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January 30, 2009

3次元積層スーパーチップ

アマサイの好きな?集積回路♪

3次元積層へのセルフ・アセンブル技術の適用,東北大が成果示す

東北大学大学院 工学研究科 バイオロボティクス専攻 教授の小柳光正氏は,同氏のグループで進めているシステム集積化技術の成果を明らかにした。この技術は,ロジックLSI,メモリー,MEMSデバイス,パワーICなど異種デバイスを3次元積層した「スーパーチップ」を実現するものである。

 小柳氏のグループは,スーパーチップのプロセス・コスト低減や歩留まり向上のために必要な一連の技術を開発してきた。今回明らかにした成果は,(1)3次元積層へのセルフ・アセンブル技術の適用,(2)段差部分に形成可能なチップ間配線技術,(3)RFデバイスの試作事例,である。

 (1)セルフ・アセンブル技術は,3次元積層時の位置合わせのために使う。チップ積層を低コストに実現できる。一般に3次元積層では,高歩留まりで積層数が少なければウエーハ・レベルでの積層(ウエーハ・ツー・ウエーハ)がコスト面で有利である。低歩留まりあるいは積層数が多いなら,ウエーハにチップを積層するチップ・ツー・ウエーハあるいはチップ間積層(チップ・ツー・チップ)が,コスト面から有利である(図2)。これに対して同氏は,数千~数万枚といった積層を視野に入れ,高コストになりがちなチップ・ツー・チップでも低コスト化できる手法として,今回の技術を開発している。

リンク先の第1図は、経済の失速から脱却するには、3次元チップということなのでしょうか。

3次元だと2乗から3乗になるからでしょうか(^_^;)。
小柳先生、ご自分でも特許を出すという気合いの入れようです。
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特開2007-228460
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【発明の名称】集積センサを搭載した積層型半導体装置
【出願日】平成18年2月27日
【出願人】小柳 光正
【発明者】小柳 光正
【要約】課題:全画素についての信号電荷の実質的同時蓄積が可能であると共に、高い画素開口率を実現できるセンサ回路及びアドレス指定型イメージセンサを提供する。
解決手段:マトリックス状に配置された複数の画素11をn個毎に共通ノード13に並列接続して、複数の画素ブロック12を構成する。各画素ブロック12は、共通ノード13に並列接続されたn個の光電変換素子PD1~PDnと、光電変換素子PD1~PDnの各々と共通ノード13とを結ぶ経路をそれぞれ開閉するn個のトランスファゲートTG1~TGnを含む。各画素ブロック12に対しては、その外部に、全画素11をリセットする共通のリセットトランジスタTrRSTと、n個の画素11から読み出される信号を増幅する共通の増幅トランジスタTrAMPとが設けられる
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大学から出願してもらった方が安く済むはずなんですが。事業でもお始めになるつもりなんでしょうか。

大学教員は手強い。いろんな意味で。以下省略。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 28, 2009

書談:サイモン・シン著『宇宙創成』

Uchhsouseisin■『宇宙創成』
著者:サイモン・シン著
翻訳:青木 薫
価格: ¥660 (本体 : ¥629)
出版: 新潮社
発行: 2009.2
bk1

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いや~、待っててよかったよ。文庫落ちになるの。サイモン・シンの既書は全部文庫落ちになってるからさ、『ビックバン宇宙論』(単行本題名)も何れはなるだろうと思っていた。でも、早く読みたかったんだよね。先月当たりもどうしようかなと悩んでいたところだ。お金っていうよりさ、単行本を毎日持ち歩けるかってことなんだよね。

しかし、新潮社、大胆、単行本発刊から3年経っていないのだけど。
帯にあるように、世界天文年に合わせたようです。
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第I章 はじめに神は……
天地創造の巨人からギリシャの哲学者まで/円に円を重ねる/革命もしくは回転/天の城/望遠鏡による躍進/究極の問い

第II章 宇宙の理論
アインシュタインの思考実験/重力の闘い ニュートンvsアインシュタイン/究極のパートナーシップ 理論と実験/アインシュタインの宇宙

第III章 大論争
宇宙を見つめる/消えますよ、ホラ消えた。/天文学の巨人/運動する宇宙/ハッブルの法則

第IV章 宇宙論の一匹狼たち
宇宙から原子へ/最初の五分間/宇宙創造の神の曲線/定常宇宙モデルの誕生

第V章 パラダイム・シフト
時間尺度の困難/より暗く、より遠く、より古く/宇宙の錬金術/企業による宇宙研究/ペンジアスとウィルソンの発見/密度のさざなみは存在するのか
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この種の本にしては、ダントツに読みやすいのに、宇宙論史をうまく網羅しているようです。向こうは博士号持ちのサイエンスライターが非常に多い。シン氏も素粒子物理学が専攻である。それはサイエンスライターの地位が高く、日本のように、研究者の余技とか、研究職に就けないので仕方なく文章書いて、ということはないからであろう。

どっから読んでもおもしろい。古代宇宙論ってのは、一回知ってしまえば、たいくつでしかないのだが、本書はそんなことはない。天文学史の本を何冊か読んでいても新しい知見があるように思う。

それに章ごとに「まとめ」がついているのも親切だ。

でも、なんで題名変えちゃったのかなあ。原題に近い「ビッグバン」っていう言葉は入れるべきだと思うが。

間違って「宇宙創造」と入れたら摩訶不思議な世界に誘われました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 27, 2009

コーチング、コーチは自分自身

目黒区の秘密結社の同志に所謂「コーチ」を生業としている人がいます。アマサイもコーチングの本などパラパラ読んでは見ましたが、その本質はわかっていません。実際に講習を受けないとダメなんでしょうね。

コーチングの神様に聞く、優れた経営者の条件とは

――人々をコーチングする上で心掛けていることは何ですか。 ゴールドスミス 先ほど述べたように、わたし自身よりも顧客のことを中心に考えています。その顧客がフィードバックをきちんと聞く姿勢にあるかどうか、周囲の人たちのコメントに耳を傾けることができるかどうか、本当に努力をして自分自身を変えようと思っているかどうか。変わることに対して前向きかどうか。そうしたことをわたしは常に気に掛けています。

ああ、そもそも「変わる」気がないといけないのね(^^;)。
アマサイは、このまま成長していけばいいと思っているので、「変わる」のは違うなあ。


――成功する経営者、失敗する経営者の違いは何でしょう。
ゴールドスミス 最も重要なのは、他人の意見に耳を傾け、そこから学ぶことに前向きであることです。成功することで自分自身を見失ってしまったリーダーを数多く見てきました。彼らに欠けていたのは、まさに人から学ぼうとする姿勢です。急激に変化する世界において、経営者にはこのような資質が必要です。

――GEのジャック・ウェルチ氏など、これまでに多くの優れた経営者を近くで見てきました。良い経営者の共通点というのはありますか。
ゴールドスミス 経営者はエゴというものが会社のどの社員よりも際立ってしまいます。一方で、常に自分が正しいとか勝っているとかなどを主張しないというのはリーダーにとって難しいことです。優れた経営者はエゴを経営とうまく切り離して物事を進めることができます。

エゴと自己主張、同じものだよね、表出の仕方が違うだけで。失敗するとその後無惨な人生を送る経営者、また復活する経営者。どうやら、自己コントロールということにカギがありそうですな。

最近、ビジネスで大成功を収めているスーパーマーケットの経営者に会いました。金融危機によって米国人はレストランでの外食ではなく、自宅で食事する「内食」の傾向が強くなっています。内食が増えることは彼の事業にとって良いことにもかかわらず、悲しい顔をしていました。なぜなら、社員の退職年金が50%もなくなってしまったことにより、皆がすっかり落ち込んでしまったからです。

 わたしはこの危機の後には、裕福な先進国にとって課題の多い時代が来ると思います。世界中にいる若い人たちは、教育水準が高く、英語も問題なく話せるのに、お腹を空かせている状況に陥ります。中流の所得層の生活水準を保つために、長時間働かなくてはならない、そんな時代が来るかもしれません。

 大切なのは、自分がやっている仕事を本当に喜んでできるかです。仕事を愛していれば長時間働いても苦にはならないでしょう。やっていることが好きでなければ、新しい時代は苦痛です。仕事を楽しむことは先進国の若者にとっては特に重要です。

なんか、別に神様にお伺いを立てなくても出ている結論のような(^^;)。故竹内均先生は、自分の好きなことを職業に生きる、これが最も幸福な生き方だ、なんてことを言うとられます。科学者はこげなシンプルな人生観が好きな人が多い。カール・セーガン博士も「少年時代の夢をかなえ、そのままに生きる人は素晴らしい。私もこうして少年のときに思い描いた職-天文学者になっている」と自著に書いています。小柴昌俊先生もそんな感じですね。

確かに、好きとまで行かなくても適職に就いていれば、多少の辛いことは耐えていけるものです。

お金のため、と思っていると厳しいでしょうね、特にこんなご時世では。

もっとも、それ以前に、生計を立てる職がない人も大量にいるのも事実です。

やはり、若いうちに自分の道を見いだすのは、大事なことです。これこそ、最高のコーチングではないでしょうか。

何でも「戦略化」しているのは気になります。昔は、人生哲学とか信仰に宛われた問題だと思うのですけれど。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 26, 2009

メキキスト

科学立国の明日 原石の発掘 「目利き」次第@読売新聞

京都大の山中伸弥教授が作製したiPS細胞は、ノーベル賞級の成果とされ、2006年の発表以来、世界中で研究競争が続いている。山中教授がいち早く実現できた背景には、将来性を鋭く「評価」した「目利き」の存在がある。

 6年前、科学技術振興機構(JST)の「戦略的創造研究推進事業(CREST)」で、採択の審査をしていた大阪大の岸本忠三・元学長は、ある申請書の題名に目を留めた。

 「真に臨床応用できる多能性幹細胞の樹立」。「真に」とは、今までの研究はまるで役に立たないと言わんばかりの大胆で挑戦的な表現。名前倒れにもなりかねないが、幹細胞研究の重要性を意識していた岸本元学長は、内容に「キラリと光るもの」を感じた。

 面接で本人の能力と熱意を確認し、「百に三つも当たれば」と採択、年間約5000万円を5年間支給した。研究は一気に進展、「千に三つ」の成果に大化けした。

 当時、まだ目立つ業績をあげていない山中教授は、年間1000万円の研究公募にも落選していた。山中教授は「面接の最後に『言い残したことはないか』と聞かれ、採用は無理だと思った。研究は一生をかける覚悟だった」と振り返る。

このような審査の場にいる人間がメキキストであるか、否かは重要な問題だ。

某大教授が、自分の子分筋だけに研究費を配っていた事件は記憶に新しい。
(そんなのどこでもやってるとは言わないでおこう)

潤沢に資金があっても、数年では結果が出ない場合もある。それはほんとに将来性のない分野なのかもしれないし、そうでないかもしれない。目利きと言っても博打的要素が皆無ではない。目利きの熟練も大事だが、第六感も否定できない。

でも、山中教授の仕事は、その道を知っていれば、目利きするのは容易かったのでは、と素人アマサイは思っているのだが。

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よくいるんだ「アマサイさん、この発明だって、いつか大化けするかもしんないじゃん」
とか言う奴が。そいつらは単に自分たちの業績を粉飾したいだけである。

アマサイは、
「特許出願は博打ではない」
と一蹴してしまう。

後から価値が増大する発明は確かにある。

それは最初の評価が低いがために、あとから大化けの感があるだけなのが多いのだ。

ちんまい技術の中で、どれだけ、変化するものがあるか統計でも取ってみればいい。

そんなSF的世界を構築するより、現時点でも評価を正しくする方がよっぽど大事である。

(将来化けることは明確な根拠をもって予測することはある)

毎日、発明の「粉飾決算」との闘いなのである。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 25, 2009

TVドラマ:疑惑

前の日に劇場中継『女ひとり』やってたんですけどね。沢口靖子がミヤコ蝶々ってありえないよね、と言いながら見てたんですけどね。劇場に行けばまた違うでしょう。

本作品では、「鬼クマ」を頑張って演じていましたよ、沢口女史は。演技が上手くならないところが彼女の魅力?ですかね。まあ、いいんじゃないでしょうか。

田村正和は相変わらず田村正和以外のナニモノでもありません。それで良いですね。

佐伯弁護士の悲しい過去、要るんでしょうか。でも、それで真矢みきの義妹役があるのですから良しとしましょう。

室井滋が出てたのは嬉しかったです。舞台が北陸だからですかね。アマサイと同郷・富山県人です。インパクトがありました。室井ちゃんはこういうドラマに欠かせないバイプレイヤーです。

清張生誕100周年記念は各局でやるようです(別に毎年どっかでやってるはずですが)。その皮切り作品としては上出来です。次はフジの『駅路』のようです。楽しみです。

清張ファンにはうれしい一年です。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 23, 2009

大規模光量子回路だそうです

世界最大規模の光量子回路を実現
(量子コンピューターの実現に一歩)

JST基礎研究事業の一環として、北海道大学電子科学研究所の竹内 繁樹 教授(兼 大阪大学産業科学研究所 招へい教授)らは、光子を用いた世界最大規模の光量子回路を開発しました。

光の素粒子である光子は、量子コンピューターや量子通信における情報の伝達媒体として非常に有力です。これまでに、その操作に必要な基本素子である「ゲート」の開発が進められてきていますが、ゲートを複数組み合わせることによって機能を発現する「光量子回路」の実現が望まれています。その1つとして竹内らは、2つの光子がある特定の量子もつれ合い(Quantum Entanglement)状態にあるケースだけを抜き出す、「量子もつれフィルター」を提案していました。しかし、その回路は一般に複雑で、実現は非常に困難でした。

本研究グループは、これまでに開発した特殊な半透鏡注3)を用いたうえ、光の干渉装置を工夫することで、特定の状態を抜き出せる量子もつれフィルターを実現しました。これは、用いられている量子ゲートの数(4)、古典干渉の数(3)ともに世界最大級の光量子回路です。今回の成果は、さらにさまざまな光量子回路が可能であることを示すと共に、将来の量子コンピューターや超長距離の量子暗号の実現につながるものです。

本研究は、英国・ブリストル大学のオブライアン・ジェレミ教授、広島大学のホフマン・ホルガ准教授、北海道大学電子科学研究所の岡本 亮 助教(兼 大阪大学産業科学研究所 招へい教員)らと共同で行われました。
本研究成果は、2009年1月23日(米国東部時間)発行の米国科学雑誌「Science」に掲載されます。

実現化まであと一歩!という記事、毎年いくつか見かける。

もう、100歩くらいまで行っていると思う。

じゃ、実現化してもいいんじゃない。

アマサイブログの検索で「量子コンピュータ」と入れると10件くらいでてきます。

竹内繁樹さんはブルーバックスで著書も持たれてますね。
非常に良い本です。
まだ、お若い。是非

「量子コンピュータついに汎用機として実現!」
という見出し記事の主人公になってください。


アマサイが生存中に実用化していただきたい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 21, 2009

別荘でもどうぞ、火星あたり

「生物がいる可能性が高い太陽系内の星」トップ5
5つもあるんかい?!というのがびっくりゃであるが。

1.エンケラドス

土星の衛星の中で6番目の大きさを持つエンケラドスは、生命が存在する最有力候補と言われている。

適度な温度があり、水と、単純な有機分子が存在していると見られるからだ。エンケラドスの表面を覆う氷は、そのおよそ99%が水が固体となったものと考えられており、氷の下に液体の水が存在する可能性は十分にある。

土星探査機『カッシーニ』が2005年にエンケラドスに接近して観測した際には、炭素、水素、窒素、および酸素という、生物の成長に欠かせないと考えられている有機分子が存在する可能性が示された。

また、この衛星の中心部には煮えたぎる溶岩が存在しているとみられており、生命の誕生が可能な適度な温度が得られる可能性がある。

そうか、衛星、という手(?)があるか。水と温度。大切ですな。

2.エウロパ

木星の衛星であるエウロパも、地球外生命のたまり場になっているかもしれない。水が存在し、火山も活動している可能性があるからだ。

衛星の表面は氷で覆われているようだが、その下には液体の水の海が隠れている、と推測する研究者は多い。[エウロパの表面は、少なくとも厚さ3km以上の氷で覆われており、所々にひび割れが走っている]

また、[海底の]火山活動によって、生命を支える熱と、有機生命体に欠かせない重要な化学物質がもたらされている可能性がある。地球上におけるのと同じように、微生物生命体がエウロパの熱水噴出孔近くで生息しているかもしれない。

木星からの潮汐力で発生する熱によって、エウロパ表面の固い氷層の下は、深さ数十から百数十kmにわたって氷が融け、シャーベット状ないし液体の海になっており、地球の海洋深部にあるような熱水噴出孔も存在すると考えられている。


エウロパ。誰かが一所懸命研究してましたな、って誰だよ(^^;)。


3.火星

惑星に目を転じると、生命が存在する可能性の圧倒的に高いのは、隣の惑星である火星だ。

この赤い惑星は、地球に最も似た太陽系の惑星で、その大きさも温度範囲も地球に近い。火星の北極と南極には凍った水が大量に存在しているため、その下に液体の水がある可能性は大きい。

火星の大気は薄いため、生物を死に至らせる太陽熱の放射から星を保護することはできないだろうが、微生物なら地面の下に存在しているかもしれない。また、昔は今よりはるかに生命の存在に適していた、と思われる証拠も見つかっている。

火星の地質学的特徴から、かつては地表に水が流れていたと考えられている。また、今は停止しているが過去には活発だった火山活動によって、化学物質やミネラルが火星の地表と内部を循環していたと考えられる。

人工的に大気層を作るという計画がNASAであるちゅーのは知ってます。

いやここまででいいと思うが。

4.タイタン

土星最大の衛星であるタイタンには、生命体が存在しているとしか思えない現象が見られる。

タイタンの厚い大気層には、有機生命体の存在を示すことの多い化合物が豊富に含まれているからだ。たとえば、タイタンの大気にはメタンが含まれているのだが、メタンは通常なら太陽の光によって分解される。地球の場合、生物が常にメタンを補給していることから、タイタンのメタンも、同じく生物の関与によるものかもしれないというわけだ。

5.イオ
木星の衛星であるイオは、太陽系にある衛星の中では大気を持つ数少ない星の1つで、生命の存在を期待させる複合化学物質が存在する。また、火山活動によって、イオが他の星よりも気温が高いことも良い条件だ。

それでもやはり、イオに生命が存在する可能性はかなり低いと言わざるをえない。イオは木星磁場の内側に存在するため、生物を死に至らせる放射線を常に浴びているからだ。

そうでしょ。5位は無理でしょう。

なんでトップ3あたりで止めとかないかな(^^;)。

そこそこ、知識はあるんでこの程度のことではロマンを感じないのですが。


いや、世界天文年は応援します。この記事も天文年の一環なんですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 20, 2009

書談:松本清張著『黒の様式』

Kuronoyoshiki■『黒の様式』
著者:松本清張
出版:新潮文庫
発行:1973.9.25
価格:552円(税別)


品切れ絶版状態になっていたやつの復刊です。清張センセにはそういうのまだまだあるんでしょうね。3月まで1冊づつ発売です。今回は中編3編収録

「歯止め」
結婚二年たらずで自殺した姉。月日が流れ、妹は高校生の息子を持つ母に。義兄は高名な大学教授として成功し、時折会うこともある。思春期の息子の行動から、妹は姉の死因に辿り着く。

「犯罪広告」
母は自分が幼い頃に養父に殺されたと詳細に記されたチラシ。小さな港町に配布され、一大事件となる。母の死体が埋まっているという養父の自宅床下の掘り返しまでに行われることになった。

「微笑の儀式」
笑顔のまま固まったままけいれん発作によって絶命した女性の死体。専門書に載った米国と同じ事例が日本でも起こった。数奇な運命にたぐり寄せられ老法医学者がそのなぞを解く。

清張センセの魅力はこのくらいの中編小説にあると思うのですよね。『砂の器』『点と線』などの長編ももちろんよいですが、初心者にはこちらをお勧めします。でも、3編も読むとどんより、しちゃうかもしれませんね(^^;)。とくに「歯止め」なんか、なんだか、なんだか。こういうことってよくあるんでしょうかねえ。話には聞きますが。

前記最初に2編は、時効切れということで、その事件自体を起訴することはできません。それがポイントであります。でも、民事では争えるんじゃなかったでしたっけ。

とにかく清張はおもしろいですよ。実に現代です。人間の本性など50年くらいじゃ、代わりようがないですね。

今年は松本清張生誕100年です。生きてらしたらまだまだ書いていたでしょうね。

田村正和主演の『疑惑』も楽しみです。

田村高広/安田成美で『霧の旗』がやってました。やっぱり、へんてこな話ですね。だからこそ、平成的な小説です。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 19, 2009

カーナビ携帯

カーナビにならないiPhone 2009/01/19

清水 直茂=日経エレクトロニクス

 携帯電話機やスマートフォンがカーナビの機能を備えつつあり,フィンランドNokia社や米Google社などがこれらに向けて経路案内機能の開発に注力しています(Tech-On!関連記事1,2)。そこで昨年末,こうした動向を踏まえつつ,カーナビ市場全体がどう変わっていくのかを「GoogleとNokiaが変えるカーナビ」にまとめるべく,さまざまな企業を取材してきました。

 その取材でナビ機能の開発に携わる多くのエンジニアにお会いしていると,ほぼ全員が注目機種として挙げるものがあります。それが2008年を代表する製品でもある米Apple社の「iPhone」です。3.5型と大きなタッチパネル式液晶ディスプレイを搭載し,GPS機能を内蔵します。「発売された瞬間に,これはカーナビとして使えると思った」とは某社のエンジニア。

 ただし,注目機種として挙げられるのと同時に,「なんとかならないものか」という嘆きの声も必ず添えられます。実はこのiPhone,カーナビとして使うには厳しい制約があるのです。それが「リアルタイムルートガイダンス」機能の搭載が禁止されていること。リアルタイムルートガイダンスとは,現在位置に応じて,音声や文字,矢印などで目的地にユーザーを案内する機能のことです。カーナビの要の機能の一つになります。

なんでも携帯、ついにカーナビをしろ、と言われてますか。そうですか。そうですか。

 このため,現在,複数の企業がiPhone向けに地図サービスを提供しているのですが,多くは地図上に現在位置の印を付けるまでに留めてあり,目的地まで案内する機能はありません。一応,「ギリギリまで挑んでいる」ものもあります。例えば,携帯電話機などに向けて経路案内サービス「全力案内!」を提供するユビークリンクは,iPhone向けアプリケーションにおいて,地図上に自分の位置と目的地までの矢印を表示します。ただし上記の制約を守るため,自動的に表示画面を更新する「自動リルート機能」は搭載しません。現在位置を確認するには,手動で表示画面を更新させる作業が必要となります。

カーナビが世に出たころ、アマサイはヒューマンナビゲーションなるものがほしいと思いましたよ。ハンドバックくらいの大きさなら持ち運びしますから。「地図の読めない女」なので。いや、アマサイに言わせれば、「地図が実態どおり書いていない」ということなんですけどね、絶対そうですっ。

この制約の狙いは実のところ,よく分かりません。さまざまな憶測がありますが,取材中に聞いた意見で最も多いのは,「ユーザーがiPhoneを使いながら運転している時に事故を起こした場合,その責任がApple社に及ぶことを恐れている」というものでした。たしかにApple社にとって経路案内機能は,数多くのアプリケーションの中の一つ。しかも,自ら手掛けていないアプリケーションにまで責任はとれない,という見方に説得力はあります。本当のところは分かりませんが。

だからさ、専用機にやらせておけばいいじゃん、カーナビは車に搭載するんでしょ。iPhoneにしなきゃいけない必然性がないわな。

でもさ、人間案内機は携帯でもいいと思うが。

筆者殿は是非iPhoneに!と言っているが、ジョブズおじさんが病気療養に入った今、りんごちゃんに期待するのは無理ではないか。ジョブズおじさんが元気にだったらとっくにやってるわな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 17, 2009

世界中が注目IBM特許戦略

まあ、多ければ良いってもんじゃないがね。

IBMの米国特許取得数が過去最大に,年間4000件超えは初めて

米IBMは米国時間2009年1月14日,2008年に同社が取得した米国特許が4186件に達し,16年連続で第1位になったと発表した。年間の取得件数が4000件を超えた企業は初めてという。米Microsoft,米Hewlett-Packard,米Oracle,米Apple,米EMC,米Accenture,米Googleの取得件数の合計よりも多かったとしている。

 同社は今後の方針として,技術的発明の公開を積極的に進めていくことをあわせて発表した。技術公開する年間件数をこれまでの50%増となる3000件以上とする。発明の成果を誰でも無償で使えるようにすることで,技術革新と経済発展を促進するという。

 技術の公開は,優れたインフラ構築を促進する分野に特に重点を置く。同社はこれまでも,オープンソース・ソフトウエア,医療,教育,環境,ソフトウエアの相互運用性に関する分野について,特許を開放していた(関連記事:IBM,150件以上のソフトウエア標準仕様に関する特許を無償公開)。今回の方針でその取り組みを発展させる。

 IBMは同日,特許の質を測るための指標「Patent Quality Index(PQI)」の開発を進めているプロジェクトに同社研究員が参加することも明らかにした。PQIは,東京大学先端科学技術研究センターの渡部俊也教授と米Columbia Law SchoolのRonald J. Mann教授が取り組んでいるプロジェクトで,出願/取得された特許の質を客観的に評価できるようにするための指標。

 IBMは同社の基礎研究部門IBM Researchが持つ先端的な統計/分析能力を利用する。特許の範囲が不明確だったり,技術革新の面で特許性が疑わしかったりするなど,質の低い特許に関する問題に取り組み,質の向上を目指すとしている。


■表:2008年の米国特許取得件数トップ10
----------------------------------------
順位 社名 件数
----------------------------------------
1 IBM 4186
----------------------------------------
2 Samsung Electronics 3515
----------------------------------------
3 キヤノン 2114
----------------------------------------
4 Microsoft 2030
----------------------------------------
5 Intel 1776
----------------------------------------
6 松下電器産業(パナソニック)1745
----------------------------------------
7 東芝 1609
----------------------------------------
8 富士通 1494
----------------------------------------
9 ソニー 1485
----------------------------------------
10 Hewlett-Packard 1424
----------------------------------------

出典:IFI Patent Intelligence
[発表資料へ]
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/26471.wss

特許/技術の世界でディフェクトスタンダードを作ろうということかしらね。
アメリカは簡単なものでも特許になっちゃうから、中身みないとどうもね、なんとも言えないんだが。って、4000件、1割の400件でも見るのたいへんだ(出願から公開までだいたい1年半くらいだから、まだこれらは米国特許庁の公開DBでは見られない)。

IBM特許の無料化が進むとどうなるんだろう。他社が特許出願するインセンティブが減退しちゃうのではないか。

金のある奴はしょーもない、いや、お考えが革新的ですな。
(^^;)。

おもしろい業界ですよ、学ぶことが尽きない。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 15, 2009

中大理工学部教授殺される

殺されちゃった中央大学の教授だけどさ、有名な人だよね結構。
高窪統
名前見たことある。40くらいで教授になるなんてかなり優秀だよね。

なんで殺されちゃったのかな。

学者一家らしいが、お父さん、お祖父さんとは専門分野が違う。

でも、いやな家庭だよね両親も大学の教員なんて。。。

早く犯人捕まえて欲しいです。動機を解明してほしい。

今日はこれだけ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 14, 2009

カルテク、画像センサでキャノン他5社訴える

知財ニュースというかお仕事メモです。現職場に関係あるので。

カリフォルニア工科大、キャノンなど6社をデジカメの特許侵害で提訴

カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)は2008年12月31日、キャノン、ニコン、オリンパス、パナソニック、ソニー、サムスン電子の6社をデジタルカメラの特許侵害で米カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所に提訴した。

争点となるのはカリフォルニア工科大の画素センサーに関する6件の特許(米国特許番号5,990,506、6,456,326、6,549,235、6,555,842、6,570,617、6,744,068)である。

 同大学は、昨年10月にも同じ特許に対する特許侵害で、サムスンを除く5社をテキサス州で訴えている。

具体的には以下の6件

■5,990,506
Fossum , et al. November 23, 1999
"Active pixel sensors with substantially planarized color filtering elements"
Abstract
A semiconductor imaging system preferably having an active pixel sensor array compatible with a CMOS fabrication process. Color-filtering elements such as polymer filters and wavelength-converting phosphors can be integrated with the image sensor.

■6,456,326
Fossum , et al. September 24, 2002
"Single chip camera device having double sampling operation"
Abstract
A single chip camera device is formed on a single substrate including an image acquisition portion for control portion and the timing circuit formed on the substrate. The timing circuit also controls the photoreceptors in a double sampling mode in which are reset level is first read and then after an integration time a charged level is read.

■6,549,235
Fossum , et al. April 15, 2003
"Single substrate camera device with CMOS image sensor"
Abstract
Single substrate device is formed to have an image acquisition device and a controller. The controller on the substrate controls the system operation.

■6,555,842
Fossum , et al. April 29, 2003
"Active pixel sensor with intra-pixel charge transfer"
Abstract
An imaging device formed as a monolithic complementary metal oxide semiconductor integrated circuit in an industry standard complementary metal oxide semiconductor process, the integrated circuit including a focal plane array of pixel cells, each one of the cells including a photogate overlying the substrate for accumulating photo-generated charge in an underlying portion of the substrate, a readout circuit including at least an output field effect transistor formed in the substrate, and a charge coupled device section formed on the substrate adjacent the photogate having a sensing node connected to the output transistor and at least one charge coupled device stage for transferring charge from the underlying portion of the substrate to the sensing node.

■570,617
Fossum , et al. May 27, 2003
"CMOS active pixel sensor type imaging system on a chip"
Abstract
A single chip camera which includes an intergrated image acquisition portion and control portion and which has double sampling/noise reduction capabilities thereon. Part of the intergrated structure reduces the noise that is picked up during imaging.

■6,744,068
Fossum , et al. June 1, 2004
"Active pixel sensor with intra-pixel charge transfer"
Abstract
An imaging device formed as a monolithic complementary metal oxide semiconductor integrated circuit in an industry standard complementary metal oxide semiconductor process, the integrated circuit including a focal plane array of pixel cells, each one of the cells including a photogate overlying the substrate for accumulating photo-generated charge in an underlying portion of the substrate, a readout circuit including at least an output field effect transistor formed in the substrate, and a charge coupled device section formed on the substrate adjacent the photogate having a sensing node connected to the output transistor and at least one charge coupled device stage for transferring charge from the underlying portion of the substrate to the sensing node.
----------------

アメリカじゃ、大学でも訴訟起こすんですね。当たり前ですけどね。そのために特許たくさん出願するわけですから。

って言ってもアマサイの職場は上記6社じゃないよ。わかってるって?そうですか、そうですか。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 13, 2009

ポスドクは中身だよ。

これってどうよ。

ポストドクター賃金補助 中小向けに1人210万円 今春開始

政府は、大学などでの研究活動の経験がありながら就職難に苦しむ「ポストドクター」の雇用を促すため、中小企業などが資金を出し合って作った研究組合に対する補助制度を今春、創設する。組合が雇用する研究者5人まで、1人あたり最大で210万円の賃金を補助。組合参加者の3分の2以上が中小企業の場合は、日本政策金融公庫の低利融資を受けられるようにする。景気後退で企業の研究開発が停滞し、競争力が低下するのを防ぐねらいもある。

 ポストドクターは学部卒と比べて初任給が高いうえ、「専門性は高いが柔軟性にかけるとの先入観を持っている企業もある」(文部科学省)ため、就職戦線は厳しさを増している。昨年3月の就職率は63%と学部卒の97%を大幅に下回った。就職先も多くは大学の雇用期限のある研究職で、企業への就職は低調だ。

(中略)

 このため、法改正により組合から株式会社に衣替えできるようにする。法律名を技術研究組合法とし、研究テーマを産業技術全般に拡大。設立手続きなども簡略化する。経産省は、法改正により年間150以上の組合が設立されると見込んでいる

娘ちゃんのお母さんが、女性の研究職に補助金を付ける政策について語っていたことがあるが。それはそんな悪い政策ではないと思うんだ。

でも、これは全然、世の中に逆行しているでしょう。

企業研究者になりたかったら傾向と対策を考えて行動すればいいだろ。

「民間には落ちたくない」って奴はこっちからお断りだいっ!
(▼▼メ)オラー

「今ならポスドク一人当たり200万!200万お付けします」
って、通販番組にたいなものだよ。

女性研究者の持参金より格下でしょう。

博士号取得者諸君!こんなことに甘んじていいのか?

自分たちでベンチャー会社でも作ったら?ホントに博士に値する業績があるなら、それを精一杯試してみたいってのはないのか、君たちには!

専門職に着かなくたって、誇り高い生き方はいくらだってできる。

これ以上、国に施しを受けるのは止めたらどうかね。

これで今後何十年でノーベル賞○人って言っているんだからちゃんちゃらおかしい。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 12, 2009

ブラックホール:先なのは卵かニワトリか

アマサイ的には興味深いサンエンスニュースです。

銀河の生みの親は巨大ブラックホール?
Ker Than in Long Beach, California

 新しい研究によると、巨大ブラックホールは初期銀河の発生源という役割を果たしていたという。

 超大質量ブラックホールは太陽10億個分を超える質量を有しており、天の川銀河を含めた多くの巨大銀河の中心で発見されている。これまでの研究で、ブラックホールの質量と銀河のバルジには興味深い関連があるという成果が示されていた。バルジとは銀河中心部にある膨らみ部分のことで、星やガスで構成されている。大きさや古さに関係なく、巨大銀河のバルジは中心にあるブラックホールと比べて約700倍の質量があるようだ。

「基本的に銀河とブラックホールの関係がいつ、どのように確立されるのかということについて解明の糸口はまだ見つかっていない」と、アメリカ国立電波天文台(NRAO)の研究主任であるクリス・カリリ氏は言う。

 カリフォルニア州ロングビーチのアメリカ天文学会の会合で発表された今回の研究で、銀河のバルジとその中にある巨大ブラックホールは相互に作用し、互いの成長に影響を与え合っていることが示された。

「どちらかが先に成長するのか、それとも質量比を維持しながら一緒に成長するのか、それが大きな問題となっている」と、研究チームのメンバーであるカリフォルニア工科大学のドミニク・リーカーズ氏は述べている。

 今回の研究ではもう一つの謎も提起されている。それは、非常に大きな重力を持つブラックホールがどのようにして星や銀河の成長を妨げるだけでなく、促進することもできるのかということだ。

 今回の研究では、アメリカ、ニューメキシコ州にある超大型干渉電波望遠鏡(VLA)とフランスのミリ波電波天文学研究所(IRAM)のビュール高原干渉計を使用して、宇宙の最初の10億年の間に形成された銀河を調査している。

 その調査でわかったことは、非常に強力な超大質量ブラックホールであるクエーサーを内包した4つの若い銀河では、そのバルジの大きさが中心のブラックホールとの割合で見て、後期銀河よりもかなり小さいということだ。通常の巨大銀河のバルジが超大質量ブラックホールの700倍の質量を持つのに対し、これらの若い銀河のバルジはおよそ30倍の質量しか持っていなかったのである。

 研究主任のカリリ氏によると、初期銀河と後期銀河の間で見られるこの相違は、「超大質量ブラックホールが最初に形成されて、その周りで銀河が成長した」ということが一つの説明として考えられるのではないかという。

 もう一つ考えられるのは、銀河と超大質量ブラックホールはほぼ同時に形成されたが、成長のペースが違っていたのではないかということだ。「もしかしたら、私たちはブラックホールが急激に成長するところを見ているのではないか」とカリリ氏は話してくれた。


理論と観測の歩調が合わないとなかなか謎のベールは開けられませんな。サンプルが多く必要というのはわかりますが、どれくらい集まればいいんでしょうね。そもそも、星や銀河の成長を妨げることもあれば、促進することもあるって何なんでしょうか。
(^^;)

ブラックホールっていうとうきうきしちゃうのって、
私σ(^^)だけ?

世界天文年だから、天文学というか宇宙物理学を勉強していきたいなあ、と思っているだけのアマサイです。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 08, 2009

新春大物対談

理研ニュースからです。

■特別企画
  「新春特別対談 野依良治理事長×郷通子お茶の水女子大学学長」

郷:私は名古屋大学(以下、名大)の大学院に1962年に入り、67年に博士課程を修了しました。昨年、素粒子物理学でノーベル物理学賞を受賞された益川敏英さんと同じ学年でした。同学年のみんなは大変仲が良く、頻繁に集まってはみんなでいつも喧々諤々(けんけんがくがく)の議論。そういう雰囲気にびっくりしたのを覚えています。

野依:私は1968年に天然物有機化学の平田義正先生(1954~79年 名大教授)に呼んでいただいて、京都大学工学部から名大理学部に着任しました。私も自由闊達(かったつ)な雰囲気に本当に驚かされました。それと多様性ですね。いろいろな分野の方が、いろいろな大学から名大に集まっていたのが印象的でした。
 理研で大変誇らしく思うのは、“日本の現代物理学の父”と呼ばれている仁科芳雄先生の研究室から、湯川秀樹先生(1949年ノーベル物理学賞)、朝永振一郎先生(1964年ノーベル物理学賞)、坂田昌一先生(1942~70年 名大教授)が出ていることです。益川さんと共同受賞の小林誠さんは共に名大で坂田先生の指導を受けました。坂田先生の教育観が、非常に大きくものをいっていると思います。ノーベル化学賞の下村脩(おさむ)さんも、名大で平田先生の生き方そのものを継承されていますね。平田先生の「他人ができることはやらない」「やりだしたら、絶対にあきらめるな」ということを今回、下村さんも言われていました。

ふ~ん名古屋大学って昔から名門だったんですね。西澤潤一氏がメディアに良く出ていたときは、東北大学には独創の思想がある、なんておっしゃっていましたが。

以前にも書きましたが、ノーベル賞から京大か東大かなんてちんまい論争でしたね。

郷:当時、名大の物理学教室は組織として新しく、湯川先生がノーベル物理学賞を受賞した後、坂田先生のもとに素粒子論の研究者たちが全国から大勢移ってこられました。それから、大沢文夫先生が生物物理学という新しい分野を切り拓き、30数人の大きなグループをつくっていました。私はその“大沢牧場”で育ちました。柵はあっても放牧で、牧場主の大沢先生は、聞いていようがいまいが、とにかく一人ひとりに語り掛けるのです。そういう環境で、若い人は自由に研究できました。そこでは先生たちがすごく楽しそうに、しかも真剣に研究している。私たちはその姿を見て研究者として育ってきました。そういうものが、私のいるところを含めて今の大学にあるのか……。研究も教育も実は一緒なのです。教育はカリキュラムばかりではないんです。

野依:私は理研に来て、大学は教育が第一義的に大事であることをあらためて認識しました。先生の後ろ姿を見て、学生は育つ。それができているかが問題だと思うのです。最近は先生にも過度の成果主義が当てはめられているためか、学生や大学院生を使って研究業績を挙げるという意識が強過ぎるのではないでしょうか。
郷:先生も毎年成果を報告しなければなりませんし、論文を出さないといけません。しかし、本当は先生方も学生を育てたいと思っているはずです。自分たちの後継者や、いろいろなところで活躍する人を育てるのが教育者の当然の役割ですから。


まあね、優秀な人たちは、放し飼いにしとけばいいんですよ。そのためには、政治・行政の中心から離れた地方大学の方がゆとりができる。

以下、異端こそ、創造的な仕事ができる等の話が続きます。これも地方大学故ですね。

OECDによると日本の子供は他国に比べて科学リテラシーが低いそうです。そんな比較値なんてどうでもいいと思いますけどね。
(^^;)
アマサイは、学校以外の枠組みや課外活動に重点を置くべきと思います。通信簿に数値化されないとこで学ぶということです。サイエンススクールまで行かなくても、博物館や地方自治施設で自然科学クラブ、子供クラブみたいなとこに、誰もが選択し、属することにする。無料、あるいは非常に安価な費用で学べるとこです。

少子化になった今だからこそ、できることだと思います。

異端になって、メシが食える人はほんの僅かなので、大半の子たちは、遊びでサインエンスする環境を作ってあげた方がいいと思いますよ。その方がノーベル賞受賞倍増計画より実際的だしね。

なんか、素人科学者にとっては、希望を持てる一年になりそうだなあ。


一昨日まで悲観していたのに、なんて単純なんでしょう>自分。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 07, 2009

2009年世界天文年

去年からうわさされておりましたが、今年は世界天文年です。以下のようにガリレオが初めて望遠鏡で天体観測をして400年が経ったことを記念しています。

日本委員会長の海部先生のメッセージです。

ガリレオの驚きを、みんなの驚きに

ガリレオ・ガリレイが、うわさの「望遠鏡というもの」を苦心して作り、それで宇宙を眺めたのは、1609年末といわれています。今から見ればおもちゃのような口径4センチメートルの望遠鏡で見たものは、驚きに次ぐ驚きでした。

水晶の球といわれていた月には、円いクレーターがいっぱいでした。地球と同じような天体だったのです。不思議な「天の大河」だった天の川は、無数の星の集まりでした。木星には4つも月が回っていました。科学の歴史で最大の発見をしたガリレオの驚きと興奮は、彼がすぐに書き上げた『星界の報告』で、ありありと読むことができます。

発見は、新しい謎を呼びます。ガリレオが解き明かした宇宙は、400年後のいまも続いている、宇宙の謎の探求の始まりでした。人間の宇宙は、望遠鏡の発達とともにどこまでも拡がって、私たちは137億年前のビッグバンに迫り、第二の地球を大型望遠鏡で探しています。

望遠鏡による宇宙探求の扉を開いたこの観測から400年を記念するのが、「世界天文年2009(International Year of Astronomy 2009)」です。国際天文学連合(IAU)が中心となり、天文学と科学に関する行事を世界中で、さまざまな規模やかたちで、展開します。すでに100を超える国々で準備がはじまっていますが、日本では研究・教育・普及など全国の幅広いメンバーによる「世界天文年2009日本委員会」のもとで、楽しい企画が続々と提案・検討されています。

ガリレオの驚きを、みんなの驚きに。尽きない宇宙の謎を、みんなのものに。そして、子供たちが本来持っている自然への興味と科学への関心を応援し、育てたいと思います。皆さんも、ぜひご参加ください。

かいふ・のりお
(放送大学教授、日本学術会議会員、前国立天文台台長)

オープニングイベントは終わったようですが、イベントは随時催されるようです。

素人科学者としては喜ばしい限りです。


日食観測用グラス
は取り敢えずほしいですね。使う、使わないは別にして。

2005年の世界物理年にはがっかりし通しでしたが、天文年は何か期待がもてそうです。日本人のノーベル科学賞受賞の熱が冷めない打ちにがんがんやってほしいです。

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January 05, 2009

今年は蛍光色で行こう!

良いニュースが何一つありません。
「大丈夫だ、どん底と思うときほどチャンスがある」という発言も何か無理矢理虚勢を張っているようです。

もちろん、チャンスはあると思いますよ。それは今のご時世だからでなく、前向きに生きる人に常に勝利の女神が微笑む、という「程度」の意味です。

Tech-Onを見てたら「明るい」ニュースがありました。
大阪大など,半導体ナノ粒子の直径を制御し多色の蛍光発光に成功

大阪大学大学院工学研究科の桑畑進教授,名古屋大学大学院工学研究科の鳥本司教授,IDECの共同研究グループは,(AgIn)xZn(1-2x)S(銀・インジウム・亜鉛・イオウ)という新規組成の半導体ナノ粒子の粒子直径を光エッチング法によって制御し,多彩な蛍光色を発光させることに成功した。粒子直径が異なるAgInZnS半導体ナノ粒子(粒径は2~3nm)が分散している溶液に波長350nmの紫外線光を照射すると,緑色から赤色までの多彩な蛍光を発光する。

 同研究グループは,酸素を含む弱酸性溶液中に光触媒反応性を持つ半導体ナノ粒子を分散させ,これに紫外線光を照射すると光触媒反応によって,そのナノ粒子表面で酸化反応が起こり,自分自身を酸化させて溶液中に酸化物のイオンとして溶解し,直径が小さくなる光エッチング法を利用する研究開発を続けてきた。この研究成果の一つとして,CdTe(カドミウム・テルル)半導体ナノ粒子に,紫外線光を照射するとナノ粒子の直径を精密に制御できることを見出した。波長350nm近くの紫外線光の波長をnmオーダーで少しずつ変えると,その波長に相当する半導体の禁制帯幅(価電子帯と伝導帯のバンドギャップ幅)に応じて,ナノ粒子の直径が決まる「サイズ選択性光エッチング法」を考案した。

 波長350nm近くの紫外線光の波長を例えば2nmずつ変化させると,直径が大きいナノ粒子が酸化されて溶解し,直径が少しずつ小さくなる。そして,禁制帯幅に相当する直径で溶解が止まるため,特定の直径のナノ粒子を作り出せる。波長を2nmずつ変化させた場合は,「直径が約0.02nmずつ異なっている」と,桑畑教授は言う。直径がごくわずかずつ異なるCdTeナノ粒子に紫外線光を照射すると,緑色から赤色まで12段階で蛍光を発光させることができた。例えば,緑色は6段階に異なる緑色で蛍光を発光した。

どれだけ大きな意義があるか、わかりません。蛍光発光している画像が、きれいだっただけです。

でも、青色発行ダイオードにしても、「光」ってなんだかいいですね。ほんと精神的にも明るさを感じさせます。

今年は世界天文年の私的応援でもするかな。。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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January 04, 2009

書談:東野圭吾著『聖女の救済』

書談:東野圭吾著『聖女の救済』
先月読んだ。現時点で東野圭吾の最高傑作と言ってよい。トリックといい、動機といい、人物といい、東野ミステリーの全てが結晶している。

惜しむべくは、被害者の精神的バックグラウンドをもう少し掘り下げて欲しかったということだ。

今時、結婚は子孫を遺すためだけに存在する、それが達成できない場合は離婚すべき、との考えの男性がいるとは想定しずらい。家庭に恵まれないだけでは納得できない。

そこが、素養があるにも関わらず東野が松本清張になれない所以である。まあ、誰も望んでいないかもしれないが。

シリーズ化を好まない東野圭吾がなぜこれだけガリレオ湯川学シリーズを構成したいのか、結構なぞである。

随分ランキングが下がってしまった。なんとか取り戻したい。宜しくお願いします。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 03, 2009

『寧々~おんな太閤記』

テレビ東京でやってました。『おんな太閤記』

いや~、よかった、よかった。

カンドーしたよ、仲間由紀江ちゃんはサイゴ~|(^o^)/

おねねの生き方はかっこいいね。現代女性にとっても模範だね。

だいたいは橋田壽賀子さんの作ったフィクションだけどね(^^;)。

戦のない世の中、これはおなごならば誰でも願うことですから、別にうそんこの話ではないと思うよ。

NHKの「利家とまつ」のときのねねはノリピーだったね。今回、ねねをやって仲間ちゃんはどう思ったろうね。

ん???

あれ、勘違い、私はてっきり唐沢くんと仲間ちゃんがやったとばかり思っていました。
あれは松嶋奈々子。仲間ちゃんがやってのは『功名が辻』の一豊の妻でしたね。

カメカメは秀吉にしては男前すぎるね。でも、あんな感じだったのかな、藤吉郎って。

いきなり高橋・家康ってへんだろう。村上・信長と逆にすればいいんじゃねえの。ちょっと、信長も上品なような気がする。

しかし、概ね配役は満足です。全然違うけど年末に東條英機やってたでしょ。あの配役は酷かったね。北野武は東條じゃないでしょ、どう考えても。他の配役小粒俳優だったし。阿部ちゃんだけだったよ、適役なのは。

乱世を変えるのはおなごの力でありますな。

不況日本を元気づけるようなドラマでした。

ありがとうぉ~|(^o^)/ テレビ東京!

一本でも良いドラマがあればめっけもんです。正月休み。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 02, 2009

書談:北森鴻著『狐罠』

書談:北森鴻著『狐罠』
■『狐罠』
著者:北森鴻
出版:講談社文庫
発行:2000.5.15
価格:743円(税別)
-------------------
黒川博行の『蒼煌』を読んで、美術業界ものってなんちゅーおもしろいのじゃ、と類書を探していた。類書がおもしろいとは限らないが。
-------------------
骨董商・宇佐見陶子は同業者・橘薫堂から贋作の唐様切子椀をつかまされる。それは公にすることはできない。ここでは目利きができない者が負けなのだ。陶子は意趣返しの罠を橘薫堂を仕掛けようとする。その最中、橘薫堂の外商・田倉俊子が殺される。また大英博物を辞めた研究員シンイチ・ホシノはどこへ行ったのか。
------------------
ミステリーの肝はどのくらいの悪人を描けるにかかっているのかなあ、と思ったりする。

この橘薫堂の橘秀曳という極悪人?が興味深い。東京オリンピック時に橘薫堂を買い取ったという経緯、知識だけでは思い付かない。悪が光る物語は力強いであるな。江戸末期~明治にかけて欧米に盗み同然に取られた日本美術を取り戻したいという哲学はいかかがなものであろう。こじつけにしか聞こえません。

中国籍らしき男、何となく正体分かっちゃったけどな。

解説にもあったけど、贋作モノって結構あるんだね。贋作はなんでこんなにも人を惹き付けるのかねえ。

主人公の陶子、イメージできるようでできない。女優さんがやるとだれか、というのが思い付かない。ああ、小雪とか合うかも。

北森鴻の底力がわかる作品でした。

最近はミステリー三昧です。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

January 01, 2009

北森鴻はおもしろい

北森鴻はおもしろい
謹賀新年、今年もよろしこぉ〜( ̄▽ ̄)v

正月だからって、何も特別なことはないわけで、たまっていた「書談」をひたすら書こうかなと。

表題ですが、短編集・香菜里屋シリーズを読んでみたわけだが、どうってことなかったね。こんなもんなのか、北森鴻って。うむ、あの世界観にハマれる人もいるか、まあ。

で、最近、書店で北森イチオシしてるでしょ。売れてるならあの程度じゃないわな、と講談社文庫の棚を睨んで見てたのがこれ、

『メビウスレター』
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作家・阿坂龍一郎の元に数年前、高校生が焼身自殺した事件の謎解きが送られてくる。それと同時に阿坂の周辺に殺人事件が起こる。阿坂と焼身事件との関係は?殺人事件は阿坂を狙ったものなのか?全ては手紙を辿ることで明かされていく。
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井上夢人とノリが似てるけどそこまで深みはない。でも、水準は越えている。一歩手前で次が読めてしまうなあ。『トリック』がわかるのは欠点ではないとアマサイは思っている。筆力はある作家である。たしかに売れる要素はある。では次、読んでみるか。

明日も北森鴻を語ります。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

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