無料ブログはココログ

« 書談:折原一『被告A』『沈黙者』 | Main | 『実験で学ぶBio技術』(2) »

June 03, 2007

書談:『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』

ここの講座であるが、分類でいうと生化学というものらしい。毎回講義もあるので、なんのための実験かはよくわかる。しかし折角の機会なので、自分でも勉強してみようと思いました。高校生物の参考書でもいいと思うのですが、生物学専門書の棚も見てみました。太田次郎先生の本なんかは非常に良いですね。さすがに、大学の生物・医歯薬系の教科書は読みきれる自信がありません。高いのにちょっとしか読めないともったいないですから。で、これを見つけたわけです。

Rikeinosibutu
■『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』
著者 : 山川 喜輝
価格 : \1,680 (本体 : \1,600)
出版 : 中経出版
発行 : 2005.4

アマサイは高校で生物Ⅰまでしか取得していません。生物の教員は、生命の大切さがわかるためにも必要な勉強と言っていましたが、こんなんで、そんなものわかるかよ、と批判的でした。細胞の核がどうの、メンデル法則がどうの、って退屈に思いました。今思えば浅はかです。それでも、分子生物学や進化論の本はブルーバックスで読んでいましたが、理解していなかったようです。本書をパラパラみていて気づきました。生物学、なかんずく生化学はとても重要な知識です。一般の人の科学への興味も、物理や数学よりも、生命、生体に関することですね。サイエンスライターを目指す人は生物をやった方がお得です。

で、本書は私のように、生物を学び直したい人、大学の授業にイマイチついていけない人を対象にしているようです。

がしかし、
「物理で受験した医学部生など、大学に入ってはじめて生物が必要になる人の場合」
うんぬんと前書きに書いてあります。
ふーむ、物理が得意だから、物理で受験、というはむしろ好ましいと思うのですが、そうではないようです。生物をちゃんと勉強しないで医学部に入っていいものでしょうか。高校では、志望に関係なく、○○が得意だから、そっちに進学しろ、と指導しているとききます。

高校の必修科目捏造が問題になりましたが、教育の現場で、最低限の学習倫理が果たされていないようです。それに比べれば、ゆとり教育の弊害などたいしたことではありません。

先のアマサイの生物教師のように、「なんのために学ぶのか」教授することが重要です。そのときに生徒はわからなくても、学習の内容を忘れてしまっても、「なんのため」は必ず心に残ります。

うーん、でも生物は専攻したくないですね。実験とかたいへんそうですし。人気blogランキング自然科学部門へ1日1回ぷちっとな、お願いしますね。【押す】
≪コメントはここ

« 書談:折原一『被告A』『沈黙者』 | Main | 『実験で学ぶBio技術』(2) »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61116/15304699

Listed below are links to weblogs that reference 書談:『理系なら知っておきたい生物の基本ノート 生化学・分子生物学編』:

« 書談:折原一『被告A』『沈黙者』 | Main | 『実験で学ぶBio技術』(2) »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31