無料ブログはココログ

« July 2007 | Main | September 2007 »

August 31, 2007

書談:真山仁著『ハゲタカⅡ』

Hagetaka2_gekan■『ハゲタカ Ⅱ』
著者 : 真山 仁
価格 : ¥750 (本体 : ¥714)
出版 : 講談社文庫
発行 : 2007年3月
bk1

単行本のときのタイトルは『バイアウト』。経済小説家の先輩格である幸田真音さんに同名の小説があるんで遠慮したんでしょうな、出版社が。読者も同じタイトルが同時期に発刊されると紛らわしいったらありゃしない。真山さんには「ハゲタカ思想」では続編はできない、と思っていたらしいので、不本意かもしれない。

ここに書いたようにすぐ『ハゲタカⅡ』にかかったのだが、恒例のイベントが入り忙しくなってしまい、本書から気持ちが離れ、下巻2/3のとこでほうりっぱなしになってしまった。

本書は、放浪の旅から戻ってきた鷲津政彦が再び買収の世界に身を投じる。狙うは総合化学メーカーとなった鈴紡。ここで立ちはだかるのは、前回まで銀行マンだった鈴紡CRO(最高事業再構築責任者)芝野健夫。さらに金融界の妖怪、UTB銀行頭取・飯島亮介が入って三つ巴の闘いとなる。下巻ではいよいよ総合家電メーカー曙電機の買収劇に入っていく。

また、夫不在の家庭でアルコール依存症になってしまった芝野の妻や、いかにも大企業のテキトー社員村岡なんか加わり、物語をほどよくふくらませている。

おもしろい小説ではあるが、そんな大企業の買収なんて、中小企業に勤める庶民のアマサイにはどうだっていいや、って気にもさせる。なんか上の方でマネーゲームやってるわい。って感じですね。
真山さんは、前回は『武士道』を、今回は坂口安吾の『堕落論』をモチーフにしたと書いているが(章ごとに抜粋が引用されている)それがあまり活きていないんじゃないかな。大仰に構えすぎたというか、たかだかTOBの話だし。バイアウトに思想を持ち込むのには早すぎた感があります。

超近未来小説として楽しむのが正解でしょう。

ああ、そうそう、鷲津が買収業界に戻るのは親友であり、同志であるアラン・ウォードが暗殺される?という事件がきっかけです。この謎解きはⅡでは解決されず、Ⅲ?に続くようです。
-----------------------
しかし、Ⅰ、Ⅱを読んでもどうしてこの小説の鷲津政彦が、テレビの鷲津政彦に再生されるのか、わからんなあ。テレビの鷲津は、物語以前、芝野の下で銀行マンをやっていて、顧客の工場に負債を追わせてしまい、工場長は自殺する、自責の念にかられ、遺族に土下座をする、ということが彼の原点になっている(そんでアメリカに修行に行くわけだ)。小説鷲津には、どこを探してもそんな要素はない。原作と映像とは別物と言ってもこれは納得できまへん。

先週、再放送してましたね、『ハゲタカ』。冨士眞奈美さんの女社長役は何度見ても爽快です。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 30, 2007

流体回路シートとは、

流体回路シート基本特許取得、というニュースが目に入りました。

流体回路シート『µARTs®』に関する基本特許群を取得
2007年8月27日 日立化成工業株式会社

近年、微量液体(ナノリットル~マイクロリットル)を対象とした分析化学や合成化学に関する研究が進んでいることに加え、産業機器や分析装置の小型化・高精度化に伴い、微量液体を取り扱う流路の小径化や高集積化の要求が高まっています。しかしながら、これらさまざまな分野で流路として使用される小径チューブは、配線の高度な集積化が進む電気配線板と比較して技術の進展が遅れており、これまでは単純に束ねて使用されることが主流でした。
今般、当社が開発した流体回路シート『µARTs』は、各種電子部品の開発で培った微細加工技術を応用することによって、複数の小径チューブ(内径50マイクロメートル~1ミリメートル程度)を基材上に自在に配線し、シート状に固定したものです。チューブにはプラスチックやガラスといったさまざまな素材を選択可能で、耐圧、耐薬品性など顧客ニーズに広く対応可能です。また、チューブを流路として使用しているため、シート内での流路の立体交差や多層化が容易で、高密度な流路を形成できます。本シートの使用により、複数のチューブの交換がシート一枚の交換で容易に可能になるほか、温度制御など新たな機能を付加しやすくなります。

まだ特許番号は出ていませんが、これですね。

2005084792zu1【国際公開番号】WO2005/084792
【発明の名称】マイクロ流体システム用支持ユニット
【出願人】日立化成工業株式会社
【優先権主張番号】特願2004-343821
【優先日】平成16年11月29日

分析化学は私の専門とかなり離れているのでよくわかりませんが、これもナノテクということなのでしょうか。流体回路というからもっとすごいものかと、、、いや失礼。複数の管が配線されているわけですから、回路には違いありません。

実際に使っている方がおられたら使い勝手など教えてください。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 29, 2007

書談:竹内薫著『闘う物理学者!』

Fight_buturigakusha■『闘う物理学者! -天才たちの華麗なる喧嘩-』
著者 : 竹内 薫
価格 : ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
出版 : 日本実業出版社
発行 : 2007.8
bk1

--------------------
(公式HPの記載)
量子の世界から宇宙まで
現代社会を支えている巨人たちの素顔!
“ 偉大な頭脳 ”の意外な苦悩とは? 天才アイン シュタインですら、勝てなかった相手とは?/ガリレオは「それでも地球は回っている」なんて言っていない?/インテリ科学者とボンゴの名 手は犬猿の仲?/「宇宙の始まりは時間が虚数だった」ってどういうこと?/マリー・キュリーはスキャンダルまみれ?/故国を追われた物理 学者が思想家に転向?……etc. 天才たちの“ 闘 い ”から読み解く現代物理学への道!
----------------------------
■目次
・物理学に必要なのは実力か人気か
 ファインマン vs. ゲルマン
・350年にわたった無数の馬鹿者たちとの闘い
 ガリレオ vs. ローマ法王
・永遠にわかりあえない2人
 アインシュタイン vs. ボーア
・ビジネスモデルとしての物理学賞
 ノーベル賞 vs. フランクリンメダル
・異端の烙印を押された科学者
 ボーム vs. アメリカ「帝国」
・超秀才物理学者の独奏曲
 ランダウ vs. スターリン
・幾多の逆境と闘い抜いた生涯
 マリー・キュリー vs. 差別
・天才同士の苦悩と葛藤
 湯川秀樹 vs. 朝永振一郎
・違う世界に棲んでいる師弟
 ホーキング vs. ペンローズ
--------------------------------
まとまった感想を書こうと思っているが、なかなか書けず。竹内薫公式HPの掲示板に書いたのを転載します。
どの章が一番とは言えない。ガリレオの闘いの本質は今まであまり要約されていないし、フランクリンメダルなんて知らない人多いし、ペンローズはホーキングほど著名ではないと思うし、、、買って読んでまったく損はしないと思います。
-----------------------
評価の最高値が☆5つならば、その☆の枠にはみ出すほどぐりぐり塗りつぶすくらいの、☆5つです。KAORUさんの著書の中でも最高峰であると思います。物理学者(科学者)のミニ評伝集は過去にも数々あったでしょう。しかし、本書には、登場する物理学者が紙面から躍り出んばかり、ビビット感があります(それでも願わくばランダウだけは紙面に収まっていてほしいものです)。

ボームの項に「システムとしての思考」の説明として『「私の考え」は本を読んでいる「あなたの考え」と切り離すことができない』とあります。当然のことながら、ファインマンであれ、ガリレオであれ、KAORUさんの目を通しての人物像です。各種いろんな妖怪?と現実世界で戦ってこられたKAORUさんだからこそ見える物理学者たちの戦いがあるのだと思います。闘う科学作家が闘う物理学者を描いた今までにない作品といえます。

ミツミマリさんのイラストもイカシテます。

理系や理系に進む人だけではなく、現実社会の苦難にあえぐ全ての人に読んでいただいて闘うことをおそれない心を持つ人なってほしいです(って、著者でもないのに)。

アマサイは夏バテのような夏かぜのような状態です。元気をくれぇ~!今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 28, 2007

中野丸井の終焉

中野丸井の終焉
いつものように漢方薬屋さんに行く途中、ぐわっっ!人が溢れていて通れないっ!

中野の丸井、最後の日でした。就業時間が過ぎているのにまだ人が退きません。

毎日これだけ入ったらつぶれないはずだが。

アマサイは中野に思い入れはないので別になんとも感じず。

跡地に何ができるのかしらんが、この建物を壊すとはねえ。もったいない。

写真は帰り道、人がだいぶいなくなりました。

追記:HPを見る限り屋台骨にはさほど影響はないようです。新卒も募集してるし。でもなんたら証券は、新卒に内定出して新年度を迎える前につぶれたしな。

巽くんによると他の支店もなくなるとか。どうなるんだ?丸井!ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 27, 2007

科学リテラシーはどこまで必要か。

アマサイがニセ科学関連で書きたいと思っていて延ばし延ばしになっていたことを書こうと思う。

朝日カルチャーセンターの「科学インタプリタ」(講師:竹内薫)、2月だったかな。
話が放送メディアのことになって、そのころまだ旬だった「あるある大辞典Ⅱ」の捏造番組の話になった。竹内さんは、あれは放送局から番組制作会社に至る構造上の問題がありますね、などと話していた。受講生の質問というか、意見交換の時間があった。アマサイより10くらい年長と思われる女性が

「なぜ、多くの人がテレビ番組にあれほど信頼を置くのかがわかりません。騙されたという人がいるようですが、あのようなバラエティ番組は、初めから信用に値しないものじゃないですか。見る側がしっかりしていればあんな騒動にはならないと思います」
と話されていた(もう半年経ってしまっているので、うるおぼえ。こういう主旨のことを言ってらしたと了解してください)

これには、アマサイはびっくりしてしまった。この人、「あるある」というかあの種の番組、テレビ自体をあんまり見ないんじゃないかと思う。

と、(アマサイにとって)驚くべきことに数人の受講生がうなずいたり、そうですね、みたいな態度をとっていた。

竹内さんも、その方の意見を受けて、メディアリテラシー、科学リテラシーが必要ですね、という解説した。

アマサイとしては黙っておられず、
「いや、そうじゃないですよ、あれは、ある意味よくできた番組で、大学教授とかその分野の第一人者らしきことにコメントしてもらって、おそらくその方の監修に基づいて、GCなんか作って、さらに実験と称して一応科学的な手続きらしきものを踏んでいるです。あの納豆のときはひどかったらしいけど、当初、私が見ていたときはもう少しまともでした。そりゃ、テレビを鵜呑みにするというのはどうかと思うけど、あれを見て、こういう運動をしてみようとか、○○を食べてみようと思うのは自然ですよ。あの番組に対して視聴者にメディア/科学リテラシーを要求するのは酷です」
と発言した。うーむ、教室内では前者のおっきいお姉さんほどの賛同は得られなかったようだ。(+_+)

ニュースショーやワイドショーなどはリテラシーを多分に要求されるけれども、情報バラエティ番組は、核となる情報は、なんらかの裏付けを取られたものであり、その扱い方、出演タレントがオーバーに感心してみせたり、キャスターがうんちくを語ったりして成り立つものだと理解している。そうそう、化粧品なんかのコマーシャルのようなものだな。誰もが真矢みきのように輝く髪になるとは思っていないが、まあ、使ってみようかな、という気にさせる。あれは髪を洗浄する成分も保湿する成分も入っていなかったとしたら、詐欺でしょう。アナロジー的にはちょっと大ざっぱだが、そんな感じです。

アマサイがこのとき思ったのは、
知識が十分にある者とない者の間はなかなか埋められないということだ。

この時の朝カル竹内講座は、それ以前の物理・数学講座と違ってどういう人が来ているのか想像が付かないのだが、先の反応をみると、半数以上が理工学だけでなく医・薬・生物なんかを含む理系学部以上を出た人だろう。日常からその手の知識を高めることにも積極的だ。テレビはニュースとドキュメンタリくらいしか見ないのではないか。

そういう人には、「あるある」の信憑性なんかを語るまでもない。そもそも見ようと思わないのだから。

この人たちは現在の仕事がなんであれ、「科学業界」にいる人と言っていいだろう。初めからきくちさんやapjさんの側にいるのだ。機会があれば、「ニセ科学とはなにか」みたいな講座にも行くだろう。

しかし、そんな人は、日本人口の僅かな数でしかない。多くの人は、科学インタプリンタなんて言葉は知らないし、知ろうとも思わない。しかし、知的好奇心がないわけではない。テレビはニュースもドキュメンタリも見るが、「あるある」も見るのである。それらは同等の情報の質を備えているとは思っていないが、「あるある」は前者の3割くらいの信頼度くらいはあると思っているだろう(3割という数値は厳密ではない)。

で、前者科学業界の人が「あるある」見る派の人にニセ科学のなんたるかと語ってどれくらい通じるのであろうか。「そんなものにひっかかってしようがないなあ」という考えの人を拝聴なんてするだろうか。私だったらしない。

これは知識の格差であるけれども、意識の格差でもある。世の中には、つまらないことにひっかかるバカがいる、という高飛車な考えでは、メディア/科学リテラシーは修得されることはない。


やっと書けたけど、キレがない文章ですね。タイトルも難あり、といったところで。どのくらいアマサイの意図が分かってもらえるかな。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 26, 2007

続き:白黒アタマ・灰色?アタマ

きくちさんが社会学玄論さんのエントリに逐一コメントをつけているけれども。なんかその構図って、『トンデモ科学の世界』(竹内薫・茂木健一郎)の前書きの一文を想起してしまう。

『優越感に浸った「頭のいい連中」(?)が「頭の悪い連中」をコケにして喜ぶという、おきまりの構図で成り立っている。』

きくちさんのニセ科学批判が全てそうだとは言わないが、一面はそのように思えてしまう。この場合、社会学玄論さんは、おばかさんというわけではなく、この手の議論に慣れていないだろう。だからと言って、アマサイは、玄論さんの説の杜撰さを弁護しようとも思わない。玄論さんは、「ニセ科学批判」批判のエントリでアクセス数が増える、コメントが増える、と思われて書いているだけと思われるので、そういうのにおつきあいする必要もないんじゃないですか。

また、きくちさんのような活動をしていると科学・ニセ科学の判定人をおわされてしまうのも否めない。
「そう言われたら、ご自身で考えてください、と言います」(どこでそう言っていたかわからなくなった。探しときます)
「そのような意図(『ニセ科学』を一種のレッテル貼り)はない。講演でもウェブサイトでもそのような方向性ははっきり否定している」(伝聞ですが、技術系サラリーマンの交差点さんのとこですね)[補正:2007.8.27]
と言われているけれども、一般庶民(ニセ科学批判を見ている、非「科学業界」の人たち)は、それでは納得しないのではないかな。グレーゾーン前提だと言われても、一般庶民は肩すかしを食わされたように思うだろう。

だからと言って、きくちさんのニセ科学批判を批判しているわけではありませぬ。いくらご本人が否定しようとも、そのような構図があるということを認識していただきたいなと思うだけです。

ただ、きくちさんの話をわざわざ聞きに来る人はそもそもニセ科学に引っかからず、ニセ科学か否かの比較的合理的な線引きができる人たちであり、、、まあ、言うだけ野暮ですね。

--------------
翻って、竹内薫さんがニセ科学について、

「あえて「ニセ科学」という言葉は使いません。みんなが正しいと思っていることがひっくり返ったり、その逆が実際にあるからです。 (中略) やんわりと科学データの欠如を示したり、ユーモアで包んで「私はそれは危ないと思う」と自らの意見として批判するのが大人のやり方ではないでしょうか。」
とおっしゃっている。

これについては、いや~、現状はそんなユーモアが通じるような生やさしいもんじゃないらしいですよ、と言っておきます。

----------------
ニセ科学をめぐる見方に、きくち座標と竹内座標というものがあるとしましょう。お互い座標軸が微妙違うので、お互い、それは違うんじゃないか、と言っている状態なのですよ。「俺は点(X1,Y1)のことを話しているのに、なんであんたは点(X2,Y2)を持ち出すのか」と言っているのです。でも、きくち座標が絶対なわけでも、竹内座標が唯一のわけでもありません。2つの座標を持っていれば、網羅できる範囲は大きいし、apj座標とかJosephYoiko座標があれば尚よいでしょう。それで大事なのは、これらの座標は、ずれていても、1単位程度で(X,Y)がいきなり(-X,-Y)になることはないということです。1つの座標に精度や公平性を求めるのではなくて、確からしいいくつかの座標を用いた方が議論としても良い方向に向くでしょう。

追記:2007.8.27
※1.Yoikoさんのエントリに多少いんすぱいあ~されました。
※2.レッテル貼りについては上記のように考えていますが、技術系サラリーマンの交差点さんと意見は異なります。多種多様な聴衆の「受信具合」まで想定はできない。
※3.先週から関連同時並行されている各ブログの「ニセ科学批判」批判の話を網羅しているわけではありません。元々そのつもりないし。竹内薫氏の「科学仮説論」との関連を自分としてクリアにしときたいだけなんで。表題どおり、「白黒アタマ」に関する考察です。

今日のエントリは何なのかって?わかる人にわかればいいんです。アマサイ自身の考えを整理するために書いているだけなんだから。ぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

August 24, 2007

白黒アタマ・灰色?アタマ

アマサイが心配しても仕方のないことなのだけれど、
なんたらの鬼という人が『99.9%は仮説』を引用して自分たちの健康法・美容法も「白の仮説」に違いない、なんて言ってますよ~、これをもってして、竹内薫はニセ科学擁護者と言われるのが心配です、
と竹内さんが読むであろう場所に書いておいた。

翌日、竹内さんからコメントが書かれていて、
私は白と黒ではなく、グレーゾーンとして科学の世界をみようと提唱しています;もちろん、私はニセ(?)科学と呼ばれるものは採用していません;私を誤解する人は白黒アタマの人ですから、心配しなくて大丈夫ですよ、
とお返事してくださった。

なんだか、一安心だ。竹内さんは20年近く言われ無きバッシングをうけてきたのだから、こういうことはたいした問題ではないのだろう。竹内さんは極論を嫌うのだけれど、なぜか彼の著書は極左?にも極右?にも悪用されやすいのだ。

すぬー「アマサイちゃんは"気にしぃ"さんだよ。竹内のおじちゃんは強い子だから全然大丈夫だよ~」

ところで、ニセ科学批判に熱心なapjさんのブログで、

前期、「科学とニセ科学について考える」という共通教育の講義をしたのだけど、その時にどう答えたらいいか、ちょっと迷った質問がこれ。
「温泉はニセ科学ですか」
温泉に行くと、リウマチに効果があるとか何とかちょこっと書いて貼ってあるアレがニセ科学と呼べるか?という質問である。
(中略)
普段使っている「ニセ科学」の定義は「科学を装うが科学でない」というものである。温泉について考えるなら、まず、温泉の効能書きのあり方が「科学を装う」にあてはまるかどうかを考えないといけない。
(中略)
こう考えると、温泉の効果は、文面上は病気に効くことになっていても、科学を装うということにはあたらないと考えられる。だから、「温泉がニセ科学ならショックだ」という学生さんに対して、「科学を装う状態にはなっていないから、普通はニセ科学だと批判するような対象ではない」と答えたのだった。

まあ、そういうことになるだろうな。本人たちは明確な基準は存在しないor基準は複数ある、としながらも、ニセ科学を批判するということは、ニセ科学/科学になんらかの線引きがあることになる。しかし、温泉は科学なのか?と問う懐疑主義って本当に科学的思考なんだろうか(やはりコメントの後の方に、温泉はニセ科学か否か問わなくていいんじゃないか、という方がいた)。そうなってくると科学とは何かという定義が必要である。一般的に、客観的データを示せる、法則性が見いだせる、というのが科学の定義と了解されているが、まだまだ、「科学とは何か」という問いの解答は得られていない。それは科学哲学者とか科学論者の範疇だから、科学の現場にいる人たちは、前記の定義でかまわない。しかし、科学自体にグレーゾーンはつきものだということを認識しないと、させないと、(本人たちがそう思わなくても)悪しき科学絶対主義者として振る舞ってしまうことがある(グレーゾーンありきで我々は発言している、とはおっしゃっているけれども、、、)。

そういう意味で、竹内さんの「仮説」を説明した著書は、重要である。また、それは、ニセ科学信望者に利用されることも否定できない(心配しなくても?99.9%は出版当初からニセ科学擁護する本と陰口されていたらしい)。敢えて「お前たちのことは言ってない!」と書くわけにもいかんし。99.9%には黒(黒に近いもの)としてマイナスイオンのことも書いてあるはずなのだが、ニセ科学さんたちは、自分たちはその事例ではなくて、ガリレオの事例に当てはまると思っているみたいだからな。
( ̄▽ ̄;)

そんで、きしくも、数日前に社会学玄論さんが、

しかし、科学を絶対視する点においては、疑似科学もそれを批判する者も同じ観察点にいる。この盲点に自覚的な論客は少ない。多くの疑似科学批判論者は、疑似科学批判の背景には、科学が成熟社会=後期近代社会のイデオロギーとして機能しているという社会学的真理があることを理解していない。言い換えれば、自己の理論の前提に盲目なのである。学問的には、このままでは、目くそ鼻くそを笑う域をでない。
と書いて、apjさんやきくちさん達に叩かれた格好になった。 これは、きくちさんの

(1)

補足すると、同様にどう考えても「と学会」の本を読まずに「と学会」批判を書いているとしか思えない本に「トンデモ科学の世界」(竹内薫・茂木健一郎)があります。考え方は井口さんとほぼ同じで、「と学会」に関して「科学の世界が、つねに白黒のつく○×世界だと思っている」といった表現で批判しています。読まずに批判しちゃだめだって言ってるのに。

僕らは「グレーゾーン」に言及しているし、田崎さんが書いたシンポジウムの趣旨にも「グレーゾーン」のことが書いてあるんだよねえ。

(2)

「99.9%」読みました。

よく書けてる部分も多いし、仮説にも白から黒まであるって書いてありますね。正直、僕が書きかけている文書と共通するところもかなりあって、困りました(^^;

 ただ、真っ白な仮説や真っ黒な仮説が後にひっくり返った例を挙げることに一所懸命で、肝心の「真っ白な仮説や真っ黒な仮説がひっくり返る可能性は極めて低い」という"重み付け"の問題がほとんど無視されているので、それは賛同しがたい。まずは"重み付け"、それから、「とはいっても」ということでないと相対主義になっちゃう。

 IDの扱いはやっぱり無邪気すぎると思いました。

というコメントの構図に似ている。

このばやい、竹内ファンのアマサイだが、きくちさんの言うこともわかるので、苦しい立場?である。

(アマサイが、kikulogに乗り込んで竹内薫の著作の正当性を訴えたところで通じるわけもない。両者は別のベクトルなのだから。今頃分かったアマサイ。でもさ、自分が尊敬する人と尊敬する人とはわかりあってほしいと思うのが人情だよねん)

また、アマサイは、社会学及び社会学者の言うことは信用していないので(あれってそもそも社会「科学」なのかよー)、 社会学玄論さんには、apjさんやきくちさんと同じつっこみをしていただろう。

すぬー「アマサイちゃんはネットのTPOがよくわかっていないので、よそのおうちにはあんまり行かないんだよね」

今日は変な構成、変な終わり方でしたね。ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 23, 2007

暗黒物質ハンター

ヒートアップする暗黒物質の発見競争

世界中の地下深くにある研究所で、暗黒物質(ダークマター)の発見を目指すハイテク競争が繰り広げられている。暗黒物質とは、宇宙で回転する銀河がばらばらに散らばらないように接着剤として働いていると考えられている、見えない星間物質だ。

暗黒物質の正体を発見できれば、現代科学の最大級の謎を解くことになり、確実にノーベル賞が取れるだろう。それは宇宙の空間だけでなく、時間に対する認識にもかかわっている。暗黒物質の実体を把握するとともに、暗黒エネルギー(ダークエネルギー)と呼ばれるもう1つの謎の力を解明すれば、宇宙の運命を明らかにするのに役立つ。

この仮説物質の探索はいまだ実を結んでいないが、20以上の研究チームがあきらめることなく、廃坑や地下トンネルの闇の中で粘り強く観測を行い、わずかなチャンスを狙ってその存在をとらえようとしている。

まあ、物理ファンとしてはうれしい限りです。みんなが見つけたがっている。⇒お金をかける⇒いろんなことがわかる⇒たくさん、報道される。⇒科学ニュースが充実する。⇒科学に接する機会が増える。えーと、まあ、楽しいじゃないですか。
(^^;)

研究者は、現実の壁にぶつかる可能性も認識している。

「いかに大規模な実験装置を造っても、何も見つからないこともあり得る」とボストン大学のスティーブ・アーレン氏は語った。同氏はマサチューセッツ工科大学、ブランダイス大学の共同研究者とともに、地下研究所(建設地未定)に来年設置する装置の試作品を開発している。

以前には勇み足による成果発表もあった。2000年に、イタリアのグランサッソ山塊近くの地下研究所で実験を行っていた同国の研究者グループが、暗黒物質が存在する証拠を発見したと主張した。しかし、誰もその結果を再現できなかったため、この主張は学術界では広く認められていない。

科学研究・探査には失敗がつきものです。これこれをこれだけやったら結果が出る、となったら、そもそも科学じゃないし。技術だったら、それは可能かもね。これだけモチベーションが高ければ、どこかの国かどこかの研究所が見つけだしてくれるでしょう。

研究者は宇宙でも暗黒物質を探索しようとしている。米航空宇宙局(NASA)が来年打ち上げる予定の宇宙望遠鏡「GLAST」では、暗黒物質の衝突によって発生する可能性のあるガンマ線バーストの観測が行われる。また、スイスとフランスの国境の地下トンネルに建設される大型ハドロン衝突型加速器(LHC)のような施設で、研究者が暗黒物質を作れるようになる可能性もある。宇宙や地下空間でその存在を確認する前から、作れるようになるかもしれない。

おお、それはすんばらしい!実際に作れたら研究が進むではないか。よしよし。予想通り(?!)、物理学2007はうまくいっておるわい。

だから言ったでしょ。2007年は物理学飛躍の年と(但し多義的)今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 22, 2007

プログラムの二人の母

アマサイの周辺で頭痛を予感させることが2つが起きている。
1つは、応接室で情報提供されていることである。まだ局所的なことであるが、そのうち、アマサイの身に直接降りかかるというか、アマサイも黙っているわけにはいかないようになってくると思う。杞憂だといいのだけれど。
今のところ巽くんとこと、B白書βで発言されていることで間に合っているので、アマサイが何か書くことはないだろう。
まあ、これを鑑みて「科学とニセ科学を考える」という枠を作ったわけであるけれども。

もう1つは、アマサイブログのとあるカテゴリに関係あるのだけれど、書くことはない、というか、そうお気軽には書けないので書かない。

---------------
さて、少し楽しい話をしよう(楽しいか否かは個人のプロパティによる)。
楽しいと言えば、Tech総研である?!

兜町にアメリカの電算機がやってきた

主に最先端技術を紹介しているTech総研であるが、こういう連載があるのはよいところである。以下の件は案外知られていないのではないか。

コンピュータ・プログラムには2人の「母」が存在する。オーガスタ・エイダ・ラブレス(1815~1852)とグレース・ホッパー(1906~1992)だ。エイダは制御システム向けプログラミング言語「Ada」にその名を残し、ホッパーはビジネス向け言語「COBOL」を考案したことで知られる。

オーガスタ・エイダは詩人ジョージ・バイロンの一人娘で、ラブレス伯爵夫人という恵まれた環境にあった。数学に興味があった彼女はバベッジの研究室に勤めていて、1942年から43年にかけて、解析機関の解説書に注釈を付けた。その中でワイヤード・プログラムを記述したことから、「世界で最初のプログラマ」「プログラマの母」と称される。ただし、彼女はバベッジが作ったプログラムを清書(コーディング)しただけという説が強い。

グレース・ホッパーは、イェール大学大学院で最初に数学の博士号を取った女性でもある。。第2次世界大戦で米国が反攻に転じた1943年、海軍に予備役として応召し、ハーバード大学の船舶計算研究室で電子計算機の開発に従事することになった。

1950年にマサチューセッツ工科大学が開発した磁気コアメモリが、フォン・ノイマンのプログラム記憶方式概念を実現可能にした。プログラムを0と1の機械語で記録しておくのだが、ホッパーは機械語を記号に置き換えることを思いついた。機械語よりもわかりやすく短い記号で一連の機械語(サブルーチン)を呼び出し、繰り返し利用するやり方である。この方式は現在、「コンパイル」と呼ばれ、そのツールは「コンパイラ」と総称されている。

1952年、自動プログラミング開発部長として記号を機械語に変換する「A0」というコンパイラを考案し、その5年後(1957年)、英語に近いコードから機械語を生成する「Flow-Matic」が完成した。UNIVAC120やその後継機は金融、証券、保険といった分野の業務処理に利用されたので、Flow-Maticはおのずから事務計算用プログラム向けだった。

1959年、ペンシルベニア大学で開催された米国政府のプログラミング言語標準化委員会(CODASYL)でFlow-Maticは「COBOL(Common Business Oriented Language)」と命名され、1960年に「COBOL60」として発表されて今日に至っている。

知られていない、と書いた「COBOL」の件はアマサイ、知らなかった(^^;)。理系の人は「FORTRAN」と決まっていたものですから。

エイダについても、『BRAINS~コンピュータに賭けた男たち~』を読んで知ったんですけどね。

コンピュータの歴史に2人の女性の名が上がっていることは、高校の情報科学の教科書にもで書いてほしいものだ。

最先端技術が軍部で開発されるあたり、やはり、日本は異例の技術大国ですな。。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 21, 2007

中国の良い子のみなさんへ

北京に登場、夢の楽園「みんなで遊ぼうドラえもん」

中国の子供たちの間でも、「ドラえもん」は大人気。11日に北京市内の海淀展覧館で始まったドラえもんをテーマにしたイベントでは、作中の主要キャラクターが勢ぞろい。会場は夏休みの子供たちにとって、「夢の楽園」と化している。


会場面積は約5000平方メートル。知的財産権の問題もクリアしている正規のイベントで、販売されている関連グッズも全て「本物」。粗悪なコピー商品をつかまされる心配は全く必要ないという。


中国新聞社は「アニメのように奇抜な道具が次々に飛び出すわけではないが、子供たちは作中人物と一緒になって心ゆくまで楽しんでいる」と伝えた。



同イベントは26日まで開催される。

中国の良い子のみなさんへ

ドラえもんと楽しく遊んでますか。一人でも多くのみなさんに【ホンモノ】にふれてほしいと思っています。みなさんのおうちにはドラえもんの人形はありますか。あったならぜひ会場に持ってきてほしいと思います。

会場で売っているドラえもんとよくくらべてみてください。
おうちにあるドラえもんはちょっとやせすぎではないですか。ひげの生え方もちがっていたりしませんか。

別にここでドラえもん人形を買う必要はないと思います。ただ、今までドラえもんと思っていたものが、実は別のものだったんだと思ってもらえれば、それでいいと思います。

ドラえもんは日本の子供たちだけのものではありません。世界中みんなのお友だちです。

これからもドラえもんとなかまたちとなかよくしてください。

学校でたくさん勉強して、お友だちとたくさん遊んで、おうちのお手伝いをたくさんして、りっぱな大人になってください。

みなさんがひつようなとき、いつもみなさんのそばにドラえもんがいます。


ドラえもんで育った子供代表:アマサイ

ホンモノがないとホンモノは育たない。ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 20, 2007

丁稚奉公しろってことですかい?

文科省、即戦力の博士養成・500人を就業体験に派遣

文部科学省は2008年度から産業界と連携し、理系の博士課程の学生やポストドクター(博士研究員)を企業へ長期間派遣する「博士版インターンシップ」を始める。コミュニケーション能力や商品開発など事業につながる知識を獲得してもらい、即戦力の研究者を育成する。初年度は約500人派遣する計画。博士の高い専門知識を競争力向上に結びつける狙いだ。

政府は科学技術立国の要として理系博士号取得者数を増やすとしており、毎年約6000人の理系博士が誕生している。しかし就職難の状態。日本経団連の調査では企業の技術系採用者に占める博士は2.9%。専門知識を評価する一方、コミュニケーション能力や協調性の欠如などを敬遠理由に挙げている。

なんか身も蓋もない、と思うのは私だけでしょうか。
博士号は研究者として即戦力になる称号ではないのでしょうか。
もちろん、当該分野に限られます。

また、営業もします、開発管理もします、って博士さん、基本的に変です。

基本的に、と言ったのは、企業さんは(研究分野では)博士さんあんまり欲しくないようです、それでも、食べていくために、企業就職しなくてはいけないという人は、新卒ではなくて中途採用枠に行くしかないと思うので、結局当該専門分野以外のお仕事もせねばならんでしょう。

博士さんの就職は自己責任だと思いますが、
(何度も書いてますが、誰かに脅されて博士号取ったわけではないでしょう、ということです)
文科省は理系博士さんを増やしてどうするつもりだったんでしょうね。
大学、公的研究機関をカウントすれば、新博士さんのうち何人が就職できる、計算できるはずですが、それ以外の人はどこへ行け、というつもりだったんでしょうか(よく知りませんが、「それ以外の人」の方が多いわけだよね)。
そいつがイマイチはっきりしません。

と言っても、博士課程増員を迫られた大学、研究室の教員が、被害者、ということはまったくありません。文科省に文句があるなら、どうぞ、是非、喧嘩してきてください。

まあ、無理でしょうね、多くの大学人は、大学以外の社会には生きて行かれない人たちでしょうから。役人と議論なんてできないでしょうね。

『専門知識を評価する一方、コミュニケーション能力や協調性の欠如などを敬遠理由に挙げている』
これってつまり、教授とか准教授とか、のことも指しているわけですから。

諸君は我々の税金で称号・役職を得たことを忘れないでいただきたい。今日も人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 18, 2007

ディベート論題:ふるさと納税

応接室のレスが遅れていて、すいません。今日、「ふるさと納税導入の是非」について英語ディベートしました。この3日間は準備に追われていました。先月は日本語で同じ論題をしたのですが、不本意な形で負けてしまい悔しい思いをしました。今日はリベンジ出来て嬉しいっす!
( ̄▽ ̄)v

両回とも肯定側、
M(メリット)1:地方自治体間の格差是正
M(メリット)2:納税者意識の向上
で勝負しました。

M1、ふるさと納税で最大1兆円の税収が見込めるのですが、その程度で格差是正が出来るのかというのが一つの争点です。肯定としては、完全に解消は無理だとしても、是正の方向にはベクトルは向く、という再反駁が定番です。

M2はなかなか潰せないじゃないかと思います。小さくても残るんじゃないか、と確信していたのですが、コメントに「でも、地方財政を監視するまで向上するとは思えない」といわれ、少しガックリしました。このメリットは、夕張市の破綻みたいなことが起こる以前に市民の監視力によって食い止められるというのが重要なので、こう言われてしまうと、肯定側としてマズイです。

長くやっていてもなかなか思う通りいかないな、というのが今日の感想です。

疲れたのでもう寝ます。m(_ _)m

モバイルココログでは編集はしない方がいいみたいですね。今日も人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 16, 2007

城山三郎

『知るを楽しむ』「こだわり人物伝-城山三郎-」
Sirutano0708
昔は市民大学講座と呼ばれ、45分あったのだが、今では親しみ易くタイトルも変え、25分のお手軽番組になってしまった。それはそれでよいところもあるけれど。

城山さんに惹かれたというよりも、『ハゲタカ』の作者真山仁さんがお話をするというので見てみた。

語れたのは『小説 日本銀行』。今は政府だろうが、それに類する権威団体の暴露本が溢れているから、小説なんだからいいんじゃん、という感じを持つが、そんなことは全くない。『エコノミスト』連載(昭和37年)からかなり好評というか物議を醸しだしていたらしい。連載中は警察(なのかな)に要注意人物として尾行がつけられていた。全然わからんね。その当時の日銀なら分かるが、戦後直後、昭和20年代のことを書いているのになぜそこまで危険視されるのか。城山さんは、日銀の現在(昭和30年代後半)も未来も、戦後の日銀に始まっているからと答えた。小説家としては一番興味のあることが、書かれる側として一番隠しておきたいことだったのか。

主人公、日銀秘書室に勤める津山が、日銀のあり方を考え、改善策を懸賞論文にするあたり、なんだか律儀な時代だったんだなあと思う。もちろん、上司たち公表を止められるわけだが。

ちょっと1冊しか紹介されていないので、城山さんの人となりまではわからないが、経済小説を連続して書く、という斬新さ、彼の気骨さは感じ取れた。

この小説は、城山さんの綿密なリサーチ、特に関係者のインタビューによって書かれたものである。特に城山さんは現場に行くということを重視され、日銀の建物も何度か訪れたそうである。雰囲気を掴むこと「空気を読む」などというが、正しく空気を感じるためだったんでしょうな。

真山さんはHPでは、おっかないおじさんに見えましたが、テレビ画像では、まだ青年っぽさ残っているお兄さんでした。

次回もあるのですが、媒体によって時節によって、主義主張をころころ変えるダブルスタンダードの評論家ジジイなので見ません。
( ̄△ ̄;)

いくらなんでも1クール:25分×4回って少なすぎない?今日も人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 15, 2007

ニセ科学信仰者はやはり○キ

B白書ブログβによれば、なんたらの鬼主がまた、別のブログを潰そうとしているらしい。それはR人形ブログと言って、鬼と同じかてごりんにおり、鬼とBのやりとりをちょっとちゃかした内容になっている。普通は全然問題と思わないだろう。どうやら、B白書ブログαの記事を削除させて味をしめたらしい。

アマサイが思うに、B白書ブログα以前は、訴えてやる!攻撃で削除させていたのだが(「前科」があると考える方が自然)、プロバイダ倫理規定で脅しをかけるという安易な方法を発見したということだ。

どこまでもお馬鹿である。( ̄▽ ̄;)

勉強で忙しいのと違うのか。まあ、勉強というても、日本でいう『脳内革命』や『ゲーム脳』みたいなペーパーバック読んで感想文(作者のよいしょ)書くだけみたいだからちょろいはな。

まあ、鬼も不安なんだと思うね。こんなガッコで学んで意味があるのかって。喜んで大学不認可で民間医療学びます、って決意がないからあんなことをしているわけだ。

取り敢えず、アマゾンと2chにクレーム言う方が先だと思うが。

ニセ科学放火魔と馬鹿プロバイダ(自分の顧客とブログ環境守れない)には十分警戒しないとね。
ええ、もちろん、ココログ@niftyさんはそんなことはないと思うですよ、はい。

追記:実際にR人形ブログを見たが、プロバイダの窓口ってあそこまでクレーマーに弱いのだろうか。内容を確かめもせず、誹謗中傷通告が来たらそのまま受けちゃうみたいだ。頭悪すぎるぞ。北コリ関係の脅しに簡単に屈するマスコミと同じだ。

♪ああ、夏休み♪終わってしまうね。今日も人気blogランキング、ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 14, 2007

『ドレミの歌』を訪ねて

テレビ東京:地球街道
http://www.tv-tokyo.co.jp/chikyukaidou/
土曜の夜10:30からやっているやつです。そうそう、『美の巨人たち』の後ね。

渡辺美里さんが『サウンドオブミュージック』のロケ地を訪ねます。

おお、アマサイのすきなもの、人が合体しているではないかぁぁ~

映画ってほんとうにいいですね、と思ったのはあの名作をテレビで見てからなのだ。

美里さんは、マリアと子供たちが『ドレミの歌』を歌った場所に行きます。そこで美里さんも歌いたいのだそうです。おお、アマサイも行きたいぞ。

あの映画に出た列車に乗っていくのですが、到着地は、崖の上、とてもじゃないが、♪どう、でいあ、ふぃーめるであ♪なんて口ずさめんぞ。どうやら、その列車はそのままなんだが、場所は違うそうです。

監督は、車内から子供たちが手をふる姿を撮りたかったのでしょうか。

(演出だと思うが)いろいろ聞きまわってやっと目的地に辿り着く。オーストリアでは、映画のロケ地を案内しているらしいですが、ここは穴場のようですね。

まさに、あの緑もまばゆい小高い丘、が見えます。

美里さん、気持ちよさそうに歌っています。「シ」じゃなくて「ティ」なんだよね。私もあれもカルチャーショックでした。「ラはソーの次」なんて原詩、結構適当です。ペギー葉山さんの詩の方がうまくできてます。

次回は後半、『エーデルワイス』の地を目指します。

夏休みに小難しい話はしたくないよね。今日も人気blogランキング、ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 13, 2007

在仏日本人

『ザ・ノンフィクション』というシリーズものが、日曜日の昼間フジテレビ系列でやっている。なかなか優れた番組で、毎回興味をひくものばかりだ。昨日は、フランスに住む二人の女性それぞれにスポットをあてていた。

一人は日本料理店を経営する「ママ」と呼ばれる50代の人。若いころに夫ともに、海外で一旗上げようと渡仏した。苦労の末、17年間に日本料理専門店「遊」を開店する。毎日が悪戦苦闘、地元でも評判の料理店として知られるようになる。しかし、夫は7年前に他界、ママは料理店とその後にできたカラオケバーを一人で切り盛りする。毎月各種支払日になると金策に駆け回る。なんとかやってきた。しかし、ある日、夫在命中の追徴課税の請求が郵送される。その額一千万以上。そんな金はどこにもない。税務署と交渉して期限を延ばしてもらうが払えるあてはない。決意して日本に帰り借金を知人に申し出る。昔のよしみでなんとか借りてフランスに帰国する。

映像ではよくわからないが、その金を投じても営業をママが継続できる状況ではなくなってきたらしい。ママは従業員のことも考え、店の物件だけでなく経営権を売りに出すことに決める。それまでの誠実な運営が幸いし「遊」はブランド価値を持ち高値で買ってもらえそうなのだ。条件はただ一つ、日本人に買ってほしいということ。日本の心を持ったまま、店を続けてほしいということだ。売却が決まったらママは日本に帰るという。

在仏日本人は2万5千人くらいいるらしい、70%近くが女性。そうだなあ、アマサイも一度はパリに住んでみたいものなあ。しかし、成功するのは難関中の難関。先のママは、「国籍さえあればねえ、ここまでの意地悪はされないんだろうけど。」とつぶやく。

やっぱり、生まれ育った国で働いて家族を持ち、死んでいくのが幸せなのかなあ。

夏の最中、異国に住むことを夢想しながら、その先の「挫折の仕方」まで考えた。

♪夏休み、るん・るん・るん♪昨日は松坂屋デパートのビアガーデンに行ったよ。焼肉はおいしかった。今日も人気blogランキング、ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 10, 2007

LCD、韓国には負けられまへん

シャープ,LCD関連の特許侵害でSamsungと米国子会社を提訴

シャープは米国時間8月6日,液晶ディスプレイ(LCD)関連の米国特許5件が韓国Samsung Electronicsとその米国子会社である米Samsung Electronics America(SEA)および米Samsung Telecommunications America(STA)に侵害されたとして,テキサス州東地区米連邦地方裁判所に提訴した。シャープが同日明らかにしたもの。

シャープによると,特許を侵害されたとする製品は,(1)Samsungが製造し米国で販売しているLCDモジュール,(2)Samsungが問題のLCDモジュールを使って製造し,SEAが米国で販売しているLCDテレビおよびLCDモニター,(3)Samsungが問題のLCDモジュールを使って製造し,STAが米国で販売している携帯電話機という。対象特許の概要は以下の通り。 米国特許番号:4,649,383、5,760,855、6,052,162、7,027,024、7,057,689。

まあね、競争の激しい先端技術では、特許紛争がない方が変だし。情報化時代に、1社だけ飛び抜けて独走しているってのはあまり考えられない。大ざっぱに言えば、みんな同じこと考えているってことです。ライセンス交渉なんて応じないのが普通でしょう。

新聞によれば、交渉決裂したんで、次の手として訴訟したらしいですが。クロスライセンスを約束して和解というのが、「正しい訴訟解決」のようです。

それにしても、最近日本企業が海外企業を訴えているケース、増えましたね。特許権得ただけでほくほくしてちゃだめで、攻撃は最大の防御っていうのようやく学ぶ始めたんですかね。アメリカは日本に比べて簡単に特許になっちゃうから、それはそれで問題だよね。特許弁護士を儲けさせるためですかね。

日本でも、中間処理がかからないで特許になることを、「一発通し」なんて呼ぶことがあるけれども、それはそれは問題なのよねん、って話はまた今度。

♪明日から夏休み、るん・るん・るん♪今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 09, 2007

書談:松本清張著『隠花平原』

Inkaheigen■『隠花平原』
著者 : 松本 清張著
価格 : ¥540 (本体 : ¥514)
出版 : 新潮社
発行 : 1996.2
bk1

住宅街で銀行員が撲殺される。物取りではなく、怨恨の線もつかめない。捜査チームは早々の解散となる。しかし、被害者の妻の弟、画家の山辺修二は他の誰かと間違いで義兄は殺されたのではないかと考える。近所に住んでいたという若い女性、その元に足繁く通っていたという小太りの男性。この二人がないか関係があるのではないかと推理した修二は、二人の行方を追う。そこには都市銀行と新興宗教との繋がりがあった。
-----------------
本書は、『砂の器』に次ぐような名作ではないかと思う。正確にいえば、名作になりそこねた。もっと被害者と容疑者の血縁関係を深く描いてほしかった。描いてはいるが、もうちょっとなのである。

だから、「本書は新興宗教の金脈を描いたところは、現代のようであり、30年前の作品とは思えない」という誤解に基づいた書評が流れてしまうのだ。本書文庫の解説をしている森村誠一も、未来を見通す卓越した予見力なんてことを書いているが(※)、アマサイは、清張読みの清張知らずだなあと思う。新興宗教うんぬんの事件はその当時から、それ以前から存在しており(小説中にもそう書かれている)、それを取り上げること自体は、「予見力」ではない。テーマは古いイエ社会で生まれてしまった非摘出子の行方である。戦前の世界では、それらの子供たちはある意味暗黙の了解の元生活していたが、新憲法の元では、困難な生活を強いられたことが問題なのである(それでも、ここに登場する男のように、何人も女性をひっかえとっかえ、子供ができたらしらんぷりというのは一般的とは思われないけれど)。別にアマサイが穿った見方をしているわけではなくて、それは明示的に描かれており、事件解決のカギにもなっている。タイトルの「隠花」はそれを示しているとしか考えられないし。

殿方はそういう心情描写を読んでもなんとも思わないのかしら。不思議だわ。鈍感すぎます。

風光明媚に描かれる地方の風景や、清張作品には破格的な、計10人、後半には連続的に5人殺されるのは、近年の2時間ドラマを思わせるが、それらは、読者を引き込むアイテムともなっている(っていうか、2時間ドラマや清張以降に続く推理小説の原点?)。


清張の小説は予見性があると言ってもいいのだけれど、どちらかという現代をキリトリ、それを人間ドラマに仕上げるのがうまいのでしょうね。

※解説を読み直してみた。森村氏は同業業者だからネタばれを避けたのかなあ、と言えなくもない。しかし、今更松本清張のミステリ小説論なんて必要ないぞ。表題の小説について解説してくれ。

『影の地帯』『紅い白描』とまた松本清張に凝ってます。夏は清張に限りますね?!今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 08, 2007

三軸加速度センサ

任天堂のファンになったわけではありませんが、本日8月8日日経「新・産業連関図-ヒットは部品で作れ-」にWiiがまた取り上げられていたものですから。

「ゲーム機の使い方を変えた」(任天堂の岩田聡社長)部品がプレーヤーの動きを検知する「三軸加速度センサ」だ。左右、前後、上下の三次元にかかる圧力を立体的な動きとして機器に認識させる。リモコン本体は米半導体大手アナログ・デバイセズが、両手でリモコンを動かす際に使う機能拡張コントローラーは伊仏合弁のSTマイクロエレクトロニクスが供給する。(図面は同記事)

Wiiparts
ふーむ、一応、会社名で特許検索してみましたが、デバイスレベルですから、特許公報を一読してもわからんですな。単純に「三軸加速度センサ」を調べてみましょう。いや、これもなかなか複雑で、片手間にできることではありません。
えーと、アマサイ、別にブログ執筆が本業ではありませんので。
( ̄▽ ̄;)

特開2006-329972
【発明の名称】ナビゲーション装置
【出願日】平成18年3月7日(2006.3.7)
【出願人】株式会社デンソー
2006329972
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1(特開2004-125689号公報)においては、車両の自立航法の高精度化のために、車両のヨー方向とピッチ方向の角速度を検出する角速度センサと、車両の前後方向軸、左右方向軸、鉛直方向軸のうち少なくとも2軸の加速度を検出する加速度センサとを備え、車両の走行距離と方位を補正するようにしている。この場合、角速度センサと加速度センサが固定される筐体の車両への取付角を検出する必要がある。この取付角の検出は、車両が水平な状態で行う必要があるため、左右車高センサや振り子式の傾斜角計を用いて車両の傾斜を検出している。しかしながら、この構成では多数のセンサが必要となり、構成が複雑化する問題がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ナビゲーション装置筐体に取り付けられた3軸加速度センサ を用いて距離センサによる走行距離の検出精度を高めることができるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明によれば、補正手段は、車両に対するナビゲーション装置筐体の傾きを3軸加速度センサ の前後方向軸、左右方向軸、鉛直方向軸の出力として検出してその出力値を取付姿勢の基準値として記憶する。車両が水平状態から傾いている状態で取得された基準値を用いると、その後の走行中に当該基準値と3軸加速度センサ の出力値とに基づいて求めた車両の傾きに誤差が生じる。
【0010】
車両が通行する道路には上り勾配、下り勾配、左右の傾き(バンク)などがあるが、例えば目的地までを往復する場合のように比較的長い距離で見ると、道路の平均的な傾きは零つまり車両は水平状態となる。この点に着目し、補正手段は、車両の走行中、3軸加速度センサ の出力値の平均値に基づいて基準値を補正する。そして、この補正した基準値と3軸加速度センサ の出力値とに基づいて車両の走行時の傾きを求め、距離センサの出力値に基づいて得られる走行距離を上記車両の傾きにより補正する。
【0011】
これにより、車両の傾きを検出する車高センサまたは傾斜角計を用いなくても、そして最初に記憶した基準値が車両傾斜状態のものであっても、基準値は、車両が走行するに従って水平状態における理想的な値に徐々に補正される。その結果、構成が複雑化することなく走行距離の検出精度を高められ、車両位置演算手段は車両の現在位置を高精度に検出可能となる。
---------------
なんかお茶が濁し切れていないけれど。ブログの記事に収まるほど簡単には書けないので、このあたりで勘弁してやってくださいまし。

指折り数えて夏休みを待っています。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 07, 2007

「カイゼン」と「Wii(ウィー)」

日経8月6日『経営の視点』というコラムで任天堂を扱っていました。

任天堂が快走を続けている。ゲーム機の「Wii(ウイー)」や「ニンテンドーDS」の大ヒットで、二〇〇八年三月期の業績見通しを大幅に上方修正した。株価も快調で、時価総額で一時はキヤノンを逆転し、「トヨタ自動車に次ぎ二番目に市場価値の大きい日本メーカー」の座を狙えるまでに存在感を拡大している。

ニンテンドーDSもってない日本人っていないんじゃないでしょうかねえ。って、アマサイは持ってないけど。
( ̄▽ ̄;)

任天堂の経営は、いわゆる日本的経営へのアンチテーゼの趣がある。典型はトップ人事。〇二年に四十二歳の若さで就任した岩田聡社長は、他社からスカウトされた中途入社組だ。(中略)企業の形も伝統的な製造業とは異質だ。売上高一兆円の大企業にもかかわらず、従業員数は三千人強で、トヨタのほぼ百分の一 器の製造を外部委託するファブレス(工場のない)経営を採用し、日本の製造業の得意技である生産現場の「カイゼン」や「ジャスト・イン・タイム」にはそれほど関心がない。

「カイゼン」で改善できるメーカーというか、職種はどのくらいあるんでしょうか。新しいことも考えないとね。

従来のゲーム機はマニア向けにどんどん高度化し、大多数の消費者にとって「難しすぎて、とてもやる気になれない」商品になってしまった。「我々が戦う相手はソニーやマイクロソフトなどのライバルではなく、消費者の『無関心』だ」と任天堂の岩田社長は述べたことがある。

マニアを拡充してきたはずですが、このところ頭打ちです。因みにアマサイはゲーム機は持っていません。パソコンでもゲームはしません。目が疲れるので。

ゲームは「楽しみ」売るモノであって、画像の処理速度などのスペック(数値性能)を追いかけるだけではうまくいかない。明治時代から花札やトランプを手掛けてきた任天堂は「ゲームの本質」に関して、他社にない鋭い感覚が根付いているのかもしれない。

そりゃ、そうだろうな。マニュアルを読まないとできない遊具なんて意味ないからな。小学生ができなかったり、中年層が理解できないものなんか売れるはずないしな。一時は不調とも言われたが、遊具の本質が変わるわけではない。テレビゲームに進出した当時のトップの英断には感心するばかりである。

「日衣企業は高い技術力を持ちながら、なぜアップルのような独創的な製品を生み出せないのか」とよく指摘されるが、任天堂は貴重な例外であり、多くの日本企業にとって示唆に富む存在だろう。

いや~、それはどようよ。ゲーム機という特殊な業界を他に当てはめられるかな?しかし、日本人には遊び心が足りないとよく言われる。遊び、というと怠けているとしか取られないんだな。機械部材で「遊び」というと主に接合器具における「隙間」であるが、少し空間がないと機械はうまく動かない。ギシギシやってると摩滅するだけ。そういう意味の「遊び」をものづくりに経営にどう活かすかは考えてもいいかもしんない。

これだけ暑いと冷房オフィスいてもでバテますね。今日も元気で、人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 06, 2007

回り回ってアマサイブログ

なんたらの鬼⇒文系白書⇒事象の地平線⇒アマサイ
矢印の方向は必ずしも一義的ではないが。

何故そこから出てこないのか

化粧をしない、という選択肢が出てこない時点で、既に誰かに騙されっぱなしで担がれっぱなしに見える件。そんなやばいものなら使わない方がいい、という理性的判断が何故できないのかということの方が、私には興味深い。
あとの方まで読むと、天然素材にこだわっておられる様子だけど、大体、「天然」がいいというなら、肌にとっての「天然」とは「余計なものは何も塗りつけない」になることが自明だと思う。

山形のおっきいおねいさん、おもしろすぎ。( ̄▽ ̄;)

アマサイもそうは思うけれども、口に出しては言えないなあ。
乙女だから( ̄▽ ̄)v

文系白書からたくさん飛んでこられるがランキングに影響しない夏の日。ぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

夏休み的週末

知り合いの女流作家さんから「うちのマンションからいたばし花火大会がよくみえますよ。きませんか。」とお誘いがあったので、「その日の用事」が済んだ後、のこのこ出かけていきました。

ほんとよく見えました。花火ってきれいですね。あんなに見たのは久しぶりです。
♪しぃだぁれ、やなぎにひろがったっ♪
歌どおりでしたね。

集ったのは、大手企業エンジニアさん、漫画家さん、アマチュア小説家さん、脳科学的な和光市の研究者さん、精神科医さん、総勢8名。アマサイ以外みんなうわばみ族です。案の定、コンビニでマンゴーカクテルやレモン酎ハイを買っていったら、「アマサイさん、ずいぶんソフトドリンク持ってきましたね。酒の合間に飲ませてもらいます」と言われました(^_^;)。アルコールだっちゅうの。飲んで運転したら警察につかまります。

メンツがら、漫画論、小説論への発展し、言葉の激闘となりました。アマサイ、口を挟む間がありません。副業:ディベータなのに。アカデミックディベータってそんなもんです。
(『朝まで生テレビ』の草創期に桂三枝を呼んだら一言もしゃべらずに帰ってきたとか。それに似ている)

「明日」があるので早々に退散しました。なごりおしかったです。

翌日の夕方は、「同好の士」と軽くお食事しました。語っても語っても話はなかなかつきません。2日間で疲れているので早めに帰宅しました。

ちなみに「明日」と「その日の用事」とは、これのことです。そのうち書きます。

「同好の士」とはもちろん、それのお仲間です。

ホントの夏休みは来週から。今日も人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 03, 2007

手のひら静脈認証

シーメンスと富士通が手のひら静脈認証ビジネスで協業

シーメンスは、同社の生体認証ソリューション「ID Center(アイディセンター)」に富士通が開発した手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」を採用いたします。「ID Center」と「PalmSecure」の二つの製品の融合により、シーメンスが手のひら静脈認証を用いた新しい生体認証ソリューションを開発してグローバルに提供するものです。

手のひら静脈認証装置「PalmSecure」は、手のひらに近赤外線を照射して静脈パターンを読み取り、登録済みの静脈パターンと照合して本人確認を行うもので、非接触で認証を行うことができるのが特徴です。そのため、病院やATMなど、より衛生的な認証が求められる分野での使用に最適です。また、手のひら静脈は体内情報のため複製することが困難であるとともに、指紋認証と異なり、ケガや汚れの影響を受けにくいことも大きな特長です。

昨日、結構このニュース取り上げられていましたな。バイオメトリクスについては精通しているわけではないんだけど、認証精度の問題はクリアできたんでしょうか。

静脈認証も安心できない? 大根で作った偽造指で認証に成功 日経BP

一方で、松本教授は「指紋認証に比べて相対的に安全と思われている静脈認証にも、一定のぜい弱性があることは事実。頭から安全だと信じ込むのは危険で、今後、検証を重ねて精度評価基準を作る必要がある」と語る。

松本教授は、2000年7月、ゼラチンで作った偽造指を使って、市販の指紋認証装置を容易にだませることを発表し、世界のセキュリティ専門家を驚かせた。その後、虹彩認証装置についても、瞳の画像を名刺大の紙に印刷する方法で、容易に「なりすまし」できることを証明している。一連の実験結果は金融庁のWebサイトにPDF形式で掲載されている。

大根でやるっていうのがすごいよね(^^;)
ここには2000年って書いてあるけど、金融庁にアップされている情報は2005年4月です。当然報告するのにまた実験したんでしょうね。それを覆すレポートも見あたらないし。
先の富士通のニュースリリースには

「PalmSecure」の認証精度は本人拒否率0.01%(リトライ1回)の時、他人受入率0.00008%以下。本人拒否率は本人を本人として正しく認識しない割合で、他人受入率は他人を本人と誤って認識する割合のこと。99.99%の確率で本人を正しく認証する時、誤って他人を本人として認証する確率は125万分の1以下。

えーと、他人と間違わないだけで、偽造の対応策はないわけだよね。まあ、完全な認証技術って存在しないわけで、この事例は有名なのだから「うちの装置は偽造大根を見破ります!」って言ったら信頼度がぐーんと上がると思う(^^;)

いや、取り敢えず、ゼラチンと根野菜だけは認証してはじくようにすればよくなくな~い?特定の人物の生体を真似てまで、AMTを使うって確率的に低いと思うし。

セキュリティは著しく低いのだろうけれど、4桁暗証番号はねえ、まだまだ継続すると思いますよ。ICタグがあってもバーコードが滅びないように。

せっかくいらしたなら人気blogランキングにぷちっとな。宜しくお願いします。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 02, 2007

オープンソースはユートピアではない

オープンソース ソフトウェアの採用を妨げているのは特許

オープンソース ソフトウェアの採用に関しては、特許がネックになるようだ。

「著作権や特許を侵害している可能性がある点が、組織によるオープンソース ソフトウェアの採用拡大を現時点で最も妨げている。それに僅差で続く阻害要因は、サポートが充実していないことだ」と、Lawton 氏は電話会見で語った。

Microsoft は、オープンソース ソフトウェアが Microsoft の特許を235件侵害していると主張している。Microsoft は、それらの特許を具体的に挙げたり、オープンソース ベンダーを相手に特許侵害訴訟を起こしたりはしていないが、Novell、Xandros、Linspire などのオープンソース ベンダーと特許保護のための契約を結んでいる。

うーむ、当たり前だろ、そんなの。独占権なんだからさ。今までの技術蓄積なしに新しい発明なんてできないでしょ。その新発明をフリーにされたら、それまで金と時間と人材を投じてきた企業や人は、どうすりゃいいの、自社製品が売れなくなってしまうではないか。しかし、訴訟をしないということは、MSもオープンソースの意義がわかっているのでしょうか。そのあたりはアマサイはよく知りません。

だが Lawton 氏によれば、オープンソースの採用を特許侵害が阻害している一方で、採用を促進している要素も多数あるという。

「先に挙げた2つの阻害要素は、初期コスト、総所有コスト、および製品の機能性といった促進要素ほど大きく受け止められてはいなかった」と Lawton 氏は述べた。

後半の意味するところはわからないが、特許というのは、特定の者に独占権を与えるずるっこしいものではないのだ。アマサイブログでは何度も引用しているのでわかっている諸君はわかっているだろうが、
(特許法の目的)
第1条 この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。
が特許法の精神である。
新規性、進歩性を備えたものであれば、独占権をあげるよ、だから公開してみんなに教えてあげてね。公開と独占権付与が交換条件になっている。でも、特許になる前に公開されてしまうのではないか、ですと?そうである、出願から1年半経つと公開されてしまう。特許性を備えいないものであれば、ありふれているから、公開して問題ないでしょう。だからさ、公開公報を見て同じのは出願しても無駄ですからしないでね、っていうことでもある(無料データベースができる前は公開と独占権のバランスがとれてなかったかもな)。

MSとオープンソースがうまくいっているとは思われないが、特許権を有する会社と交渉をして折り合いをつけていくしかない。発明はクリエイティブコモンズのようにはいかないのだから。

参考:特許法のたくさんの「溝」

オープンソースとソフトウエア特許はまだまだもめます。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

August 01, 2007

みんなレンズのおかげです。

日経2007年7月31日15面

【携帯向け耐熱レンズ】

光関連部品製造の精工技研とレンズ開発ベンチャーのマイルストーンは共同で、カメラ付き携帯電話向けの高耐熱レンズとその量産技術を開発した。レンズや電子部品を基板に固定するのに高熱炉を使ったはんだ付け工法を導入できるため、従来型の樹脂レンズに比べ固定工程の製造コストを半分に抑制できるという。

携帯に付けるカメラ用レンズはセンサー基板などの電子部品とセットにして基板に固定したカメラモジュールを利用する。モジュールの生産にはセンサー基板のはんだ付けと、レンズを支えるフォルダーの接着という二つの作業が必要だ。従来の樹脂レンズは耐熱度がセ氏八十五度程度で、はんだ付けのための高熱炉に入れると溶けてしまう。このため焦点合わせで機能を確認したレンズをいったんフォルダーごと取り外していた。耐熱度が高ければレンズをつけたままはんだ付けできるので、再度焦点を合わせて接着する工程を省ける。

Tainetulens
携帯電話のデバイスは作っていないけど、レンズモジュールは大いに関係あるので備忘録的に書いておきます。

マイルストーン、創設は10年くらいなのに特許結構だしてますね。だいたいはすぐ審査請求しているみたいだ。
以下関連発明らしきもの。

特許第3926380号(P3926380)
【発明の名称】撮像レンズ
【出願日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【特許権者】マイルストーン株式会社
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラを内蔵する携帯電話器は、撮像レンズがプリント配線基板に実装されている。プリント配線基板に撮像レンズを実装する手法として、リフローはんだ付け(Reflow soldering)処理が採用されている。以後、リフローはんだ付けを、単に「リフロー」ということもある。リフロー処理とは、プリント配線基板上で電子部品を接続する個所にあらかじめハンダボールを配置し、そこに電子部品を配置してから加熱して、ハンダボールを溶融させた後冷却することによって、電子部品をハンダ付けする手法のことを言う。
【0003】
一般に、大量生産工程において、プリント配線基板に電子素子あるいは撮像レンズ等の部品類を実装する手法として、リフロー処理をするリフロー工程が採用される。リフロー工程によれば、部品類のプリント配線基板への実装コストが安くすみ、かつ製造品質を一定に保つことができる。
【0004】
撮像レンズを具える携帯電話器の製造工程におけるリフロー工程においては、電子部品が、プリント配線基板の所定位置に配置されることはもちろん、撮像レンズそのもの、あるいは撮像レンズを取り付けるためのソケット等がプリント配線基板に配置される。
【0010】
携帯電話器を例にとると、少なくともこの光学長は、携帯電話器本体の厚みより短くなければならない。一方、撮像レンズの像側の出射面から撮像面までの距離として定義されるバックフォーカスは、可能な限り長いのが好都合である。すなわち、レンズの設計において、焦点距離に対するバックフォーカスの比はできるだけ大きくする工夫が必要である。これは、撮像レンズと撮像面との間にフィルタやカバーガラス等の部品を挿入する必要があるためである。
---------------------
技を極め、特許で防衛、これができえば中小でも生き残れるのよねん。
まあ、業種によりますが。

日本の光学分野は一応大丈夫そうですね。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

« July 2007 | Main | September 2007 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31