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August 06, 2008

原子爆弾

今日の日経に、もはや75%が戦後世代、8月6日は何の日か答えられなくても驚かなくなった、米国と戦争したことあると知らない若者も珍しくない、うんぬんと書かれていた。

なんか他人事みたいに書いてるけど、あんたには、マスコミには責任がないわけ?戦争を風化させることに「尽力」したのはあなたたちじゃないの?

<原爆開発>女性科学者が初来日 原爆ドームで絶句 2008年8月6日(水)2時36分配信 毎日新聞

米国による第二次大戦中の原爆開発計画に携わった女性科学者、ジョアン・ヒントンさん(86)が初来日し5日、広島を訪れた。数万人の命を一瞬で奪った科学に絶望して米国を離れ、中国へ渡って60年。科学者であることを捨て、酪農に従事したが、苦悩がなくなることはなかった。「自分がつくったものがどんな結果をもたらすのか。それを考えず、純粋な科学者であったことに罪を感じている」。しょく罪の意識から、広島訪問をかねて望んでいた。

 「オーフル(awful、ひどい)……」。5日午後、原爆ドーム。ヒントンさんは鉄骨がむき出しの最上部を仰いだ。ドーム脇の英語の説明文を一語一語かみしめるように読んだ。「私はただ、実験の成功に興奮した科学者に過ぎなかった」

 「科学を信じていた」。大学で物理学を専攻した21歳のころ、放射線の観測装置を完成させた才女は44年春、請われるまま同計画に参加した。ヒントンさんはプルトニウム精製を担い、全資料閲覧と全研究施設立ち入りを許可される「ホワイト・バッジ」を与えられた。約100人しかいなかったという。核実験の2カ月前にドイツは無条件降伏しており「研究目的の原爆開発であり、使われないと考えていた」。

 しかし8月6日。広島上空で原爆がさく裂する。新聞で原爆投下を知ったヒントンさんは声を失った。「知らなかった。本当に知らなかったの」と、まゆをしかめて話した。

あの時代に兵器開発をしていてもそれを使わないと約束していた、それを信じるのはかなり脳天気である。研究成果を発表しないことを望む科学者集団などあるだろうか。政治と無関係に大量の研究費を投じる場合などあるだろうか。しかし、科学は常に輝けるもの、人々に幸福をもたらすもの、と多くの科学者が、一般市民が考えていたのは仕方のないことではある。8月6日を境に人類は、100年経っても贖罪しきれない、負債を負ってしまった。この日以後は、「科学教」の素朴な信仰者はほとんど壊滅してしまった。

政治は弱腰、経済は下降の一途、福祉は退廃しているとしか思えない。
日本人の精神的よりどころとはなんだろうか。個人には個々にあるだろうが、汎用的に、と考えると難しい。

あのドームに何かを求めよ、と言ってしまったら、語弊があるだろう。しかし、世界唯一の被爆された国、そこから考え得ることはある。毎日そんなことを考えていたらさすがに憂鬱である。8月6日~15日ぐらいまでは、戦争と平和を思索してもよいだろう。
8月6日に広島、間を空けず、9日に長崎、ご丁寧に、濃縮ウラン型とプルトニウム型という違う型のものを投下した。

科学自体に罪があるのではなく、それを使う人間が、というのは詭弁である。そんな言説は何の効用ももたらさない。

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会社の昼休みにたまたまお邪魔した、さとみさんの「やっぱり物理が好き!」の当日の記事で 紹介されておりまして、下記の番組があることを知りました。 2006年11月6日(月) 午後10時~10時59分 総合テレビ ラストメッセージ(全6集) 第2集「核なき世界を 物理学者・湯川秀樹」 http://www.nhk.or.jp/special/onair/061106.html 運良く、10時前には帰宅でき観ることができました。 湯川先生の著書のいくつかは読んでいた小生でしたが、しかし... [Read More]

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