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October 25, 2007

書談:おもしろ違反だ!奥田英朗!

トヨエツと天海ちゃんが出る映画の原作『サウスバウンド』を先に読んだのだけれど、おもしろい、おもしろすぎる!こんな世界観があったとかぁぁぁ、と思うくらいにツボに嵌りました。映画みてから完読しようと、下巻を買うのは自ら押しとどめました。ふぅ~。

で買ったのが、これ。

Mayonakamarch■『真夜中のマーチ』
著者 :奥田 英朗
価格 : ¥600 (本体 : ¥571)
出版 : 集英社文庫
発行 : 2006.11

なんのことはない、ほぼ一晩で読んでしまった(他にやることたくさんあったのに何をしとるんや君は)。

怪しげなイベント会社を経営するヨコケンは、自分の主催する見合いパーティで、一流総合商社の御曹司ミタゾウを見つける。ヨコケンは知り合いのやくざフルテツに依頼してミタゾウを強請って一儲け考える。しかし、ミタゾウは単にその商社創業者と名字が同じなだけの一従業員であった。フルテツの怒りを買い、一転して強請られる同志となったヨコケンとミタゾウ。フルテツに対抗しようとコンビを組むが、ひょんなことから美女クロチェと知り合う。クロチェは大金をせしめる方法があると10億円詐欺計画を持ちかける。果たしてどうなる、凸凹♀トリオ。

いや、おもしろい。使い古されたネタと評する人もいるけれど、こういう小説はディテールが命である。主人公の三人の観点がはっきり異なっており、賭麻雀、裏美術商、中国マフィアなどのツールがジグソーパズルのようにうまく組み合わさっている(ミステリ小説家ってなんで裏社会のディテールを知っているのだろう)。

解説者氏も書いているが、この奥田英朗という人ナニモノなねん。本書はスラップスティック小説だし、ダークな犯罪小説書いたり(『最悪』)、自伝的な80年代青春グラフィティを書いてみたり(『東京物語』)、あたまた、精神科医伊良部のへんてこ治療を記してみたり、

カテゴリちゃんときめんかい!と言いたくなる。それもどれも、はずれがなく面白いってどういうことやねん。

おまけに『サウスバウンド』だけでなく、ほぼ同時に本書も映画公開中だとと!

むちゃくちゃ幸せな作家ではないか、ないか。

もう、これ以上おもしろものは書いたら逮捕する!

『サウスバウンド』の方は映画を見てから書談にするよ。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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