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September 06, 2007

書談:『米原万里の「愛の法則」』

Yoneharaainohousoku■『米原万里の「愛の法則」』
著者 :米原 万里
価格 : ¥693 (本体 : ¥660)
出版 : 集英社新書
発行 : 2007.8
bk11.愛の法則
2.国際化とグローバリゼーションの間」
3.理解と誤解の間~通訳の限界と可能性
4.通訳と翻訳の違い

米原さんの講演集である。1と2は高校生に向けて話したものである。

1章だけでも女性は読まないけません。バイアグラを多量摂取して死んでしまう中高年男性。♀にはまったく理解不能な現象です。♂はあのことばかり知性というものがないんじゃないでしょうかね。まあ、その通りなわけです。これを読めばバイアグラ爺さんの心理が少しはわかります。そして、女性として生きていくことに誇りを持てるでしょう。

2章では、外国との交渉が全て英語で行われる奇異について言及しています。日本人はだれも不思議に思わないですよね。英語でもできれば御の字であると。米原さんは同時通訳の9割を占める英/日通訳者の大半は優等生でつまらない人たちと言い切ります。そんなこと言って大丈夫なんかい?英語習得は、言語や人間への興味というよりも、ビジネスツールの一つだからです。そして、英語以外の通訳者は三カ国語(日本語+英語+他外国語)を操るのに対して、英語(+日本語)のみでは世界が狭いと言っています。もちろん、それは2つより、3つの方がいいという単純さではなく、グローバルスタンダードがもたらす弊害のことを言っています。

英語のみより他の外国語も並行して学んだ方が両方上達する、という学習者へのアドバイスは、アマサイにとっても有益でした。よし、フランス語もがむばるぞ。

3章は、通訳なくしては、外国と通信できない多く日本人には、必須アイテムです。

4章では、自らの体験から、人間はコミュニケーションを欲して止まない生き物と結論づけます。これが米原万里を同時通訳として、エッセイストして突き動かした原動力でありましょう。

もう、生の米原節を聞くことはないのだと思うと寂しくなります。

「外国語と日本語の小説を楽しめるならば同時通訳はできる」という【米原原理】によってアマサイの英語学習法も間違っていないことが判明しました。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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