TVドラマ『官僚たちの夏』
TBS日曜劇場の自信作『官僚たちの夏』見てみました。
全体的に堅いですね。テーマ的にしょうがいないとは思いますが。NHKのドキュメンタリ番組(かじぇのなかのすばる~、ってやつ)みたいに「直線的」に話が進むのかと思ったら、当時の政治状況とか官僚機構とか、複雑な背景があります。テレビの前にどっかと座っていないと筋が追えない感じがします。終わってみると佐藤浩市(風越信吾)の行動だけおっていれば、話はわかる、ということがわかる。
どうしても『華麗なる一族』と比較してしまいます。あれは実在の銀行の吸収合併がモデルになっていますが、なんといっても万俵家内にうずまく愛憎劇がおもしかったですね。
城山先生には、そんなのと比べるな、と怒られてしまいそうですが。
本作品は、一種の「時代劇」としてみるといいかもしれません。
今となっては、自動車立国日本は当たり前ですが、昭和30年代当初は、
「おもちゃみたいな自動車、大量生産してどうする。もっと他に日本の生きるべき道をみつけろ」という意見が主流を占めていたとは。
自動車メーカーがんばったんですね。
牧順三という優秀らしき通産省職員が、特許庁に移動願いを出してそこの総務課で働いています。 バリバリのキャリア官僚風越信吾が牧に向かって、「そんな事務方の仕事をしていてどうする。通産省の本流に戻れ」みたいなこと言います。
つまり、その当時の特許庁の仕事は、雑務で国家の命運とはなんの関係もなかったのですね(^^;)。
そんで牧は、海外勤務したくて、その語学(フランス語)の勉強の時間を作るために特許庁に行ったのねん(アインシュタインがスイスの特許庁職員時代に、暇にまかせて相対性理論を作ったのを知っていたのか。それとも庁が閑職であることは世界的常識だったの?)。
いや、今でも、1つ1つの業務自体は地道なものですが、特許庁自体は、世界の技術潮流の定める機関の1つとなっているはずです。
だから十数年後、プロパテントの進んだ米国の企業から三倍賠償とかいわれちゃうんだよね。
やはり、知財人としてそこが気になりましたよ。
まあ、しばらくは見てみようと思います。
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