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February 29, 2008

「金融」と「技術」は二者択一か?

「金融は虚業」というエンジニア

「ところがバブル期になって,これが変わってしまった」と,A氏はいう。「バブル期に銀行や証券など金融分野の初任給はウナギ登りだった。その結果,理系の優秀な学生はメーカーには目もくれず,より高い報酬が望める金融などの職種に就職してしまった。代わりにメーカーには,あまり優秀とは言い難い人材が入社するようになった。現在の30歳代後半~40歳代前半に当たる,このバブル期入社層に『人材の穴』が空いたことで,それまでメーカー内で受け継がれてきたOJTの伝承が途切れてしまった」というのが,A氏の話の骨子だった。

 「バブル期にOJTの伝承が途切れてしまった」という仮説は,それはそれで興味深いのだが,私がハッとさせられたのは,実はその後のA氏の言葉だった。「金融のような『虚業』に学生が進んでしまって…」という嘆きの言葉である。取材のテーマは「組み込みソフトウエア分野における人材育成の在り方」だったので,A氏のいう「虚業」という言葉の真意についてはあえて確認しないまま,その日は話を進めた。

・それまでは、理工学部を出た人間が銀行にエントリするなんて考えられなかったから(居ないことはなかったでしょうが、少なくともポピュラーではない)、オジサン世代としては未だに驚きを隠せない、ということでしょう。

・うちのようなトップ企業には優秀な学生が来て当然とばかりに技術者の待遇とか全然改善しなかった、というのはメーカー側が反省すべき点だろう。ってか、バブル経済とか、金融業人気とか、外的要因ばかりあげつらって、自分たちは悪くないって主張してどうにかなるわけ?勘違い野郎がまだまだ多い。

・「もっと素直に他の分野も勉強して,両方の分野の語彙を身につけ,他分野のエンジニア,他業種の人とも会話できるようになればいいのではないかと…。」取り敢えず、金融の奴らは技術勉強しろ。

・技術者はマネージメントの奴らに騙されないように理論武装をする必要があるな。

・「この「ギーク v.s. スーツの対立」論を,冒頭でご紹介した元エンジニアA氏の「金融業なんて…」発言に当てはめるのは,少々強引だろうか。」こういう短絡的なエッセイは、つっこみどころ満載で個人ブログの取り上げるには適している。

技術至上主義よりファイナンス至上主義の方がよっぽど問題だと思うけどな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 27, 2008

農業知財戦略

アマサイが小学生のころの社会科の教科書には、小麦、トウモロコシなどの穀物はほとんど海外の輸入に頼っていると書いてあった。今もそうだろう。いや、野菜の多くも中国、韓国から輸入しているみたいだから、そのときよりも食料自給率は低くなっているはずだ。

こんなことで、また戦争が起きたらどうするのだろう。小学生アマサイはほんとに心配だった。そのころ、東西の壁はまだあり、中東は爆薬庫だったし(これは今でもそうだ)、中南米もなんだかきな臭かった。核の冬、第三次世界大戦はリアリティを持って語られていた。

工業技術立国、情報通信立国(これはもっと後の話)を確立し、平和外交を続ければ、日本は守られるのだ、とか言っていた大人達は大勢いた。ばっかじゃねーの、海路、空路を断たれたら日本人は飢え死にするよ、まあ、それより、核爆弾落とされたお仕舞いだけど。毛沢東が、核によって、7億が死んでもあと1億で中国は再生する、いや、1000万人居れば十分だ、と言っていた時代である。
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昨日早く帰れたのでクローズアップ現代を見た。

2月26日(火)放送 畑の中は宝の山 ~農産物の知的財産権~

いま全国各地で、独自ブランドの農産物を「知的財産」として保護し、輸出戦略の要とする動きが始まっている。福岡県はイチゴ「あまおう」の商標や品種を輸出先でも登録して独占販売をねらう。岩手県八幡平市の安代(あしろ)地区は、「安代りんどう」の栽培法をニュージーランドの農家に教え、品種の使用料を得るまでになっている。一方で、日本で品種開発された農産物が海外で無断栽培され、対応に苦慮するケースも相次いでいる。始まった農産物の「知的財産」戦略。その可能性と課題を考える。
(NO.2543)

生越由美先生がゲスト解説者として出演していらした。

愛媛の農家が苦心して改良したイチゴ新種「レッドパール」。韓国で大々的栽培されている。確かに韓国の一農家と契約して苗は売った。そこから苗が彼の許可無く配布されたのだろう。今にロイヤリティを払うよう韓国の農業協同組合に申し入れをしている。。
レッドパールについてはこのブログが詳しい。
(一昨年WBSでやっていたのねん)

また、昨年のアジア農業国際会議で、日本は種苗育成者の権利を尊重して欲しいと申し入れた。加盟している国全てがそれを承諾した。問題となるのは個々の農家の意識改革である。

育成者権というのが、あるのは知っていたが、そんなに重要とは思わなかった。工業製品の知的財産権、特許はある意味過剰だと言われている。しかし、農業ではまだ未開らしい。知的財産法の主旨は、先人の努力に敬意をはらい、正当な競争の中で共々産業を促進しようというものである(おおざっぱに言えばね)。これは是非農産物に適応すべきである。

知的財産で世界を結び、豊かで文化的な平和な日常を構築するというのが、21世紀的世界観、経済戦略であるな、ふむふむ。

昨日の番組を見て、知財業務をしている者として意識を新たにしました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 25, 2008

幸せのはかり方

ある女性がIQが高く、ハンサムな男の子を産みたいと思い、精子バンクで該当する遺伝子を持つ精子を買って人工授精を行った。生まれた子供は彼女の予想通りの赤ん坊だった。他の誰よりも早い時期に立って歩くことができ、言葉を覚えるのも早かった。

難関と言われる小学校に入学したが、担任の教師は自分で学習するようにと彼に申し伝えた。教科の高度な範囲まで習熟して何を教えればいいかわからなかったからである。特に理数系には優れた才能を発揮し、運動能力も高かった。

当然、有名高校に入り、その後はハーバード大学に進んでいった。

彼の母親は、彼なす事すべてを賞賛した。彼は彼女にとって神様の次に偉大な存在であった。

そして、24年が経った。彼は有名大学のたくさんある街、マサチューセッツ州ケンブリッジ市に一人で住んでいる。

彼は有望な若手科学者になっているだろうか。また、すでに学会に名を上げて、自身の研究とともに後進を育成しているのであろうか。

どちらでもなかった彼は小学校の教員になっていた。明日の教材を作るために今日もパソコンに向かう。

これが僕の生徒たちです。彼はうれしそうに1枚の写真を見せた。どの子もすばらしい。凄い才能があるんです。子供と接するのは毎日楽しいです。この本棚はほとんどがファンタジーかな。今、僕が子供のころ読んだ絵本を集めているんです。お薦めはね、いろいろあるけど「カルガモ一家のお散歩」かな、カルガモの家族がいろんなところを移動する、ただそれだけの話です。家族が一緒というのがいいですよね。人間も家族で暮らすことが一番の幸せだと思うな。

数学の本?1冊もないですね、もう何年も理数系の本は読んでいません。IQなんて人の一部にしかすぎない、IQの高さと人の幸福なんて何の関係もありませんよ。

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彼はいつも孤独だった。同級生からは「精子野郎」とか「天才野郎」とか蔑称で呼ばれた。IQテストを幼いころから数多く受けさせられた。大人達は彼に大きな驚きと少しばかりの恐れをいただいていた。彼は大人達に何を求められているかよく知っていた。彼は大人達の要望にそぐわないことをすることはなかった。
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彼は今幸せなのだろうと思う。自身の幸せを若いうちから見つけられたこと、これ以上すばらしい才能は他にはない。

23日フジテレビでやっていた「サイエンスミステリー」のアマサイ的記述です。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 21, 2008

ディベート論題:カジノ合法化

最近ディベートの話を書かないなあ、ということは本人が一番気にしているのである。
ちょっと書いとくかな。

我らが元締め団体JDA日本ディベート協会さまにて、08年度前期推奨論題が決まりました。

日本はカジノを合法化すべきである。

であります。

このお題、社会人には結構おなじみで(と言っても社会人ディベート団体というのは我々の他にそんな沢山はなく)、結構有利なんではないかと思う次第である。

事の発端は石原都知事です。
日本の論点2002から引用;


石原慎太郎東京都知事は知事選の際に「お台場にカジノを」との公約を掲げた。深刻な都財政を立て直す狙いだった。
 就任一カ月を迎えた石原知事は一九九九年(平成一一年)五月末、毎日新聞のインタビューに応じ、財源作りのために競輪、カジノなどの都営ギャンブルを始める方針を以下のように表明した。〈後楽園競輪だって復活したい。カジノを(臨海副都心の)台場でやってもいい。風紀が悪くなるというのなら、警察OBの仕事にしたらいい〉(同紙九九年五月二七日付)
 先進国の都市の中でカジノがないのは、日本の大都市だけ。東京だけでなく、大阪など他の大都市でもやったらいい、というのが石原知事の考えであった。
 その石原知事は二〇〇〇年一二月三日、カジノ実現のための法整備に触れ、「実現には国の法律を変えないとできないが、シティセールスをやるのに大きなファクターになる。一刻も早くやりたい」と言及した。財源については「都民のカネではやらない。ちゃんと考えてる」と、都の一般財源を使わず別会計を視野に検討を進める方針を示した(毎日新聞九九年一二月四日付より)。

それまであまり話題にならなかったですね、日本のギャンブルというとお馬さんが一大事業でそれに類するものを必要としなかった。欧米では歴史があるからそうでもないんでしょうが、日本では、有り金叩いて堕落していくってイメージがあるからでしょう。

東京以外でも、新たなギャンブルに景気浮揚効果を求める動きが起きている。沖縄では闘牛を公営ギャンブルにする方向で内閣府沖縄総合事務局が検討を始めている。九州では宮崎県の松形知事がカジノ開設に意欲をみせ、大分県別府市も誘致を模索している。他にも、石川県珠洲市や北海道、伊豆の温泉地などでカジノ開設を模索する動きがある。また、愛知県では伊藤忠商事など第一勧銀系を中心とした企業グループが、中部国際空港が建設されている常滑市を中心としたカジノ構想を研究している。(「週刊読売」二〇〇一年二月二一日号より)カジノ導入論の根拠は、なんといってもその経済効果である。

カジノは地方自治活性化の救世主的存在なのですね。しかし、果たして、日本にカジノというのがうまく根付くかというのは非常に疑問ですな。国民性というのは状況によって簡単に変わってしまうし。日本人は現金主義だから、クレジットカードの所持者は頭打ちになるだろうと、20年前までは言われていましたが、この通りです。

否定側の強いステータスというのは、健康被害です。まあ、ギャンブル中毒ですね。

また、犯罪の温床になる可能性、というのもあります。また、宮崎県では共産党委員会と三市民団体が「犯罪の温床になる可能性がある」「青少年の教育に悪影響を与える」と、県や宮崎市にカジノ開設推進をやめるよう要請した。三団体の一つで、教員や学齢期の子どもを持つ保護者らでつくる「『子どもの権利条約』宮崎の会」の成見幸子会長(弁護士)は「パチンコや競馬でものめり込む人がいる。行政や議会主導のカジノ推進はモラルの崩壊ではないか」と批判する。
娯楽と犯罪は対になることが多いですからかわしようはあるでしょう。

ああ、これらはディベータへの助言ではなく、非ディベータの方への橋渡しです。アカデミックディベートってこういうことやってるんですよ、みたいな。

大会には出たいです。でも、時間的に無理だから出ないけど。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 20, 2008

論理性?そんなの関係ない。

技術者が非論理的であることの強み
時間のある人はリンク素を読んでみてください。忙しい人はいいです。そんなに価値ないから。

3種類の非論理的な人  では「論理的」とは一体何なのでしょうか。この問題は、逆に「非論理的」な人のイメージを考えていくと判りやすそうです。ということで、「非論理的」と思われてしまうと想定できるステレオタイプな技術者たちを3種類に類別化してみました。

(1)まずやってみろ系 <三現主義>
[省略]
(2)習うより盗め系 <直感と感性で洞察>
[省略]
(3)理屈はもういい、やるのかやらないのか系 <感情的な根性論>
[省略]

 以上のように、三つの視点で「非論理的な技術者像」を一覧してみて改めて感じるのは、総じて論理的だとみられている技術者だが、実は非論理的である側面が強いということであり、その非論理的な技術者たちこそが日本の強みだということです。三つの類型のどれもが、そうだといえるでしょう。
伝統工芸の職人気質は、戦後の奇跡的な復興を支えたものづくりの本質そのもの。三現主義からくる「まずやってみろ」な姿勢、本当に大事なものは形式知化できないという哲学に裏付けられた「習うより盗め」の姿勢。そして一見古臭い「理屈はもういい、やるのかやらないのか」という根性論も、実はこだわりの美学の表現形の一つでした。

 しかし同時にそれぞれにトレードオフとなる欠点があることも書き述べたとおりです。前回のコラムで力説したように、90年以降どんどん強くなるロジカルブームとは、この欠点部分にアドレスした話といえるでしょう。けれど、ゆめゆめ間違ってはならないのは、私たち日本人の本当の強みとは上のような「非ロジカルな気質」にあるのだと私は考えます。このユニークさを失ってしまっては、元も子もないのではと。非ロジカルなものの偉大さを充分理解した上で、その欠点を補うためにロジックの利点を場面に応じて使いこなす。これこそが「日本のものづくり」にマッチした、最強の手法だと思うのです。


ロジカルシンキングをメシのタネにしている人がよく話す雑談の類である。技術者に限らず多く人は論理性を意識して仕事はしない。

実験で手を動かしているうちに、ぱっとひらめき、それを実際にやってみると、すばらしい結果がでたり、

マーケティングの統計をぼんやり見ていたら、何か購買行動のパターンが見えてきたり、

顧客に足を運び、何回か話しているうちに大型契約が結べたり、

現場の成功例を見ていくと論理性とはまったく関係ない行動様式が見えてくる。だから彼のいうところの「技術者が非論理的であることの強み」なんて全くのナンセンスなのだ。強みでもなんでもなくて、通常していることなのだから。

では、技術者は、ビジネスパースンはどこで、ロジカルシンキングを必要とするかというと、人に話すとき、プレゼンをするとき、つまり全くの他者から納得してもらい、了解を得ねばならないときである。うちのディベートサークルに来る人達も大体動機はそんなところである。

自分がどれくらいがんばったとか、感情に訴えても仕方がない。非論理的日常から導き出せる論理性を語ることが、プレゼンの極意?と言ってもいいかもしれない。

それにしても、この文章の作者、なんのためにこんなどうでもエッセイをアップさせたのか。よほど書くこと無かったに違いない。

また、日常は論理性と非論理性が入り組み、混じっているので、二分化することにあまり意味はない。

ほんと、経営論って雑談の域を出ないということを再確認した。

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まあ、良い方に考えてみれば、論理思考至上主義へのアンチテーゼかもしれませんな。論理思考を身につければ、何でもできる、みたいに風潮する輩もなきにしもあらず。そんなに論理って大事なの?ということだとしたら、アマサイと同意見です。
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因みに本投稿は、アマサイブログ1000番目の記事です。大したことは書いていないのは、自分でもよく知っています。でも偉いぞ>自分

日本のこげな種類のHP、印刷専用画面を設けていないところが多いです読んでほしい、という意志があまりないのでしょうか。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 19, 2008

へたこいた東芝、再起せよ。

日曜日から、これは連続モノですかってくらい一面に記事が踊っています。

東芝、HD DVDから撤退濃厚

東芝が、自社が中心になって進めてきた次世代DVD規格「HD DVD」から、事実上撤退する見通しになった。ソニー、松下電器産業などが推進する対抗規格「ブルーレイ・ディスク(BD)」とのシェア争いで劣勢に立たされたことから、事業方針を大幅に見直す。これにより、次世代DVDの規格争いはBDの勝利に決着する公算が大きくなった。

東芝は「HD DVDの今後の事業方針について現在、検討中。現時点で決定した事実はない」(広報)とコメントしているが、週内にも正式決定し発表する模様。

17日の日経5面には、

特許戦略固執あだに、離反招き孤立、世界標準流れ決めた「市場」
東芝は2003年にHDの基礎となる企画をNECと共同で提唱。基本特許を押さえ、機器販売で特許料収入を得る構想を描いた。一方ソニーと松下は早い段階から共同歩調をとりBD(ブルーレイディスク)規格の採用をメーカーに呼びかけた。結果は対照的だ。

ああ、ダメダメだなあ、東芝。誰がこんなこと考えたわけさ。「特許戦略」完全に間違えてます。東芝はソニーベータの失敗に学ばなかったのか?ケースが違うだと?そんなことはありません。当時のソニーは技術に驕りあったのです。うちの一番の技術に他があわせりゃよかばってん。同じでしょ、基本特許を抑えるって。

録画再生機は技術のメインストリームなわけだよ、それは、他の技術に比べれば、信濃川と黄河みたいな差があるのさ。黄河をせき止めるなんてできないでしょ。こっちの流域が、進行しずらかったら、あっち側から行こうということができるでしょ。西側を固めても、東側からすいすい流れていっちゃったわけさ。

新分野技術にはWin-Winのビジネスモデルが結局、Win-Winを導くのです。

まあ、BDも安心できませんけどね。。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 18, 2008

桜田晋也著『武神-八幡太郎義家-』

Bushinyoshiie『武神-八幡太郎義家-』
著者:桜田 晋也著
価格 : ¥819 (本体 : ¥780)
出版 : 学陽書房 人物文庫
発行 : 1997.11

頼朝様や足利尊氏が武家の棟梁と敬う義家ってどないな人やねん、というのが、アマサイの長年のなぞであった。きちんと文献を探して読めばわかるのであろうが、伝記小説なんかでお気軽に知りたいのである。って、春日局を捜していたら偶然見つけただす、本書を。

現代では、残忍なもののふとして知られているようであるが、本書では、頭は切れて、気はやさしくて力持ち、的な人物に描かれています。

前九年の役は、貞任が光貞に『蝦夷には嫁はやれぬ』と罵られたことが発端であった、と同情を寄せているし、

清衛、家衛に奥州を分割統治するように取りはからったのは、義家であるし、

後三年の役は、朝廷には私闘と片づけられているが、あれをそのままほうっておいたらどうなるねん、ということになる、

悪名高き金沢柵においては、「自分たちで事を起こしておいてぎりぎりになって勘弁してくれってどういうことやねん。大将自ら首を差し出し、他の者は許してやってくれ、というのが本筋だろが。家衛、武衛はトンデモねえ」というのは理に適っている。

まあ、殴られた方はさ、自分から手を出したとか、自分の方がひどいことしたっての忘れて、殴られた記憶だけ残るから源氏嫌いになるのは当然だと思うが。

朝廷貴族ども、武士を利用しっぱなしかい。源氏と平家を代わる代わる贔屓にし、その場を乗り切ってきたのは、このころからあったんであるな。

日本史においては、戦前に英雄視された人間は、戦後には何が何でも貶めねばらなぬ、という心理が働いているような気がするなあ。

そもそも、人殺しが生業の武士に向かって、残忍という言葉はよくよく気を付けて使わねばいけませんな。信長が寺を焼いたのと同じです。どうして、そこまでしたのか、ということを人格のせいだけにするのはいただけません。

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・義家が七代目の子孫が天下を取ると遺言したという逸話、これはないでしょう。どっかのHPに書いてあったが、この当時天下を取るという概念はないから。頼朝様のときも、ない。源氏の故郷とも言える関東地域及びその周辺を独立させたかっただけ。それに七代目は家時のはずなのに、自分ができなかったから孫にって(尊氏くんに)、予言は適わなかったってことでしょう。北条家は平氏だから、源氏に取り戻したいという願いは足利家にあったかもしれませんね。でも、平氏も源氏も途中で所々繋がっているし。


資料レベルを読んでいる間はありませんから今度は『炎立つ』と比較してみましょう。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 15, 2008

「きずな」はまだ切れてはいない。

きずな/H-IIAロケット14号機打ち上げ延期
2008年2月13日 更新

超高速インターネット衛星「きずな」/H-IIAロケット14号機の打ち上げを2月15日に予定しておりましたが、ロケット第2段姿勢制御用ガスジェットスラスタ装置への推進薬充填作業において、正常に充填ができない不適合が発生し、処置、対策には時間を要すると判断されることから、打ち上げを延期することといたしました。
新たな打ち上げ日については決定次第お知らせいたします。

なんかね、飛んだよ、成功したよ、っていう報告より「不調があって延期しました」っていう記事の方が安心するなあ。
っていうのはアマサイがアマノジャッキーだから?

うん、なんか、慎重にやっているのだな、という気がするのですよ。以前のスペースシャトルのような空中爆破はないんだな、って思うわけ。発射延期は失敗ではないでしょ。発射してから故障があったら、もう、国もJAXAに資金投入できないじゃん。って、JAXAの予算でどのようにして決まるか知らないんだけど。

うん、でも、がんばるんだ、JAXA!日本の科学技術の華を咲かせてくれ!

宇宙開発におけるJAXAって、日本国における自衛隊の位置に見えなくもないんだよね、継子扱いってやつ?人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 13, 2008

エンジニアには哲学が必要

アマサイが以前に「かなりすごい研究者・石井裕」として紹介した方である。おお、丁度去年の今頃ですね。

で、Tech総研に新たなインタビュー記事がっ!
なんと、エンジニア適職フェアで講演をなさったそうだ。アマサイも行けばよかった。質疑応答が愉快。。。

Q:先生は一日何時間ぐらい寝ているんですか? A:ほとんど寝てないな。椅子にもたれて寝て、起きてという繰り返し。

Q:私は今高校生なんですが、今何をやれば先生のようになれますか?
A:僕の原点は若山牧水と宮澤賢治。キミも文学書を読みあさるのがいいと思うよ。

Q:MITのプロフェッサーって給料はどのぐらいですか?
A:キミね、もっと本質的な質問をしなさい。給料? ま、驚くほど安いことはたしかだね。

Q:将来、私もアメリカに留学したいんですが……。
A:Do you speak English? なに、TOEFL300点? それじゃダメだよ。英語は道具だけれど、それができなけりゃ、研究者のコミュニティに入れない。自分が表現したいことも伝えられないじゃないか。

Q:先生はどうやって英語を勉強したんですか?
A:学生時代は話せなかった。NTT時代に海外で研究発表するときに十分伝えられなくて悔しかった。それからはラジオではFEN、書物は英語の原書で、コピー作業の間も英会話のテープを離さず、という生活を徹底してやった。

Q:私はメディアラボでインタラクティブ・アートを勉強したいと思うんですが、やはりコンピュータのプログラムもできないとダメですか?
A:メディアラボでは、アーティストであると同時にエンジニアでないとだめ。

Q:先生の研究のどこに企業は関心をもつのでしょうか?
A:企業は私の研究室が生み出す製品自体に興味があるわけじゃない。それよりも、私たちのパッション(情熱)やクリエイティビティに共感して投資をしてくれる。そう考えるとこの世界はまだまだ捨てたものじゃないよ。

Q:先生はなぜ、こんなにたくさんの質問を受けつけるのですか?
A:それはキミたちが僕より確実に長生きするからさ。長生きする人たちに、僕の言葉を伝えておきたいからだよ。

なんか凄すぎて、参考にならんような気がしないでもない(^^;)。こういうがむしゃらな人間が少なくなっておるのだよね。アマサイももっと若いころは、こういうふうに生きたいと思っていたが、体力がないからねえ。ええ、もちろん、言い訳ですよ、そんなのは。

哲学を持つべき、というのはわかる。それはどんな職業であっても持っていないといけない。アマサイにはある。教えないけど( ̄▽ ̄;)。ビジョンとか理想という言葉でも良いと思う。深きに着かないと仕事も人生もいずれ行き詰まる。

しかし、ホンモノに触れた聴衆の中には第二、第三の石井裕が生まれると思う。それを信じているからこそ、講演を引き受けたのだろう。

でも、ベッドで少しは寝た方がいいと思うぞ、石井先生。

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February 12, 2008

100万分の1秒後はどうなっているか。

スティーブン・ワインバーグの著書に『宇宙創成はじめの三分間』というのがあるけれども。ひゃ~、アマゾンで1万8千円だとさ。もう、啓蒙書として価値がないと思うが(ここ10年で宇宙論が変革してしまったから)。95年に改訂してあんのね。アマサイにとっては、宇宙論に基礎を教えてくれた教科書的なものである。読んだのは80年代だったな。

宇宙誕生100万分の1秒後の謎を解く理研BNL研究センター(RBRC)

米国、ニューヨーク市近郊のロングアイランドに位置する理研BNL研究センター(RBRC)では、世界各国から集まってきた研究者たちが、宇宙誕生100万分の1秒後の状態を再現しようとしている。そこでは、相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC(リック))を使って、陽子の構成要素であるクォークとグルーオンを詳しく観察する研究が続けられている。
理研、いつの間にちょー国際的になったのかと思ったら、ああ、米国にあるのか、じゃあね、いろんなお国の人がいるはずだわな。所長もガイジンだし。
RBRCのもう一つの柱は、理論研究だ。理論物理学グループを率いるLarry McLerran(ラリー マクレラン)グループリーダーは、「理論面での目的は、主に3つに絞られます」と説明する。1番目は、陽子と中性子、それぞれの構造の理解。2番目は、クォークに働く“強い相互作用”と“弱い相互作用”の理解。そして3番目は、クォークとグルーオンがばらばらになったクォーク・グルーオンプラズマという超高温状態の特性を調べることである。その温度は1兆度以上。誕生してから100万分の1秒後の宇宙は、そのような極限状態だったと考えられている。
3分ってものすごーく長い時間だったのねん。
RHICの並外れた能力により、これらの理論が正しいかどうかを実験的に試すことができるようになった。「重陽子と金、金と金、銅と金、銅と銅……、いろいろな組み合わせを衝突させることが可能です」と語るRBRCのNicholas Samios(ニコラス サミオス)センター長は、さらにこう続ける。「クォーク・グルーオンプラズマは、希薄で相互作用の弱い気体のようなものと考えられていました。ところが私たちは、それがむしろ液体に近いことを発見しました。これは大発見でした」

そうですね、アマサイも気体と思っていました。宇宙の構造の急速にわかってきておるわけですね。がんばってくらはい、天文関係の学者さんたち。

小尾信弥先生、まだお元気なのかしら。ぐぐると放送大学学園顧問という肩書きが出てきます。放送授業でしかお会いしたことはないですが、放大時代のアマサイの恩師です。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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コロンボ刑事に夢中です

Kcd005
だいごすてぃ~に。のDVDで『刑事コロンボ』を見るのが楽しみの今日このごろ。二カ国語で見られるのがうれしい。吹き替えは、NHK放映時の声優さんのものである。当然コロンボは小池朝雄さんであ~る。

なんだか、ですね、セリフの言い回しが、60~70年代であるのが、懐かしい。というのはですね、こういうものには、上流階級の人って出て来るじゃないですか、そういう人はこういう言葉を使いそうだなってのが、いいんですね。70年代の日本では上級社会を描いたテレビドラマってなかったでしょう、あっても少ない。多分、よく知らないですけど、小津安二郎の映画なんかのセリフみたいな感じがするです。

で、内容はね、日本の二時間ドラマ、『火サス』ってどれもコロンボが原型かな、てなトリックです。なんだか、泥臭い。35年くらい前には新しかったんでしょうが。いや、泥臭いのが悪いんじゃないですよ、それも含めていいんですけどね。

第1話は、舞台劇として作られた、とあるんですが、DVDを見ると、なるほど、映画でも演劇でも通用するということが見てとれます。一緒に入っている小冊子のミニ知識も楽しいです。

母がドラマの『相棒』のファンなんですけど、私もつき合いで見たりするんですけど。

「えっ~、こんなこと言質とったって、証拠にならないじゃん。"そうは言いましたけど、それは私の勘違いでした"って言われたらおしまいでしょ」

「いいのよ!この刑事たちはこうやってトリックを暴いて犯人を落としていくんだから。刑事コロンボと同じなの!」

と右京さんと亀山くんの魅力をとうとうと語られました。
( ̄▽ ̄;)

もう、刑事コロンボと言えば、推理モノ正統派の代名詞ですね。

画像を出したNo.5だけが見つかりません。版元に問い合わせるしかないでしょうか。ジュンク堂へ入ったときと思っているんですけど忘れてしまって。

以前集めていた「Xファイル」は途中で挫折しました。毎回買っていくのはなかなかたいへんです、アマサイ的には。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

February 08, 2008

インテル入ってる、大学特許が入っている、かも。

ウィスコンシン大学の特許管理団体がIntelを提訴,プロセサ高速化特許の侵害で

 ウィスコンシン大学マディソン校の特許管理団体であるWisconsin Alumni Research Foundation(WARF)は米国時間2008年2月5日,プロセサの処理速度向上につながる特許が米Intelに侵害されたとして,ウィスコンシン州西地区米連邦地方裁判所に提訴した。WARFはWebサイトで訴状を公開している。

 侵害されたとする特許は,米国特許番号が5,781,752,タイトルが「Table based data speculation circuit for parallel processing computer」。1996年12月26日に申請し,1998年7月14日に成立した。9件のクレームから成る。ウィスコンシン大学マディソン校の研究者4人が発明した。プロセサ内で命令を効率よく並列化することで,処理速度を大幅に向上できるという。

 WARFは,Intelが「Core 2 Duo」マイクロアーキテクチャで同特許の技術を使っていると主張し,2001年よりライセンス契約を結ぶように繰り返し要求してきた。しかしIntelが協力的でないことから特許侵害訴訟に踏み切ったという。

 WARFは裁判所に対し,特許侵害の事実認定と,損害賠償と法的費用の支払い命令を求めている。

まあ、記事通りなんですけれども。日本では、大学が企業を訴えることなんかあるんかなあ、と思索しておりました。今は考えられないけど、これからはあるかもね。でもさ、こういう大手企業を相手にするのは、なんだか正義の味方っぽくていいけれども(という言い方もまずいけれども)、中小いじめをしそうですね、日本のばやい。特に国立大学法人のT大( ̄▽ ̄;)

裁判が実施されなければ、なんとも言えませんが、どうなんでしょうね、大学側の主張していることは正当なんでしょうかねえ。日本なら、Intelものすごい悪いやちゃ、ライセンス契約してやれやということになるんでしょうが、米国の大学も訴訟ビジネスしてるでしょうから。特許の内容は、ふむふむ、そうやな、10年前くらいだと、こうやって処理速度上げたんでしょうね、ということしか、わからしまへん(なぜ、関西弁風?)。

技術分野としては好きなところなので、これからの動向を見守りたいと思います。

あまり好ましくないTLO/知財本部@ゆにばーしちぃが多すぎる。以下自粛今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 07, 2008

どんな環境でも天才なのが天才なのだ。

「真のゆとり教育」が生んだ18歳天才プログラマーとあるが、ゆとり教育は関係ないと思う。

「史上最年少天才プログラマー」はどうやって生まれたのか――。情報処理推進機構(IPA)は昨年10月、3次元画像処理システムの開発で千葉大理学部2年の上野康平さんを「天才プログラマー」に認定した。18歳とは思えないほど落ち着いた雰囲気の上野さん。彼の生い立ちをさかのぼると、日米の教育環境の違いやリアルなコミュニティーの大切さなど日本のIT人材育成のヒントが浮かび上がってくる。

――プログラミングを始めたきっかけは?
 小さいころ、家にあった父のコンピューターでゲームをして遊んでいました。当時ゲームソフトがパソコン通信上で交換されていましたが、設定とかが複雑で、自分でプログラムを書かないと遊べなかったのです。
 小学校1年生ごろにはもうMS―DOSのコンフィグファイルをいじったりしてました。父に教えてもらったというより、パソコンやワープロの説明書を一人で読んで――文字の読み書きも説明書で覚えました。辞書の引き方すらわからなかったので、周りの人に聞きました。外で遊ぶより家の中が好きでしたね(笑)。

――CGの勉強はどこで?
 最初からCGの専門書にあたるのは大変なので、入門サイトを見てひたすら参考にしました。レンダリングをやっている人はネット上にたくさんいて、オンラインコミュニティーがとても助けになりました。
 英語のコミュニティーは特に重要でした。最先端の分野になるほど、英語のサイトしかなかったし、論文も英語でした。


――米国にいたから学べたことも多かったのですか
 米国では科目別に飛び級制度があって、数学と科学で飛び級しました。この仕組みのよいところは、飛び級クラスは1年の3分の1の時間を使って、自分の関心のある分野の研究をしてよいことです。この時間を使ってCGの勉強ができたのです。ある意味「有効に機能したゆとり教育」だったと思います。

プログラミングが1つの技能として認められていることと、ネットで自由に情報を取得できることがキーだな。最新情報は英語文献に、というのは昔からあるし、ませた子は、英語雑誌なんか読んでいたしね。米国が「ゆとり教育」先進国のような書き方は感心しない(彼が、はなく、表題にした日経に対して気に入らない)。彼はうまく米国と日本のレールが切換ができただけの話だ(それはそれで素晴らしいことであるけれど)。 日本で生きていこう(仕事をしよう)と思ったら、日本のガッコを卒業するしかない。そうするとどうしても帰国子女の経歴は足かせになる。今はガッコも寛容になっているから、帰国子女=いじめとはならないと思うけど、日本社会に適用できなくなる子も一定数いるのも確かなことである。

って別に日本の学校制度を論じたいわけじゃなくて、彼のプログラマーとして才能の開花は、環境に依存するものじゃなくて、時流にあっていたということであるな。

っていうか、彼の一人の例で、教育制度を語ろうとしているこの記事に無理無謀を感じる。天才少年、もう青年か、現る、で別にいいと思うけど。


アマサイが彼と同じ環境で子供時代を送ったとしたら、、、まあ、単なる引き籠もり箱入りお嬢になっていただけでしょうねhappy02。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 06, 2008

特許は国防問題と思う

弁理士-弁護士の‘同盟強化’は世界トレンド

2003年、日本の特許関連訴訟に大きな変化が生じた。 弁護士と弁理士が共同で取り組むことになったのだ。

◇日本の変身=1909年に弁理士制度を導入した日本も、2003年の法改正までは弁護士だけが特許侵害訴訟の弁護を担当することができた。日本が弁理士に法廷の門を開放したのは、特許戦争時代を迎え、法律消費者の権益を高めるという目的だった。

「弁護士が特許技術についてよく知らないため特許侵害訴訟で審理が遅れるうえ、訴訟当事者の利益がきちんと代弁されていない」。 法改正の理由だ。

日本が弁護士・弁理士共同訴訟制を導入したからといって、すべての弁理士が資格を持つわけではない。 所定の試験に合格しなければならない。

日本の弁理士のうち法廷に立てる資格を持つのは800人余。 日比谷パーク法律事務所の上山浩弁護士は「弁護士の単独弁護は消費者(依頼人)にとって決して得にならない」とし「弁護士と弁理士が共同で訴訟を担当するのがよい」と述べた。 日本の弁護士らは「共同訴訟制の導入以降、市場がさらに拡大し、収入も増えた」と話している。

日本は2005年の特許出願件数が42万7000件余と世界1位。 米国特許庁に特許を出す件数も世界で最も多い。 このため日本の企業には特許侵害訴訟業務が多い。

凸版印刷法務チームの山崎紳正・知的財産部長は「特許侵害訴訟は技術権利の内容が複雑なので、弁理士の技術的な支援が重要になる。弁護士と弁理士を同時に法律代理人として選択でき、企業にとって非常に良くなった」と述べた。

◇弁護士・弁理士の‘同盟強化’はグローバルトレンド=日本だけでなく、英国・ドイツ・中国など主要先進国も弁護士と弁理士の‘同盟’を強化している。 先進国では、弁理士が弁護士と共同または単独で法廷に立つことができる。 お互い不足している点を補完し合う関係だ。 弁護士は法律的判断を、弁理士は特許技術の権利、侵害かどうかを判断する。

米国は一般弁護士とは別に特許弁護士がいる。 特許紛争は特許弁護士が担当する。

日米特許摩擦の事始めともいうべきハネウエルVSミノルタ訴訟。その昔、NHKスペシャルでやっていたなあ。その番組では、米国では、技術的に侵害の心配はないと思われてもクレームを広くとっているので、日本はどうしても負けてしまう、という主旨だった(ような気がする)。もちろん、米国裁判所は、にっくきジャップを勝ちにするような判決は絶対ださない、ということもある。アマサイがそのとき思ったのは(まだ、特許の仕事はしていなかったころだ)、もっと、司法に理系の知識、理系の人間を組み込まなきゃダメだということだった。

で、この道10数年のアマサイが、思うに、日本の特許審査がナンバーワンで、それを米国を含め海外にみとめさせなきゃダメだということだ。

それには、技術的知識のない奴が裁判したり、弁護していてはだめだろう。知財高裁はできたけれども、ほとんど見切り発射のような気がする。急速に充実を図っていかなくちゃいけない。

それにしても、ノンキだなあ、今頃、21世紀になってから、弁理士と弁護士が協力しなきゃいけないって(コラムソースは韓国ですけど)。まあ、司法試験受かった人たちが、「既得権」を分配したくなかったんでしょうけどね。 90年代にこりゃ、やばいって、最初にすることは、司法改革じゃなかったのかねえ。

あとは、産業界の動向と「特許権」というものがもっと連動していかないとね、って話は、もう少し詳しくしたい。いつになるか、わからんが。

法学大学院ってどうなんでしょうね、これこそ見切り発射。。。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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February 05, 2008

書談:『春日局』2品

去年の暮れにやっていた、しょーもない歴史バラエティを見て春日局に興味を持った。で、すぐ入手できたのはこれ。
Ofukusugimoto■『春日局』
著者 :杉本 苑子著
価格 : \693 (本体 : \660)
出版 : 学陽書房/人物文庫
発行 : 2001.8
bk1
これは短編集で、春日局の他に時代モノ4編を収録しています。ここでのお福さんは烈女というか毒婦というかなんだかすごいですね。夫の側室成敗しちゃうしさ(これ実話なんか?)。まあ、女性作家の多くがそう書いているように、家光様かわいさ、だけでしょうね。戦国時代は終焉し、長子が家を継ぐというのはある程度認識されていたのだから、それを反故にするって乳母(はは)ならだれでも怒るでしょう。

他の短編は沢村田之助の『女形の歯』がよかったです。 名女形が病魔のため最終的には両足、片腕をなくすという壮絶な人生です。
『栄光なき天才たち』でも取り上げられていました。

次に入手できたのは、こちらでした。他の小説はamazonのユーズドで探さないといけないですね。
Kasuganotubone■『春日局-けふぞ火宅を-』
著者:池田 理代子著
価格 : ¥560 (本体 : ¥533)
出版 : 中央公論新社 
発行 : 2000.4

中央公論のマンガシリーズって全部漫画家さんが「シナリオ」書くんでしょうかね。やはり3巻に渡って描いているのでこっちの方がよくわかりました。

ここでは、明智光秀の家臣だった父が敵として殺される、ということがお福の原点になっています。負けるとこうなる、負けてはならぬ、誓いをお福は心に刻みます。逆臣の娘というがつきまとい、方々の家に世話になるうちに、処世術みたいなものを身につけたのかな、という気がします。ああ、あと疱瘡になって見目麗しいからほど遠い容姿であることも少なからず影響がありますね。

幼少期、細川ガラシャに「みめ形などなんの努力もなしに親から譲り受けたもの。お福どのを誰よりも大切と思い必要としてくれる殿御が現れることでしょう」と言われます。

親から譲り受けたものがイマイチなアマサイには、痛い逸話ですなcoldsweats01

その殿御は家光ではないかと長じたお福は想います。家光が重病のとき、薬断ちをし、回復を祈念します。自らの病のときは、その誓いを果たすべく薬類は一切口にしません。後世に女帝とも言わしめたお福は65歳の波乱の生涯を閉じます。

大奥を、春日局を悪者にしたかった歴史家の意図がすこしばかり見えました。やはり、徳川時代は実質的に大奥が第二の権力だったのでしょう。

歴史作家って結構な数いますよね。なかなか激しい競争なわけですね、歴史小説マーケット。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

February 04, 2008

Web2.0とは?

竹内さんが産経で科学コラムをやられている。
(これはなんとあの阿久悠氏が病床のときつなぎで数回依頼されたものだそうだ。そして、阿久さんは帰らぬ人となり、そのまま竹内さんが継続されている)

で、先週はWeb2.0の話。

【竹内薫の科学・時事放談】ネット社会 ウェブ2・0の光と影

そもそもウェブ2・0とは何だろう? 一言でまとめるのは難しいが、要するに「ユーザー参加型」が大きな特徴になっている。古い、いわゆるウェブ1・0の例が、ブリタニカ百科事典のオンライン版や普通のホームページだとすると、新しいウェブ2・0の対応する例は、ウィキペディアやブログということになる。誰もが参加できるため、ウェブ2・0の考えは、インターネットからエリートを排し、情報の自由な流通により、民主的で平等で平和なネット社会を約束するのだという。 
    

竹内さんは、ほんとにそれは、エリートを排し、一般人のためのネットなのだろうか、と疑問を呈している。ブリタニカを引用して間違えがあったとしても、それは竹内ではなく、ブリタニカの責任だろうが、ウィキペディアで同じようなことがあったとしたらそうはいかない、という例を上げられている。

Web2.0がそういう定義だとするならば、それはそもそものネット社会だろう。素人が素人として発信し、素人同士が語り合う。パソコン通信の時代はそうだった。お膳立てをしたのは大手メーカーを母胎とした企業だけでなく、各地域発信で、通信ネットコミュニティが形成されていた。また既成のHPやブリタニカは、紙印刷社会ですでにあったというか、アナログをデジタルにしただけの世界である。インターネットが使われるようになって10年ほど(Win95を起点として考える)、やっと、我々素人はネット社会の主体者となったということだ。

まあ、Web2.0とはうまいネーミングを考えたものだ。なんとでも定義できるからな。ニフティwebメールなんかある日突然「Web2.0メールはこちら」と表示し始めた。うーん、何が新しいのだろうか。重くて操作性が悪いメーラーがくっついてきただけである。

Web2.0が未来を明るくするか、それは、意味のない問いである。自動車社会が未来を明るくするか、コンビニ流通が人々を幸せにしたか、それらは明るくも暗くもし、幸せにも不幸にもする。

私は、それらは相対的に明るく幸せにしていると思うけれど。


アマサイは科学万能主義者ではなく、科学進歩楽観主義者です。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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