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March 31, 2008

プラズマテレビの行方

日経ビジネスもたまに、よい記事をオンラインで流してくれる。

足元揺らぐ「プラズマ陣営」

薄型テレビ市場で液晶テレビと争ってきたプラズマテレビが揺れている。陣営にショックだったのは、草分けであるパイオニアの撤退や市場の減少。日本勢が圧倒的に強かった部材でも、撤退や縮小が目立ち始めた。

「パイオニアには『どうしてくれるんだ』と言いたいですよ。期末直前のこの時期に撤退を発表するなんて…。部材メーカーはこれから、どう生き延びていったらいいのか」3月7日、パイオニアがプラズマパネルの自社生産から撤退すると発表したのを受け、取引メーカーに動揺が広がった。冒頭のコメントはパイオニアと長く取引してきたある部材メーカーの幹部が、ため息交じりで漏らした一言だ。このメーカーはプラズマパネル向けの部材が売り上げの大半を占めるため、主要な取引相手を失うことは死活問題となる。


一品部材製造メーカーは厳しいですな。こげなことを見込んで、多種多様な製品開発を、などということは外野だから言えるのである。

実際、プラズマパネル向け事業から脱落する部材メーカーも現れ始めた。パイオニアの発表から3日後の10日、三井化学は電磁波などの放射を防止する「光学フィルター」事業から3月末で撤退すると発表した。三井化学にとって光学フィルターは利益率の高いデジタル素材の主力製品。プラズマテレビの市場拡大が始まった2001年度から光学フィルターの本格的な生産を開始し、2006年度には250億円を売り上げた。三井化学はシェア3割で世界トップであったが、内情は苦しかった。(中略)「われわれ部材メーカーはこれまでずっと我慢比べを強いられてきた。既にプラズマテレビ市場は成長が鈍化したのだから、撤退はむしろ自然の流れ」(三井化学)
光学フィルター、製品は違うがうちもお世話になっておるのであろうか。光学機器には大事な部品です。事業部がなくなったら、そこのエンジニアさんはどうなるのか、他社ながら心配です。
閉塞感さえ漂うプラズマ陣営に対し、液晶テレビ陣営はわが世の春を謳歌しているように見える。家電量販店では、液晶が売り場を席巻している。

勢いは数字にも表れている。2007年の液晶テレビの出荷台数は全世界で72.5%増の7933万台となった。2008年には売り上げの規模だけでなく、出荷台数でもブラウン管を抜くと見込まれている。家電製品の王様がテレビだとすれば、その盟主の座を「液晶」が完全に奪取することになる。プラズマが劣勢となった背景には、液晶に比べて参入企業が少なかったことだ。液晶テレビの部材はプラズマテレビよりもコモディティー(汎用品)化が進んでいるため、台湾や中国を中心に参入企業が相次いだ。生産効率を上げるため各社は大型投資を決断した要因がある。製品価格が下がるので市場が拡大し、さらに投資を呼び込むという正の循環が回り始めた。


やっぱり、そういうとこは、アジア勢に喰われるよね。

東レの技術が生きたのは、高精細なフルハイビジョン(HD)テレビへの対応だった。液晶テレビは2004年からシャープなどが40インチ台でフルHDの製品を販売してきた。松下は50インチ以上でフルHDのプラズマテレビを発売していたが、42インチでフルHD対応製品を発売できたのは2007年の4月。液晶から2年以上も遅れを取ることになった。

フルHD化の難しさはプラズマが抱える構造上の問題でもあった。プラズマは赤、緑、青に発光する蛍光体を塗った「極小の蛍光灯」が1つの画素を形成する。限られた大きさの画面で高精細にするためには画素を小さくする必要があるが、画素が小さくなりすぎると輝度が低下してしまう。そのためプラズマでは50インチ以上でフルHDに対応できても、40インチ台での製品化が難しかった。


なるほどね、中型、小型ができるか否かがカギだったのね。プラズマVS液晶は、技術経営の難しさを感じる。上記のように液晶のコモディティーが進めば、プラズマの波に乗るのは、「解答」の一つである。

基礎技術開発から製品化のラインにおいて、どこのポイントで参入するかもまた、重要である。熟練したエレクトロニクスメーカーは、そこを誤るはずはないと思うが、それでも先は読めない。

なんだか、21世紀のメーカーは益々たいへんだなあ、とぼんやり思った。

弱小と言えども、うちも電子機器メーカーなんで人ごとじゃないっす。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 28, 2008

センター長って偉いんですか

脳科学総合研究センター次期センター長に利根川進MIT教授

独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、利根川進マサチューセッツ工科大学(MIT)教授(理研フェロー/ハワード・ヒューズ医学研究所研究員)を脳科学総合研究センターの次期センター長に内定しました。任期は2009年4月1日から2013年3月末日までを予定しています。利根川教授はセンター長として、同センターの運営を担いますが、MIT教授として、今まで通りMITで研究を行います。

なんだか、今更という感じがしないでもないです。まあ、1998年 から理研-MIT脳科学研究センター長なるものをなさっているので、昇進でしょうね。しかし、ね、こういう長っていうのは、ご高齢の方がやるもんなんですかね。名誉職なんですかね。利根川先生もうすぐ70歳になられるのですがね。もちろん、そこらへんの若造と勝るとも劣らぬ研究意欲(名誉欲?)がおありになるようなので、そこらへんの定年のおじちゃんとは、違うんでしょうが。それに充実した研究経歴があるからこそできるマネージメントもあるのでしょうね。

しかし、ノーベル賞受賞後、研究できるところならどこでもいい、日本でもいいんだ、ただ、日本から誘いがないだけの話だ、と愚痴を聞かされた身としては(いや、別に縁故はないけど、報道や印刷物を通してね)、なんだかね、どうよ、今の時期になって、と思わぬでもない。

自国民がノーベル賞取ったら、その人の名入れた研究所が自国にできるって普通のことだよねえ。田中さんは民間だったからすぐに研究所ができたけど(でも断ったのかな、大幅昇進も辞退したんだよね)。なのに、その当時の日本の大学、研究所はどこからもオファーがかからなかったっていうじゃん。学閥に組み込まれてなかったから、という話じゃがのう。

それから、なんかでちょっと聞いたことあるんだけど、利根川さんも寄る年波に勝てず、日本が恋しくなって、日本での仕事を積極的に受けているとか、いや、小耳に挟んだだけなんで、真偽はわからんのだが。

まっ、とにかく、役職が新たに着いた以上は、今まで以上に健康に留意され、お仕事をなさってください。

この人みたいに実績があって尚かつ変人はいいのだけれど、単に一般社会不適合者がたむろってる気がする。今の日本の科学研究業界。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 27, 2008

無線通信が拓く未来

久しぶりに山本強先生のエッセイを読んだ。山本先生の視点というか、考え方はアマサイのツボにはまるなあ。

第60回 超遠距離通信とソフトウェア無線

筆者が高校生だった時代はアマチュア無線が全盛で,ハム,BCL,オーディオと,理系趣味が若年層にも定着していた.受験勉強よりも無線機の出力を上げられるか,ラジオの感度が上がるかを考えていたものである.(中略)そのようなわけで有線ネットワークが全地球規模で整備された今では,無線通信の出番はアクセス・ポイントと端末を結ぶところとなっている.だから最近の無線通信の話題は近距離の高速通信が中心で,長遠距離通信のためのディジタル無線通信方式の話題があまり聞こえてこない.

アマサイが、アマチュア無線家ではあるにも関わらず、進路決定の際、通信工学科を選択しなかったのは上記の理由である。電話で全部繋いじゃってるし、無線なんて、遭難しときのSOSだけかぁ?(これは著しく認識不足なのだが)と思っちゃったのだ。1級陸上無線技士の資格なんか本気でやるべきだったなあ。近い内に勉強を再開しようと思っているが。

・ボイジャー1号はまだ生きている 遠距離通信といえば宇宙空間となるが,中でも1977年に米国が打ち上げた惑星探査衛星ボイジャー1号は既に太陽系を脱出して太陽から約104天文単位(1天文単位は太陽と地球の間の距離)のところにあり,その信号は今でも地球で受信できている.電波の受信強度は距離の自乗に反比例するので,104天文単位の距離からの受信信号は太陽に置かれた送信機からの信号の1万分の1,つまり40dBのレベルである.送信側は30年前の技術で固定されているから特殊なものではなく,単純な位相変調でディジタル信号を載せているだけだと思われる.そんな古いシステムなのに,今でも画像まで送れるということはなかなか感動的でもある.

こりゃ、なかなかよい話である。そうそう、大気圏内にこだわることはないのだ。宇宙に出ればいいのだ。

理想的なフィルタはある周波数だけを通過し,それ以外は全部カットするものである.電子回路では実現不可能なものだが,ソフトウェアならフーリエ変換一発でできてしまう.さらには複雑な符号化方式に対応する柔軟な復調処理もソフトウェア処理で実現できるということで,携帯電話や無線LANの世界は急速にソフトウェア無線化が進んでいるのである.

今の技術革新の核は短距離通信と言っても過言ではない(いや、過言か)。この中に全ての未来が詰まっているのだ。アマサイの仕事にプラスになるお勉強をしていったら、この周辺技術を固めていることになった。

近未来のユビキタス・ネットワークや低エネルギ社会を考える時に低消費電力の遠距離通信方式があればと思うことがある.今時の無線通信システムは端末からは見えない有線系の高速ネットワークの上で動いている.夢のユビキタス社会も一皮向けば光ファイバと電気エネルギの大量消費に依存したシステム・モデルなのではないだろうか.

そうねえ。技術の転換期には、一世代前の技術が見直されることはままある。従来からある無線通信は究極の低電力である。エネルギ大量消費に繋がる技術は、さほど進まないかもしれなんな。

短いけれど、今回のお話もいろいろと示唆に富むものであった。うむ。wink

エレクトロニクスは、技術革新の王者だ、などとつぶやいてみるアマサイである。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 26, 2008

フツーのおじさん、数学の難問を解く

道色分け問題、警備員が解決

Michiwakeprob【Technobahn 2008/3/23 17:27】40年間に渡って証明がされてこなかった数学のグラフ理論上の難問の一つとなる「道色分け問題(Road coloring problem)」をイスラエル人の元警備員、アブラハム・トラットマン(Avraham Trahtman)さんが最近になり証明することに成功した。

この道色分け問題とはそもそもどういう問題なのだろか?

今、図のような地図があり、あなたは黄色の地点に行きたいとする。この場合、あなたがどの場所に居ようが、青-赤-赤-青-赤-赤-…の順で道を進むことによって黄色の目的地に到着することができることを「道色分け問題」と呼び、1970年にこの問題が最初に提起されて以降、世界中の数学者がこの問題を解くことに情熱をかけてきた。

ここで提示された図形は簡略化されたものであるが、この「道色分け問題」は地図を複雑化したり、現実の地図でも応用することは可能であり、あらゆる地図は目的地に必ず到達できる普遍的な道順を作ることができるというのが、この道色分け問題の命題となる。

幸いにして、トラットマンさんは最近になり、大学の教員として採用されたが、まだ、学会の事情には疎かったらしく、この道色分け問題を証明した世紀の論文に関してもイスラエルのローカルな学術専門誌「Israel Journal of Mathematics」にその他、大勢の論文の一つとしてひっそりと掲載(しかも枚数はたったの9ページ)。そのため、世界の数学界がこの論文に気づくのに時間がかかったという曰く付きのものともなる。

いろいろわからないのだが。この警備員のおじさんは、数学科を出ている人なんだよねえ。少なくともハイスクールのときから、数学コンクールみたいのに上位になるとか。どんな学問でもそうだが、問題提起が一番重要であって、問題が設定できれば、必ず、いずれ、何百年経とうとも、解けるはずであるのだ。で、おじさんは「道色分け問題」を知っていたんだよねえ。でなきゃ、論文にしようとは思わないよねえ。そんな高度なグラフ理論の問題知っている人が専門誌の投稿の仕方をしらなかったのか?投稿しろと勧めた同僚ってのもすごいが。

Technobahnのニュースは、どうも調査が行き届かないことがあって、100%信用できないわけなんだけれども、このおじさんが数学の難問を解いたのは本当らしいです。

「道色分け問題」を検索したら、グラフ理論についてとってもわかりやすく説明しているサイトがありました。
数学基礎 第17回 情報の視覚化 ~グラフ理論~
と思ったら秋山のヒッピーおぢちゃんが講師でした。
この人の専門グラフ理論だからね。

東海大学 教育開発研究所のサイトの秋山さんのプロフィルだけなぜか怪しい英語サイトです。
ちなみに、この研究所はしぃーげる・まつもろ先生が一昨年までいらっしゃいました。

そういえば「四色問題」については一松信先生のブルーバックスを読んだ気がするが、何が書いてあっただろう。全く思い出せない。。。

数学ってロマンですね、が最近口癖のアマサイ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 24, 2008

政治家、蒲島郁夫

蒲島先生が熊本県知事になられましたね。
熊本知事に元東大教授の蒲島郁夫氏

熊本県知事選は23日投開票され、自民が支援する元東大教授の蒲島郁夫氏(61)が、民主推薦で元県地域振興部長の鎌倉孝幸氏(61)、元消防庁次長で弁護士の北里敏明氏(59)、前相良村長の矢上雅義氏(47)、元衆院議員の岩下栄一氏(61)の4氏を大差で破り、初当選した。蒲島氏は自民の組織力にも支えられて幅広い支持を集め、労組などの支援を受けた鎌倉氏らを抑えた。今回は戦後最多の5人が乱立した。川辺川ダムや水俣病などの重要課題は明確な争点にはならなかった。当日有権者数は148万2106人、投票率は49.36%で、過去最低だった前回04年(38.67%)を上回った。

なんでアマサイがお名前を知っているかというと、ディベートの政治論題には必ず引用される人なんであります。一番有名のは筑波大学助教授時代に書かれた
『政治参加』現代政治学叢書 東京大学出版会
です。使いでがあるんでアマサイも持ってます(さて、今はどの段ボール箱にあるやら)。

昨年のディベート甲子園高校生論題が
「日本は18歳以上の国民に選挙権・被選挙権を認めるべきである。是か非か」
だったので、蒲島資料をよくみかけ(聴いた)ました。

政治参加、即ち投票が市民の教育の場である、なんて議論をサポートする資料です。

「政府のコントロールのほかに、政治参加は市民教育の場としても重要である。市民は政治参加を通して、よりよい民主的市民に成長すると言われている。市民は政治参加を通して自己の政治的役割を学び、政治に関心を持ち、政治に対する信頼感を高め、自分が社会の一員であること、正しい政治的役割を果たしているのだという満足感を覚えるようになる。さらに、市民は政治参加を通して政治システムへの帰属を高め、政治的決定が民主的に行われた場合、たとえそれが自己の選好と異なっていても、それを受け入れようとする寛容の精神を身につける。いわば、政治参加の過程で市民は他人の立場に大きな配慮を払う思慮深い市民に育っていくのである。」

新聞や雑誌に通常の論客として取り上げられていたので、別にディベートなんかしてなくても知っている人は多いでしょうね。

参-政治改革に関する特別委…-10号 平成06年01月11日

○参考人(蒲島郁夫君) お答えいたします。 このテレビ討論形式による選挙運動というのは公平性の観点から問題があるんじゃないかという議論があるというお話でしたけれども、私はその公平性をある程度犠牲にしてもこの際これを断固として導入すべきだと思います。

私はアメリカ大統領選挙の分析もやっておりますけれども、あそこで国民の非常に多くが大統領選挙のテレビ討論を見るわけです。そこでどのような形で公平性を確保しようとしているか、その努力もちゃんとわかっていますし、それから、今回小選挙区制になれば、それぞれの選挙区において候補者もそれほど多くないと思うんです。これまではさまざまな演説会によってそういうふうなテレビ討論に似たようなことも行われてきたと思います(中略)。

だから、一分一秒という形で公平性は保てないかもしれませんけれども、アメリカの大統領選挙のテレビ討論を見てみますと大変公平に司会の方がその配分をやられているわけですから、それが日本でできないはずはないし、小選挙区制になって、特に小選挙区の中においてはこのテレビ討論の導入というのはぜひ考えていただきたいというふうに考えます。

公式HPによれば、苦労人というか異色の経歴が浮かびあがってきます。

1947年 熊本県鹿本町に生まれる
  県立鹿本高校卒業後、農協に勤務
1968年 農業研修生として渡米
1971年 ネブラスカ大学農学部入学
1974年 ネブラスカ大学農学部卒業
1975年 ネブラスカ大学大学院修士課程修了
        ハーバード大学大学院博士課程(政治経済学専攻)入学
1979年 ハーバード大学政治経済学博士号取得
1980年 筑波大学社会工学系講師
1985年 ワシントン大学客員准教授
1985年 プリンストン大学国際関係研究所客員研究員
1985年~1997年
  筑波大学社会工学系助教授から東京大学法学部教授へ

どうなんでしょう。政治学者として経歴は、地方自治に活きるのでしょうか。今後の動向を見守りたいと思います。

個人的には、学者政治家のよい事例となってほしいと思っています。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 22, 2008

iPhone折りたたみ、それがどうした。

Appleが将来、iPhoneに折りたたみ式携帯電話の美学を取り入れるかもしれない。

 このたびUnwiredview.comが、「両面式のトラックパッドデバイス」についてAppleが申請した特許を見つけ出している。申請書に書かれたデバイスは、多くの携帯電話でおなじみの折りたたみ式に現行のiPhoneをデザインし直したものといったところ。注目すべきは、開いたときに携帯電話の上部および下部にタッチスクリーンが用意されていることだ。  さらに特徴的なのは、折りたたんだときの外面カバーにもトラックパッドが付いている点である。PCメーカーはこのような機能をすでに試していて、折りたたんだ状態でも利用できるようなボタンや機能をノートPCの外面に取り付けている。Appleの特許申請資料には、次のトラックに早送りしたり、音量を調節したりと、閉じた状態でiPhoneをiPodのように使う方法が書かれている。

特許屋さんとしては、申請を見つけだしたって、公開公報じゃないの?どこで見つけたの?ってのが気になりますが。

もう、かなり成熟してきたと言える携帯電話の世界で機能的デザインで特許権が取れるのだろうか、ってのも疑問です。図面をみると新製品のドラフト図面のような気がするわけで、でも、意匠出願ではないと思います。米国は実用新案レベルも特許ですからなるのかもしれませんが。

お休みなんでこんなところで。

アメリカの特許審査水準、もうちょっと上がらんか、日・欧とのハーモナイゼイション阻んでいます。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

March 21, 2008

アマチュア数学者:北野武!

これはすごい!

2008年度日本数学会賞出版賞は以下の通りに決定しました。

●大竹 進
永年にわたり,東京図書の編集者として、また退社後は大竹出版を設立し、ロシア語の優れ数学書の翻訳出版にたずさわり,日本における数学の進展に大きく寄与した。

●山内恭彦・杉浦光夫著「連続群論入門」
本書はリー群の表現論の入門書として歴史的な役割を果たした。行列より始めて、リー群の表現や球関数に至る高度な内容を丁寧に解説し、数学だけでなく物理学を学ぶ読者からも高い評価を得ている。

●北野 武
番組「たけしのコマネチ大学数学科」など社会に広範な影響を与るテレビメディアを通じ、数学の魅力や美しさを娯楽性を兼ね備えた形でわかりやすく伝え、数学の普及に貢献した。

テレビ東京の『誰でもピカソ』でも数学特集が定番化しているし、『平成教育委員会』は名誉教授化していますが、季末ごとのスペシャルには出演してますしね。

Komadaidvdコマ大数学科はDVDも発刊されます。
数学界は考え方が柔軟だなあ。グローバルなガクモンだからね。それに比べ、物理学はお国柄が出るようで、、、以下自粛。

最もアマサイは、タケウッチーカオルと中村センセが出ているから応援しとるわけだが。

コマ大は、たけし軍団が体を張って数学的証明を行う?というのがウリだと思うのだが、実際の視聴率はタケウッチーや中村さんの解答編でぐーんと上がるのだそうだ。みんなお勉強好きなのねん。
書籍版は一昨年にでています。『コマ大数学科特別集中講義』


さすが、江戸時代、算術が庶民の趣味だった勉強好きの国民性。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 18, 2008

シニア携帯と呼ばないで

うちの母に簡単ケータイを買ってあげました。
製造は京セラさんですね。

3年前に購入したときにこういうヤツがほしかったんですが、売り切れてたのですね。auもドコモに倣って売り始めた時期なんでしょう。母のは私のとも違う機種なんで、イマイチ操作方法がわかりません。家族とか、近所の仲良し奥さんたちの番号は入れてあげましたけど、多くの年輩者のように電話帳を持ち歩いて、かけるときはそれを見て番号を入力してました。。。まあ、受ける方が大半なんで別にいいだろうと思います。

1週間に1回くらいチェックすると留守電はたいてい溜まっていました。あとデータフォルダに意味不明の画像が、、、「おかあさん、これ何?」「えっ、知らない、あっ、でも電話触ると急にカメラになって消そうとするとカシャ、って勝手に写るのよ」

いや、おかあさん、それはカメラボタン押したからです。

ということがありながらも、母なりに文明の力を使っておりました。簡単ケータイにしてからさらにサクサクとお話ししているようにお見受けいたします。


ドコモ、ソフトバンク「かんたん携帯」の差し止めを申し立て

NTTドコモと富士通は17日、中高年向けの携帯電話「らくらくホン」シリーズに外観や操作性が似ているとして、ソフトバンクモバイルの機種(東芝製)の製造・販売差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。大きなボタンや操作性の高さから「らくらくホン」は人気が高く、顧客争奪戦が知的財産権分野での争いに波及した形だ。差し止め請求の対象となったのはソフトバンクが1月28日に発表、3月8日に発売した東芝製携帯「かんたん携帯 821T」。(17日 22:46)

らくらくフォン
かんたん携帯

まあ、似てるっちゃ似てるわな、てかさ、上部にディスプレイがあって、中部から下部にかけてボタン10数個って形で、さらに、それぞれを大きくって言ったら、デザイン著しく限られるような。まあ、後段で書かれている通り、「顧客争奪戦が知的財産権分野での争いに波及した」SB君は新参者のくせに生意気だってことでしょうね。探せば他社携帯で外形が似たのいくらだってある、ような、気がする。

アクセス数が上昇してもちっともありがたくない、今日この頃。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 17, 2008

「きぼう」は希望である。

なんだか応接室が騒がしいですが、まもなく通常営業?になると思います。理系博士たちってなんであんなに普通の日本語が通じないのか不思議です。文系学術者(文系学部の教員は必ずしも博士号持ちではないので)と話していてもこんなことはないけどな。まあ、彼女は、人のコメント無視したり、話を逸らしたりはしないので、その点、自分は科学ジャーナリストだと妄想している新聞社社員とか、都内私大物理科の化学工学講師よりはましだと思います。返答の仕方は相変わらず独善的ですが。
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先週の科学ニュースといえば「きぼう」ですね。

土井さん「きぼう」保管室に入る…初の“日本領土”

【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=増満浩志】国際宇宙ステーション(ISS)で日本時間15日午前10時30分ごろ、前日に取り付けられた日本実験棟「きぼう」の船内保管室のハッチが開き、土井隆雄飛行士(53)らが入室した。

 ISS計画に参加する15か国の政府間協定に基づき、ステーションを構成する施設内は、それぞれ建造した国の法令が適用される。このため、高度約350キロを周回するISS内の生活空間に、日本の「領土」が初めて出現することになった。

ISS計画ってよく知りませんでしたが、外務省の管轄なんですね。

1.国際宇宙基地協力計画(ISS計画: International Space Station)の概要

(1) 高度約400kmの地球周回軌道上に平和的目的のための常時有人の民生用国際宇宙基地を構築し、宇宙環境を利用した種々の実験、地球・天体観測を行う計画です。

(2) ISS計画は1984年、レーガン米大統領(当時)による各国への呼び掛けをきっかけに、日・米・加・欧による科学技術プロジェクトとして始まり、旧・国際宇宙基地協力協定が、1988年に署名され、1992年に発効しました。その後、 1993年末に、ISS計画へのロシア連邦の参加が正式に決定され、それに伴い1998年1月に新・国際宇宙基地協力協定(以下単に「国際宇宙基地協力協定」)が作成され、2001年3月に発効しました。

(3) 1998年11月より軌道上での組立が開始され、2000年11月に宇宙飛行士の常駐が開始されました。現在、日・米・露・加・欧の5極15ヶ国のパートナーシップにより着実に建設を進めています。

(4) 2003年2月、アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「コロンビア号」が、科学実験ミッションを終えて地球に帰還する際、大気圏内で空中分解し乗員7名が死亡。スペースシャトルはISS計画における主力の輸送機であるため、ISS計画に影響を与えることが懸念されていたが、2005年7月、約2年半ぶりにスペースシャトルの打上に成功し、更に2006年7月の飛行成功により、ISS常駐が3名に増員されました。

(5) 日本は、主として日本の実験棟(JEM: Japanese Experiment Module,愛称「きぼう」)の提供を担当しています。


平和利用、外交政策、、、ふーむ、なんだか軍事防衛の一環のような気がするのですが。

さすがにもうアメリカ一国で宇宙開発費を負担できないからでしょうね。アメリカ主導の科学国際共同研究と考えれば(そのつもりだと思いますが)、日本の位置は妥当ですね。これは何か具体的な利益を上げる、というものではないですから、万が一この計画が頓挫しても技術知的資産は日本に残りますから、心配は無用だと思います>パンダ大元帥さま。

暗い世相の中でほのかに明るいのが宇宙科学ニュース、いいと思いますね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 13, 2008

訃報:渡邊二郎先生

うーむ、なんということじゃ、渡邊二郎先生が亡くなられておった。

渡邊 二郎(わたなべ じろう、1931年10月15日 - 2008年2月12日)は日本の哲学者である。東京都出身。東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。専攻は、西洋近現代哲学。ドイツ哲学の研究者。ドイツ観念論・実存主義・ハイデッガー等についての研究がある。1991年7月から1995年6月まで、日本哲学会の会長を務め、1996年から1999年まで、日本シェリング協会の会長を務める。1963年、東京大学より博士(文学)。

1958年、東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程博士課程単位修得退学
1958年、成城大学文芸学部専任講師、その後同助教授を経て
1964年、東京大学文学部助教授
1978年、東京大学文学部教授
1992年、東京大学名誉教授
1992年、放送大学教授
2001年、放送大学名誉教授

アマサイの放送大学の卒論の、あれはなんというのだ?審査主官?なのだ。副官は当然指導教官の伊藤(勿康)公一先生であーる。で、テーマは「トーマス・クーン『科学革命の構造』」じゃ。問答はもう忘れてしまったが、伊藤先生が論文の具体的内容に触れられ、そのあと渡邊先生の質問段階になった。

「アマサイさんは、クワインについてはどう思われますか」

「はい?ク、クワインですか?(英米現代哲学のテキストに確かそんな名前があったな)」

「そうです。アマサイさんは、クーンのパラダイムをずいぶんと評価されているようだけれども」

「(だって、それがテーマなんだし)」

「別にクーンの考えが画期的なんではなくて、それ以前にクワインが提唱した枠組み理論の焼き直しではないんでしょうかね」

「(え、そんなこと言われてもクワインはそんな勉強してないからわかんないよ、それに私のテーマじゃないし)はあ、そうなんでしょうか」

「やはりね、哲学理論というのはね、急に出来上がるものではなくてね、つまり、カントを中心とする、ドイツ哲学が、うんぬんかんぬん(哲学の基礎のご講義)」

「・・・・・」
(以上はあやふやな記憶に基づいて)

身も心も痩せるとはこのことである。かなり憔悴して教室を出た。卒論面接は、結構しぼられるとは聞いていたけれども、論文の範囲外のことを聞くって禁じ手ではないのか。まあ、それは私の認識であって、渡邊先生にとっては、範疇なのであろうが。

略歴にあるように、渡邊先生は、ドイツ哲学が専門であって、分析哲学については放送大学に着任してから、あるいは、その直前に研究なされたらしい。なんで、その先生に「英米現代哲学-分析哲学を中心に-」なんて科目を担当させるのか、よくわからんが。(当時の)文部省放送大学設立部隊の人脈の問題なんだろうが。つーか、学生の間でも、渡邊先生は分析/科学哲学は嫌いなんだよ、ってのがもっぱらの噂で、そのテキストもあまり肯定的には書いていないのだ(のちにそのテキストはちくま学術文庫で発刊されたがまもなく品切れ絶版になった。やっぱり、問題があったらしいな)。

Kouzoutokaishakuとなんだか、お世話になった先生を悪く言っているようだが、渡邊先生には感謝しているのだ。その英米哲学のテキスト(『構造と解釈』という科目もありました)はコンパクトにその要旨がわかるものであり、きちんと、原典の引用が詳細に書かれている。アマサイはその教科書をじっくり読んで現代哲学の要諦を学んだ(だったら、クワインだってわかるだろう、というつっこみは止めてね)。学年が上がってくると、放送授業を聴いている間がないので、スキップしてしまうのだが、この授業は自分の卒論に関わりがあるので、ちゃんと録音テープを聴講した(だったら、クワインだってわかるだろう、というつっこみは止めてね)。

そして、それまで、理系バカ(いや、バカでもないんだが)だったアマサイにとって、日本を代表する哲学者の一人と言葉を交わせたことは、特筆すべき体験なのだ。それにあのような質問をされたのも、アマサイ達学生を哲学専攻足りうる一人前の学徒として認めているからであろう。

その恩人が亡くなられたのはやはり寂しい。天国に行っても、ドイツ哲学の講義をなさっていることだろう。

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どっかに書いたと思うが、放送大学は教養学部のみで、一応通常の大学で学ぶ学科がほぼ網羅されている。と言っても、リソースに限界があるので、理系の専門実験や演習のような講座はない。アマサイは物理を専門的に勉強したかったのだが、そのときは、物理学者たる先生が専任としていなかった(その後、物理の先生も専任になった)。ゆくゆくは、一般大学の研究室と連携して、卒業研究なんかもと言われていたが、いつになるかわからない。なら、いっそ、放送大学でしかできない勉強、前から興味があった、科学史、科学哲学で卒論を書こうということにしたのである。そのころは、草創期でもあり、とても融通が利いて、自然の理解(理学部みたいなもん)専攻のまま、哲学の教授に付いて科哲の論文を卒論として認めてくれたのだ。まあ、かっこよくい言えば、物理と科学哲学のダブルメジャー?科哲の先生、伊藤公一助教授がいらしたのが、なんともラッキーだった。

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March 12, 2008

ビル・ゲイツの跡には何がある?

米判事、マイクロソフトのオープンソース化の取り組みを称賛

UPDATE ワシントン発--米国でMicrosoftの反トラスト法の順守を監督する判事は米国時間3月7日、オープンソースのプログラマーがMicrosoftの技術資料をより入手しやすくするためのMicrosoftの最近の取り組みを称賛した。 (中略) Microsoftは数週間前、「ハイボリューム製品」のAPIと通信プロトコルに関する資料を公開するとともに、同社の製品に基づいて非商用ソフトウェアを作成するオープンソースの開発者を提訴しないことを誓約する新しい「相互運用性」戦略を発表した。また、同社の特許権によって保護されているプロトコルを同社のいうところの妥当な条件でライセンス供与できるようにすることにも同意した。
日経にも載ってましたが。欧州の独禁法違反が効いているのでしょうね。
Microsoftは米国および欧州連合(EU)における反トラスト合意の一環として各種のプログラムを策定し、通信プロトコルをライセンス供与した。過去3年間でMicrosoftは、標準規格のサポートおよび相互運用性について次第に率直に発言するようになっており、またオープンソースの開発者にも接触を図っている。

しかし、これでMicrosoftがKollar-Kotelly判事の照準から逃れたわけではない。同判事は原告州に促されてMicrosoftに対する監視期間を2009年11月まで2年間延長する決断をしたばかりだ。Kollar-Kotelly判事は7日、監視期間をさらに延長する可能性も排除していないと述べた(原告州側は最終的には2012年まで5年間の延長を求めていた)。

Houck氏は7日の法廷審問で「火を見るよりも明らかなのは、Microsoftがいまだに最終判決で命じられた各種の義務を負っていることだ」と述べた。

ぐふふふ、そりゃ、駆け引きですからね、これだけずるずると、各方面からの要求を拒んできたのだから、ここらでちょろっと手の内を明かしたというとこですかね。でも、M$の法務って頭いいんだろうな、と思います。まあ、アコギともいうけれど。トップ企業はアコギな商売も擬似的にはスマートですわなあ。うちの業界なんかさ、、、以下自粛。

マイクロソフト、次の目標は検索数と広告収益でグーグルに追いつくこと

マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は6日、ラスベガスで開催中の技術者向けコンファレンス「MIX08 online technology」で「マイクロソフトとしての次の目標は検索数とネット広告収入の2つでグーグル(Google)を追いつくことにある」との発言を行った。

また、米ヤフーの買収した後に関しても触れ「1つ会社で2つの検索エンジン、2つの広告サービスは必要ない」と述べ、もし米ヤフーの買収した場合にはMSNかヤフーのどちらかの事業体でリストラを実施する考えがあることを公にした。

やっほー!を買収できれば、前記の目標はクリアできますな。

これ以上、大きくなったら、また、叩かれるのにね。ふーむ、オープンソースとやっほー!で、オフセットしつつも、プラスが出るということきゃ~?

以前の職場に「俺、ビル・ゲイツと同じ年なんだ」というのが口癖の人がいましたが、どういう返事を期待してたんでしょう。もちろん、彼が期待したであろう文言は誰も発しませんでしたが。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 11, 2008

ほら、そこに、BlackHoleみたいものが、

光ファイバー内部で「模擬ブラックホール」を作成

イギリスの科学者が、光ファイバーケーブルの内部でブラックホールをシミュレートした。これによって、ブラックホールの外縁である「事象の地平面」[光速で到達できず、そこより先の情報を知ることはできない領域の境界を指す]の向こう側で光がどうなるのかを研究できる可能性が生まれた。

2008年3月7日(米国時間)に『Science』誌で発表されたこの研究を読んで、筆者は、セント・アンドルーズ大学の物理学者であるこの研究の共同執筆者、Ulf Leonhardt氏に電子メールで質問した。

「光ファイバーの内部に『事象の地平面』を人工的に作り出したというならば、巨大な引力がなぜ存在していないのだろうか――あなたがたも、あなたがたの研究室も、さらには世界のあらゆるものを飲み込んでしまうような引力が」

以下にLeonhardt氏からの回答を引用する。

実際に作ったのは、対になったブラックホールの外縁とホワイトホールの外縁(毎秒約8000万対)だ。光のパルスがファイバー内を伝達する間(約10ナノ秒)しか存在せず、光にしか作用しない。つまり、まったく無害だ。

ケーブルを光パルスが走る間に形成される人工的な「事象の地平面」は、光が抜け出せないひずみが生まれるよう、速度と波長を調節されたものだ。[Science誌の『論文』によると、「移動する媒体」の速度が、媒体の中にある波の速度を超えるときに「地平面」が生じるとしており、実験には極小の光ケーブルを利用。]

Leonhardt氏は自身のウェブサイトで、「事象の地平面の類似物を作ったのであって、本物のブラックホールではない」と書いている。

研究者たちが次に取り組むテーマは、物質を飲み込むのではなく放出する領域とされるホワイトホールは、スティーブン・ホーキング博士も予見しているように、量子力学的にいって、ブラックホールと同じものであるのかどうかということだろう。

ふーむ、表題は釣りですね。時空がつながり、地球上のとある場所から、何光年も離れた場所に一気に飛び出す、をイメージしたのですが(それとBlackHoleは関係あるのか、とか、ハードSF愛好家のような質問は止めてね)。

ってか、「事象の地平面の類似物」を作るのって難しいのか?

まっ、量子テレポーテーションだって、素人が創造する遠隔移動とは違うしな。

量子テレポーテーション実験、原子を使い成功

量子テレポーテーションの実験は、基本的には次のようなものだ。まず、実験室内の技術を使って、粒子の対の間に、ある不可思議な関係を作り出す。そうすると、片方の粒子に起きたことが即、もう片方に影響を与えるようになる。つまり、もし片方がある特性を帯びるようになれば、対の方もただちに、それに一致する、あるいは反対の特性を帯びるようになっている。これは両者がいかに離れていようと、また明確に物理的につながっていなくても起きる現象だ。

SFの事象とは違っても、こういう発見、発明にロマンを感じてしまうのが、物理帝国主義者なのだ。

やっぱり、物理って楽しいよね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 10, 2008

ペン回しの術

人はなぜペンを回すのか?-タカラトミーの「ペン回し専用ペン」登場を考える-

 ペン回しをする人に対する印象は、世代によって違うようです。元々、予備校生の間で流行ったことから「浪人回し」などと蔑称され、1回転で1浪生、2回転できるほど慣れているなら2浪組などと揶揄された時代もありましたが、最近では市民権を確立しつつあり、勉強やデスクワークのシーンに風景として溶け込みつつあります。一説によると、理工系の高学歴な男性に普及率が高いとも言われています。私も仕事柄、企業の研究開発職の方々とおつき合いすることが多いのですが、確かにそのように感じます。

ディベート大会のジャッジで回している人はたまに見かけます(理工系かどうかまでは確認してないですが)。関係者のMLか掲示板でちょっとした話題になったことがあります。「俺は何回転までやれる」「あまりいい癖とも思えないので止めていたい」「××のボールペンが一番回しやすい」「スピーチをしているとジャッジのペン回しが気になる」語り?合われていました。ボールペンのノックをカチカチやるのは、気にするディベータもいるので、しない方がいいですが、回すくらいは別にいいでしょう(前記の気になる派は、自分も回しているからではないか)。

手先が器用なためか、アジア人が特に好む傾向があるらしく、韓国では、会員数20万人という世界最大のペン回しウェブコミュニティー「ペンドルサ」があり、日本では、世界初の協会組織となる「日本ペン回し協会」が昨年創設されたりしています。この協会の趣旨は、世界に広がる「ペンスピナー(ペン回しをする人)」たちの高度な技の紹介を通して、浪人回しというような悪い印象を払拭し、「ペンスピニング」というクールな競技の世界を広く認知してもらうことにあるのだそうです。

どうでもいいって感じですが、エアギターよりはクリエイティブ、ということもないですが。

このような盛り上がりを受けて、ついに企業側も腰を上げました。2008年2月21日にタカラトミーから発売された「PEN'Z GEAR(ペンズギア)」は、世界初のペン回し専用のペンです。色んなワザをオールラウンドにこなせるような最大公約数的な設計に工夫されています。

映像はここですけれども、かっこいいお兄ちゃんが回しているからかっこいいというだけの話だと思うのですが。


日本は文房具大国ですから、まあ、あってしかるべき、といったところでしょうか。

手書きで長文を書くことが多いので、筆記用具にはこだわっているアマサイです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 07, 2008

ユーザにとっての独禁法

これ、すごい、問題だと思うんだけど、あんまり取り上げられていない気がするのだが。

欧州委、米マイクロソフトに独禁法違反で過去最高の制裁金
 

2008年02月28日更新
[ブリュッセル 27日 ロイター]
欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、米マイクロソフトに対し、独占禁止法違反への制裁措置に従わなかったとして新たに8億9900万ユーロ(13億5000万ドル)の制裁金支払いを命じた。

 同法違反による制裁金としては過去最大となる。

 欧州委が、独占禁止法違反および制裁措置に従わなかったとの理由からこれまでにマイクロソフトに課した制裁金は16億8000万ユーロとなり、1社に科した制裁金としては最高額となる。

 クルス欧州委員(競争政策担当)は声明で「50年のEUの競争政策の歴史において、独占禁止法違反の決定に順守していないとの理由で制裁金が課されたのはマイクロソフトが初めてだ」と指摘した。

 欧州委は2004年、マイクロソフトが競合する小企業向けサーバーのメーカーに必要な情報を開示しないのはEU競争法違反と認定。同社に4億9700万ユーロの制裁金支払いを命じるとともに情報の開示を命じた。

 しかし、欧州委によれば、マイクロソフトは情報提供の際に高額の特許使用料を要求し、情報を適切な条件で開示するよう求めた欧州委の命令に従わなかった

いんてる、はいってる、も問題になっているようです。

EU、インテルのオフィスを調査--独禁法違反問題で

 欧州委員会(EC)は世界最大のチップメーカーであるIntelがドイツのミュンヘンに持つオフィスを調査した。ECとIntelが米国時間2月12日に明らかにした。

 ECはまた、小売大手ドイツMetroの一事業部であるMedia Marktをはじめとした小売店も調査した、と同社が明らかにした。

 ブリュッセルにあるECで広報を担当するJonathan Todd氏は、「ECの職員が確かに、あるCPUメーカーの施設を抜き打ちで調査した」と述べた。Todd氏によると、小売店も調査したという。

 Todd氏は、この調査を実施した理由について、ビジネス慣行を取り締まる欧州連合(EU)の規則に反した疑いがあること、または独占的地位を濫用した疑いがあること、あるいはその両方と説明している。

アマサイは、こういうのとは全然違う、卑近なことを以前考えていて、ソフトウエアの古いバージョンを売らないって問題じゃないかなあ、ってことなんだな。

中古パソコンが売られているのだから、それに見合うOS、アプリケーションソフトは購入できてもいいんじゃないか。中古じゃなくて、正規のお店で。流通費用とかいろいろあるんだろうけど、お客さんがほしいってのは、インターネット販売でリストアップしておいたらどうでしょう。もちろん、全部じゃなくて前回、前々回バージョンぐらいでいいんですが。

ってことやってくれたら、独禁の疑いも軽くなるんじゃ、、、関係ないかな。

でも、独禁に触れるというのは、自由な流通を妨げるからであって、俺様商売じゃないことを見せるのは重要かと思います。

アマサイは家で、WORD97、一太郎ver10を使ってます。。。最新パソコンで前バージョンのソフトを使うと快適だと思うのですが、今は通信でユーザ認識するからできないみたいですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 05, 2008

著作権法が定める未来

「著作権は混迷」「ダメと言ってもネットは止まらない」──東大中山教授

著作権制度が想定していない状況に直面し、右往左往している」――東京大学の中山信弘教授が2月29日、「著作権リフォーム」をテーマにしたデジタルコンテンツ協会のシンポジウムで講演した。一般ユーザーが創作し、ネットで著作物を発表する現代に、プロを前提にした著作権制度が対応できなくなっていると指摘。著作物の流通を円滑化するための改革の必要性や、著作物を独占せず、広く共有しようという「コモンズ」の考え方などを紹介した。

中山先生は3月で退官なさるそうなので、実質的に退任スピーチでしょうか。


YouTubeも、著作権法と摩擦を起こした新ビジネスの1つだ。「現在の著作権法から見ると違法コンテンツが多く、著作権者は削除にやっきになっているが、YouTubeのようなサイトは絶対に消えない」
「著作権を侵害する可能性がある新ビジネスでも、単純に拒絶するのではなく、いかに利益を還元するか考えるべき。YouTubeとも手を組んで、利益の一部を権利者に還元すると考えていくべきだろう。ダメだとばかり言っていても、インターネットは止まらない」

YouTube、もう公然の著作権違反がまかり通っているのですから、どうしようもないですね。ネットは掲示板などの人権侵害発言の方が社会にダメージを与えるかと思いましたが(いえ、もちろん問題になってますが)、著作権を侵す、という方がインパクトが大きかったですね。しかし、これは一方で、いままで、著作権で儲けすぎる人間がいた、という世間からの反撃ではないでしょうか。もちろん、儲けているのは一握りで、多くのクリエータは汗水たらして働いているわけで。ええ、暗にJASRACを非難しているわけです。

「いわゆる“知財”とは逆の発想で、注目すべき考え方」と「コモンズ」を紹介した。「情報を独占して利潤を得るのではなく、共有・発展させることで全体が発展するという考え方」で、クリエイティブ・コモンズやオープンソースコミュニティーなどがその具体例だ。

 オープンソースソフトウェアはソフト開発の効率化やコスト削減に貢献してきた。クリエイティブ・コモンズは「著作物のほとんどは商業ベースに乗らない」という前提で、無償でいいから利用してほしいという創作者の要求と、利用者の使いたいという欲求をつなげる試みだと紹介する。

 「インセンティブは、創作への参加意識なのか、コミュニティーへの帰属意識なのか――研究を待つ必要があるが、独占を廃して共有し、利益を得るという考え方が出てきている。独占ではなく共有で発展しあう、という考え方に注目すべきだろう」

自然発生的に生まれる著作権。今まで保たれていた方のが不思議です。しかし、特許は誰でも取得できるものではないのに比べ、芸術的創造、著作物を持つのは、誰にでもできます。ゆる~い、感じですけどね。人間が文化的営みをするモチベーションとなっていると思います。そういうプリミティブな面を失わずに改革してほしいものです、著作権法。

なかなか難しい問題ですが、21世紀前半で、人類が解決しなくてはいけないことです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 04, 2008

なぞの半導体。。。

先週のとある日。体調不良で会社を休んで、テレビを見ていた。とある美容製品のCMを見ていたらさらに気持ちがどんよりして、めまいがした。

見るとまた具合が悪くなるのでURLは記載しませんが、
ローラーとか、ゲルマニウムとか、半導体とか、美容とかでぐぐれば、出てくるじゃないでしょうか。発明者の名前で検索したら特許公報が見つかりました。たぶん、これでしょう。みなさんもどんより気分を味わってください。
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【特許番号】第2572520号
【発明の名称】半導体治療剤
【特許請求の範囲】
【請求項1】 人体の皮膚表面に接触可能な薄膜又は粉末のp形半導体からなる半導体治療剤。
【請求項2】 p形半導体がシリコン半導体薄膜、ゲルマニウム半導体薄膜、ガリウム燐半導体薄膜、硫化亜鉛半導体薄膜、又はシリコン半導体粉末、ゲルマニウム半導体粉末、ガリウム燐半導体粉末、硫化亜鉛半導体粉末、もしくはその混合物である請求項1記載の半導体治療剤。
【請求項3】 粉末状のp形半導体に顔料を加えて調色した請求項1または請求項2記載の半導体治療剤。
【請求項4】 粉末状のp形半導体がクリーム、パック、又は育毛剤と混合されている請求項1、請求項2、または請求項3記載の半導体治療剤。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筋肉痛、肩こり等の治療、及び皺とり、育毛などに使用される半導体治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】筋肉痛、肩こり等の治療に、ゲルマニウム、シリコン等の半導体の結晶や金属、セラミックス等の成形体に半導体の薄膜をコーティングしたものをプラスター等で皮膚に固定する半導体治療器が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような半導体治療器では、p形半導体とn形半導体の効果の差が看過され、半導体の形については全く配慮されていなかったため、その効果にばらつきがあった。本発明は、p形半導体とn形半導体との生理作用の差に着目し、半導体治療器におけるかかる問題を解決するものであって、治療効果が良く、筋肉痛、肩こり等の治療に加え、皺とり、育毛などにも有効で、簡単に目立たない状態で使用できる半導体治療剤を提供することを目的とする。
(中略)
【0011】
【実施例】
(実施例1)硼素180ppm 添加シリコン粉末4gを資生堂製エリクシール・トリートメント・マスク10gで良く練り、腕の上がらない重症の肩凝り患者5名の肩井、巨骨、曲垣、天宗、中府、雲門の各経穴に塗布した。塗布は毎朝と入浴した日は入浴後に行った。5日後全快3名、80%回復1名、やや改善1名の結果が得られ、効果率は80%であった。比較のため、燐400ppm 添加シリコン粉末4gを資生堂製エリクシール・トリートメント・マスク10gで良く練り、重症の肩凝り患者3名に同条件で治験を行ったところ、改善1名、全く改善せず1名、違和感1名であった。
【0012】(実施例2)アルミニウム0.2%添加ゲルマニウム粉末5gを花王製ソフィーナモイスチュアパックN20gで良く練り、中等症腰痛患者4名、重症腰痛患者2名の承山、腎兪、志室、大腸兪、関元兪に塗布した。塗布は毎朝と入浴後に行った。7日後中等症患者全快3名、改善せず1名、重症患者全快1名、80%回復1名となり、効果率は80%であった。
(中略)
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体治療剤は、p形半導体を使用するため効果が良く、副作用もない。また、薄膜状、粉末状ともに使用できるので、筋肉痛、肩こり等の治療に加え、皺とり、育毛などにも有効である。また、粉体状使用する場合は、皮膚の色に合わせて調色することにより目立たない状態で使用できる。
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誰か無効審判しませんか?

何も言いますまい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 03, 2008

ダボス会議で英語を学ぶ

Daboseng■『世界を動かすトップの英語 -ダボス会議に学ぶ-』
著者:鶴田 知佳子/柴田 真一
(英文校正:イアン・マーティン英文校正)
価格 : ¥2,205 (本体 : ¥2,100)
出版 : コスモピア
発行 : 2007.6
内容説明:2007年1月に行われたダボス会議におけるパネルディスカッション、ラウンドテーブル、スピーチなどの教材を用い、ビジネス界のトップリーダーや政治家、エコノミストたちの交渉のノウハウを学ぶ。

・蒼々たるメンバーの英語が聞ける
 マイクロソフトのビル・ゲイツ、ユーチューブのチャド・ハーリー、フリッカーのカテリーナ・フェイクのほか、ナイキ、コカコーラ、ゴールドマン・サックス、JPモルガンなど、世界経済を牽引するトップ企業のCEO、さらには政治家、エコノミスト、ジャーナリストと、ダボス会議に参加した蒼々たるメンバーの英語が聞けます。 

・Web2.0が社会にもたらす変化とは
 今年のダボス会議から「変わりゆく力の均衡」「Web2.0の影響」の2つのテーマを取り上げました。インド、中国の急成長に伴うパワーバランスの変化、ビジネスのグローバル化は今後どのような方向に進むのか、Web2.0とソーシャル・ネットワーク・モデルの台頭は、社会にどのような影響を与えるのか。旬なテーマに関するパネルディスカッションと質疑応答が学習素材です。
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去年なんだかノリで買ってしまい、あまり聞かず読まずに放置状態。先頃、続編が出たので、慌てて開いている。似たようなのツンドクしててもしゃーないからな。

まあ、日英対訳の読み物としても面白いかな。英語学習中級者を狙う、うまい企画です。もちろん、上級者は公式HPの英文や映像をそのまま読み観ればいいと思います、

ビル・ゲイツ: しかし、テレビがインターネット配信へ移行しており、主要電話会社がそのためのインフラを作り上げつあるので、皆さんはこれらを一度に体験することになります。そして、いったんビデオがインターネットに取り込まれると、見たいニュースが見られるし、広告は自分の好みに合わせることができ、教育の素材は今よりずっと双方向的になり、これまでの放送の中味とは大いに違ったものになります。ここでは、マルチメディアソフト開発のアプリトションが鍵を握っています。数学コースのようなものを書く人材が求められています。ウェブから一部を切り取って(教材を)作成し、小問題を加えてフィードバックをする。どの先生にも、どの生徒にもこうしたツールを持ってほしいのです。ツールが進歩したので、それがわれわれを次のステップに踏み出させるようにした面もあります。小額の支払い方法、もっといいツール、3Dが必要とされているんじゃないでしようか。3Dは、Xboxライブで実現しつつありますけどね・・‥‥。

訳を見ると(英文はうまくOCRできなかったので)、そんなに小難しいことをしゃべっているわけではなく、ビジネスパースンなら誰でも理解していることが話されています。

自分のスピーチに取り込むのにはちょっとこなれすぎていて、難しいと思うが、英語発話の息づかい、みたいのは、非常に勉強になります。

ジョセフ・スティグリッツ(コロンビア大学教授)もマーク・パーカー(ナイキ社長兼CEO)もこの程度のことを話しているんだな、恐るるにたりんわい、メンタル強化には効きますな。

高いもんじゃないで、結構おとくな教材です。

尚、ウィキペディアには、

世界経済フォーラムは、ただのビジネスフォーラムで、世界最高レベルの金持ち(=勝ち組)企業同士で容易に交渉でき、世界最強の政治家たちに容易にロビー活動を行うことが出来る場で、貧困問題のような社会問題の解決ではなく、むしろ金銭利益を作り出すことを目指している。また、エリート主義者たちのフォーラムで、民主政治を通さずに、秘密主義的な意思決定を行っていると批判されている。

と、批判されていますが、そもそも、国際会議なんて、そんなもんでしょう。口泡とばして、ケンケンガクガクなんてもの公表できませんがな。世界情勢は、レアな情報そのものではなく、行間にあるのですから。

こういうとこで、スピーチできるビジネスパースンになりたいと思っただす。マジです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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iPS細胞研究の決め所

iPS細胞研究、京大・東大など4拠点で

これってこないだサイエンスゼロでやっていたことが実現ってことですかね。

京都大学の山中伸弥教授のグループが、“万能細胞”の一つ「iPS細胞」を皮膚の細胞から作り出すことに世界で初めて成功した。神経や筋肉など体のさまざまな細胞に変化することができる万能細胞を人の皮膚の細胞から作り出せたことは、受精卵を元に作られる万能細胞「ES細胞」に比べて倫理的な問題が少なく、画期的な成果として国内外で大きな注目を浴びている。  iPS細胞の誕生以来、世界中で研究が盛んに行われるようになり、アメリカでもiPS細胞の研究が加速して日米の研究競争が激しさを増している。  iPS細胞の誕生には、理化学研究所で行われていたES細胞の遺伝子研究の成果など日本の生命科学の水準の高さも背景にある。  番組では、iPS細胞の生みの親、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授をスタジオに招き、誕生に至る経緯にも触れながら、新たな万能細胞「iPS細胞」のもつ可能性とその最新情報を伝える。

後半しか見ていないのですが、この分野、日本は米国に比べ遅れをとっているそうです。この山中教授は研究手法に着目しているそうです。米国の優れた点はいろいろあるのでしょうが、教授をボスとした○○研究室の壁を物理的にとっぱらって、情報交換を円滑に行うことで、効率は何倍にも上がるそうです。まあ、素人から考えても同分野のことをやっているのに秘密主義ってのは、ばかげていますよね。企業でも、プロジェクトごとに密室状態ってのは、よくないです。お互いを知ることで向上することも多々あります。

××の特許について調べてくださいってA君から言われたから、調査レポート作ってあげたら、2ヶ月後にB君から同じ内容の調査依頼がきました。おまいら、部屋の隣同士で話せんのか、ばかたれが!いやはや、うちの会社が儲からないわけです。

R研の人から、研究室マネージメントなんて日本にはないんです、それぞれでそれぞれのルールでやってるって感じですね、って聞いたことがあります。

組織改革だけでパフォーマンスが上がれば、お得だと思うんですが、そう簡単ではないんですかね。

山中センセも言っていましたが、研究を先んじて特許をどんどん取っていかないと、ますます、遅れをとります。知財戦略から、ラボ管理も見えてくるんじゃないでしょうか(我が社なんてその反面教師です)。

とにかく、人の生命に関わることですから、iPS細胞の研究は、科学技術戦略の第1項にしていただきたいものです。

クローン技術を医療に適用すべきである、というディベート論題をやってことがあるので、この分野に少し、少しだけうるさいです。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

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