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October 31, 2011

M$フォン

ウィンドウズフォン社長「サムスン電子のプラットホーム開発、成功は難しい」(2)

MSのスマートフォン事業を総指揮しているアンディ・リーズ氏に最近、香港で単独インタビューをした。

--最近、IT業界で繰り広げられている特許戦争は業界のためによいことなのか。

「不幸にもそうだ。 知的財産権が唯一の資産であるMSは私たちの特許を使えないように防ぐのではなく、使用できるようにライセンスを与えるのが基本政策だ。 特許料を受けることで収益を増やし、それでまた投資できるという好循環が起きる。 市場では健全な競争が行われ、その結果、消費者も恩恵を受ける」


M$はやっぱりそういう考えなんだなあ。当たり前と言っては当たり前。ほんとは、黙ってライセンス料を払えということならしい。

消費者は迷惑しか被らないと思うけどね。

特許弁護士が儲かるだけで誰も得はしないね。

判例が積み上がっていくのは、特許業界にはプラスなのかな、という気がしないでもない。

特許屋さん自体は粛々と出願して特許にしていくという地道な業務なんですがね。訴訟はその過程にあるスパイス。スパイスが過剰だと美味しくないよ>これがアマサイ的特許訴訟観。

スマホは全部嫌いw。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 28, 2011

ハワードさん

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111027_486671.html

「ソニーのハワード・ストリンガー代表執行役会長兼社長CEOは、「スマートフォンという成長事業を統合し、同時に、広範なクロスライセンスを含む戦略上大変重要な知的財産権へのアクセスを取得することで、我々が目指す“フォー・スクリーン戦略”の体制が整った。ソニーは、スマートフォン、タブレット、ノートPC、テレビなどをシームレスに連携させ、より迅速にまた強いラインナップで提供している。これらの製品とプレイステーションネットワークやソニーエンタテインメントネットワークを通じて、新しいオンラインエンタテインメントの世界を開拓していく。今回の株式取得により、商品設計、ネットワークサービスの開発、マーケティング活動など多くの事業領域で、商品群を横断した事業の効率性の向上も目指す」とコメント。 』

目指すんじゃないくてそろそろ結果を出されたらいかがですか。

コメントを書くのを怠けたわけではなく、この会社にはとくに言うべき言葉が見つからない。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 27, 2011

人は石垣、人は城

世界トップクラス!堂々たる中小企業の機械設計力@Tech総研

日本には世界シェアの高い中小企業が実に多い。特殊用途の製品などニッチな分野に特化しているため、一般的な知名度は低いものの、知る人ぞ知るグローバル企業である。時事通信社で経済記者として長年活躍し、「世界を制した中小企業(講談社現代新書)」の著書も持つ帝京大学経済学部の黒崎誠教授は、こうした企業を4タイプに分ける。

ひとつは「超先端型」だ。国や民間の研究機関の研究者が設立したり、大学と技術提携した産学連携型で、いわゆるオンリーワン企業が多いという。

「例えば、高精度特殊ミラーで医療革命を起こした岡本硝子。昔は歯科医が頭に小さなミラーをつけていましたが、最近はあまり見かけませんよね。これは同社が『影を作らない反射鏡』を、東京工業大学との提携で開発したからです。熱を抑えられるので患部に影響がないと、外科手術でも使われています。光学用単結晶材料メーカーのオキサイドや、世界で初めて有機ELディスプレイの量産製造装置を開発したトッキも同じタイプでしょう」

2つ目は「ノウハウ集積型」。既存の技術を積み重ねて、ノウハウを磨いていった企業だ。黒崎氏は例として、冷凍船用の冷凍庫で世界トップ級のシェアを持つ前川製作所を挙げる。例えば、港に船が入って荷物をトラックに移すとき、冷凍庫のドアを開けると庫内周囲の温度が上がる。それを防ぐための冷却機能をつけると、奥まで意味なく冷やしてしまう。
「同社には『全体を均等に冷やす』という高い技術があり、世界からは『マイコン』と呼ばれています。一方、創業約90年の粉砕機メーカー、奈良機械は『粉一筋』です。同社がミクロン単位の粉にできる機械を開発したことで、UVカット効果を持つファンデーションが生まれました」

3つ目は「匠の技型」。ただ、職人の個人的な技能に頼るのではなく、数値化などで汎用性を持たせている。例としては、超高精度に計測できる歯車測定機を開発する大阪精密機械、高圧油圧ポンプを開発するタカコ、高反射用特殊金めっき技術で著名な三ツ矢が挙がった。

特に異論はないですね。ニッチな技術+職人=エクセレント中小企業、と言ったところです。

確かに大雑把に、機械もん、で成り立っている会社は多いです。

産学連携はどうなんでしょうね。まだ歴史が浅い。一発当てたからってこれからどうなるか。いや、これから合併・吸収・分散、など経ていくのでしょうね。

戦国時代と同じで創業者がいなくなったらどうなるか、が問題です。

2代目を考えるまで成長できればいいでしょうけど。

中堅企業に居ましたからあまり言及はできない。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 26, 2011

テプラはいくら?

記事にしてたと思ったら、していなかった。

http://www.asahi.com/national/update/1025/NGY201110250019.html

「テプラ」技術の発明対価、5600万円支払い命令確定

 「テプラ」などの商品名で知られるラベル作製機の印字関連技術を発明したブラザー工業(名古屋市)の元社員ら2人が、この技術の特許で得た利益の支払いを会社に求めた訴訟で、最高裁第二小法廷(竹内行夫裁判長)は双方の上告を退ける決定を24日付でした。発明の対価として計約5600万円を元社員らに支払うよう命じた二審・知財高裁の判決が確定した。

 訴えていたのは社員の結城英治さんと元社員の酒井隆司さん。一審・東京地裁は2007年、「発明は従業員としての職務だった」と指摘して、計4億円の請求に対して計約3700万円に限って支払いを命じ、知財高裁が09年、発明の価値をより高く評価し、支払額を計約5600万円に変更。双方が上告していた。

今気づいたけど、「社員」と「元社員」なんだー、珍しいケースでは。

判例(前回の東京地裁)転がっているかと思ったけれど、ちょっと見つからないので、特許庁DBで発見できる一番古いの表示します。


【特許番号】第2569629号
【登録日】平成8年(1996)10月24日
【発行日】平成9年(1997)1月8日
【発明の名称】正像印字と鏡像印字とが可能なテープ印字装置
【国際特許分類第6版】
【出願日】昭和62年(1987)11月20日
【公開番号】特開平1-135671
【公開日】平成1年(1989)5月29日
【特許権者】
【発明者】
【氏名】葛谷 進
【氏名】清水 誠至
【氏名】加藤 幹夫
【氏名】石川 雄二郎
【氏名】酒井 隆司
【氏名】結城 英治

【特許請求の範囲】
【請求項1】文字,記号など印字すべきキャラクタを入力する入力装置と、位置固定に設けられ、長手方向に送られる印字テープに前記長手方向と直行するドット列による印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッドに対して印字テープを長手方向の順方向と逆方向とに選択的に送るテープ送り装置と、前記キャラクタのドットパターンを記憶する記憶手段と、前記テープ送り装置に印字テープを順方向へ送らせつつ前記ドットパターンをその一端から読み出して前記印字ヘッドに正像印字を行わせ、逆方向へ送らせつつ前記ドットパターンを前記一端から読み出して鏡像印字を行わせる印字制御手段と、前記正像印字のモードと鏡像印字のモードとを切り換える切換手段とを含むことを特徴とする正像印字および鏡像印字が可能なテープ印字装置。
2569629

当該特許がわかったら差し替えておきます。

09年時点で3000億円の売り上げという記事も見ました(利益は5、600億円)妥当といえば妥当でしょうね。

でも、まあ、↑を見ても彼らだけで開発したわけではないようなんだが。


いや、しかし、未だに職務発明を煽る法律事務所とか、技術者の誇りをかけた挑戦とか、とんちんかんなことを書いて弁護士がいるのはなぜなんだろう。

特許法の趣旨から言ってそれは違うだろう。

何もしない取締役に何千万も給料払うのであれば、技術者にこれくらい渡しても無問題という知財関係者もいらっしゃるようですが・・・

裁判できる人間しかもらえない報償ってどうなんだろう、とアマサイは思うである。

いや、リスクマネジメントとしてね。人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 25, 2011

ヒートテックへの道

ただ今日経新聞・私の履歴書でで、連載しているのは、東レ名誉会長・前田勝之助氏です。
技術者出身の経営者の話は大抵面白いですね。
しかも、戦後日本が発展途上国扱いだったころから現在まで活躍されている方がほとんどなので。

最近、東レの研究者の方から医薬品開発のお話を聞いたのでなお更でした。
(繊維メーカーから、多様な化学品を開発するまでのお話でした)

昨日の記事によりますと、ユニクロのヒートテックの開発をしたのは前田会長時代だそうです。
東レの営業も過渡期であったようです。
-------------
その昔、繊維産業は世界中どこでも危機にあり、英国の例になぞって「ランカシアの歩んだ道」というらしい。
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/ContentViewServlet?METAID=00216549&TYPE=HTML_FILE&POS=1&LANG=JA
-------------
前田氏は
「ユニクロと組むことで東レにとって川上から川中のテキスタイル、縫製までの供給網を総動員する新たなビジネスモデルの構築につながる」
といっています。

ヒートテックは近年稀に見るヒット商品となりましたね。

材料メーカーは、よいビジネスパートナーと組み、販売を任せる方がとくなような。

なんでもM&Aすればいいってもんじゃないよ、Pさん。

この特許については以前書いています。
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2009/02/post-213e.html

繊維だけではなく、メーカ全体を考えさせるエッセイである。。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 24, 2011

何事も現場が大事

こげな賞があるのですな。

JMAが選ぶ日本一の製造現場監督者、2年連続で女性が受賞---住友電装の谷氏 2011/10/20

日本能率協会(JMA)は、製造現場で活躍する監督者を表彰する「大野耐一特別賞」として、住友電装(本社三重県四日市市)の谷尚子氏を表彰したと発表した(ニュースリリース)。

 JMAが横浜で開催した職場マネジメント事例の発表大会「2011 第一線監督者の集い:全国大会」での発表事例の最優秀事例を顕彰したもの。2010年に受賞した会津オリンパス(本社福島県会津若松市)の川井真弓氏に続いて2年連続で女性の受賞となった。大野耐一特別賞は、製造現場の係長や工長、主任、作業長、ラインリーダーなどによる職場改革活動を活性化することを目的にJMAが2007年に創設した賞。上記の全国大会の聴講者投票により決定される。

 世界中に工場を抱える住友電装は、グローバルでの同一・最高品質の製品提供を目的に「ピカピカ運動」と呼ぶ製造現場の革新活動を展開している。リーダーとなる伝道師が、世界中の工場に派遣されて指導しており、谷氏は2007年からルーマニアでの指導を始めた。モデルラインを立ち上げて現地の工場長や作業者の信頼を得て活動を展開することで、生産性を1.3倍に高めるとともに、不良率を従来の1/4にまで低減させたという。


工場管理というのはきめ細かな作業ですから、女性により向いているといえます。

そうですねえ、経営管理、経営工学なんかには、女性の占める割合が大きく活躍が期待されるじゃないでしょうか。

リケジョとかいう言葉は気持ち悪いですが、このような報道をするのは大歓迎です。エンジニアリングは多様な職場があるので、是非、女性に多く参入していただきたいです。

高一のときから電子工学科って決めてたけど、職業の展望はなかったな。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 21, 2011

ヒメダイヤ

世界一硬い人工ダイヤ、真ん丸に加工成功

世界一硬い人工ダイヤ「ヒメダイヤ」を加工した真球(松山市の愛媛大で) 愛媛大地球深部ダイナミクス研究センターは20日、世界一硬い人工ダイヤ「ヒメダイヤ」を直径7・5ミリで4カラット相当の完全な球体(真球)に加工することに成功したと発表した。
 ダイヤの真球加工は世界に例がないとし、高度な加工技術の応用が期待される。

 同センターは2003年、15万気圧、2300度の高温・高圧下で炭素を合成し、極小のダイヤ結晶を多数集めたヒメダイヤ(直径1ミリ未満)をつくることに世界で初めて成功。昨年、直径1センチまで大きくできるようになった。

ダイヤという硬いというイメージがありますが、天然より人工の方が硬度があるのですね。

こういう研究をしているということは、地学研究だけではないんですな。

愛媛大地球深部ダイナミクス研究センター
http://www.ehime-u.ac.jp/~grc/index.html

◆最新の研究

 マントル対流の大規模高速シミュレーションプログラムの開発

 下部マントル物質のスピン転移と弾性異常

 MgO弾性波速度測定による絶対圧力の決定

 高温高圧下における含水マグマの構造解析

 蛇紋石の脱水分解反応の速度論的研究

 ポストペロブスカイトの格子選択配向 ~マントル最下部D"層における
  地震波異方性との関係~

 超高圧発生技術の開発 ~地球中心を目指す旅~

 Hydrous wadsleyiteの第一原理電子状態計算

 HIME-DIAの開発
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結構大きい研究所ですね。世界にアピールする大発見、大発明ができるといいですね。

人工ダイヤはいろんな方面で研究されているんですね。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 20, 2011

標準規格

日本企業が知財で勝てないワケ
コーヒータイムで流れが決まる

標準規格は知財の話かと言えば、そうでしょうが、

広い世界に足を踏み出す  広い世界とは何か。通信や電子分野の場合であれば標準規格のためのミーティングが各地で持ち回りで開かれ、どう折り合いをつけるかの外交戦が繰り広がられる。優れた発明であっても、ストレートに標準規格にとりいれられるとは限らない。経験豊富な技術、知財そしてビジネスもわかるやり手も少なくない。それも、会議の時間の合間のコーヒータイムで全体の方向を決める「雑談」が行われこともある。

 「こうしたミーティングに日本のメーカーは往々にして若手を送るのですよ。勉強だと言ってね。しかし、会議中はノートをせっせととるけど、ほとんど発言しない。沈黙はYESですから、その他多数の意見に結果的に流される。そうすると、若手は帰国して上司に怒られる。私から言わせれば、怒る上司が悪い。標準規格がどう決まるかのメカニズムを知らないわけですから」と二又氏は嘆く。

標準規格会議に参加できるような企業に勤めたことがないので、わからないんですが、何で若手送るんでしょうね。そんなんじゃ、ちゃんと決められるわけもないですね。

だから、こういう学校ができるのか。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/ip/ip2.htm
K.I.T.虎ノ門大学院 知的創造システム専攻「国際標準化戦略プロフェショナルコース」

実に実をとった中国  それでも主導権を握るところは握る。もともと中国は13億の人口規模から国内需要だけでも物事を決められる。しかし、それだけではない。

 一つの事例を挙げよう。第4世代の移動体通信LTEの規格の中にはFDDとTDDという2つの技術規格がある。FDDは上り・下りの周波数が別帯域で、TDDは上り・下りが同じ帯域である。中国はTDDを推進したが、当初、先進国はTDDを「中国でしか売れない」と軽視していた節がある。しかし、その間に中国は着実にTDDを実用化してものにしてきた。そうすると、この方式がシンプルでエコロジカルであると評価が高まり、米国、欧州、日本もサポートするようになった。

 知財のグローバルなルールを無視せず、つまり「ストライクゾーンも分からない無知な中国の人たち」というレッテルを貼られないよう長期的視点から慎重にことを進めてきた結果だ。

 「日本の規格を世界に広めようという発想自身が古いのではないでしょうか」と二又氏は語る。しかも長期的な視点で各国のエキスパートが動き回っているなかで、短期的視点の「社内エキスパート」が世界を相手に説得を試みても行き詰まる。

 両者にはあまりにずれがある。片方は日本独自のものを確立してローカライズ視点のない輸出型を図る。「受けるか」「受けないか」の一方通行的なアプローチを試みる。他方は独自のものを確立することは同じだが、最初の発想にユニバーサルタイプを思考のベースにおき、規格は「外交戦」であるとの認識が強い。したがって「コーヒータイムで実のある雑談ができる精鋭」を送り込む。

彼らは非常に賢いですよ。ステップを踏んでいる。語学ができて専門知識のある人を使っています。無防備で外交には来ない。

紳士的な場では紳士的に振る舞う(そうでないとこには・・・)

今時、中国人の実力を評価しないとこはないでしょう(勿論評価できない人も沢山いるですよ)

これは知財の話と少し違うし、コーヒータイムで決まるというのはオーバーだね。

勝てないとか決めつけないでよ。ぷんぷん。

日経ビジネスもたまには良いこと書くね。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 19, 2011

恒星を引き裂くモノ

特許訴訟の話ばかりで暗くなるんで、明るいお話を。

明るいと言えば、天体。

ブラックホールですけどね。

恒星を引き裂くブラックホール

【2011年10月14日 アリゾナ大学】
ブラックホールが、その強い重力によって恒星をばらばらに引き裂いていると考えられる現象がとらえられた。この現象は超高エネルギー宇宙線の発生源という可能性もあり、さらなる研究が期待される。

ブラックホールは非常に重力の強い天体だ。そのすぐ近くを恒星が通ると、恒星のブラックホールに近い側にかかる重力と遠い側にかかる重力に大きな違いが生じ、恒星がばらばらに引き裂かれてしまうと考えられている。

このような現象によって引き裂かれたガスの一部はブラックホールへと落ち込み、数日から数ヶ月にわたって「TDF」(tidal disruption flare:潮汐破壊フレア)と呼ばれる閃光現象を起こすと推測されている。これを観測することは近年の天文学上で重要なトピックだと思われてきた。

これまでX線や紫外線で観測する宇宙望遠鏡がこういった現象らしきものをとらえた例はあったが、誤発見やバイアスを避けるためにはなるべく多くの観測データを使ってたくさんの実例を集める必要がある。今回初めて、地上の可視光望遠鏡による銀河のサーベイデータからこの閃光の実例を複数発見することに成功した。

宇宙で起きる突然明るくなる現象としては、超新星爆発や、ブラックホールを持つ銀河中心の活動銀河核(AGN)の降着円盤からの発光なども存在するため、それらと区別する必要がある。TDFが数日から数ヶ月にわたって発光を続けているのに対し、超新星爆発は短期間で暗くなり、またAGNは何度か発光現象を繰り返すので、継続的に観測を行っていれば区別が可能だ。

そこで研究チームが利用したのがスローン・デジタルスカイサーベイ(SDSS)のデータだ。SDSSには10年以上にわたって繰り返し測定された、200万個以上もの銀河のデータがあり、この中から342例の発光現象を見つけた。そのほとんどは超新星爆発かAGNの発光現象だったが、その中で2例だけTDFが見つかった

アリゾナって砂漠ばっかし?天体観測にはよさそうです。

例のごとく、このニュースが天文学史上どのくらいの意義を持つのかはアマサイにはわかりませぬ。

しかし、天文画像はロマンをかき立てますね。

アルマ望遠鏡が始動しました。どんな報告が見られるか、楽しみです。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 17, 2011

今度は富士フイルムとコダック

富士フイルム、米コダックを提訴-デジタルカメラの特許侵害で

10月14日(ブルームバーグ):富士フイルムは14日、デジタルカメラの特許を侵害されたとして、米イーストマン・コダックをニューヨーク、マンハッタンの連邦裁判所に提訴した。 訴状によると、富士フイルムはコダックとの交渉が不調に終わったのを受けて、特許4件に関する訴訟を起こした。富士フイルムは、デジタルカメラ「イージーシェアC340」や「イージーシェアM530」など、同社の特許を侵害する製品をコダックが製造販売したと主張した。損害賠償と陪審裁判を求めている。

当然、旧カメラメーカーはデジタルカメラに移行しているわけで、フイルム売って、その現像のためのサービスセンター設けて、川上から川下まで一気に網羅するビジネスモデルは通用していない。某有名メーカーのカメラ部門が売却されたことからわかるように、デジカメはあんまり美味しい商売ではないようですな。だからこの分野の特許訴訟がバシバシ起こるのは必然。

でも、先日書いたように、訴訟合戦で素晴らしい未来はないんですよね。当事者もよくわかっていると思いますが。

知財屋さんとしてはトレンドな技術が見えて面白いんですが。

サムソンは苦戦どころか全敗と言われておりますな。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 15, 2011

After the Jobs

サムスン製タブレットが豪で販売差し止めに―アップルの特許侵害で

【シドニー】アップルはサムスン電子との特許論争で、勝利を1つ勝ち取った。オーストラリアの連邦裁判所が13日、オーストラリアでサムスンのタブレット「ギャラクシータブ10.1」の販売を差し止める仮処分を下したのだ。

 アナベル・ベネット裁判官は、タッチスクリーン技術など、アップルがiPad(アイパッド)での特許が侵害されていると訴えている機能を使うならば、サムスンはオーストラリアで同製品を販売できないと裁定した。


これは、裁判所がジョブスに哀悼の意を表したとアマサイは勝手に思っています。

サムスンでは当然こうです↓

サムスンの新技術、アップルの特許訴訟無力化(2)

これに対抗してアップルはサムスン電子が提起した第3世代(3G)特許侵害訴訟を無効にするため、第三者のクアルコムを引き込む新しい戦略を展開した。米IT専門メディアのエレクトロニスタは、アップルがカリフォルニア南部裁判所に「アップルとサムスンの訴訟に必要な資料をクアルコムが提出するよう命令してほしい」と要請する「一方的訴訟」を起こしたと10日に報道した。アップルは訴状で、「符号分割多重接続(CDMA)方式のすべてのiPhone4・iPhone4Sで使うチップセットはクアルコムから供給されているが、クアルコムがすでにサムスンにロイヤルティを支払っているのでアップルは直接サムスンに支払わなくても3G特許を使う権利がある」と主張した。専門家らは、「アップルが裁判所の命令を盾にサムスン電子とクアルコム間の特許細部契約条件を確保しようとする戦略」と分析した。

クアルコムを出してきましたか。まあ、そうでしょうね。ギャラクシーの根拠はそこなんですから。

スマートフォン訴訟は結局お互いの首を絞めることになることだけと思いますが。勝利者はだれもいない反ブルーオーシャンじゃないですか。

折角、After the Jobsの世界になったんですから、平和的に解決したらどうですかね。

特許の平和利用を!管理人の喜びは、一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 13, 2011

香水は特許になるか

なかなかフランス的で面白いので引用してみます。

永澤亜季子のパリ発・フランス知財戦略
第4回:香水の知的財産権による保護

これに対し破棄院は、2006年6月13日(Haarman et Reimer c. Mme X)、2008年7月1日(BPI c. Senteur Mazal)、2009年1月22日(Lancome c. Argeville*2)の3つの判決で、「香水の香りは単なるノウハウの応用であって、著作権により保護される精神的創作物には当たらない」という原則を繰り返し打ち出しており、現時点では香水の香りは著作権による保護を受けないというのがフランス最高裁の立場である。  「香水の製造は、作者の思想や感情を表現しない、単なる技術的な作業である」とするこの破棄院の立場に対しては、学説や実務家の間で批判が多い。しかし、破棄院の立場を支持する立場は、香水の香りに著作権を認めた場合に実際上起こりうる著作権譲渡の問題(前回のコラムで紹介したように、フランス法では法人は著作者たりえず、法人である会社が著作権の所有者となるためには著作権譲渡契約を結んで著作者から著作権を譲り受けなければならない)と、香水を創作した調香師に対する香水の売上高に応じたロイヤリティの支払いやその著作者人格権の問題などに鑑みて、正当化されると主張している。

日本人は無理と思われる訴訟は絶対しないと思うのですが、さすがフランス人ですねえ。彼も大半は農耕民族だと思うのですが、狩りをしていた部族の血がさわぐのでしょうか。自由、平等、博愛の国、とりあえず権利の名のつくものはほしいんですかねw。

フランスにおいて、香水のボトルに関する判例でもっとも数が多く著名なのは、ボーテ・プレスティージ・インターナショナル(以下BPI)社が起こした、ジャン・ポール・ゴルチエの男性、女性の胴体を模した香水ボトル、「クラシック(Classic)」と「ル・マル(Le Male)」に関するものである。クラシックは1992年に、ル・マルは1995年に立体商標としてフランス産業財産庁で登録されている。ル・マルは男性用香水でヨーロッパトップの売上高を誇る香水である。

日本の商標法テキストにも香水の瓶は出てきます。香の権利を独占したいという飽くなき野望が見てとれます。男性の胴体というのはあまり日本にはないように思います。ん?輸入されているなら普通にデパートにあるのか。その辺は疎いので。

転換の発端となったのは、2009年3月4日のアジャン(Agen)軽罪裁判所の判決である。この案件では、BPI社は「カインドルックス・フォーメン(Kindlooks for Men)」という名の以下の香水を販売していた個人を、ゴルチエ「ル・マル」の商標権侵害を理由に刑事訴訟で訴えていた。  写真からわかるように、この香水ボトルはセンター・マザル社の「カズイット・フォーメン」や「インメイト・フォーメン」と同じく、筋肉のついた裸体の男性の胴体を模したもので、1ボトルわずか2ユーロで販売されていた。  アジャン軽罪裁判所はBPI社の訴えを退け、BPI社に対し、被疑者に対する5,000ユーロの損害賠償の支払いを命じる判決を下したが、判決理由は以下のように非常に面白い内容である。 「2つの香水ボトルの共通点はそれらが胴体をモチーフとしていることであるが、これは香水ボトルのデザインとしてはありふれたものである。『カインドルックス』の香水ボトルは単に裸体で筋肉のついた、逆三角形の男性の胴体を表現しており、連想するのはシルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツネッガーのイメージである。一方、これに対してゴルチエ『ル・マル』の香水ボトルは洗練された水兵の体を表現した、オートクチュールの雰囲気を醸し出しており、これら2つの香水ボトルが同じ文化的、視覚的、美的印象を与えると主張することは、ジャン・ポール・ゴルチエに対して失礼である」。  この判決は2010年9月13日アジャン控訴院により全ての点について確定され、BPI社が行った上告は2011年6月28日の破棄院刑事部の判決で、全面的に却下された。

日本でもこういう判決を見たいものです。
「連想するのは、高倉健や菅原文太のイメージである。一方、当該商品は木村拓哉や妻夫木聡・・・」
・・・そもそも日本では男性の裸体を愛でるというのは、特殊な嗜好のように思いますので、こりゃないな。

フランスってアマサイに合ってる国だと思う。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 12, 2011

スマホ3つ揃え

Andoridの開発に興味を持っているアマサイです。
Tech総研の記事です。

スマホ3つどもえ時代到来!
開発スタイルの特徴比較

まず、3つのOS別の特徴について以下のようにまとめてみた。

iOS
Objective-C という、一般的にはそれほどメジャーではない言語で開発するというスタイル、またApp Storeの厳しい審査を受ける必要があるなど、初心者などにとっては敷居の高い開発環境ではあるものの、Appleならではのデザイン性やクリエイティビティの高いUIや緻密に計算されたOSの完成度の高さを評価する声は多い。また、「そろそろ」という絶妙なタイミングで新技術やサービスをリリースするなど、Appleならではの戦略が、開発者のさらなる開発意欲の喚起を引き起こす点が、他のOSにはない魅力だ。

Android
開発の自由度が高いが故のメリット&デメリットが多々あることが、Android最大の特徴。その中でさまざまなアプリや機能・情報を吸収・整理しつつ、最適な活用スタイルを確立させることが、質の高いアプリを生み出す重要なカギを握る。そのため、技術者の設計力や組み合わせのセンスが求められる。
逆にいえば、どのように作ることが正解なのか模索しながら設計・実装していく開発スタイルに、面白さがある。またどれだけシンプルな設計かつ高精度&拡張性を維持するか、という高いテーマを掲げて開発に挑戦する魅力もある。

WindowsPhone
歴史が浅く開発者も少ないため、情報が少ない・サポート体制が不十分・iOS Android OS向けアプリと同じような動作が保証されているのか、といった問題点もある。
しかし裏を返せば、まだまだ使っていない機能が多々あり、さらに最新版の7.5がリリースされたばかりであるため、これから新機能を使って開発してみたい技術者にとっては、魅力的なプラットフォームといえる。
その上、世の中に数多く存在する.netやC♯のMS系の言語開発経験者にとって、慣れた環境で開発できるメリットを活かせば今後、iOS やAndroid OSに十分対抗できるほど、大きな市場に飛躍するチャンスがある。

前職だとこういうのも研究のためにいじれたのですが。

まあ、Androidなら自分でもいろいろできるみたいだから。


次回機種はAndroid auにしようかなと。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 11, 2011

森村誠一『殺人の詩集』

Satujinnnosishuu

■『殺人の詩集』
著者:森村誠一
出版:祥伝社文庫
発行:2010.10

最近森村誠一にこっています。

以前、読んだのですが、現実感がありすぎてちょいとひいてしまったのです(『人間の証明』がよくてほかの文庫を読んだときにそう思ったのです)。
松本清張と同じ路線なのになぜかな、と考えたのですが、より平成社会に近いからではないか、と。
清張が推理小説を盛んに書いていたのは昭和30年代です。
おどろおどろしいのですが、昔話の感があり、こういう状況は今無いよね、と距離感を持てるのです。
もちろん、テーマは普遍的ですから、何度でも映像化され、そこがまた清張作品の魅力です。

森村氏の短編セレクションが出ていることを先日知り、1冊読んでみましたが、かなり面白かったです。

取り上げているのは『殺人の詩集』という中編で、棟据刑事シリーズで、映像化もされたようです。

人気俳優・君津邦彦が新宿の高層ホテルで転落死した。傍らに落ちていた小説『黒い詩集』は、死者のメッセージなのか? さらに君津が死の直前に部屋に呼んでいたコールガールも殺され、捜査本部が騒然とするなか、棟居刑事は『黒い詩集』の著者・矢沢隆一郎と君津との意外な接点に着目、小説の舞台となった丹沢山中に踏み入る。そこで暴かれた男たちの過去と因縁とは?

シチュエーションからして清張作品と間違っても、、、比べられるのは森村氏は喜ばないでしょうが、清張をも凌ぐ社会派の山脈となっています。

二重、三重にも動機が重なり、後半になって、序章のコールガールと医師との会話の意味が分かってきます。そこでまた一展開。

彼の作品は、全部全力投球で書かれているようですね。

こんなすごい作家を今まで読み込まなったのが自分が不思議です。


清張シリーズも出版されてるものはだいたい読破してしまったので、これからが楽しみです。

読書の秋ですから、いつもより時間をさいてもいいでしょう。。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 10, 2011

放送大学と私の未来

昨日は放送大学文京学習センターの特別講演会に行ってきました。

何が特別かというと校舎の建て替えで今月、新学期からリニューアルの記念です。
http://www.ouj.ac.jp/hp/sisetu/center/skanto/bunkyo/schedule.html

筑波大学と同居は以前からです(こんな一等地に通信制大学だけってもったいない)。今までは3階だったかな。前の建物、なんかプレハブ、ではないですが、作りが安易な気がしました。

一般の人も入れるので、茗荷谷にお寄りの節は行ってみてください。再開発地域になっていておしゃれな雰囲気になりつつあります。散歩しても楽しいよ。


講演会の一部は岡部洋一学長の「放送大学の未来」というお話でした。各国のオープンユニバーシティ(OU)の状況などが話されました。アジア諸国では、日本と違ってだれも高校、大学に行けるわけではないのでOUの需要は大変大きく100万単位の学生がいるそうです。

先日、日本人は生涯学習に熱心ではないという統計が出たらしいですが、そんなことはないはずです。日本は学びの場が普くあります。芸能の習い事も立派な学習です、そういうの入れてないんじゃないないかな。

その海外では、完璧にインターネットのみで授業しているともあるそうです。これも国情によって違いますね。

日本では地デジによって一般の人にもテレビ放送授業を見る機会が増え、学生が増えることを期待しています。

ラジオ放送は100%インターネット受講が可。テレビ放送は著作権の関わり合いがあるので新規の授業から順次データにしています(これは学生だけ視聴できるんだと思う)。

驚くべきは、日本の放送大学の学生レベルはトップクラスなんだそうです。具体的順位おっしゃっていませんでしたが、6位以内には入ってる感じがしました。

これは残念ながら、放大がすごい優秀なのではなく(^_^;)、少子化で一般大学のレベルが低くなっているから。学長のいた東大でも学力低下が著しいとおっしゃっていました。

教授陣が優秀ですし、やる気100%の方がほとんどですから。

私が夢あります。最終卒業学校の名前でその人が判断されるのではなく、能力とか人柄で判断されることです。人間の中身に興味を持つことです。そういう世の中です。日本の何かが衰退しているとしたら、学校名だけで人を割り振ってきたらかでしょうね。

そのためにも放送大学・大学院で勉強しつづけたいと思います。

震災にあった地域の学生数はあまり減っていないそうです。こういうときこそ勉強を。学ぶ力は生きる力。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 07, 2011

ノーベル化学賞2011

化学賞というのがあったのだった。

ノーベル化学賞、「準結晶」発見のイスラエル人教授に

スウェーデン王立科学アカデミーは5日、「結晶」でも「アモルファス」でもない原子の並び方が極めてユニークなモザイク状になっている「準結晶」を発見したイスラエル工科大のダニエル・シェヒトマン教授(70)に2011年のノーベル化学賞を授与すると発表した。

 準結晶は、規則的な数学的配列を形成しているが、決して同じ配列を繰り返すことのない固体の構造で、それまで考えられていた結晶の概念を打破する発見だった。

 同科学アカデミーは、シェヒトマン博士の発見は、固体の構造に関する科学者の通念を根本的に変えたと述べた。同博士には賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億1000万円)が贈られる。 

 シェヒトマン博士は1982年、米国立標準局(現在、米国立標準技術研究所=NIST)に在籍していた際、アルミニウムとマンガンの合金の構造を電子顕微鏡で観察し、不思議な構造を発見、準結晶と名付けた。その回折像は10回の回転対称性を示しており、それまで知られていない構造だった。さらに奇妙なことに、このパターンは、観察する角度に応じて5倍の対称性へと変化しているようだった。これも当時、同じようにあり得ないとされた現象だった。

 他の科学者たちは当初、同博士の発見に極めて懐疑的で、結晶学に関する化学の教科書を同博士に手渡し、それを再読すべきだとまで酷評した。同博士が持論に固執すると、研究グループから去るように命じられたという。実際、発見について叙述した同博士の研究論文は「応用物理学紀要」によって当初拒否され、2年後に米物理学会の「フィジカル・レビュー・レターズ」にようやく掲載された。

アマサイも準結晶というのは知りません。

準結晶はどこまで解明されたか日経サイエンス  1996年7月号

 5回対称性をもつ準結晶の発見は,今世紀後半の固体物理学で最も衝撃的な事件であった。現代の物質観で“あってはならないもの”だったからである。150年以上にわたって培われてきた結晶物質の基本テーゼは「周期性」であった。つまり,単位となる格子が空間をすき間なく埋め,しかも全体を並行移動できる様式でしか,結晶物質は存在しえないというものである。ここから,2,3,4,6回対称性は存在しても,5回対称はありえないことになる。  理論自体がいくら正しくても,自然は人知を超える秘密を隠していたのだった。19世紀半ばから営々と築き上げてきた物質観は,根底からくつがえされた。そのキーワードは「準周期性」だ。これは中途半端な周期という意味ではなく,「ある種の高い秩序性(たとえばフラクタル構造)をもっているのに,既存の周期性という概念に収まりきれないもの」という意味である。大楼閣の崩壊を見逃すほど物理学者はおめでたくない。そこで,準結晶を“異端児”として既存の枠組みに組み込もうとした。不安定で一時的な状態と信じたかった。しかし,この希望的観測もはかなくついえ去った。著者が熱力学的に安定な「単結晶のような準結晶」を作ってしまったからである。  準結晶を含む“秩序構造をもつ物質”の統一理論は,地動説や相対論に匹敵する概念の革命を起こすかもしれない。これまでに見つかった準結晶物質の実に9割近くを発見した著者が,最新の準結晶研究について語る。

これ、物理学賞、なんじゃ(^_^;)。

物理学賞が物性と宇宙科学交互になっているのなら、化学賞は、生化学と物質化学が交互に受賞されているっぽいという気がしないでもないです。

準結晶の存在自体が疑わしいと言われていたそうですが、もう、大丈夫なんですかね、覆される余地はないんですかね。

まあ、物性は間違っていてもそんなに弊害はないですから、生命科学と違って。
現象としてあるのだから、万が一違っていたとしても理論を修正するだけでしょうね。


量子化学の本なんか読むと、化学も(勉強するのは)悪くないと思ってしまう。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 06, 2011

マイクロミラー素子

【CEATEC】スタンレー電気、空間に画像が浮いて見えるディスプレイを披露、ゲーム機や自動車のヘッドアップ・ディスプレイを想定
2011/10/05 21:47大久保 聡=日経エレクトロニクス

 スタンレー電気は、空間に画像が浮いているように見えるディスプレイを「CEATEC JAPAN 2011」に出展した。通常のディスプレイに表示した映像を、マイクロミラー素子という大きさ100μ~300μmのリフレクタで2回反射させ、異なるリフレクタからの反射像と空間上で結像させることで、ディスプレイ上に映像が浮いて見える。情報通信研究機構が表示原理を考案し、スタンレー電気が素子を開発した。ゲーム機のディスプレイや、自動車のヘッドアップ・ディスプレイなどへの展開を想定する。

 スタンレー電気が試作したのは、複数個のマイクロミラー素子をパネル上に並べたもの。同社のデモンストレーションでは、表示装置内部に設置した携帯電話機の映像(装置外からは見えない)を、パネルで反射させて装置外部から見えるようにしていた。視点数は1である。視野角は約20度。マイクロミラー素子の配置や角度などを変更することで、結像位置(浮いて見える高さ)や視野角は調整できるという。

一瞬、おお、と思ったのですが、プレゼンの画像もなんだかピンボケです。
MEMSの類なのかなあ。絶対的に光量が足りないから無理なんじゃないかなあ。

やっぱり、MEMSはキーテクノロジーですね。
http://www.stanley.co.jp/technology/special_kenkyu_06/index.html

いつものように近いんじゃないかという特許を挙げておきます。

【公開番号】特開2011-53323
【公開日】平成23年3月17日
【発明の名称】光源装置及びプロジェクタ
【出願日】平成21年8月31日)
【出願人】カシオ計算機株式会社
【出願人】スタンレー電気株式会社
【要約】【課題】 輝度を向上させることのできる光源装置と、この光源装置を備えたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 本発明のプロジェクタは、光源装置や表示素子、プロジェクタ制御手段等を備え、光源装置は、回転制御可能な基材に励起光を受けて緑色帯域光を発する蛍光体層が形成された蛍光発光領域及び光を拡散透過させる拡散透過領域を有する蛍光ホイールと、青色波長帯域の励起光を蛍光体に照射する励起光源と、赤色帯域光を発する発光素子と、蛍光ホイールからの光及び発光素子からの光を同一光路上に集光させる集光光学系と、励起光源及び発光素子の発光を制御する光源制御手段と、備え、緑色蛍光体が高密度励起光を受けたときにも蛍光飽和が少ない特性を有することを特徴とする。

今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。このプロジェクタは、光源から射出された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させる。このようなプロジェクタにおいて、従来は高輝度の放電ランプを光源とするものが主流であったが、近年、光源として発光ダイオードやレーザーダイオード、あるいは、有機EL、蛍光発光等を用いる開発や提案が多々なされている。例えば、特許第3415403号(特許文献1)では、赤色、緑色、青色帯域のレーザー光を生成する3種類の光源を有するプロジェクタについての提案がなされている。また、特開2004-341105号公報(特許文献2)では、紫外光を射出する光源と、この光源からの光を受けて可視光を射出する蛍光体の層が形成された蛍光ホイールと、を有する光源装置についての提案がなされている。
(中略)
プロジェクタ10のプロジェクタ制御手段について図2のブロック図を用いて述べる。プロジェクタ制御手段は、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等から構成され、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に出力される。
また、表示エンコーダ24は、入力された画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力する。

表示駆動部26は、表示素子制御手段として機能するものであり、表示エンコーダ24から出力された画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置63から射出された光線束を光源側光学系を介して表示素子51に照射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、後述する投影側光学系90を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。なお、この投影側光学系90の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。

また、画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADCT及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理を行う。さらに、画像圧縮伸長部31は、再生モード時にメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長し、この画像データを画像変換部23を介して表示エンコーダ24に出力し、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とする処理を行なう。

制御部38は、プロジェクタ10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。

本体ケースの上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に出力される。

201153323

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なんか概略図じゃ普通のプロジェクタですね。

蛍光体が特徴のようです。興味ある人は公報で読んでください(またもや無責任w)。

CEATECH行けそうにない。清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 05, 2011

ノーベル物理学賞2011

日本人の名前が上がらないからってこの無関心さは何(-"-)。

米豪3氏にノーベル物理学賞 宇宙の加速膨張で
2011.10.4 20:32 [ノーベル賞]

 左からアダム・リース教授、ブライアン・シュミット特別教授、ソール・パールマッター教授(ノーベル財団のホームページから)  【ロンドン=木村正人】スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2011年のノーベル物理学賞を、宇宙の膨張が加速していることを超新星の観測で突き止めた米カリフォルニア大バークリー校のソール・パールマッター教授、オーストラリア国立大のブライアン・シュミット教授(44)、米ジョンズホプキンス大のアダム・リース教授(41)の3氏に授与すると発表した。

 同アカデミーは「宇宙の膨張が加速しているというのは彼ら自身の予想を見事に裏切る発見だった」と3氏の業績をたたえた。

 パールマッター氏は1988年から、シュミット、リース両氏は94年から寿命の最後に大爆発を起こす超新星の観測を開始。宇宙の遠方にある50個の超新星の光が予想に反して弱くなったことから、140億年前に起きたビッグバン(大爆発)による宇宙の膨張が加速していることを突き止めた。

 研究は、通常の物質と宇宙にある見えない物質(暗黒物質)だけでは観測された宇宙膨張の加速を説明できないことから、膨張を加速する力として働く真空の「暗黒エネルギー」の存在を指摘した。全宇宙物質の約4分の3が暗黒エネルギーとされるが、その実体はナゾに包まれている。

ちょっと驚いたのは「賞金1千万クローナ(約1億1千万円)の半分がパールマッター氏に、4分の1ずつが他の2氏に与えられる。」いつも当分じゃないのね。まあ、名前は残るからいいんじゃね。

こうずひろしさんのHP
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/t2366/index.htm
 第2回 宇宙は加速膨張しているか


宇宙が膨張していることは、今や誰でも知っているだろう。現在、宇宙論で標準シナリオとなっているのは、ビッグ・バン理論に、佐藤勝彦、グースによって唱えられたインフレーション理論を組み込んだものである。
このシナリオによると、宇宙のごく初期には真空のエネルギーがあって、それが相転移する祭に光速を超えるような急激な加速膨張が起き、その終了と同時に解放された真空のエネルギーが宇宙の物質になった。そのインフレーションが終了すると、宇宙膨張は再び減速し、フリードマン的な減速膨張に移行する。われわれが見ているのは、こうした減速しつつある膨張宇宙である。

これが宇宙論の常識であったが、最近、この常識に深刻な疑問符がつくようになった。というのは、米国の二つのチームがIa型と呼ばれる超新星を片っ端から調べ、その解析結果から、現在、宇宙の膨張は加速しているらしい、と発表したからである。この、まったく予期しなかった結果に、宇宙物理学者の間に、衝撃が走ったのであった。

なぜ衝撃だったかというと、宇宙を支配する力は重力なのだが、その重力を規定するEinstein方程式を、宇宙項抜きで解くと、必ず、減速膨張する宇宙が解になるからである。だからこそ、宇宙は膨張しているが、やがてゼロに減速するか、さらには収縮しはじめると信じられていたのである。

佐藤勝彦先生は受賞することはないのだろうか。

佐藤文隆先生は・・・

これは読んだけど当時のアマサイには難しすぎてようわからんかった。

Bigbangbb

暗黒エネルギーを早く解明してくんなまし。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 04, 2011

ノーベル医学・生理賞2011

ノーベル賞:医学生理学賞発表 免疫の重要物質発見 細菌認識し、攻撃

 11年のノーベル医学生理学賞は、生物が細菌などの異物から体を守る免疫システムで業績を上げた3氏に贈ると発表された。  免疫には大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」がある。生体内に細菌などが侵入すると、まず働くのが自然免疫だ。  ジュール・ホフマン氏は96年、Toll(トル)という遺伝子が感染症予防に重要な役割を果たしていることを、ショウジョウバエを使って発見した。ブルース・ボイトラー氏は、細菌を認識して免疫機構を作動させる、Tollに似たたんぱく質「Toll様(よう)受容体」をマウスの体内で発見し98年に発表した。こうした仕組みはヒトを含む脊椎(せきつい)動物や昆虫などに共通している。  一方、獲得免疫は自然免疫の数日後に働く機構で、脊椎動物だけが持つ。ラルフ・スタインマン氏は、異物をのみ込むように自らの内部に取り込む、枝のような突起を持った「樹状細胞」を73年に発見。樹状細胞が分解した物質を白血球などの免疫物質に「抗原」として提示し、白血球が効率的に攻撃できるようにするなど重要な役割を果たしていることを明らかにした。
ホフマン氏は9月30日にすい臓がんのために亡くなったそうです。

生存者にしかノーベル賞は与えられませんが、ホフマン氏の名前はそのまま残るそうです。そりゃ、そうだろ。
賞金はボイトラー氏とスタインマン氏で2分割、これも賞の趣旨からしたら当然です。

該当者は高齢であることが非常多いので、こういうことは当然ありますね。

受賞理由は私の手にあまりますので、こちらを。

http://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/201110037267
10分でわかるノーベル賞2011~生理学医学賞~

「山中氏、受賞逃す」ってほんと科学記事として恥ずかしいから止めてほしい。管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

October 03, 2011

ドラマ『光る壁画』

面白かったですね、光る壁画。「神様の女房」見てたんで半分しかわからないんですがw。

http://www.tv-asahi.co.jp/hikaruhekiga/story/

昭和24年春――。戦争の傷跡が大きく残る、東京。 オリオンカメラの諏訪工場から、渋谷の研究所に転勤となった曾根菊男(佐藤隆太)も、いまだに親友の今村始(塚本高史)がゼロ戦に乗り込み、撃ち落されるという悪夢にうなされ続けていた。妻の京子(加藤あい)はそんな夫を心配しながらも、「頑張ってね」と渋谷への初出勤を見送った。  菊男の新たな勤務先・渋谷研究所は、古びた工場のいちばん奥にある狭い一室だった。研究所とは名ばかりで、所長の野口市雄(升毅)と、松浦辰男(萩原聖人)をはじめとする数人の研究員、事務員の大畑光子(朝加真由美)がいるだけ…。 「キミ、今からこの先生に会ってきて。挨拶してくればいいから、適当に」。  出勤早々、菊男は松浦から、ろくに説明もされないまま、東大医学部付属病院に外科医・梶哲朗(中村俊介)を訪ねるよう指示される。 「問題は、胃なんですよ」。  梶は、初対面の菊男に対し、唐突にこう言った。梶によると、食糧難の影響で胃を患う人が急増、胃潰瘍はもちろん、胃がんの死亡者も増える一方だという。だが、従来のレントゲンでは陰影しかわからず、病変を直接見ることができない。梶はなんと胃にカメラを入れて、胃の壁を写真に撮りたいのだと話す。
いや、曽根さんってあんな暑苦しい人じゃないのと思うけど(^_^.)。 佐藤隆太を据えたのが最大の脚色。 だから、若い人が見るのだからいいと思うけど。技術版ロッキーズですかね。

ゼロ戦を設計していた技術力ってすごいですよね。あの人たち、軍事技術の開発者たちが日本を復興したのです。

ここでも、障壁は「海外でやったことがない」です。医学系はとくにそうですね。生命科学において日本がリードできないのはそのあたりじゃないかね。

今日はノーベル生理医学賞発表です。

こんな地味な話が映像化されるのも「はやぶさ」効果?管理人に清き一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

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