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May 31, 2010

活動銀河核

以前、Astro Artsの記事を朝日カルチャーセンターの天文学の講座で得意げに発表したら「そうですか?検証してみないと正確にはわからないです」と言われてしまい、ショックが拭いきれなかったアマサイである。これはNASA発信だから重要なものに違いない。

「光るブラックホール」の活発化は、銀河同士の衝突がカギ
【2010年5月28日 NASA 】

NASAのガンマ線観測衛星「スウィフト」による観測で、活動銀河核(AGN)のうち合体中の銀河の割合が従来考えられていたよりもずっと高いことが示された。

銀河のなかには、その中心の巨大ブラックホール近くから激しくエネルギーが放出され、明るく輝いてみえるものがある。太陽の100億倍ものエネルギーを放射する「活動銀河核」と呼ばれるこのタイプの天体を、NASAのガンマ線観測衛星「スウィフト」はこれまでに260個発見してきた。

この発見は、「スウィフト」に搭載されているバースト警報望遠鏡(BAT)による硬X線(エネルギーの高いX線)観測でもたらされたものだ。活動銀河中心のブラックホールをとりまく厚いチリやガスは、紫外線、可視光線、(低エネルギーの)軟X線などの電磁波をブロックしてしまう。赤外線ならブラックホール付近の高温のチリを観測できるが、星形成領域との区別がつきにくい。「スウィフト」が観測した硬X線なら、チリやガスの壁を通り抜けて巨大ブラックホールを直接観測できるのである。


巨大ブラックホールを直接観測できるのである!と言われても、そうなんすか、としか思えませんが(^^;)。

因みに
活動銀河核(AGN)
中心核から異常に強力な放射が観測される銀河の総称。光や電波、X線など各波長域でさまざまな特徴的放射が観測され、「クエーサー」「とかげ座BL型天体」などいくつかのタイプに分類される。これら活動銀河のエネルギー発生機構については謎の部分が多いが、多くは中心に巨大ブラックホールが存在し、これに流れ込む星間ガスの位置エネルギーの解放と、それに起因する爆発的エネルギー放出の結果ではないかと考えられている。(最新デジタル宇宙大百科より)

爆発的エネルギー放出ってなんかすごそうじゃね?

本格派素人科学者の道でさえ遠い長い道のりである。今日も宜しくお願いします。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 28, 2010

シャープの4原色技術

「4原色技術」の原理を学会で明らかに・画期的な画素設計のポイントは低消費電力

シャープが業界に先駆けて開発した「4原色技術」。従来のR(赤),G(緑),B(青)のほかに,もう一つ別の色の画素を使って映像を表示する同社独自の新ディスプレイ技術である。同社は,去る2010年3月17日に開催された電子情報通信学会総合大会の講演の中で,この技術を開発する際の基本となった数値解析手法について解説した。4原色技術を開発する際に同社が目指したのが,優れた色再現性と低消費電力の両立。この講演では,その実現のカギとなる技術に言及している。

まだ、公式発表していなかったですね。

2010年1月に同社が最初に4原色技術を発表した時点では,原理や開発経緯など4原色技術の詳細については,あまり明らかにしていなかった。このため3D液晶ディスプレイを発表する直前に開催された電子情報通信学会総合大会における4原色技術に関する同社の講演は,業界関係者をはじめ,ディスプレイ関連の研究者が注目していた。
このことです。 ・イエローを加えた4原色ですと?!
続いて同氏は,4原色の画素を設計する際に用いた数学的解析手法について言及した。同社が検討を進める際に基本としたのは,色を表現する一般的な体系の一つである「XYZ表色系」である。この体系では,「3刺激値」とよばれる三つのパラメータで色を表現する。4原色ディスプレイの場合,表示できる色の3刺激値をX,Y,Zとすると,X,Y,Zは画素を構成する4色の各3刺激値と各色の面積比(光の強さ,変数)から成る式で表すことができる。

具体的には,以下の通りになる。
赤色の3刺激値を(Xr,Yr,Zr),面積比をr,
緑色の3刺激値を(Xg,Yg,Zb),面積比をg,
青色の3刺激値を(Xb,Yb,Zb),面積比をb,
黄色の3刺激値を(Xk,Yk,Zk),面積比をk,
とした場合。

X=r*Xr+g*Xg+b *Xb+k*Xk
Y=r*Yr+g*Yg+b *Yb+k*Yk
Z=r*Zr+g*Zg+b *Zb+k*Zk

ここでは,3つの方程式に対して変数(r,g,b,k)が4つある。

このため特定の色,つまり特定のX,Y,Zの値に対する4つの変数の組み合わせが無数に存在することになる。「したがって4原色ディスプレイでは,4変数の組み合わせを変えることによって,様々なディスプレイの特性を引き出すことができる可能性があるわけです」(寺川氏)。


なんだそうですよ、奥さん。

『なお,この技術の詳細について同社は,米国現地時間の5月27日に,SID 2010のシンポジウムで発表予定である(論文番号:45.1)』

ということであるからにして、中核特許はまだ公開されていないと思いますが、前回と違った公開公報をご紹介しておきましょう。

■特開2010-9064
【発明の名称】表示装置
【出願日】平成21年10月9日
【分割の表示】特願2008-522371の分割
【原出願日】平成19年5月31日
【優先権主張番号】特願2006-169206
【優先日】平成18年6月19日
【出願人】シャープ株式会社
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らは、従来の4原色の表示装置によれば、表示に用いる原色の数を単に増やしただけであり、充分な表示品位が得られていないことに着目した。そして、特許文献1で開示されているように、それぞれの開口面積(表示に用いられる領域(アクティブ領域、有効領域)の面積)が等しい赤、緑、青及び黄のサブ画素からなる画素によって表示面が構成された表示装置では、色再現範囲の広い表示を実現することができるものの、表示される赤がどす黒い赤すなわち暗い赤になってしまい、視認性が損なわれることを見いだした。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、色再現範囲の広い表示が可能であるとともに、明るい赤を表示することができる表示装置を提供することを目的とするものである。
【発明を実施するための形態】
 図2は、本発明の実施形態1に係る透過型の液晶表示装置におけるカラーフィルタ基板(対向基板)100の概略構成を示す平面図である。
 カラーフィルタ基板100は、図2に示すように、赤、緑、黄及び青のカラーフィルタ10R、10G、10Y及び10Bがこの順にストライプ配列され、各フィルタの周囲及びフィルタ間には、ブラックマトリクス10BMが配置されている。なお、カラーフィルタ10R、10G、10B及び10Yはそれぞれ、自身を透過する光の色を選択するものである。赤、緑及び青のカラーフィルタ10R、10G及び10Bはそれぞれ、入射光の赤色成分、緑色成分及び青色成分を主に透過させるものであり、黄のカラーフィルタ10Yは、入射光の赤色成分及び緑色成分の両方の色成分を主に透過させるものである。本実施形態では、図2に示すように、カラーフィルタ10R、10B、10G及び10Yの配列が全ての画素で同一であるが、画素ごとに異なっていてもよく、本発明の画素構成は特に限定されるものではない。カラーフィルタ10R、10B、10G及び10Yはそれぞれ、液晶表示装置において、前述したTFT基板200に設けられた透過電極35R、35G、35Y及び35Bと対向するように設けられており、ブラックマトリクス10BMは、液晶表示装置において、走査線4及び信号線6と対向するように設けられている。また、本実施形態では、図2に示すように、赤のカラーフィルタ10Rの面積が大きく、他の色のカラーフィルタ10B、10G及び10Yの面積が同程度に小さくなるように形成されている。
 図3は、本発明の実施形態1に係る透過型の液晶表示装置を示す断面模式図である。
図3に示すように、本発明の実施形態1に係る透過型の液晶表示装置500は、上述したカラーフィルタ基板100とTFT基板200との間に、液晶層300を挟んだ構成を有している。カラーフィルタ基板100は、ガラス基板21の外側(観察面側)には、位相差板22及び偏光板23を備え、ガラス基板21の内側(背面側)には、赤、緑、青及び黄のカラーフィルタ10R、10G、10B、10Y、ブラックマトリクス10BM、オーバーコート層25、対向電極26及び配向膜27を備えている。
 位相差板22は、自身を透過する光の偏光状態を調整するものである。偏光板23は、特定の偏光成分の光だけを透過させるものである。本実施形態では、位相差板22及び偏光板23の配置及び構成を調整することにより、位相差板22及び偏光板23が、円偏光板として機能するように設定されている。
 オーバーコート層25は、赤、緑、青及び黄のフィルタ10R、10G、10B及び10Yから液晶層300内に汚染物が溶出するのを防ぎ、また、カラーフィルタ基板100の表面を平坦化するものである。対向電極26は、液晶層300を介して、TFT基板200側に設けられた透明電極35R、35G、35B及び35Yに対向するものであり、液晶層300に電圧を印加して液晶分子を駆動するのに用いられる。なお、対向電極26は、酸化インジウム錫(ITO)等の透明な導電材料からなる。配向膜27は、液晶層300内の液晶分子の配向を制御するものである。
20109064

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また、入手しやすい資料が発表されることでしょう。

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May 27, 2010

おっきいお姉さんがいてこそ技術大国です。

Liイオン電池の開発 物語。出荷間近、筐体を少し小さくしなければいけなくなる、自動化は無理、手作業で削るしかない。パートタイマーの人に協力してもらうことになり、

そう言うなり,その場を立ち去ろうとした。ところがおばちゃんたちは納得しない。「この缶は何に使う缶なのか,なぜコーナ部を削らなければならないのか,説明して欲しい」と言い出したのだ。

 えーっ,何だって。なぜ,そんなことを説明する必要があるんだ。こっちはあせってるんだよ。時間がないんだ。とにかく一刻も早くコーナ部を削ってくれればいいんだよ。説明を受けたところで,作業が早まるわけでもないでしょ。

 「とにかく皆さんは,黙って指示に従ってくれればいいんです」。思わず口から出そうになった。だが,ここでおばちゃんたちの機嫌を損ねたら,本当に間に合わなくなるかもしれない。冷静に,冷静に。自分にそう言い聞かせ,いら立つ気持ちを抑え込む。

 「わかりました」。そういうなり,雨堤氏は矢継ぎ早に説明を始める。この缶はPHS電話機向けの新しい電池で使う外装缶であること,コーナ部を削ればレーザ加工時の歩留まりが上がること,そしてとても急いでいることなどを一気にまくし立てた。

 これでどうだ,文句あっか。心の中でこう叫びながら,雨堤氏は主婦たちの顔を見渡す。あまりわかった様子ではないな。ただ,とにかく急いでいる,という切迫感は伝わったみたいだ。皆すぐに作業に取り掛かってくれた注4)。「よろしくお願いします」。雨堤氏は,天にも祈る気持ちでその場を立ち去った。


だめですねえ、こういう方々を軽んじる態度が微塵でもあってはいけません。テクノロジーなんですよ、単純作業じゃないです。事実自動化は断られたんでしょう。人間のやることは全て職人技です。

こういう作業とは違いますが、アマサイの会社にも試作課がありましたが、不況の煽りでなくなってしまいました。そういうとこを多いみたいですね。結局製品の品質に影響が出るんだがなあ。やはりときどきお願いして会社に来てもらってますよ、おっきいお姉さま方に。

新進諸国と差をつけるとしたら、そこなんだけどね。

製造工程をしっかりしなけりゃ、モノはできないって当たり前のことなんだが。ぷちっとしてくれると家主が喜びます。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 26, 2010

SEDテレビ止めちゃうのねん、キヤノンさん

キヤノン、SEDテレビの開発を中止 - SEDのこれまでの歩みを振り返る ファイル・ウェブ編集部

キヤノンは、SEDを採用した家庭用テレビの開発を中止することを明らかにした。同社では開発中止の理由として、量産化のためのコストダウンが行える目途が立たなかったことを挙げている。 キヤノンは今後、SEDを教育用や放送局用ディスプレイなど業務用途で活用することを目指し、一部で開発を続けていく。子会社のSED(株)も存続させる。

SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)はキヤノンが1986年から研究を開始し、1999年から東芝と共同で実用化に向けて開発を行った。

ブラウン管と同様、電子を蛍光体に衝突させて発光する自発光型で、ブラウン管の電子銃に相当する電子放出部が画素の数だけ設けられている。高輝度、高精細、高速応答性、高コントラスト、高い色再現性など画質に優れているのが特徴とされていた


ここまできたのにやめちゃうんですねえ。家庭用は無理だけど、業務用はOK?アジアの価格競争に負けちゃうのですか?

この件は、以前も記事にしてました。なんと便利なアマサイブログ!自画自賛。
・FED(電界放出ディスプレイ)
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2007/11/fed_7ac4.html
・SED キヤノンVSアプナノ訴訟
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2008/09/sed-vs-c0c0.html
おお、このときアマサイはすごい指摘をしていた。
『特許公開公報では三菱電機が目立つ(いや、もっとも目立つのは韓国の会社なのだけれど)。』

なんだ、特許戦略でも勝ってはいなかったじゃん。数だけじゃないにしても。

出発点から大きな誤算があったような。ロケット発射1mmずれれば1年でもだいぶ変な方向に行っちゃいますよねん。

なんだか、いけません、日本の家電、なんだか、いけない状況です。いつもありがとうございます。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 25, 2010

続き:Microsoft vs Salesforce.com

アマサイの読みとは違っていたようなので、反省も込めて掲載します。

Microsoftの狙いへの大きな疑問対Salesforce.comの特許訴訟 クラウドブームに乗って急成長してきたSaaS型CRMのSalesforce.comを、Microsoftが特許権侵害で訴えた。ハイテク業界の特許訴訟など日常茶飯事、と思われがちだが、実はMicrosoftが他社を訴えたケースは極めて少ない。

■ Microsoftがソフトウェア特許で他社を訴えるのはこれが初めて  Microsoftは5月18日、Salesforce.comが自社の特許9件を故意に侵害しているとしてワシントン州西部地区連邦地裁に訴え、損害賠償と当該製品の販売差し止めを求めた。発表した声明は非常に簡単なもので、理由として「これまでの投資を守る義務を、投資顧客、パートナー、株主に対して負っており、知的財産権の侵害を看過することはできない」と述べているだけだ。

 Salesforce.comは1999年設立。オンデマンド型CRMのトップ企業で、クラウドサービスの主要プレーヤーの一つである。急成長してきたが、Microsoftのような大手競合企業に訴えられたのはこれが初めてとみられる。

訴えられた側のSalesforce.comのCEO、Marc Benioff氏は20日の四半期決算発表の場で、訴訟はビジネスには全く影響しないと述べた。同氏は「いまビジネスとテクノロジー業界には、不幸なことに、こうしたパテントトロール(賠償金や特許料を取るためだけに特許保有すること)がある。繁栄している経済には“路地の暴漢(alley thugs)”がいるものだ」と皮肉たっぷりに、やり返している。


先の名称リストの日本語訳です。合わせてお読みください。

・論理データと物理データ間のマッピングの手法およびシステム(2007年)
・埋め込みメニューを持つWebページの提供と表示のためのシステムおよび手法(1998年)
・ディスプレイ上のツールバーの重ね方の手法およびシステム(1997年)
・テンプレートを使ったアクティブサーバーページ・アプリケーション生成による自動Webサイト生成(2001年)
・システム設定のオブジェクトへのアグリゲーション(2000年)
・グラフィカル情報表示のタイミングと速さのコントロール(2001年と2003年)
・リモートコンピュータからのソフトウェアの識別と取得の手法およびシステム(1998年)
・コンピュータネットワークでデータエンティティへのアクセスを制御するシステムおよび手法(1999年)


MicrosoftウォッチャーのJoe Wilcox氏は、自身は特許問題の門外漢であるとしたうえで、この訴訟は「こけおどし」(bogus)ではないかとしている。例えば、「“ツールバーの重ね方”が特許侵害になるなら、Webでツールバーを使っているサービスで侵害にならないものなどあるのだろうか?」というのだ。訴訟は駆け引きで、成功しているライバルに対してダメージを与える宣伝を狙ったもの。おなじみのFUD(恐怖、不安、疑念)戦術だとの見方を示している。

あとに予想されるシナリオと続くのですが、ライセンス料は払わせるか、差し止めし自社特許を固持するか、なんて何の訴訟でも同じです。

あまり強気にはなれないと思いますよ。Salesforceの態度にもよりますが、結局和解するんではないかな。自分から仕掛けた喧嘩は少ないとはいえ、MS、イメージ悪いですからね。勝っても「これまでの投資を守る」って誰も思わない。

かかっているUSPは特許文献のお勉強という意味ではおもしろそうですね。

やっぱりね、状況をいろいろ考えて訴訟してますよ。100年後には科学技術史に残るんじゃなくて、法律を学ぶ事例になるのかもしれませんる。今日も宜しくお願いします。ドモ~♪ヽ(^-^ )人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 24, 2010

アマサイの「先輩」、板垣公一さん

なんやのん、板垣さん、言うたら素人さんみたいやないの。博士とか教授とか敬称つけんかい。
板垣さん発見の超新星、もっとも「軽い」星の爆発だった
【2010年5月21日 広島大学/東京大学 数物連携宇宙研究機構】

板垣公一さんが2005年7月に発見した超新星2005czが、これまで見つかっていなかった「軽い」星が起こした超新星爆発であることが明らかになった。質量が太陽の10倍程度の星が起こす爆発は、理論上は数多く存在すると予測されていたが、観測によって直接確認されたのはこれが初めてのことである。

連星進化と観測される超新星のタイプを示した図。太陽の8~12倍程度の質量の星は、単独の場合はII型超新星に、連星の相手がいる場合には最終的にIb型超新星になると予想される。クリックで拡大(提供:東京大学 数物連携宇宙研究機構)
超新星爆発は、スペクトルの特徴から大きく「I型」と「II型」とに分けられ、さらに「I型」も「Ia型」「Ib型」「Ic型」と分類されている。そのうちのIb型では、星が連星系を形成している場合に、一方の星の外層(水素の層)がもう一方の重力によってはがされてヘリウムを主成分とした星となり、やがて爆発する。
(中略)
その謎が、超新星ハンター 板垣公一さんによって発見された超新星2005czによって解決した。広島大学や東京大学 数物連携宇宙研究機構などからなる研究グループが、超新星2005czは超新星爆発で生涯を終える星の中ではもっとも軽い、太陽の10倍程度の質量を持つ星が起こしたIb型の爆発であることを明らかにしたのだ。


うおぉ!板垣さんはアマチュア天文学者であられた。

山形大学、板垣公一さんに名誉博士号を授与

山形大学は、2007年7月に「名誉博士号」を制定し、第1号として板垣さんに称号を授与した。板垣さんは2001年5月17日に初めて超新星(2001bq)を発見され、2005年7月17日には通算15個目の超新星(2005cz)を発見、国内最多発見数記録を更新された。以降もめざましいペースで発見を重ねられ、今年の8月24日には通算33個目の超新星(2007gw)を発見された(日付は世界時、発見数には独立発見を含む)。

アマチュア天文家として観測にかける熱意だけでなく、観測結果が超新星の研究に大きく寄与したこと、地域社会における活動への励みとなっていることも高く評価された。とくに、2006年に板垣さんが発見された超新星2006jcは重要な知見をもたらし、九州大学大学院の山岡均助教と共著で出された論文は科学雑誌「ネイチャー」に掲載された。

素人科学者の先輩であったのじゃ。
アマサイも板垣さんに負けぬよう、何か成果を出さねば。

って何をするのじゃ>自分。

しかし、天文学はいいですなあ、アマチュアが入り込む場がまだある。素粒子物理学なんつーたら、加速器買うわけにもいかんしな。文献を読んで理解するのが関の山です。それでも立派なアマチュアの活動であると思います。

天文学はロマンがありますなあ。今日も1ぷちお願いしますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 21, 2010

Microsoft vs Salesforce.com

マイクロソフト、セールスフォース・ドットコムを特許侵害で提訴

Microsoftは米国時間5月18日、オンラインソフトウェア企業Salesforce.comに対する大がかりな威嚇射撃として、同社が9件の特許を侵害していると主張し、米連邦裁判所に提訴した。

 シアトルの連邦地方裁判所に提出された訴状(PDFファイル)では、損害賠償金と一時的および恒久的販売差し止め命令の両方を求めている。具体的には、Microsoftは陪審による裁判を要求しているほか、Salesforce.comによる特許侵害が意図的なものだと訴えて、賠償金を3倍に増額するとともに、Salesforce.comに対し訴訟費用などの経費を負担するよう命じることを求めている。

 Microsoftで副法律顧問を務めるHoracio Gutierrez氏は、声明で次のように述べた。「Microsoftは、過去数十年にわたってソフトウェア業界のリーダーおよびイノベーターであり続け、素晴らしいソフトウェア製品とサービスを市場にもたらすために毎年数十億ドルもの投資を続けている。当社には、顧客、パートナー、株主のためにこうした投資を保護する責任があり、したがって他者が当社の知的財産権を侵害するのを傍観するわけにはいかない」

結構話題になっていますが、訴訟が好きな会社なのでね、別にという感じですが。
訴状に特許番号が出ています。
http://i.i.com.com/cnwk.1d/i/ne/pdfs/MSFTvSalesforceComplaintWDWashington.pdf
全部は引用できないんで、タイトルだけ。

U.S. Patent No. 7,251,653 (“the ’653 patent”), entitled “System and method for providing and displaying a web page having an embedded menu,”

U.S. Patent No. 5,644,737 (“the ’737 patent”), entitled “Method and system for stacking toolbars in a computer display,”

U.S. Patent No. 6,263,352 (“the ’352 patent”), entitled “Automated web site creation using template driven generation of active server page applications,”

U.S. Patent No. 6,122,558 (“the ’558 patent”), entitled “Aggregation of system settings into objects,” duly

U.S. Patent No. 6,542,164 (“the ’164 patent”), entitled “Timing and velocity control for displaying graphical information,”

U.S. Patent No. 6,281,879 (“the ’879 patent”), entitled “Timing and velocity control for displaying graphical information,”

U.S. Patent No. 5,845,077 (“the ’077 patent”), entitled “Method and system for identifying and obtaining computer software from a remote computer,”

U.S. Patent No. 5,941,947 (“the ’947 patent”), entitled “System and method for controlling access to data entities in a computer network,”

時間があったら、2,3取り上げてみます。でも、なんだか、今更こんなのもってくるかあ?ってのもあるような。

ゲイツさんがいなくなって、訴訟ビジネスだけは受け継いだのかなあ。いつもご協力ありがとうございますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 20, 2010

裏面照射型CMOSセンサー

最新刊の日エレでこげな記事があるらしく。
最後の砦,撮像素子で勝利するソニー 業務執行役員 SVP 半導体事業本部 副本部長 鈴木 智行氏

── 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.や米OmniVision Technologies, Inc.と手を組む台湾TSMC社などが,撮像素子市場で勢いを増しています。特に携帯電話機向けCMOSセンサでは,ソニーを大きく超える個数シェアを確保している。こうした状況をどうとらえていますか。

 今挙げたようなライバルには,絶対に負けたくないですね。我々には,日本の半導体業界における最後の砦だという自負があります。光の利用効率が高い裏面照射型CMOSセンサの量産出荷で先行するなど,現在も相応の実績を上げている。

 もし撮像素子の競争が単に物量だけ,コストだけの勝負だったら,我々の思いなんて通じないでしょう。我々は,ライバルほどの大規模工場を持っていないし,持てないですから。でも幸い,撮像素子は画質で勝負できる。まだまだ顧客に喜んでもらえる機能を追加できる


ソニンちゃんのCMOSセンサなんて買いませんけどね。営業部、態度デカイし。まあ、うちみたい弱小メーカーに供給するために作られているんじゃないでしょうが。

ソニンちゃんのカメラについては記事にしています。
高速連写カメラ

検索してたらこげな記事がありました。
ソニーの裏面照射型CMOSセンサー工場を訪ねる
~高い技術力でイメージセンサーのリーダーに~

ソニーが世界で初めて実用化した「裏面照射型CMOSセンサー」は、従来比約2倍の感度を実現した撮像素子だ。高感度撮影でもノイズが少ないのが特徴で、ソニーでは“Exmor R”の名称で訴求している。また今春は、ソニー以外のデジタルカメラ各社からも裏面照射型CMOSセンサーを搭載したモデルのリリースが相次いでいる。

裏面照射型CMOSセンサーの大まかな製造工程はこうだ。まずシリコン基板(ウエハー)上にフォトダイオードを設け、その上に配線層を設置する。ここまでは従来の表面照射型CMOSセンサーと同じだ。次に、全体をひっくり返してフォトダイオードの位置までシリコン基板を削っていく。その後、カラーフィルターやオンチップレンズを載せて完成となる。
裏面照射型CMOSセンサーの製造で最も困難なのが、シリコン基板を削る工程だという。表面照射型CMOSセンサーのシリコンから配線層までの厚さは約730μm。一方、裏面照射型CMOSセンサーはシリコン基板をフォトダイオードに達するまで削り、約8μmまで薄くする。実に1/90だ。どうやってそこまで薄く削るのかが気になるが、方法は秘密中の秘密という。

Sonycmosura_2
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/351/111/html/09.jpg.html

逆転の発想、って感じですかね。

ニュースリリースもこのようにわかりやすく書いてほしいものです。

・従来比約2倍(*1)の感度および低ノイズで高画質を実現した、裏面照射型CMOSイメージセンサー 新開発

特許調査しても、出願人ソニーが圧倒的ですね。

日エレが私の手元に来たら読んでみたいと思います(回り回って二ヶ月遅れ)。

「画質で勝負」ソニンさんが太古の昔から毎回開発でおっしゃっているんですが、大丈夫なんでしょうか。いつもご協力ありがとうございますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 19, 2010

ナビゲーションロボット

株式会社イクシスリサーチとパイオニア株式会社 共同研究で「カーナビ連動型ナビゲーションロボット」を開発
~川崎市 知的財産戦略推進事業「知的財産交流会」を通して~

 株式会社イクシスリサーチ(代表取締役:山崎文敬、川崎市幸区、以下「(株)イクシスリサーチ」)とパイオニア株式会社(代表取締役社長:小谷進、川崎市幸区、以下「パイオニア(株)」)は、川崎市が主催する知的財産戦略推進事業「知的財産交流会」を通して「カーナビ連動型ナビゲーションロボット」を共同開発しました。
これは、川崎市内の高い技術力を持った中小企業と大企業との共同研究により、ロボット開発という成果を収めたもので、三者は、今後も地域の産業活性化への取り組みとして「知的財産交流会」の発展に努めていきます。

2共同研究の概要

カーナビが出力する走行経路の左右の方向指示信号を受け、ロボットが指の動きで道案内することで、進行方向をより分かりやすく認識できる「カーナビ連動型ナビゲーションロボット」を開発しました。(株)イクシスリサーチが有する「モーションメディア」技術と、パイオニア(株)の有する「カーナビゲーション」技術との融合により実現したものです。今後は、カーナビの関連商品、具体的にはロボットの動きで音声情報をサポートするための商品としての市場展開が予想されます。


なんか知財ニュースにあったんですよね。川崎市は大小の工場がたくさんあるから知財振興にも熱心なのでしょうか。特許セミナーもよくやっています。何回かいきました。

パイオニアと言えば、音響機器メーカーでしたが、今はカーナビが生きる術のようです。それは生き残り戦略ですから、別にいいと思うのですが、こんな会社に勤められたらなあ、と思っていた企業が変身していくのは寂しいです。

しかし、なんでもロボットになっていくんですね。

東京都の知財セミナーは、都の企業の人、優先なんだよね。別に都外でもいいじゃん、都民なんだから。宜しくお願いします(^o^)/ 。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

May 18, 2010

同位体タンタル、ウルトラ怪獣じゃないです。

太陽系に存在する最も希少な同位体タンタル180が超新星爆発のニュートリノで生成されたことを解明

日本原子力研究開発機構(理事長・岡﨑俊雄)量子ビーム応用研究部門の早川岳人研究主幹、先端基礎研究センターの千葉敏研究主幹、国立天文台(台長・観山正見)理論研究部の梶野敏貴准教授らの共同研究グループは、これまで宇宙における起源が不明であったTa-180(タンタル180)1)が、超新星爆発2)において発生する膨大な量のニュートリノ3)による核反応で生成したことを理論的に明らかにしました。

太陽系には約290種類の同位体が存在しており、それぞれの起源(宇宙の何処で、どのような核反応で生成されたか)の解明が進んできました。しかし、太陽系で最も希少な同位体であるTa-180の起源は残された大きな謎でした。これまで超新星爆発のニュートリノで生成した仮説が有力視されていましたが、太陽系に存在すべきTa-180の推定量が実在量より多すぎるという問題がありました。これは、Ta-180には安定な核異性体4)と短時間で消滅する基底状態5)が存在しますが、推定量には核異性体だけでなく基底状態の量も含んでいるためでした。

すごい研究なんだろう。それよりもリリースの補足説明が詳しいのがよかった。

これまでの素粒子物理学の研究によって、極めて軽いけれども異なる3種類の質量を持つニュートリノが存在しており、真空中や物質中を通過する間に互いに入れ替わる、ニュートリノ振動と呼ばれる現象が存在することが判明しています。超新星において中心部の原始中性子星で発生したミュー・タウ型ニュートリノが、外層に到着する短い時間の間にニュートリノ振動によって電子型ニュートリノに変わることが予想されています。ミュー・タウ型ニュートリノと、電子型ニュートリノではニュートリノ-原子核の相互作用の仕方が異なります。Ta-180の量を検証することで超新星爆発時に外層に存在していた電子型ニュートリノの量と平均エネルギーを推定でき、ニュートリノ振動の未知のパラメーター(混合角θ13及び、質量階層)の値の範囲に制限を与えます。

宇宙、天文の話を嫌う人はいないと思う(小難しい話をしなければ)。ノーベル賞をとった素粒子ってもので、いろんなことがわかるんだ~(ニュートリノも小柴先生の受賞対象だけどね)ということがなんとな~く、理解されれば、理科嫌いを減少し、科学技術振興に役立つと思う。

この記事は、森山和道さんのNODEで知りました。

益川爺が何者か、視聴者は覚えているだろうか。小林先生と対称的ですな。今日もご協力お願いします。m(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 17, 2010

単細胞生物から進化したのか?

全生物は同じ単細胞生物から進化した

地球上のすべての生物は約35億年前の単細胞生物から進化したことを確認したとする最新の研究が発表された。150年以上も前にチャールズ・ダーウィンが初めて提唱し、現在広く受け入れられている“全生物の共通祖先”説を裏付けるものとなる。
(中略)
 セオバルド氏によると、「複数の祖先が存在したとする説で最も有力なもの」は、1つの種が真正細菌に進化し、1つの種が古細菌と真核生物に進化したという説である。しかし今回の分析結果から、その確率は10の2680乗分の1であることがわかった。10の2680乗とは10の後ろにゼロが2680個並ぶ数字である。「これは天文学的な数字で、あまりの小ささに、口にするのもはばかられるほどだ」。

 同氏はまた、ヒトは始めから現在の形でこの世に存在し、進化的な祖先など存在しないとする創造論的な考え方についても検証を行った。統計分析の結果、ヒトが独自の起源を持つなど「ひどくお粗末な仮説だ」との結論に達した。ヒトが他のどの生物とも別に創造された確率は10の6000乗分の1だという。

最近勉強したことが科学ニュースに載るってうれしいですね。

↓愛媛大学農学部のわかりやすい頁です。
原核細胞と真核細胞ー細胞タイプの基本的分類  

普通高校生物で習うことなんでしょうけど。

セオバルド氏の説は一説であって、広く認められているわけではないようです。

やっぱりnatureは読んだ方が良いんでしょうか。アマサイのような浅学な者では情報の海に埋もれてしまいそうです。それ以前に高いぞ、nature!

ナショジオのwebくらいは目を通さねばいけませんね。今日も宜しくお願いしますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 13, 2010

超伝導人工原子

バイオ系ばかり目に付いた理研のリリースですが、やっと私好みの情報が。

超伝導人工原子を組み込んだ新量子光学デバイスを開発
-単光子増幅器、人工原子を並べた量子メタ材料、光スイッチなどへの応用も-

独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、巨大な人工原子となる超伝導量子ビットと、マイクロ波が通過する伝送線(導波路)を強く結合させて、固体電子素子※3上で新たな量子光学デバイスを実現しました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)巨視的量子コヒーレンス研究チームの蔡 兆申(ツァイ ヅァオシェン)チームリーダー(日本電気株式会社グリーンイノベーション研究所主席研究員兼務)、日本電気株式会社(遠藤信博 代表取締役 執行役員社長)量子計算チームとの共同研究による成果です。

具体的には、この人工原子が自然原子と同様に光子を散乱させる「巨視的量子散乱」を引き起こし、入射したマイクロ波領域の光子をほぼ完全に反射する現象や、単一光子レベルでの誘導放出と増幅(メーザー※5)を観測しました。さらに、この固体電子素子の外部磁束バイアスの条件を変化させた結果、外部からの光(マイクロ波)の照射によって人工原子が光スイッチとして動作し、伝送線を伝播する光が通過・遮断(オン・オフ)することを発見しました。この光スイッチはエネルギーの損失が無く、現在注目を集めている光子を量子ビットに用いた量子計算機などへの応用が期待できます。


要は情報伝送に使えるというわけですね、ってそのまんまのやんけ。
文中のメーザーはこのことだと思います。

■特開2008-270486(P2008-270486A)
【発明の名称】単一人工原子メーザ
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】独立行政法人理化学研究所
【出願人】日本電気株式会社
【課題】制御可能な電流注入型単一人工原子メーザは提案されていなかった。
【解決手段】
量子ビット回路にプローブ電極を設け、当該プローブ電極に準電流を引き出すようなバイアスを与えると共に、当該量子ビット回路を電気的共振器と結合することにより、電流注入型単一人工原子メーザを構成する。
--------------------------------------------------------------------------------
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プローブを備えた量子ビット回路と、当該量子ビット回路に結合された電気的共振器とを有し、前記プローブ電極に対して、前記量子ビット回路から状態遷移に対応した準粒子電流を流すことによって、前記共振器からコヒーレントな光子が出力されることを特徴とする単一人工原子メーザ。
【請求項2】
請求項1において、前記量子ビット回路は、島電極、当該島電極にジョセフソン接合を介して結合された導電体、及び、ゲート電極を備えていることを特徴とする単一人工原子メーザ。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記プローブ電極には、前記量子ビット回路内に、反転分布を形成するバイアス電圧が与えられると共に、前記ゲート電極には、ゲートバイアス電圧が与えられていることを特徴とする単一人工原子メーザ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかにおいて、前記電気的共振器は同一平面導波路(CPW)型共振器であることを特徴とする単一人工原子メーザ。
【請求項5】
プローブ電極を備えた量子ビット回路を用いて、前記プローブ電極にバイアス電圧を印加し、量子ビット回路からクーパー対からなる準電流を流すことにより、単一人工原子発振を行なうことを特徴とする単一人工原子発振方法。
--------------
蔡兆申さん、お名前知りませんでしたけど、いろんな成果を上げられてる方なんですね。もう、今の時代、科学は累積的に進化してるんで、地道に研究を続けていくことが、大きな成果に導くのではないかと思います。

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May 12, 2010

若い頃、コンピュータ商売もいいなと思った。

ツイッターでつぶやいていてふと昔のことを思い出した。長くなったのでここに転送する。

お茶の話で思い出したけど、若い頃バイトしてたソフト会社は10時半と3時がお茶の時間だった。仕事は入力作業とその前の資料作りだった。

その頃は、MS-DOS知ってるとコンピュータに詳しいと誤解?されたものだ。社員の人から、プログラムやりたいなら仕事あるよ、と言われ、これからはソフト時代だと思っていたので大いに興味を持った。正社員登用の話もあった。

でも、暫くして止めた。なぜかと言えば、夕方になると事務の人が店屋物の注文を取りに来るのだ。つまり、夜遅くまで居残るのが普通だったのだ。ソフト業界はどこでも同じだとは思う。

放送大学にいたし、虚弱で正社員は難しいからバイトなのに、体を壊したら何にもならない。

すぐに特許事務所の派遣社員(理系、主に夜間生を対象にしてるとこがあった)があったのでそこにお世話になった。

結果的にそれで良かったと今でも思っている。

そのソフト会社は分野をいうと多分限定されるとこで、今も安定成長らしくよい職種である。だから、時々、ソフトウエア技術者でも良かったかなと勝手なことも思っている。

追記:別に隠すほどのこともない。コンピュータマッピング会社です。プログラミングはめんどっちいな、と思ったけど、グラフィックは面白そうだった。

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May 11, 2010

IBMワトソン研究所副社長・マーク・ディーン

「より賢い地球へ」そこに商機は広がる“IBM最高の知性”が見る、コンピューターの未来

IBMは常にチャンスを見つけて変遷してきた
 次はクラウドコンピューティング。クラウドを使えば、大小様々な規模の企業、あるいは個人に(インターネット経由で)サービスを提供できるようになる。

 (サーバーなどをデータセンターに集約することで)コンピューターの計算能力を高め、エネルギー効率も改善できる。組み込み型の小さな端末からスパコンに至るまで、すべてにコンピューターはエネルギー効率をもっと高める必要がある。IBMにとっては非常に重要な分野だ。世界のコンピューターはもっと進化させられる。
 もう1つは「都市」だ。今後、人類の過半数はメガロポリス(巨大都市)に住むようになる。そうした都市に人が集中することで、交通やエネルギー、通信や治安、水管理などが複雑化していく。そうしたインフラを効率運営するには、技術によるサポートが不可欠になる。

 ―― ここ数年、コンピューターやIT(情報技術)以外の分野に研究対象が広がっています。なぜIBMが「畑違い」の研究を手がけるようになったのでしょうか。
 IBMは常にチャンスを見つけて、トランジション(変遷)してきた会社だ。メーンフレームからパソコンへ移行したときも会社は大きく変わったし、(ルイス・ガースナー前IBM会長が著書「巨象も踊る」で書いたように)サービスビジネスを志向した時もそうだった。そして今は、スマーター・プラネットの分野に大きなチャンスが眠っている。
 例えば農業。農業自体は古い産業だが、そこにITを活用できるようになった。同じように電力網や医療、教育など、これまで使えなかったようなところでもITを活用できるようになった。


このおじちゃんがすごいこと言っているとは思わないんだけど、

マーク・ディーン(Mark Dean)氏 IBMワトソン研究所副社長、IBMフェロー 米スタンフォード大学で電気工学博士号を取得。IBM入社後は、コンピューターのハードウエア設計などを手がけ、1995年にIBMフェローに就任した。40以上の特許を保有し、そのうち3つはパソコンの誕生に大きく貢献した。IBMでは組み込み型からスーパーコンピューターに至るまで、あらゆるタイプのコンピューターの開発に携わる。彼の特許がなければ、パソコンとプリンターを接続できないとさえ言われる。

ほんとにそんなすごい発明家なのかどうかわからないんですが。さくっと検索してみました。

■US6763474 ↓日本対応出願
【特許番号】特許第3491280号(P3491280)
【登録日】平成15年11月14日(2003.11.14)
【発明の名称】異機種混合コンピュータ・システムにおけるノード同期化の方法及び装置
【出願日】平成13年7月23日(2001.7.23)
【【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【発明者】
【氏名】デイビッド・ウィリアム・ボースラー
【氏名】マーク・エドワード・ディーン
【氏名】ハン・カイ・ゴー
【氏名】アンドリュー・クリスチャン・ジマーマン
【特許請求の範囲】
【請求項1】マルチプロセッサ・データ処理システムにおいて、複数のノードのローカル・クロックにより増分されるカウンタの同期を取る方法であって、前記複数のノードからマスタ・ノードを指定し、残りのノードはスレーブ・ノードと指定される、ステップと、スレーブ・ノードのクロック信号により増分されるカウンタに関連付けられた位相とマスタ・ノードのローカル・クロック信号により増分されるカウンタに関連付けられた位相との差を確認するステップと、前記スレーブ・ノードに関連付けられた位相と前記マスタ・ノードに関連付けられた位相の差の方向の変化を検出するステップと、前記スレーブ・ノードのクロック周波数を調整し、前記スレーブ・ノードに関連付けられた位相と前記マスタ・ノードに関連付けられた位相の差の方向を切り替えるステップと、を含む、方法。
【従来の技術】
NUMAアーキテクチャの問題点の1つは、ノードの同期を維持することである。トランザクションには、システムの各ノードの時刻により生成されたタイム・スタンプが付けられることがある。ノードには独立したクロックがあるので、正確に同じ時間で初期化されても、結果的にはずれが生じて再同期を必要とする。ノード間の"サイクルずれ"をできるだけ少なくして正確なタイム・スタンプを付けることが重要である。従って、ノードの同期を取り、不均等メモリ・アクセス(NUMA)コンピュータ・システムに使用できる高解像度周波数調整の方法の提供が望まれる。
------------------
コンピュータ科学の専門家じゃないんで、技術的にどれだけ高度かよくわかりません。これもなんだか改良発明みたいですが。日本出願だけを見ただけで、米国や他の国に権利をとっているものの中にすごいのがあるのかもしれません。英語載せても自分でさくっとわかるわけでもないので、彼の発明のほんの一部です。

「彼の特許がなければ、パソコンとプリンターを接続できないとさえ言われる」ちょっとこれはそのまま信じるわけにもいかないんですが。解釈はいろいろですしね。

農業に言及しているのはこのことですね。
マース、米国農務省農業研究局とIBMと共同でカカオのゲノム解析研究に着手

自分のためのメモなんで、ここいらへんにしておきます。

追記:JosephYoikoさんの言われるように、やっぱりコンピュータハードウエア黎明期を作ったのすごい人でした。

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May 10, 2010

新・ノーベル賞に一番近い男

iPS特許 米企業に許可…京大の管理会社 実用化加速を期待

 京都大の山中伸弥教授が開発したiPS細胞(新型万能細胞)の特許を管理するため、京大などが設立した会社「iPSアカデミアジャパン」は7日、米バイオ企業「セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI)」に特許の使用を認める契約を結んだと発表した。海外企業との契約締結は初めて。同社は、山中教授と激しい研究競争をしている研究者が設立。担当者は「両者のタッグで、研究はさらに前進する。他の欧米企業との契約交渉にも弾みがつく」と期待する。

日本では一番有名な科学者さんが山中先生なんだそうです。日本初のノーベル医学・生理学賞を取った利根川進さんのことは、誰も知らない?んだそですよ。
日本でもご活躍なのにね。

理研:脳科学総合研究センター
センター長 利根川 進 (Ph.D.)
当研究センターでは、脳科学の戦略目標に沿って「心と知性への挑戦」、「回路機能メカニズム」、「疾患メカニズム」、「先端基盤技術研究」の4つのコアを設定し、脳科学の先端的研究を行っています。生物学、医学、生物物理学、情報科学、数理科学、心理学、経済学などの領域を融合させた領域融合的研究体制、国際的に開かれた体制に特徴があります。
-----------
どのお写真もおだやかそうなお顔です、利根川先生。一時期は、なんだか、鬱屈しているというかにらめ付けるというか、複雑な形相だったような。いや、個人的印象ですけどね。

本編の山中先生はこちら

iPSアカデミアジャパン
代表取締役社長 吉田 修 (前奈良県立医科大学学長、京都大学名誉教授)
取締役 村山 昇作 (帝國製薬株式会社 代表取締役社長)
取締役 中冨 一郎 (ナノキャリア株式会社 代表取締役社長)
監査役 藤川 義人 (弁護士・弁理士、弁護士法人淀屋橋・山上合同)
主な業務 iPS細胞の作製方法に関する特許等の知的財産を管理し、これを用いての医療・医薬の開発と、その事業化を目指す企業に対して、特許発明等を実施する権利を許諾することを業務とします
--------------------------
バックがちゃんとついてたのねん。米国には取り敢えず、直接出願しておけばよかったのにと思いますが。

(役員は肩書きばかりでこなんでいいのか、と思うのはワタクシが無知だからなのでしょう)

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May 07, 2010

アドビのおぢちゃん

「Appleは技術的というより,法的な手法を利用している」,Adobe社のCTO

Jobs氏の文書では,Flashのタッチ入力を用いたユーザー・インターフェース(UI)の貧弱さを指摘している。この指摘に対しLynch氏は,現在ベータ版として公開中の「Flash 10.1」であれば,豊かなタッチUIの能力があり,かつタッチ・スクリーンを搭載する多数の機器に対応していると答えた。
(中略)
Apple社はiPhone OS用SDKのライセンス規約を変更しており,iPhone OSでFlashを利用できないようになっている。これに関してLynch氏は,Apple社の本音は複数のOS上で動作するアプリケーションの登場を避けたいことにあるとみる。「Apple社は技術的というより,法的なゲームをやっている」(Lynch氏)。Apple社の動きを受け,Adobe社はApple社が手掛けているOS以外で,かつ複数のOSで動作するようにFlashなどのソフトウエア技術を展開する戦略を採るという。

法的なゲームって、そんなの当たり前だよ、アドビのおぢちゃん。今どき、技術的な事項、法的な事項、分ける必然性って何かある?

通信技術であると、規格(法的なもの)とそれに伴う技術分けて話す方が困難でしょう。契約の段階に入れば、それは特許権を得ている、いや通常技術であるっていう争点はあり得るけどね。

ジョブズおぢさんのこの話はわかりやすいですね。
http://www.apple.com/hotnews/thoughts-on-flash/

のぶおくんがなんだか解説してるみたいですけど、屋上屋はいらないです。素晴らしい解説に拙い補足をするの好きだよね、彼。

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May 06, 2010

書談:池井戸潤『MIST』

Mist■MIST(ミスト)
著者:池井戸潤
発行:双葉社(文庫)
発売:2005年07月11日
定価:700円(本体 667円)
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/4-575-51021-1.html?c=40197&o=date&type=t&word=MIST
本の紹介
標高五百メートル、のどかで風光明媚な高原の町・紫野で、一人の経営者が遺体となって発見された。自殺か、他殺か。難航する捜査を嘲笑うように、第二、第三の事件が続けざまに起きる。その遺体はみな、鋭く喉を掻き切られ、殺人犯の存在を雄弁に物語っていた。”霧”のようにつかめぬ犯人に、紫野でただ一人の警察官・上松五郎が挑む。東京の事件との奇妙な符号に気づく五郎。そして見えてきた驚くべき真相とは-。
-----------------------
池井戸さんは、経済小説家と言われるのはお嫌いなのだそうだ。それはそれでいいんじゃないかと思うけど。池井戸さんのは経済に不案内でも読めそうな気がするし。実際読めるし。

これは、銀行のことは全然出てこない、わけではないんだが、ほんとんど関係ない。中部地方の架空の街で起こる連続殺人事件。一警官である上松五郎が推理する、と裏表紙に書いてあるが、五郎も物語を進行させる一人にしかすぎない。池井戸さんの小説は、どんな端役にもきちんと人生を織り込む。だから端役というのは本当はいない。

私は中学生の立花多英に一番感情移入ができた。父が事業を広げ、外に女を作り、母と不仲になる。父の事業はうまく行っていない。希望校には行けないかもしれない。自分は中学を出たら働こう。誰でも通る15の道。痛いほどよくわかる。

自殺サイトの発見で、田舎街から話は、一気に東京まで広がる。さてさてそれからどうなる。

伏線は結構あるのだが、話は拡散していない。最後の章は、ちょっと賛否があるかもしれない。彼も幸せな結末があってもよいような。

静かな街で起こった大きな出来事に収まっている。誰でも身近な物語として感じるんじゃないだろうか。

犯人は怪しくない度2番目以降の人です。いや、ちょっと怪しいところ見せる人、かも
しんない。ぷちっとな宜しくね。人気ブログランキングぷちっとな。
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May 05, 2010

目カメラ?ドラえもんの道具じゃないです。

小型カメラが網膜代わり 眼球裏に電極、脳に情報送る

目が見えない人の脳に、小型カメラで撮影した画像を送り、視力を回復させることに大阪大学の不二門尚(ふじかど・たかし)教授(感覚機能形成学)の研究グループが国内で初めて成功した。動く物の位置がわかるようになったという。効果と安全性を確かめ、3年以内にはつえなしで歩ける装置を作りたいという。

 研究に参加したのは、網膜色素変性症の女性(72)。15年ほど前から網膜が損傷し始め、最近は明るさがぼんやりとしかわからないほどまで視力が低下した。

 研究グループは、女性の左眼球の裏側に、7ミリ四方の電極チップを手術で埋め込んだ。外の世界の様子を額につけた小型カメラで撮影。画像処理装置を通してから、耳の後ろに埋め込んだ電力・画像データ受信装置に電波で画像を送り、電極が視神経を電気刺激して脳に伝える仕組みだ。


人間の欠損した機能を機械等で補うのは素晴らしい技術ですね。しかし、チップを埋め込むというのは、どうも抵抗があります。

医療のための技術だとは思うのですが、なんだか出来るからやってみよう、みたいな医学者・科学者の「好奇心のみ」で行われているような気がして。

・大阪大学医学部眼科研究室
・不二門グループの研究

科学の進歩には賞賛とともに畏れも必要でありましょう。今日も宜しくお願いしますm(_"_)m 。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

May 04, 2010

秘密のおはなし。

なんだ、このデジャヴ感は。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100430/bsc1004301818003-n1.htm

いや~、去年とある知財セミナーにいったとき、休憩時間におじさんたちが立ち話しててさ。

「どうよ、そっちは」

「いや、結局うちは○○さん派だからさ」

「そうだよね、これからどうなるのかね」

「なくなりはしないですけどね」

社名がもろ出ていて、そういう話だったわけさ。

私はそばで、ふ~ん、大きい会社には、いろいろあるわけだな、と興味深く聞いていた。

この中の人の名前全部出てきたぞなもし。


壁に耳あり、ホールの喫煙室でそういう話はしない方がよいのでは。ぷちっとな、のご協力ありがとうございますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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May 01, 2010

Android特許・誰とでも仲良くしよう(笑)

マイクロソフト、「Android」を特許侵害と非難

Microsoftは米国時間4月27日遅く、Googleの「Android OS」が自社の知的所有権(IP)を侵害していると初めて公然と主張した。
 Microsoftに近い人物によると、同社は、AndroidがMicrosoftの特許を保有するテクノロジを侵害しており、侵害の範囲はユーザーインタフェースからその基礎となるOSにまで広範に及ぶと考えているという。
 Microsoftの次席法務顧問であるHoracio Gutierrez氏は米CNETに対する声明で、Microsoftは訴訟を起こすことなく知的所有権のライセンス問題を解決したい意向であるが、「競合がわれわれのイノベーションにタダ乗り」させないようにする責任があると述べた。
 このたびの声明の前には、MicrosoftとHTCが新しい特許契約を結んだことを発表した。HTCはこれにより、GoogleのAndroid OSを稼働する携帯電話でMicrosoftの特許を保有するテクノロジを利用する権利を手に入れる。Microsoftは、そのほかの携帯電話メーカーと協議中であると述べた。

A社との契約を公表しながら、B社は特許侵害であると発言するのは戦略的なのであろうか。Gさんが「悪うございました。A社さんに倣います」と契約交渉に赴くということはないと思うのですが。

Androidは、Linuxをベースとしているが、そのほかのモバイル特有のインターフェースやプログラムを含んでおり、ここがMicrosoftの特許を侵害している領域である可能性もある。Androidが具体的にどの部分で特許を侵害しているのか、Microsoftにコメントを求めたが回答は得られなかった。

それ、話さないと意味ないじゃん。「Gくんはちっとも僕と仲良くしてくれない」つー、子供の喧嘩のように見えるのはアマサイがビジネスを知らないから(^_^;)

喧嘩するならジョブズおじさんのようにはちゃめちゃに。ぷちっとな、のご協力ありがとうございますm(_ _)m。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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