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January 28, 2009

書談:サイモン・シン著『宇宙創成』

Uchhsouseisin■『宇宙創成』
著者:サイモン・シン著
翻訳:青木 薫
価格: ¥660 (本体 : ¥629)
出版: 新潮社
発行: 2009.2
bk1

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いや~、待っててよかったよ。文庫落ちになるの。サイモン・シンの既書は全部文庫落ちになってるからさ、『ビックバン宇宙論』(単行本題名)も何れはなるだろうと思っていた。でも、早く読みたかったんだよね。先月当たりもどうしようかなと悩んでいたところだ。お金っていうよりさ、単行本を毎日持ち歩けるかってことなんだよね。

しかし、新潮社、大胆、単行本発刊から3年経っていないのだけど。
帯にあるように、世界天文年に合わせたようです。
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第I章 はじめに神は……
天地創造の巨人からギリシャの哲学者まで/円に円を重ねる/革命もしくは回転/天の城/望遠鏡による躍進/究極の問い

第II章 宇宙の理論
アインシュタインの思考実験/重力の闘い ニュートンvsアインシュタイン/究極のパートナーシップ 理論と実験/アインシュタインの宇宙

第III章 大論争
宇宙を見つめる/消えますよ、ホラ消えた。/天文学の巨人/運動する宇宙/ハッブルの法則

第IV章 宇宙論の一匹狼たち
宇宙から原子へ/最初の五分間/宇宙創造の神の曲線/定常宇宙モデルの誕生

第V章 パラダイム・シフト
時間尺度の困難/より暗く、より遠く、より古く/宇宙の錬金術/企業による宇宙研究/ペンジアスとウィルソンの発見/密度のさざなみは存在するのか
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この種の本にしては、ダントツに読みやすいのに、宇宙論史をうまく網羅しているようです。向こうは博士号持ちのサイエンスライターが非常に多い。シン氏も素粒子物理学が専攻である。それはサイエンスライターの地位が高く、日本のように、研究者の余技とか、研究職に就けないので仕方なく文章書いて、ということはないからであろう。

どっから読んでもおもしろい。古代宇宙論ってのは、一回知ってしまえば、たいくつでしかないのだが、本書はそんなことはない。天文学史の本を何冊か読んでいても新しい知見があるように思う。

それに章ごとに「まとめ」がついているのも親切だ。

でも、なんで題名変えちゃったのかなあ。原題に近い「ビッグバン」っていう言葉は入れるべきだと思うが。

間違って「宇宙創造」と入れたら摩訶不思議な世界に誘われました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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