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May 20, 2011

書談: 『氷の海を追ってきたクロ』

戦争ノンフィクション 『氷の海を追ってきたクロ』
Kurosiberia

文:井上こみち
定価(税込)1,260円
発売日:2010年11月30日
発行:学研教育出版

戦争が終わっても帰国できず、シベリアの地で働かされていた日本人たちがいたのを知っていますか?そんな人々の心をなぐさめたのは、一匹の黒い犬でした。クロと名づけられかわいがられた犬は、人々が日本に帰る船を追って氷の海にとびこんだのです。

著者
【井上こみち(文)プロフィール】
埼玉県生まれ。『カンボジアに心の井戸を』(学研)で日本児童文芸家協会賞受賞。動物と人とのかかわりについて多くの作品がある。『ディロン~運命の犬』(幻冬舎)、『犬やねこが消えた日』(学研)など多数。
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昨日知りました。

著者の井上さんは昔見た新聞ニュースが忘れられませんでした。北海で犬が船を追って飛び込むのです。ここまで犬にされるものはなんだったのだろうと。

作家活動をする中でシベリア抑留の資料館に巡り会います。学芸員の人に話すとまだ展示していない物があると見せてくれたものがあります。

飛び込んだ犬、クロの物語を描いた紙芝居でした。

抑留者の一人が、これは残さなくてはいけないと描いたものでした。

シベリアでは看守の目が厳しくペットなど飼えない状況です。そこに迷い込んだクロを抑留者で協力して秘密で飼っていたのです。ただでさえ貧しい食事をクロに与えていました。家族と離された彼らは、クロを通して人の暖かみを感じることができたのです。

クロも彼らを家族と思っていました。だから、抑留者が日本に帰るとき、氷の浮く冷たい海に飛び込み船を追おうとしたのです。

クロは幸い救出され、日本の家に預けられ一生を終えました。

私も年取ったせいか涙腺が弱くなり、泣きそうになりました(;_;) 。

極限状態ほど命の大切さがわかるのですね。

amazonで注文しました。みなさん読みましょう。

隣の爺さんがシベリア帰還者でした。「今度こそソ連と正々堂々戦争して勝つ!」が口癖でした。まだ元気かなあ。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

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