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February 15, 2010

書談:東野圭吾『カッコウの卵は誰のもの』

Kakkoudareno_2■『カッコウの卵は誰のもの』
著者:東野 圭吾著
価格: ¥1,680 (本体 : ¥1,600)
出版: 光文社
発行: 2010.1
あらすじ新刊com
スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいます。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知ります。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届きます。複雑にもつれた殺意・・・。
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東野圭吾マイベストNo.1となりました。
あんまり期待しなかったですけどね(^^;)。
作風が、90年代に回帰している感があります。『変身』『宿命』『美しき凶器』あたり。
某コミュニティでは評判があまりよくなかったですが。いや、失礼ながら、東野圭吾以外の小説はあまり読まない、他にさくさく読める本があったら教えてください、という人には本書の良さがわからんかもな。
(伏線の収拾がうまくない、ということは否定しきれないです。でも、それは、連載時に二誌に跨ったせいかな。当初の予定より枚数が短くなっているんではなかろうか)

小説というものは、文言で心情等を全て説明するのではなく、行間にそれらが仕込まれているものなのですが。それにしても、本書の場合には、別のとこに明示してあったりするのであるが。

途中でトリックは段々わかってくるけれども、赤ん坊が実質3人いたというのは、結構どっひゃ~、であるな。

何か、ミステリーファンにありがちなのか(アマサイは単に本好きであってミステリーファンではない)、「途中でトリックがわかった。つまらん」てのはどうなんだろうね。そういう人は、学研の「ジュニアチャンピオンコース あなたは名探偵」でも読めばいいじゃねえの。

何か、東野圭吾は最近親子愛、兄弟愛をテーマにしたものが多いね。柳美里がかつて、「私が家族をテーマに書くのは、世の中の全ての問題が『家族』に集約されるからだ」と言っていたが、まあ、そういうことだよね。日本に私小説の伝統があるのも結局そこの全ての哲学・思想があるからだね。

本好きで東野圭吾ファンてさほど多くないような。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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