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June 16, 2008

『クリエータ通り魔』事件

表題は時節柄。。。

漫画家さんが出版社を訴えて、騒動になっているらしい。ゑび庵師匠のとこで知りました。どうやら編集部がその漫画家さんのカラー原稿をなくしたらしい。が、漫画家さんが怒っているのは単にそういうことではなく、編集者、出版社が漫画家を人として見下している態度が許せない、ということらしい。

こういうのは当事者同士だけしかわからないことで、陳述書に原稿紛失事件の背景として書くようなことではない気がする。編集者はともかく実名をだされた漫画家のK山先生は、同意しているのだろうか。

また、なんだか、職務発明裁判と同じ構造だなあと思ってしまった。この手の裁判をウオッチしている人なら業界の人でなくたってわかっているはずだが、これは、経営者側と被雇用者・技術者との人間関係の軋轢が元となっている。有名どころも最近提訴されて件もすべてそのはずだ。成果は上げているのに、役職があがらない、日本企業の場合、出世できないということは給料が上がらない、とほぼ等しい。どうやら自分は、上役に嫌われているらしい、と思ったときはもう遅いらしくて、あいつ閑職にでもほうっておけと、なるらしい。これこそ当事者同士の問題だし、どっちが悪いかは端から見てもわからん(どう考えても最低限の協調性がないとわかる人はいるがね)。

会社員の場合、じゃあ、独立するなり、転職するなり、すれば、ってことになるんだが、漫画家の場合は自営業だぞ。元々独立しているのに、ここまでどうして取引先(出版社)にこんな酷い目にあわされにゃいかんのだ?

この漫画家さんの言い分を一般論として当てはめるのは危険だと思うが、漫画家なんか使い倒せばいい、と思っている編集者はかなりいそうだ。出版社がクリエータをないがしろにしている話はよく聞く。

アマサイが、コンテンツ産業を語る奴は嫌い、ってのは、そこらへんのことである。漫画、アニメーションが日本の産業というわりには、それを利用することしか考えない。韓国ドラマが日本に多く流入しているのは、それだけ質の高いものが出来ているからだ(日本映画絶頂期の焼き直しという話もあるが)。それには、韓国が国を上げて、クリエータの学校を創設し、ビジネスへの道筋をつけているからだ。

で、日本は、アニメーターや漫画家のために何かしてますか?

で、日本の技術者はこんな安い給料で働いているのに、どこのどいつが、技術立国なんてふざけたことを言っているんですか。
参考:フロレスタンさんのブログ。
もの作り出すってことに何の感謝も敬意もはらわない国だわな。

藤子不二雄漫画の本拠地だった小学館がこのようになって藤子ファンのアマサイは悲しい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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