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May 14, 2011

書談:松本清張『馬を売る女』

Umawouruonnna■馬を売る女 新装版 文春文庫
著者:松本 清張
価格: \590 (本体 : \562)
出版: 文藝春秋
発行: 2011.3


久しぶりの清張の新刊。新装版とあるから当然品切れ絶版だったのだろう。

表題の「馬を売る女」以外は他の文庫で読んだことあるような気がしないでもない。あれだけあると似たような話あるからね。

・馬を売る女
星野花江は日東商会の社長秘書。社長はサイドビジネスとして馬主をしている。厩舎からいろんな状況が手に入る。情報提供者は、暗号化してその状況を社長に伝える。秘書である花江もそれを聞くことができる。実は、花江もレース馬情報を会員に売って儲けているのである。社長は花江がレース情報を盗聴しているのではないかと疑い、取引先の八田英吉に相談する。花江が馬のよって小金を貯めているの知って、彼女に急速に接近する。

・駆ける男
 山井善五郎は、ホテルの備品の蒐集家である蒐集と言えば聞こえがいいが、ホテルの印がある灰皿、盃、銚子をくすねてくるわけである。ある日有名な高級ホテルに泊まる機会を得る。そこは高貴な者のために特別な部屋が用意されている。山井はそこにある調度品に目をつける。幸いそこに滞在する夫婦が部屋を空ける時間があった。翌日、その高齢の夫の方が心臓発作を起こして急死する。ホテル、山井、夫婦は何の関係もないようであるが、、、

・山峡の湯村
 勇作は中山七里の温泉宿の息子である。今は落ちぶれたが、嘗ては高名な時代小説家である小藤素風を尊敬している。勇作は素風も指導を受けたくなり自分の家に招くすることにする。その数年後、教師だった太田二郎は病気療養のため中山七里の温泉に宿泊する。そこですでに鬼籍に入っていると思った素風を見かける。あの作家なぜ、この温泉街にいるのか。

「馬を売る女」は絵になるなと思った。30の独身女wが清張の手に掛かると多様なドラマが生まれる。

やっぱり映像化されてますね。
●松本清張おんなシリーズ2 TBSドラマ 日曜劇場「馬を売る女」(倍賞千恵子)1978年
http://tod.tbs.co.jp/item/1478/

●松本清張サスペンス 馬を売る女 お願い!もう一度だけ好きだといって….
http://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_653kibf3223/
製作年: 1982年
出演者: 風吹ジュン 松本留美 西田健 平泉征 仲谷昇 高橋昌也 泉谷しげる
監督: 井上昭

「駆ける男」は、50ページくらいしかないのに複線がすごい。事故死だと思われた男が殺人につながるまで二転三転。いや~、短編にはもったいね。

・「山峡の湯村」は元教師の太田二郎が探偵の役をする。やっぱり清張は二時間ドラマの元祖だな。

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