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May 06, 2010

書談:池井戸潤『MIST』

Mist■MIST(ミスト)
著者:池井戸潤
発行:双葉社(文庫)
発売:2005年07月11日
定価:700円(本体 667円)
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/4-575-51021-1.html?c=40197&o=date&type=t&word=MIST
本の紹介
標高五百メートル、のどかで風光明媚な高原の町・紫野で、一人の経営者が遺体となって発見された。自殺か、他殺か。難航する捜査を嘲笑うように、第二、第三の事件が続けざまに起きる。その遺体はみな、鋭く喉を掻き切られ、殺人犯の存在を雄弁に物語っていた。”霧”のようにつかめぬ犯人に、紫野でただ一人の警察官・上松五郎が挑む。東京の事件との奇妙な符号に気づく五郎。そして見えてきた驚くべき真相とは-。
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池井戸さんは、経済小説家と言われるのはお嫌いなのだそうだ。それはそれでいいんじゃないかと思うけど。池井戸さんのは経済に不案内でも読めそうな気がするし。実際読めるし。

これは、銀行のことは全然出てこない、わけではないんだが、ほんとんど関係ない。中部地方の架空の街で起こる連続殺人事件。一警官である上松五郎が推理する、と裏表紙に書いてあるが、五郎も物語を進行させる一人にしかすぎない。池井戸さんの小説は、どんな端役にもきちんと人生を織り込む。だから端役というのは本当はいない。

私は中学生の立花多英に一番感情移入ができた。父が事業を広げ、外に女を作り、母と不仲になる。父の事業はうまく行っていない。希望校には行けないかもしれない。自分は中学を出たら働こう。誰でも通る15の道。痛いほどよくわかる。

自殺サイトの発見で、田舎街から話は、一気に東京まで広がる。さてさてそれからどうなる。

伏線は結構あるのだが、話は拡散していない。最後の章は、ちょっと賛否があるかもしれない。彼も幸せな結末があってもよいような。

静かな街で起こった大きな出来事に収まっている。誰でも身近な物語として感じるんじゃないだろうか。

犯人は怪しくない度2番目以降の人です。いや、ちょっと怪しいところ見せる人、かも
しんない。ぷちっとな宜しくね。人気ブログランキングぷちっとな。
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