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November 24, 2009

個人の力@テクノロジイ

アイデア一つで,面白い技術は開発できる 慶応義塾大学 増井俊之氏

「まだ面白い技術を開発する余地はたくさん残っている」

 

こう指摘するのは,ユーザー・インタフェース研究などで有名な慶応義塾大学環境情報学部の増井俊之教授だ。日本の携帯電話機で広く使われている「予測入力」などを開発したITの“発明おじさん”として知られる同氏は,「面白い発想は,いつの時代もベンチャー的なところから出てくる」と話す。

最近は,個人で手に入る範囲の部品を組み合わせれば,アイデア一つで結構面白いものを作れるようになっています。エレクトロニクス関連部品のモジュール化が進んでいるからです。ちょうどマイコンキットの「TK-80」が出た当時と似た雰囲気を感じます。

 だいぶ前ですが,HDDレコーダーが出始めのころ,ファームウエアを書き換えて,インターネット経由で外出先からリモートコントロールができるように改造するという話が,ネットで話題になったことがありました。もちろん,これはマニアの趣味的な話で,内部を“ハック”できる人しか手をつけられないけれど,「簡単にできるならやってみたい」と考えるユーザーは潜在的には少なくないのでは

まあ、それはあるでしょうね。以前は日曜プログラマーなんて言葉がありましたが、今はそうは言わないのでしょうか。パソコン通信の時代にできた各種フリーウエアソフトなんて「発明」と言えるでしょう。もっと、遡れば、電子工作は、小学生から大人まで楽しめる趣味でした。電気・電子工学の難しい理論をあまり知らなくてもできます。たぶん、製品化されたものもあるんじゃないでしょうか。

センサを使ったユーザー・インタフェースの例で言えば,先ほどの“何でもマウス”のような応用がいろいろなところで生まれて,そのセンシング結果をネット上で見られるようになったらどうでしょう。ほかの応用も含めて世界中のセンサの挙動が世界中のパソコンで見える。それが実現できたら,無限の可能性が広がっているような気がしませんか。

 発想に使う材料さえ提供すれば,実は技術に詳しい人よりも普通の人の方が面白いアイデアを思い付く可能性が高いような気がします。メーカーだけで考えるよりも,草の根的に新たな発想で応用を作って,それをみんなで改良しながら少しずつ便利にしていった方がいい。世界中で多くの人がネットを使うようになり,センサなどのハードウエア技術も進化している。既に条件は整っていると思うのです。(談)

私も条件は整っていると思いますが、それを「発明」にするには、技術とかアイデアじゃないくてビジネスマインドでしょうね。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの例を出すまでもないでしょう。

マニアで流通する「発明」の域を出るためには、商売にしようと意気込みが必要でしょう。

またLinuxなんかをビジネスモデルとするならば、実質的な金儲けではないけれど、ビジネスにおける人的ネットワークなんかを考えなくてはいけないと思う。あと著作権ね。いろいろアイデアを出してもらう際に著作権は放棄するんだろうか。そのあたりのコントロールもビジネスマインドだと思うなあ。

うむ、誰でも「発明」できるツールはあるだけど、その分、個人では把握できない縛りもあると思いますよ。やっぱり、知財制度なんかを無視しては、うっかりアイデアの実現もできやしない、というのが、悲しいかな、現実ようなのですが。


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