無料ブログはココログ

« 超短パルス半導体レーザ | Main | 液晶2つ合わせると♪ »

July 26, 2010

訃報:森毅先生

今年調理中に大火傷をしてずっと療養中であったようです。

森先生の著作から、勉強する学問する喜びを学びました。

「ぼちぼちやったらええ」「後ろから2番目くらいが丁度いい」など、几帳面な私の緩和剤になりました。

『微積分の意味』『数学の歴史』等は実際の数学の知見を高めました。

明文化していなかったと思いますが、文系・理系の断絶、数学は理系のもの、文系はしなくていいという風潮に危惧を抱いておられたと思います。そのアプローチの仕方は好きでしたし、私の考えとも一致していました。

森作品は私の二十代を支えていました。

寂しいけれどもう森節は聞けないのです。

感謝と哀悼の意をお送りしたいです。

最初に読んだのはこれ。青土社の単行本のときでした。太郎・次郎社のもよく読みました。
Photo■『ものぐさのすすめ 』
森 毅 著
ちくま文庫
定価:591円(税込)
刊行日: 1994/05/24
判型:文庫判
ISBN:4-480-02861-7

追記:検索すると妙な記事がひっかかる。「森が怠けろというから、そうしたら希望大学にいけなかった。多くの受験生が迷惑した」という主旨らしい。まあ、おふざけだと思うが。それに、そいつは森先生の真意がわからず、読んでいたのだろう。森先生が「ものぐさ」とか「ふまじめ」とか、言われたのは、勉強しないということではない、一口に言って、リラックスするとか、細々したことにとらわれず、大局を見る訓練を、ということである。一時期、数学は暗記、という学習法が流行ったが、それに対して「何いうてんやろうなあ」という軽い批判をしていらした。中道というニュアンスがわからない近頃にワカモノ、いやもうオジサンか、には困ったものである。

私淑してる方がどんどん居なくなってしまうなあ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
≪コメントは応接室にお願いします。≫

« 超短パルス半導体レーザ | Main | 液晶2つ合わせると♪ »

「ものの考え方」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61116/48976879

Listed below are links to weblogs that reference 訃報:森毅先生:

« 超短パルス半導体レーザ | Main | 液晶2つ合わせると♪ »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31