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August 24, 2007

白黒アタマ・灰色?アタマ

アマサイが心配しても仕方のないことなのだけれど、
なんたらの鬼という人が『99.9%は仮説』を引用して自分たちの健康法・美容法も「白の仮説」に違いない、なんて言ってますよ~、これをもってして、竹内薫はニセ科学擁護者と言われるのが心配です、
と竹内さんが読むであろう場所に書いておいた。

翌日、竹内さんからコメントが書かれていて、
私は白と黒ではなく、グレーゾーンとして科学の世界をみようと提唱しています;もちろん、私はニセ(?)科学と呼ばれるものは採用していません;私を誤解する人は白黒アタマの人ですから、心配しなくて大丈夫ですよ、
とお返事してくださった。

なんだか、一安心だ。竹内さんは20年近く言われ無きバッシングをうけてきたのだから、こういうことはたいした問題ではないのだろう。竹内さんは極論を嫌うのだけれど、なぜか彼の著書は極左?にも極右?にも悪用されやすいのだ。

すぬー「アマサイちゃんは"気にしぃ"さんだよ。竹内のおじちゃんは強い子だから全然大丈夫だよ~」

ところで、ニセ科学批判に熱心なapjさんのブログで、

前期、「科学とニセ科学について考える」という共通教育の講義をしたのだけど、その時にどう答えたらいいか、ちょっと迷った質問がこれ。
「温泉はニセ科学ですか」
温泉に行くと、リウマチに効果があるとか何とかちょこっと書いて貼ってあるアレがニセ科学と呼べるか?という質問である。
(中略)
普段使っている「ニセ科学」の定義は「科学を装うが科学でない」というものである。温泉について考えるなら、まず、温泉の効能書きのあり方が「科学を装う」にあてはまるかどうかを考えないといけない。
(中略)
こう考えると、温泉の効果は、文面上は病気に効くことになっていても、科学を装うということにはあたらないと考えられる。だから、「温泉がニセ科学ならショックだ」という学生さんに対して、「科学を装う状態にはなっていないから、普通はニセ科学だと批判するような対象ではない」と答えたのだった。

まあ、そういうことになるだろうな。本人たちは明確な基準は存在しないor基準は複数ある、としながらも、ニセ科学を批判するということは、ニセ科学/科学になんらかの線引きがあることになる。しかし、温泉は科学なのか?と問う懐疑主義って本当に科学的思考なんだろうか(やはりコメントの後の方に、温泉はニセ科学か否か問わなくていいんじゃないか、という方がいた)。そうなってくると科学とは何かという定義が必要である。一般的に、客観的データを示せる、法則性が見いだせる、というのが科学の定義と了解されているが、まだまだ、「科学とは何か」という問いの解答は得られていない。それは科学哲学者とか科学論者の範疇だから、科学の現場にいる人たちは、前記の定義でかまわない。しかし、科学自体にグレーゾーンはつきものだということを認識しないと、させないと、(本人たちがそう思わなくても)悪しき科学絶対主義者として振る舞ってしまうことがある(グレーゾーンありきで我々は発言している、とはおっしゃっているけれども、、、)。

そういう意味で、竹内さんの「仮説」を説明した著書は、重要である。また、それは、ニセ科学信望者に利用されることも否定できない(心配しなくても?99.9%は出版当初からニセ科学擁護する本と陰口されていたらしい)。敢えて「お前たちのことは言ってない!」と書くわけにもいかんし。99.9%には黒(黒に近いもの)としてマイナスイオンのことも書いてあるはずなのだが、ニセ科学さんたちは、自分たちはその事例ではなくて、ガリレオの事例に当てはまると思っているみたいだからな。
( ̄▽ ̄;)

そんで、きしくも、数日前に社会学玄論さんが、

しかし、科学を絶対視する点においては、疑似科学もそれを批判する者も同じ観察点にいる。この盲点に自覚的な論客は少ない。多くの疑似科学批判論者は、疑似科学批判の背景には、科学が成熟社会=後期近代社会のイデオロギーとして機能しているという社会学的真理があることを理解していない。言い換えれば、自己の理論の前提に盲目なのである。学問的には、このままでは、目くそ鼻くそを笑う域をでない。
と書いて、apjさんやきくちさん達に叩かれた格好になった。 これは、きくちさんの

(1)

補足すると、同様にどう考えても「と学会」の本を読まずに「と学会」批判を書いているとしか思えない本に「トンデモ科学の世界」(竹内薫・茂木健一郎)があります。考え方は井口さんとほぼ同じで、「と学会」に関して「科学の世界が、つねに白黒のつく○×世界だと思っている」といった表現で批判しています。読まずに批判しちゃだめだって言ってるのに。

僕らは「グレーゾーン」に言及しているし、田崎さんが書いたシンポジウムの趣旨にも「グレーゾーン」のことが書いてあるんだよねえ。

(2)

「99.9%」読みました。

よく書けてる部分も多いし、仮説にも白から黒まであるって書いてありますね。正直、僕が書きかけている文書と共通するところもかなりあって、困りました(^^;

 ただ、真っ白な仮説や真っ黒な仮説が後にひっくり返った例を挙げることに一所懸命で、肝心の「真っ白な仮説や真っ黒な仮説がひっくり返る可能性は極めて低い」という"重み付け"の問題がほとんど無視されているので、それは賛同しがたい。まずは"重み付け"、それから、「とはいっても」ということでないと相対主義になっちゃう。

 IDの扱いはやっぱり無邪気すぎると思いました。

というコメントの構図に似ている。

このばやい、竹内ファンのアマサイだが、きくちさんの言うこともわかるので、苦しい立場?である。

(アマサイが、kikulogに乗り込んで竹内薫の著作の正当性を訴えたところで通じるわけもない。両者は別のベクトルなのだから。今頃分かったアマサイ。でもさ、自分が尊敬する人と尊敬する人とはわかりあってほしいと思うのが人情だよねん)

また、アマサイは、社会学及び社会学者の言うことは信用していないので(あれってそもそも社会「科学」なのかよー)、 社会学玄論さんには、apjさんやきくちさんと同じつっこみをしていただろう。

すぬー「アマサイちゃんはネットのTPOがよくわかっていないので、よそのおうちにはあんまり行かないんだよね」

今日は変な構成、変な終わり方でしたね。ぷちっとな。【押す】
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