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September 08, 2008

書談:井上夢人著『メドゥサ、鏡をごらん』

Medusaiy
■『メドゥサ、鏡をごらん』 講談社文庫
著者:井上 夢人著
価格: ¥800 (本体 : ¥762)
出版: 講談社
発行: 2002.8
bk1
<内容>
作家・藤井陽造は、コンクリートを満たした木枠の中に全身を塗り固めて絶命していた。傍らには自筆で〈メドゥサを見た〉と記したメモが遺されており、娘とその婚約者は、異様な死の謎を解くため、藤井が死ぬ直前に書いていた原稿を探し始める。だが、何かがおかしい。次第に高まる恐怖。そして連鎖する怪死!
--------------

上記のメモに石海という地名が出てくる。主人公、陽造の娘の婚約者は、この石海とメデゥサの関係を追うわけである。メデゥサの正体は悲しく残酷である。

ちょっと、横溝正史入ってるっぽい、ホラー的なノリがある。小心者のアマサイは、夜、自室で一人で読んでいると怖かった。ああ、ちょっと私用でホテルに居たんだよね、だから余計に。。。

文庫本の解説はネジネジの妻、女優・池波志乃が書いている。彼女は結構な読書家として通っている。志乃さんに言わせれば、本書は、「井上夢人作品の私的ベスト1」なのだそうだ。やはり、ネジネジの伴侶だけあって少しばかり志向が変わっている。評価には賛否両論あると思う。

アマサイとしては、なんだろう、最後まで騙してくれたから、OKだけど、最高点は上げられないなあ。もうちょっと締まった最後にしてほしかった。他によりよいラストがあったと言われると、ない、だろうなとは思う。しかし、すっきりしない、という循環型感想?になってしまう。

ちょっとネタバレせずに、感想を書くのは難しい。このストーリーの構造は、後のページをパラパラみればわかるかもしれない。

この作品でも、小道具としてのパソコンが効果的に使われている。ある意味、ストーリーの決め手かもしれない。

一押しではないが、まあまあお薦めできる作品である。

岡嶋二人時代の流れを汲みながら井上独自の香もします。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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