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August 02, 2007

オープンソースはユートピアではない

オープンソース ソフトウェアの採用を妨げているのは特許

オープンソース ソフトウェアの採用に関しては、特許がネックになるようだ。

「著作権や特許を侵害している可能性がある点が、組織によるオープンソース ソフトウェアの採用拡大を現時点で最も妨げている。それに僅差で続く阻害要因は、サポートが充実していないことだ」と、Lawton 氏は電話会見で語った。

Microsoft は、オープンソース ソフトウェアが Microsoft の特許を235件侵害していると主張している。Microsoft は、それらの特許を具体的に挙げたり、オープンソース ベンダーを相手に特許侵害訴訟を起こしたりはしていないが、Novell、Xandros、Linspire などのオープンソース ベンダーと特許保護のための契約を結んでいる。

うーむ、当たり前だろ、そんなの。独占権なんだからさ。今までの技術蓄積なしに新しい発明なんてできないでしょ。その新発明をフリーにされたら、それまで金と時間と人材を投じてきた企業や人は、どうすりゃいいの、自社製品が売れなくなってしまうではないか。しかし、訴訟をしないということは、MSもオープンソースの意義がわかっているのでしょうか。そのあたりはアマサイはよく知りません。

だが Lawton 氏によれば、オープンソースの採用を特許侵害が阻害している一方で、採用を促進している要素も多数あるという。

「先に挙げた2つの阻害要素は、初期コスト、総所有コスト、および製品の機能性といった促進要素ほど大きく受け止められてはいなかった」と Lawton 氏は述べた。

後半の意味するところはわからないが、特許というのは、特定の者に独占権を与えるずるっこしいものではないのだ。アマサイブログでは何度も引用しているのでわかっている諸君はわかっているだろうが、
(特許法の目的)
第1条 この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。
が特許法の精神である。
新規性、進歩性を備えたものであれば、独占権をあげるよ、だから公開してみんなに教えてあげてね。公開と独占権付与が交換条件になっている。でも、特許になる前に公開されてしまうのではないか、ですと?そうである、出願から1年半経つと公開されてしまう。特許性を備えいないものであれば、ありふれているから、公開して問題ないでしょう。だからさ、公開公報を見て同じのは出願しても無駄ですからしないでね、っていうことでもある(無料データベースができる前は公開と独占権のバランスがとれてなかったかもな)。

MSとオープンソースがうまくいっているとは思われないが、特許権を有する会社と交渉をして折り合いをつけていくしかない。発明はクリエイティブコモンズのようにはいかないのだから。

参考:特許法のたくさんの「溝」

オープンソースとソフトウエア特許はまだまだもめます。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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