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July 06, 2011

書談:松本清張:新装版:『蒼ざめた礼服』

Aozametareifuku■新装版:『蒼ざめた礼服』
著者:松本清張
発行:新潮文庫
発売: 1973/06/30
変哲のない〈古雑誌〉と巨費が注ぎ込まれる〈新型潜水艦〉。二つを結ぶものは何か? 国防計画の闇を抉った社会派ミステリーの金字塔。

大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。
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松本清張は最強だな。これ以上すごい作家はまだ居ない。

片山幸一は小企業のしながいサラリーマン。きまぐれにある古い月刊誌を手に入れる。偶然にもその雑誌を入手したいという作家からの広告を見つける。こんなへんてつもない雑誌をなぜ欲しがるのか。その作家が政治界の裏に暗躍する柿坂経済研究所との関係を突き止める。

片山はその作家に接触し、柿坂のところに勤められるようにコネをつける。柿坂は部下の橋山を通じて片山に個別の調査を言いつける。それはいずれもあの雑誌の内容に関わることに違いない。片山は行く先々で危険人物、殺人に遭遇する。

ってことで、日米防衛問題に行き着く。清張は新しいテーマに取り組むとき幅広い調査を行うはずなので、ここに出てくるスパイ事件も有りうることなのだろう。

また、所々にいる庶民の姿、落ちぶれた写真屋であったり、キャバレーの勤める女だったり、漁村で働く老人であったり、なんかこういう人たちが時代を構成していくんだな、と思う。

今回は、主人公片山が死ななくてよかった。清張作品では、知りすぎた男は大体殺されてしまうので。


まだまだ品切れ絶版で再版予定があるらしいので、うれしいぞい。管理人が喜びます⇒一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

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