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April 20, 2009

21世紀、知財立国日本

先週、こいつに行ってきました。
http://www.jiii.or.jp/tokyo/70kinen.html

『知財立国への提言―21世紀の日本のとるべき道―』
発明協会東京支部創立70周年・東知研創立20周年記念フォーラム

■第1部 基調講演
北海道大学大学院     教授 田村 善之 氏

■第2部 パネルディスカッション
・㈱ニコン 取締役兼常務執行役員 富野 直樹 氏
・㈱ディスコ 代表取締役社長 溝呂木 斉 氏
・㈱日鉄技術情報センター 代表取締役社長 阿部 一正 氏
・東知研 相談役/古谷国際特許事務所 所長・弁理士 古谷 史旺 氏
・㈱粉研パウテックス 代表取締役社長 岩子 眞由美 氏
---------------
業界で有名な生タムラを見たかった、という気はさらさら無かったのですが。
(^^;)。まあ、面白かったですけどね。

田村先生は、アマサイがよくこのブログで問題として取り上げていることを話されていたのでうれしかったです。
例えば、科学技術を全て1つの特許法で判断してよいのかということです。
この点は誰もが考えることなんでしょう。
それだけでなく、理論が提示されているとは思いませんでした。勉強不足であります。

1)プロスペクト理論⇒製薬業界
2)競争的イノヴェイション理論⇒ビジネス方法
3)累積的イノヴェイション理論⇒ソフトウエア産業
4)アンチコモンズ理論⇒バイオ産業
5)特許の藪理論⇒半導体
[田村教授のパワポより]

1)は、1つの特許で製品を網羅できる場合であり、できるだけ早く特許保護をするべきだという意味です。

2)は、競争市場にまかせ、特許を与えないほうがいい。

3)は、基礎と改良と両方に権利を与える。

4)は、非共有物の問題。過度な権利化は問題

5)は、保護範囲が広すぎる。限定して原理を与えるとよい。

というお話でした。

あとは職務発明のことですかね。主催者側が言うには、大学で1ヶ月の講義を1時間で話してもらったそうです。1時間半×4コマは当然ありそうです。

パネルディスカッションもよかったのですが、時間が少なすぎますね。なんでトータルで二時間なんでしょう。三時間は必要だったと思うのですが。

業界人は結構、実質的な世界特許を望んでいるのですね。そりゃ、1回の審査で全世界に特許になればいいですけどね。技術先進国は特許審査レベルの自信がありますから、そうそう譲らないと思いますけどね。まだ、技術途上国とどうやって折り合いをつけるんでしょうか。結局、仕組みは、うまいこと役人が作ってくれ、ともかく、こっちで特許になって、あっちでならないんじゃ困る、金も嵩むのも困る、ってことでしょうね。

個人的にはEUは「1個」になるんじゃねえの、と思うんですが。

古谷先生の「俺流、環境・特許制度融合論」は、えーと、勉強になりました。はい。
(^^;)

フォーラムや討論をやるだけじゃなくて、それが行政機関に掌握されるといいですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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