伝的に、か。そう言われると、ニセ科学支持者と論と似ていると思うのは、私だけσ(^^;)。

これは科学で説明できないではないか、ならば、オーラが作用しているから、水は言葉を知っているから、という言説と似ているような。

もっとも、ここだけ切り取られると、怪しい感じがするが、「第三章 社会行動の影に遺伝あり」「第四章 人はなぜそう振る舞うのか、」に社会進化論の考え方が書いてあるので、そこを踏まえれば、さほど不可解な話ではないのかしれない。

まあ、我が愛する物理学においても、宇宙論を語るばやい、新しい数学が創造されれば、新しい宇宙論が見いだされる、数学的に存在するものは実在する、と聞いたときはかなり眉唾だなあ、と思ったものだ。わたくしの頭の中にあるものは、その外の世界にも実在するなんて感じで、なにか教祖様のお言葉のようであります。

最先端は誰も知らないわけだし、少し怪しい香りのするのが、サイエンスなのかな、と最近思ったりもする。

Moshasnoo
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June 13, 2007

光を反射しないガラス表面

産総研と松下、光を反射しないガラス表面を開発@日経ビジネス

経済産業省傘下の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、光の反射率を1%以下と従来の10分の1以下に低減するガラス表面の開発にメドがついたと発表した。デジタルカメラやビデオカメラ、DVD駆動装置などのレンズをはじめとする、様々な光学部品に利用できる。

あっちゃ、こっちゃの科学ニュースで、取り上げられていますが、結局NEDOさんのプレスリリースが一番わかりやすく書かれているという事実。
ここでも

NEDO:超精密モールド法で光学ガラスの反射率1%以下を実現(世界初)

 デジタルカメラでは、フレアー(2)やゴースト(3)の原因となるレンズの表面反射をできるだけ減らす必要があり、これまでは反射防止コーティングが用いられてきました。しかし反射率や入射角度依存性を抑えたり、波長域を拡げるためには、非常に多層のコーティング膜が必要となり、工程が複雑で高価なものとなってしまいます。

 レンズなどの表面に光の波長よりも小さい2次元構造を形成することで、広い波長域、入射角範囲で反射防止の効果があることは従来から知られていました。しかしそのような微細なパターンを形成することは非常に難しく、半導体プロセスや樹脂のナノインプリント(4)による取り組みが一部でなされているのみで、ガラスに適用された例はありませんでした。

 本プロジェクトでは、ガラス表面に光の波長よりも[1]小さな微細構造を高精度に成型するための基盤技術を開発してきました。本技術を用いれば、人間の目に見える光の波長よりも小さな周期構造を、1次元的あるいは2次元的にガラス表面に瞬時に形成でき、これまで、反射防止コーティングでしか対応できなかった光の反射率の低減化が図れます。

弊ブログでもすぐにネタにしようと思い、関連ありそうな特許公報を読んでいたのですが、なんか面倒になってやめました。どうも、光学技術はさらっと読んでさらっとわからりませんなあ(仕事なら仕方なしに一所懸命読みますが)。ぽろっとなんか言って、違ってたらハジ!なんで、引用に止めておきます。

この技術は将来我が社にも関わってきそうです。

光学技術は何百年の花形ですね。まあ、取り敢えず、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 12, 2007

『実験で学ぶBio技術』(3)

由起夫先生、島藤先生、Boi講座受講生のみなさん、こんにちは。アマサイです。私の本名はこの画面のどこかに示唆されております。えーと、つまり、あの時自己紹介でブログのことを話した人です。ちょっと遅れましたが3回目の報告をアップします。
------------------
3回目はクラマトグラフィの実験をしました。

この説明のウキペディアの記載は正確なんじゃないかな、と思います。

クロマトグラフィー (Chromatography) はロシアの植物学者ミハイル・ツヴェットが発明した、物質を分離、精製する技法。クロマトグラフィーは色(ギリシャ語で chrōma)を分けるといった意味合いを持つ。これは、ツヴェットがクロマトグラフィーで植物色素を分離した際に色素別に色が分かれて帯ができたことに由来する。
薄層クロマトグラフィー(はくそうくろまとぐらふぃー, TLC Thin-Layer Chromatography)はガラスの板の上にシリカゲル、アルミナ、ポリアミド樹脂などを薄く張ったもので、主に、反応の進行状況を迅速に確認したり、カラムをする際の分離条件の検討や、分離の確認に用いられる。

で植物の成分を分析します。

パセリやミントなんかが用意されてましたが、お手伝いに来ていた生物部の生徒さんが「海苔はやったことないっす」と言われてたので、チャレンジ精神旺盛な?アマサイは浅草海苔やってみました。

1)海苔を小さくちぎってシリカゲルと一緒に乳鉢でごりごり削ります。
(細かくしないと分析できないのと水分を減らした方が溶解液によく溶けるからです)

2)1)をマイクロチューブに少し入れてエチルエーテルを加えます。よく攪拌します。攪拌が十分でない場合は、遠心分離器にかけます。

※以下の作業が終わってから人参もやってみました。
Bio0706094Bio0706093Bio0706092






3)2)の上澄みをマイクロピペットと吸い上げ、シリカゲルプレートに少量落とす。

4)石油エーテルとアセトンの混合液を試験管に2cmほど入れる。3)をこの試験管にいれる。

すると、液がぐんぐん登ってきます。
写真を撮ったのだが、ぐんぐん上がってくるのは、識別できなかったのでアップしません。
で、できたのが、これ(明るさを調整したのだが、これが限界である)。
Bio0706091

これから何がわかるかというと、緑のがクロロフィルaとb、橙のがβカロチン。パセリ組、ミント組と比べてもクロロフィルのある場所というのは同じで、海苔も葉緑素を持った緑色植物であるということです。人参は緑の色素は現れないのでクロロフィルはないということですな。>光合成してないもんな。

高校生物でポピュラーな実験らしく、HPにアップしている先生が多いです。
森田保久の高校生物関係の部屋

これも、なんちゃないって言えば、なんちゃない実験ですが、大人になってやると楽しいのですね。こういうものに触れていないので新鮮、というのと、長年の経験から、「なるほど・なるほど」という気持ちが深いのです。年齢ともに感受性が衰えるというのは一面的なことですな。科学への探究に年齢は関係ありません。いつでも、Ah!Ha!の心で。

次回はいよいよ遺伝子組み換えの実験です。

アマチュアサイエンティストの育成こそ、日本教育の課題です。まあ、取り敢えず、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 11, 2007

ソシオ・メディア論@『総合情報学』

昨日は、情報学の参考文献を求めてジュンク堂池袋本店へ。1時間くらいで済まそうと思いましたが、3,4時間さまよっていました。本屋でゆっくりできるのは久しぶりでしたので。

で、表題。

NTTコムウエア

 「ソシオ・メディア論」という言葉を僕が最初に提唱したのは、1996年初頭に出版した『20世紀のメディア①エレクトリック・メディアの時代』(ジャストシステム)での巻頭論文でした。1冊の本を責任をもって編むのははじめての経験でしたが、巻頭に全体を束ねる論文が必要だろうと考え、そのなかで一種のキーワードとして掲げました。  そこで言っている「ソシオ・メディア論」というのは、メディアやメディアの社会的な影響を、従来のように技術の進化に軸足を置いて考えるのではなく、ダイナミックにうごめく日常生活の網の目の中で見ていこうという考え方です。

ぐぐると同じ人の名前が出てきます。水越伸・東京大学大学院情報学環教授の造語のようですね。

 僕があえて「ソシオ・メディア論」という言い方をしたのは、特別な意図があったからです。大きく分けると二つあって、一つには従来、メディア研究というと、技術論が先行して社会という網の目のうごめきに着目した研究は非常に少なかったこと。技術論が8割方を占め、僕らのような考え方は2割といった比率です。これは日本に限りませんが、僕はあえて誰もやらない分野をやろう、逆サイドに走って旗を立てておく必要があるのではないかと考えたわけです。  もう一つの意図は、僕らが社会のうごめきの中にいる以上、僕ら自身の考え方や分析の視点も、そのうごめきの中に飲み込まれながらやるべきだという自覚を表明したかったことです。

印刷教材には以下のような図で示しています。

「SocioMedia.vsd」をダウンロード

『総合情報学』123頁

テクノ・メディア論が技術から社会へ向いているものに対して、ソシオ・メディア論は社会から技術に向いています。テクノに対して、文系のメディア論と言われる所以です。

メディアリテラシーの考え方にも通ずるものがあります。

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June 10, 2007

書談:山下和美著『天才柳沢教授の生活 25』

Yanagisawa25■『天才柳沢教授の生活 25』
著者:山下 和美
発行:2007/5/23
価格:¥ 540 (税込)
出版:講談社

ふう~、帯どおり久々の新刊です。戦後復興と柳沢良則の青春?は悪くないのですが、ああ、長く続くとねえ。作者、山下さんの何か思い入れがあるのでしょうか。読者の評判がよいとは考えられないのですが。

漫画の主人公は年をとりませんが、最初の想定でいうと柳沢教授は80歳を越えているのではないでしょうか。まあ、それはいいでしょう。 世津子もヒロミツくんも留年しているわけでもないのに、いまだに大学生だし、孫の華子もまだ幼稚園言っているし。

アマサイは、教授と学生とのエピソードが好きです。教育に情熱傾ける教授の本来の姿ですね。

記憶力は優れているけど、自分の考えを表現できない学生に、メモリがあれば、そこから創造性が生まれると諭したり、

どう見ても、思考力が人より劣っていると思われる男子学生に、彼は粘り強く、答えが出るまで考え抜ける卓越した能力があると評価したり、

こんな先生が学科に一人はいてほしいものです。

今回は、父親の死を境に引きこもってしまった青年です。彼は父親に厳しい叱咤を受けて育ってきました。それがなくなってしまってタガが外れたようになってしまったのです。久しぶりに大学に行きますが、彼に親しく近寄る者はいません。当然、柳沢教授の授業に出てもやる気などないし、宿題のレポートなどやっていません。しかし、教授は彼に予想外の言葉を投げかけます。叱られて育ったかれにとっては、教授の対応に納得がいきません。彼は教授に自分の身の上を話します。「お父さんはなぜ君にそのような態度をとったのだろうか」と考えさせます。そして、彼は亡き父の部屋で父の本当の姿を知るのです。

柳沢教授はよく言いいます。「なぜ君はそのような言動を取るのだろうか。きっと理由があるはずです。私はそれが知りたい」

人間は無意味な行動、理屈のつかない言動をするものです。しかし、なぜそうなのだろうか、と考えることはコミュニケーションの第一歩なのではないか、とこのエピソードを読んで思いました。

『寿町美女御殿』の次も早く読みたいです。↓昨日は久しぶりに放送大学本部のある幕張まで往復しました。疲れマスた。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 08, 2007

情報学のお勉強

今期は『総合情報学』というのを取りました。
複雑系を勉強しているときは、
「おお、アマサイは複雑系科学に向とるんじゃないかぁ!」
と思いましたが、今は
「おお、アマサイは情報学に向とるんじゃないかぁ!」
と思っている次第です。

学際的なものが好きと言えば聞こえがいいですが、文系も理系も極められない中途半端な奴ってことだな。
(^^;)

情報学とわざわざ呼んでいるのは、情報という概念が、工学では収まりがつかず、経済学、社会学、生物学など、いろんなアングルから解析しないと捉えきれなくなったからである。

アマサイは、情報学の出現が遅すぎるくらいだと思う。むしろ、主にビット単位で、解析するコンピュータ科学を情報工学/科学などと呼び、科学技術だけに担わせてきたことがおかしいと思うのだ。

Sogojoho
・主任講師
中島 尚正(産業技術総合研究所理事)
原島 博(東京大学大学院教授)
佐倉 統 (東京大学大学院助教授)

と書いてあるが、このテキストを特徴づけているのは、なんと言っても佐倉統(おさむ)さんだろう。進化論的情報学というユニークな視点で講義をしている。
(彼のオリジナルというわけではないだろうが。それにしても佐倉センセ、まだ助教授だったんですね佐倉センセ今年教授になられました。)

15章のうち6章が佐倉さんの担当である。

6)情報と組織
・情報化時代の経営学 ・組織論、企業戦略、顧客関係
・ネットワーク・ビジネス ・セキュリティ
8)情報化時代とメディア
 多様なデジタルメディアの普及が、メディアの世界にどのような変容を引き起こしつつあるのか、今後、メディアの世界と我々はどのような関係を構築できるのかを、ソシオ・メディア論を軸に、ビデオ・ジャーナリズム、メディア・リテラシーなどのキーワードを織り込みながら展開する。

※9章以降はこれから勉強します。
11)ロボットと情報 科学情報の流通のあり方と併せて、
12) 情報と脳
13) 情報と生命科学
14) 情報化社会と人間 情報化技術が人間をどう変えるか

中間レポートの学習範囲である8章まででおもしろかったのは
・ミックストリアリティ
・ソシオ・メディア論
であった。

煩雑になるので次に書きます。

レポート間に合わなくて、仕事が終わったら幕張の本部まで届に行くよ。とほほほ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ミックストリアリティ

ミックストリアリティ

ミックストリアリティ(Mixed Reality,複合現実感)とは、現実世界と仮想世界を継ぎ目なく融合させるものであり、現実世界の情報にコンピュータ内に構築された人工的な仮想空間の情報を付加させる新しい技術です。 石川研究室では、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mount Display)を用いて、実空間の情報を補助/強化するようなシステムの構築を行っています。 [九州大学石川聖二研究室]

『セカンドライフ』なんかもミックストリアリティと呼ばれているそうです。

【レポート】見えるものが本物だ! バーチャル・リアリティからミックスト・リアリティへ(1)

仮想的な現実として知られるVirtual Realityは、いま、現実との境界を曖昧にして、現実と区別がつかない世界の実現へと向かいつつある。単に、コンピュータの画面のなかだけで完結するのではなく、現実世界へと侵食し始めているのだ。このような進化を、Mixed Realityと呼ぶ。Mixed Realityでは、現実空間とCG、実写映像とCGなどを同時に表示することで、すべて「画面のなかだけで処理する」Virtual Realityから、大きな転換を見せ始めた。

グローブインターフェースとかウエアラブルPCなんかはもミックストリアリティです。

トロント大学のミルグラムによれば、ミックストリアリティは以下のように表示しています。
「Reality.vsd」をダウンロード

私たちの思っているVRはMRということですね。

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June 07, 2007

取り敢えず訴訟は避ける方向で、

訴訟続くソニー、今度はデジタルセキュリティ特許で訴えられる

カナダのデジタルセキュリティ企業Certicomは、5月28日の週、同社の楕円曲線暗号の特許を侵害したという主張でソニーとそのいくつかの子会社を相手に訴訟を起こした。
 楕円曲線暗号は電子デバイス間の通信を保護する手段として利用でき、盗聴や信号の改変を防ぐ。CerticomはソニーのAdvanced Access Content System(AACS)とDigital Transmission Content Protection(DTCP)の仕様の利用が同社の特許を侵害していると主張している。

なんか、訴訟続く、とか書かれてます。

2件のうち、1件はこれでしょう。
* * * * * * * * *
特表2002-533787号
【発明の名称】楕円曲線上での暗号操作の速度を高める方法
-------------------------------
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
楕円曲線暗号 化(ECC)は、この計算問題を解決する。ECCでは、鍵および証明書のサイズを縮小することができ、それによって、必要なメモリが低減し、コストが著しく節約される。ECCは、コストを著しく削減することができるだけでなく、次世代アプリケーションにおけるスマート・カードの普及を促進する。また、ECCアルゴリズムによって鍵サイズを縮小することができるが、より大きな鍵を用いる他のアルゴリズムと同じレベルのセキュリティが維持される。
【0014】
しかし、暗号化装置の低い生産コストを維持しながら情報転送速度を高めるために、依然として、鍵に対する計算をより高速に行う必要がある。
【0015】
楕円曲線上の点の倍数を算出することは、楕円曲線暗号 化で最も頻繁に実行される計算の1つである。このような計算の速度を高める1つの方法は、事前計算された点の倍数のテーブルを使用することである。この技法は、点が事前にわかっているときにさらに有用である。しかし、未知の点の倍数が必要になる場合がある(たとえば、ECDSA検証)。したがって、点乗算を容易にするシステムおよび方法が必要である。
* * * * * * * * *

Crotty氏によれば、Certicomはこの件についてかなりの時間、ソニーとの議論を行っているという。Crotty氏は、同社はソニーに対し、この技術をライセンス供与したい意向だったが、対話が進まないことから法的手段をとることにしたと話した。
暗号なんて、Sさんのエリート中のエリートが作っているんだろうから、他社とライセンス契約なんてするわけないな。

Sさん、良くも悪くもエレクトロニクス産業におけるアメリカになっておりますな。あちこちからかなり嫌われている。昔は単なるやっかみだったが、最近は、アコギなことやった報いという感じがしないでもない。

まあ、これもソフトウエアですから、この問題でもあります。
どっかみたいに、うちは訴訟で勢力拡大していくんじゃい、と思っているなら別ですが、
(いや、そうだったら、訴訟する方に回るよね)
あっちゃこっちゃで訴えられるっていうのは、企業イメージよくないですな。
少しは、現状を正視したらどないでしょうか、Sさん。

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June 06, 2007

英語はできる方がいいが、

米国弁理士と話していると
「アマサイさんって英語しゃべれるんすか。」
と若人技術者に言われる。

「これ特許明細書日本語訳ないですか」
「日本出願してないみたいなのでないですねえ」
「アマサイさん、これ、訳してるの?」
「えっ、200ページも訳してどうするの、必要なとこだけ読んでいるだけです」
「アマサイさん、すごいなあ、英語読めるんだ」
とオジサン技術者に言われる。

初めはこいつら、アマサイをなめてんのか、と思ったら、単純に英語アレルギーなだけである。うちの会社が平均的とは言わないが、語学が苦手な技術者は多い。しかし、語学、特に英語が必要なのは、文系よりも理系なんである。

特許の仕事は、英語アレルギーだとまず無理だろう。国内出願のみ担当しても、英語文献は出てくるし。技術者だって、機械だけいじっていればいいってことはまずなくて、海外製品のマニュアル、説明書、論文に至っては、英語がベースだしな。

やっぱSEって、英語バリバリなわけだよね?/Tech総研

まあ、こういう誤解も生まれるだろうな。しかし、ここでの先輩SEがいうように、自分の専門分野からあたりをつけて、言葉繋いでいれば通じるだろう。みんな忘れているらしいが、中高で6年間、大学に入ったなら、その後も英語とつきあっているわけである(*)。ちょいと訓練すれば、自分のプロジェクトの説明ぐらいはできるはずなんである。もちろん、それまで英語に費やしてきた時間労力、好き嫌いは千差万別だから、みんな同じようにというわけにはいかんと思う。今はエンジニアのための英会話なんて本もたくさん出ているので、それで口慣らししていけば、そんなに恐れることはない。

*日本人は読めるけど、しゃべれないという幻想をいまだに抱いている人が多いのにはびっくりしてしまう。日本人の英語スピーキング力は向上している。特に、高校に英語コミュニケーションを取り入れてからは、一番まずいのはリーディングだと思う。

但し、英語にあまり触れていない人の弱点は、ヒアリングである。自分の言いたいことは言えても、相手の言っていることはわからないということはたぶんにある。しかも、英語で説明しちゃうと、ああ、こいつ英語しゃべれるんだ、と思われてビシバシまくしたてられることもかもしれんな。(^^;)

まあ、そういう時は絵を数枚とよく使う用語はパワポかなんかで用意しておくことだな。相手にも「お前の言っていることはこのデバイスか。うちはこんな処理してなくて、こっっちから信号もってきてこうするんだよ」と同じ図面で話してもらうんである。

これでなんとかなるだろう。英語がそこそこいける同僚がいたら連れて行った方がいいだろう。

もちろん、語学は日々精進である。英語は避けられないと悟ったら、地道にリーディング、リスニングの訓練をするしかないでしょう。

じゃ、がんばってください。( ̄▽ ̄)v

まあ、アマサイがこの仕事選んだのは、文章書く業務であることと、英語を学び活かせるというのが大きい。あと、毎日、最先端科学技術扱えるからね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 05, 2007

ロボット親父は日本を救う。

テレビをなにげにつけたらやっていたのはこれだった。
波瀾万丈ロボット親父

山口徹さんは高知県のうどん屋台の親父さん。趣味は機械工作。他の屋台とは違ったことを、と思い自動コップ洗い機を制作する。専門知識などまるでないので、高校数学から勉強してマイコンハードウエア、プログラミングを学ぶ。「数学Ⅰ」から「Z80マイコンハードウエア」などの教科書が本棚で光っている。アマサイもロボット作りをしようと思って本だけは揃えたが、飾りにしかなっていない、うぅなさけない( ̄△ ̄;)

今年の春のロボコンに挑戦した模様を映していた。山口さんの二足歩行ロボット「鬼丸」はプロレスのバックドロップ技がかけられるというすごいもの。実際のプロレスビデオを見て研究する。

すげぇーよ、この親父すげぇーよ。素人でここまでやるなんてアマサイも見習わないといかんな。

今回は惜しくも出場を前にして破れる。パソコンから転送したプログラムがうまくうごかなかった。親父、いかんよ、前日に新しい技をやってみるなんて無謀だよ(観客を喜ばせたいと、鬼丸に縄跳びをやらせようとしたのだ)。アマサイは山口さんはロボコンに慣れてないのかな、と思ったけれど、小大会では上位入賞を果たしている親父さんなのだ。不慣れなんじゃなくて、慣れていて油断したのだな。ふーむ、なんの大会にも魔物が住んでいるものじゃ。

山口さんは「今日、できなくても、明日がある。それでもダメなでも、次がある」という信念の持ち主である。

地方局(徳島)で好評だったので、全国放送になったらしい。

ロボット親父山口徹さんの姿に感動しない人はいないだろう。

山口さんは地元の工業高校に招かれてロボットについて熱く語る。今日がダメでも明日ある。

がんばれ、ロボット親父!

精神でプロを越えるのがアマチュアの心意気かな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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June 04, 2007

『実験で学ぶBio技術』(2)

2回目です。早くも生物実験が楽しくなってきました。
酵素について学ぶ実験です。
「生きているということは細胞の中で起こるさまざまな化学反応が秩序正しく起きている状態。その生体内の化学反応がおきるために酵素は必要」
ということです。

【 実 験 3 】

それで、ホタルの発光酵素「ルシフェラーゼ」で実験します。
なぜ、ルシフィラーゼを使うかというと光ってきれいだからです、、、と先生がおっしゃっていました。
ルシフェリン+ATP(アデノシン三リン酸)---①

+ルシフェラーゼ----②

=発光

①も②も実験用に売っています。ホタルを何万匹も潰して、ではなく、遺伝子組み換えでキッコーマンが作っているそうです。大腸菌で培養してどうたら、こうたらと説明してもらいました。

でそれがこれです。
Bio07060202フラッシュがついたのでわからなくなってしまいましたが、きれいな蛍光黄色に発光しました。これだけでは、学習実験にならないので、暖めたり、冷やしたり、酸やアルカリを加えたりして、酵素の性質を確認しました。


【 実 験 4 】

プロトプラストつくります。植物の雑種を作るとき細胞融合という技術を使います。その際、細胞壁をとって細胞膜だけになった細胞、プロトプラストというそうです。
1)ピーマン、ニンジンなどのを4mm角に刻んで酵素の入ったマイクロチューブ(試験管の小さいの)にいれる。

2)酵素が染みこみように簡易真空ポンプにいれて空気を抜く。
Bio07060201

それがこれです。ホースは二又になっていて一方は水道口につないで水を流します。その動作によってもう一方のホースから空気が吸引されて真空に近い状態になっているわけです。

3)チューブを取り出して30℃の温水に浸します。酵素をよく働かせるためです。

4)チューブを良く振ってしばらくするとプロトプラストが沈殿します。目では見えませんが。それを顕微鏡でみると、細胞壁のとれた丸い細胞が見えます。アマサイはレモンでやってみました。黄色なので、ピーマンやニンジンほどくっきりした色ではありませんが、大きな丸い細胞が見えました。
満足です。(^-^)
残念ながら、アマサイの携帯では、その図は撮れません。

来週は実験は1つで、4,5回目にやる遺伝子組み換え実験のためのたんぱく質に関する講義が主になるそうです。それはそれでアマサイには興味深いです。

アマサイはここの高校の出身者ではありませんが、校舎に入ると懐かしい感じがしました。四角にかこった形の建物がアマサイ出身校と似ているからかな。人気blogランキング自然科学部門へ1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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June 03, 2007

書談:『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』

ここの講座であるが、分類でいうと生化学というものらしい。毎回講義もあるので、なんのための実験かはよくわかる。しかし折角の機会なので、自分でも勉強してみようと思いました。高校生物の参考書でもいいと思うのですが、生物学専門書の棚も見てみました。太田次郎先生の本なんかは非常に良いですね。さすがに、大学の生物・医歯薬系の教科書は読みきれる自信がありません。高いのにちょっとしか読めないともったいないですから。で、これを見つけたわけです。

Rikeinosibutu
■『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』
著者 : 山川 喜輝
価格 : \1,680 (本体 : \1,600)
出版 : 中経出版
発行 : 2005.4

アマサイは高校で生物Ⅰまでしか取得していません。生物の教員は、生命の大切さがわかるためにも必要な勉強と言っていましたが、こんなんで、そんなものわかるかよ、と批判的でした。細胞の核がどうの、メンデル法則がどうの、って退屈に思いました。今思えば浅はかです。それでも、分子生物学や進化論の本はブルーバックスで読んでいましたが、理解していなかったようです。本書をパラパラみていて気づきました。生物学、なかんずく生化学はとても重要な知識です。一般の人の科学への興味も、物理や数学よりも、生命、生体に関することですね。サイエンスライターを目指す人は生物をやった方がお得です。

で、本書は私のように、生物を学び直したい人、大学の授業にイマイチついていけない人を対象にしているようです。

がしかし、
「物理で受験した医学部生など、大学に入ってはじめて生物が必要になる人の場合」
うんぬんと前書きに書いてあります。
ふーむ、物理が得意だから、物理で受験、というはむしろ好ましいと思うのですが、そうではないようです。生物をちゃんと勉強しないで医学部に入っていいものでしょうか。高校では、志望に関係なく、○○が得意だから、そっちに進学しろ、と指導しているとききます。

高校の必修科目捏造が問題になりましたが、教育の現場で、最低限の学習倫理が果たされていないようです。それに比べれば、ゆとり教育の弊害などたいしたことではありません。

先のアマサイの生物教師のように、「なんのために学ぶのか」教授することが重要です。そのときに生徒はわからなくても、学習の内容を忘れてしまっても、「なんのため」は必ず心に残ります。

うーん、でも生物は専攻したくないですね。実験とかたいへんそうですし。人気blogランキング自然科学部門へ1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
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