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April 07, 2010

書談:D・サルツブルグ著『統計学を拓いた異才たち』

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■『統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀―』
著者:デイヴィッド・サルツブルグ
訳者:竹内惠行 、熊谷悦生
価格:1,200円(税込)
出版:日本経済新聞社発行:2010年4月発売
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2006年に単行本が発売されたとき、おもしろそう、読みたい、買いたい、でも読み切れるかなあ、高いなあ、などと頭の中を巡っておりました。

文庫本化すると聞いて早速購入しました。
エピソードで章がまとまっているので、気軽に読めます。今のところ、難解な統計概念とか出てきません。2章までしか読んでないけど。

作者のデイヴィッドさんが、数学の知識が少ない読者にも、と書かれているのでそれは大丈夫でしょう。

一章の「紅茶の違いがわかる婦人」は、紅茶にミルクを注ぐのと、ミルクに紅茶を注ぐのと味が違うと主張する女性の話から始まります。それを検証しようとする統計学者がいたのです。

確かにですね、前者と後者は味が違うと思いますよ。

こういう話から始めるというのは、デイヴィッドさんのセンスの良さを感じさせます。

日本語版への序文には、関孝和、角谷静夫、北川敏男の業績が称えられています(関孝和以外は初めて聞くお名前です)。

統計学自体、大学の教養程度であまり勉強してこなかったです。統計学はどの分野にいても必要なツールですから、これを機に学習してみるのもいいかもしれません。

第1章 紅茶の違いのわかる婦人
第2章 歪んだ分布
第3章 かの親愛なるゴセット氏
第4章 厩肥の山を調べ上げる
第5章 「収量変動の研究」
第6章 「百年に一度の洪水」
第7章 フィッシャーの勝利
第8章 死に至る分量
第9章 ベル型曲線
第10章 当てはまりのよさを検定すること
第11章 仮説検定
第12章 「信用」詐欺
第13章 ベイズの異説
第14章 数学のモーツァルト
第15章 下から見上げた眺め
第16章 母数を取り除く
第17章 全体より部分が優れているとき
第18章 喫煙はがんの原因か
第19章 最高の人を求めるのであれば……
第20章 ただ、純朴なテキサス農場ボーイとして
第21章 天才誕生
第22章 統計学のピカソ
第23章 悪影響の扱い方
第24章 産業を再生した男
第25章 黒ずくめ女史のアドバイス
第26章 マルチンゲールの行進
第27章 治療の意図
第28章 コンピュータは自分自身に向かってゆく
第29章 隠れた欠点のある崇拝物

一日一章づつ読めば、1ヶ月で読めるはず。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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